今日は淡路島の方と話す機会に恵まれた。
その人は淡路島の農業を縁の下で支えている農作物の加工業者の方だが、いろいろな農作物の栽培指導から、加工工程での廃棄物ゼロを目指したゼロエミッションの実現、更には他府県での地産地消の実施方法の提案等、仕事の範疇は大変広い。
私も知らなかったが、淡路島の農作物の生産高はJA岡山の総生産高より大きいという。淡路島は平均気温が15℃で、約1万700haの農地は一年を通じて緑に色づき、果樹や花の生産も多く、田畑の利用率も高い。中でも肥沃な三原平野では水稲にレタス、タマネギ、キャベツなどを組み合わせた三毛作体系を確立し、全国的にも生産性の高い優れた農業が行われているという。
しかし、この三毛作が様々な先進的な病害虫を呼び起こし、その対策に頭を痛めていることも現場では事実のようだ。
地力のある土づくりが大切なことはわかっているが、なかなか三毛作体系の中ではその余裕もなく、液肥や化学肥料に頼った窒素過剰の土壌を常に引きずったままの作付けになりがちなのだという。
専業農家は出来るだけ生産性を上げようと土壌を酷使し、兼業農家は出来るだけ手間をかけない農業を目指す。全国どこでも起こっている現象の象徴的な事象だが、農業は生産効率を追求すると間違った方向に疾走しがちであり、今後は生産効率ではなく、質や独自性の追求が鍵になってくるのではないかと思う。
生産地の集約化を図ったことで、全国に様々な産地が産まれたが、今後は“地産地消”をベースに出来る限り地域地域での食の供給を行うべきであり、今や形骸化した市場に頼るのではなく、農業者は直接加工業者や消費者と結びつくことで新たな独自の市場形成を図るべきなのではないか。
その人は淡路島の農業を縁の下で支えている農作物の加工業者の方だが、いろいろな農作物の栽培指導から、加工工程での廃棄物ゼロを目指したゼロエミッションの実現、更には他府県での地産地消の実施方法の提案等、仕事の範疇は大変広い。
私も知らなかったが、淡路島の農作物の生産高はJA岡山の総生産高より大きいという。淡路島は平均気温が15℃で、約1万700haの農地は一年を通じて緑に色づき、果樹や花の生産も多く、田畑の利用率も高い。中でも肥沃な三原平野では水稲にレタス、タマネギ、キャベツなどを組み合わせた三毛作体系を確立し、全国的にも生産性の高い優れた農業が行われているという。
しかし、この三毛作が様々な先進的な病害虫を呼び起こし、その対策に頭を痛めていることも現場では事実のようだ。
地力のある土づくりが大切なことはわかっているが、なかなか三毛作体系の中ではその余裕もなく、液肥や化学肥料に頼った窒素過剰の土壌を常に引きずったままの作付けになりがちなのだという。
専業農家は出来るだけ生産性を上げようと土壌を酷使し、兼業農家は出来るだけ手間をかけない農業を目指す。全国どこでも起こっている現象の象徴的な事象だが、農業は生産効率を追求すると間違った方向に疾走しがちであり、今後は生産効率ではなく、質や独自性の追求が鍵になってくるのではないかと思う。
生産地の集約化を図ったことで、全国に様々な産地が産まれたが、今後は“地産地消”をベースに出来る限り地域地域での食の供給を行うべきであり、今や形骸化した市場に頼るのではなく、農業者は直接加工業者や消費者と結びつくことで新たな独自の市場形成を図るべきなのではないか。