百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

山崎豊子

2013-09-30 22:20:04 | Weblog
山崎豊子さんがお亡くなりになった。
山崎さんの作品「不毛地帯」「大地の子」「沈まぬ太陽」「運命の人」は、学生時代から社会人になった私の常に座右の書として、その時々に“生きざま”を教えてくれた。
映画化やドラマ化されるのも良いが、できればもっともっと作品を書いて頂きたかった。
丹念な取材と権力への抵抗、あるべき姿と人の弱さ、民族的で社会派、改めてゆっくり読み返してみたいと思う。
ありがとう!山崎さん。
心からお悔やみ申し上げます。

熊楠に学ぶ

2013-09-29 23:14:21 | Weblog
今日は京都で開催された『第九回南方熊楠ゼミナール』へ参加した。
熊楠は、民俗学や比較文化論で近代日本の先駆的な存在であっただけでなく、植物学や菌類の研究者として有名で、特にその特徴は、既成の枠にとらわれず、専門性や権威主義にも左右されることなく、森羅万象を捉えようと独創的な学問体系を自らが作り上げた点にある。
明治の初めにアメリカに渡り、『ネイチャー』や『ノーツ・アンド・クエリーズ』に投稿する中で、自らの見識を深め、帰国後も和歌山の田辺から、アメリカやイギリスの学者達と書簡のやり取りをする中で、自らの役割を明確にし、期待に応えたといえる。

植物の五感

2013-09-28 21:11:33 | Weblog
植物にも五感がある。
耳や口、鼻や眼や手がないのに、
例えば、インゲンは蔓を伸ばして巻きつける方向を判断している、まるで眼があるかのように。
また、中国雲南省のマイハギという小木は、少女達の合唱で動き出すという、そういえばトマト農家で栽培時にモーツァルトを聴かせる方もいる。
毛虫に食べられた柳は、揮発性の物質を飛ばして、みんなに「毛虫に気を付けろ!」と伝達するといわれている。
オジギソウは手で触れられると葉を閉じる。
モウセンゴケは、触糸で、獲物と風で飛んできた小枝の区別がつくという。
なかなか植物はやるもんだ。

秋の夕暮れ

2013-09-27 22:18:56 | Weblog
秋の夕暮れに、何を想う。
「寝ている間に思考が進む?」
という話を、ある本の中の対談で、あのノーベル賞受賞者である山中さんと益川さんがされていた。
益川さん曰く「前日に何か深く考えごとをすると、眠りが浅くなった瞬間に、その続きを考えているんです。」
山中さん曰く「寝ている時も本当によく実験をしていました。」と何とも興味深い話。
また益川さんの印象的な言葉の中に
『頭の中にこそ無限がある』というものがあった。

気管支炎

2013-09-25 22:46:58 | Weblog
「籾殻でも、気管支炎になる!」
という、所謂「アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因物質)には、家のホコリやダニ、その他に卵や牛乳、そば殻等があげられ、それらが原因の気管支炎は、アレルギー性気管支炎と呼ばれる。」ようで、「籾殻」でも「気管支炎」になるそうだ。

努力と才能

2013-09-24 23:56:07 | Weblog
努力をどこまで続けられるか?
続けられることが、また才能なのか?
才能はなにをもって才能というのか?
現代社会において、どこまでも追究し続け仕事とすると不効率になりがち。
しかし、効率ではなく、クオリテイ(どこまでも完璧を求めて)を追求することで、その作品のオリジナリティーを高める。
決して妥協を許さないその姿勢が人類の進化を築くのか。
それは単純な仕事というのではなく芸術というものなのか。

何を想う

2013-09-22 20:28:53 | Weblog
こんな言葉の意味が、少しわかるようになってきた。
『意味もなく今日が終わり
 びっくりするほどのこともなく
 明日があける
 でも ひと言 君にいうなら
 君のどこよりも大事なものが
 足音もなく背中のあたりを過ぎてゆく
 たった一つのことでいい
 納得することをしろ 或は読め
 或は歌え 或は聞け
 起きている間に それが君の時間だ』
歳を取るということもなかなか捨てたものじゃない。

千年の愉楽

2013-09-21 22:00:30 | Weblog
若松孝治が亡くなってこの10月17日で、はや2年を迎える。
『千年の愉楽』は、この土地、尾鷲でロケがなされ、カタログ(なんと、佐野さんや高良くん、高岡くん等のサイン入り)が何気に街のお魚屋さんで売られている。
本来だとベネチア国際映画祭に招待された作品でもあり、今年の春から全国ロードショーの予定であったはずなのだが、監督亡きあと、積極的に営業する体制が整っていないのか、未だ一部の地域でしか公開されていない。
完成台本がついたこのカタログの購入は、尾鷲の「お魚いちば おとと」まで