百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

blue moon

2012-08-31 23:16:49 | Weblog
今宵の月は、blue moonと呼ぶらしい。
実際に青くみえる月を指す場合と今回のように1ヶ月に2 度満月がみえるケースを指す場合があるという。
月に2度満月を窺うことが可能なケースは、3~5年に一度の現象のようで、極稀であり、blue moonを観ると幸せになれるともいわれているようだ。

タイ

2012-08-30 22:36:34 | Weblog
タイのお土産をいただいた。
タイといえば、昨年の今頃は水害で、日本の現地法人も含め、大きな被害にあった。
自然は猛威を振るい何を我々に知らせてくれているのか?
水害の主な原因は、
○雨が多かった
○ダムの防水が遅れた
○森林伐採により山の保水力が低下した
○宅地造成が進んだ
が挙げられるといわれる。
雨量は自然の猛威と言えるが、それ以外は、人為であり、今一度我々は、自然との有り様に留意する必要があるのではないだろうか。

動態保全

2012-08-30 00:02:19 | Weblog
植物の種子を保存(収集、保存、配付)するジーンバンク※は1985年国の事業として産声をあげた。
一方、他国では経済至上主義でビジネスとして種子に着目、種子の権利を持つことで全世界を牛耳ろうと動いた。2005年には、世界の上位10社の多国籍種子会社が世界の商業種子販売高(世界市場の総売上高は年間およそ210億ドル)の半分を支配していることが明らかになり、上位の種子会社には、モンサント社、ジュポン社、シンジェンタ社が含まれた。
一方、「動態保全」とは、単に植物の種子を管理保管するのではなく、植物達は生きた状態で日常の暮らしの中で食され、代々種子をその地域ごとで受け継いでいくことを指しており、単に種子を持っていることだけでは、片手落ちではないかという意味合いを持つ。
日本ほど各地域ごとで生きた種を上手く地域で活用していた例はないという学者先生達も多くおられる。というのは、固有種、在来種といわれるそれぞれの地域に残る種子がたくさんあり、それぞれの地域でその呼び名も料理方法も異なる。戦後、大豆等、それぞれの地域に残る特徴のある種子をGHQは持ち帰り、米国で管理したという有名な話もあるほどだ。
※ジーンバンク・・・生物多様性や農業などの分野で有用な生物の、遺伝子資源を保存するための施設のこと。遺伝子銀行の意。

牛肉サミット

2012-08-28 23:28:48 | Weblog
先週末、大津市の浜大津で開催された『牛肉サミット2012』は約10万人の参加者に恵まれ、大変盛況だったようだ。
B級グルメとはまた異なるこだわりの祭典であり、多くの方々が炎天下にもかかわらず、北は北海道、南は沖縄から駆けつけたお肉屋さんの自慢の料理に舌鼓をうったという。
食文化もいろいろな視点の切り口を持ち、安いもの高いもの、一般的なもの特殊なもの、守りたいもの革新的なもの、何をどう生活者に伝えていくか、自己満足ではない独自の視点が大切になるようだ。
※料理はダイニングMOOのランチ

蜻蛉

2012-08-26 22:40:14 | Weblog
処暑も過ぎ、少しは暑さもましになるかと思い気や、なんのなんのまだまだ猛暑日は続く。
しかし、お盆も過ぎると圃場には蜻蛉が飛び交う。
自然とは何とも偉大なものだ、四季をしっかり刻んでいる。

市場主義の限界

2012-08-26 00:11:07 | Weblog
マイケル・サンデルが『それをお金で買いますか(早川書房)』の中でいろいろな角度から市場経済の抱える問題点や課題を投げかけてくれている。
例えば、○ブルース・スプリングスティーンのコンサートのチケットの妥当な価格とは ○レクサスレーン(行列に割り込む権利)は本当に公平性なのか ○カーボンオフセットは免罪符になっていないか 等々
決して使い過ぎても減ることはない、愛や寛容、利他心や市民精神は、市場主導の社会ではある意味衰弱させてしまう。

一粒万倍日

2012-08-24 23:18:23 | Weblog
一粒万倍日とは一粒の籾(モミ)が万倍もの実のつまった稲穂になるという意味として用いられる。そういうことからか、一粒万倍日は何事を始めるにも良い日ともいい、特に仕事始めや開店、お金を出すことにも縁起の良い日といわれる。
一粒万倍日は、旧暦の節切で十二支で機械的に配置される。ちなみに 8月は卯・申の日、9月は酉・午の日、10月は酉・戌の日、11月は亥・子の日、12月は卯・子の日となっている。

GAP

2012-08-23 06:13:55 | Weblog
GAPとは、アメリカのSPA主体の最大小売業のギャップではなく・・・
農業生産工程管理(good agricultural practice)のこと。
・生産物の安全性や・作業の安全性、そして・環境保全等をkey wordに、農家の経営を安定させ持続性を持たせるために、・産地の信頼を守り・作業場の事故をなくし・美しい環境を保全し維持していくことを目的に、食品の安全基準や環境や作業の基準を明確にしていこうとするもの。
あまり工業的な工程管理になると農家の負担感ばかりが増えて、なかなかみんなで出来なくなるが、消費者(生活者)にも公開しながら、共に地域の農を育てていく意味では手法としてはありではないかと最近思っている。
現状農水でも産地支援の意味合いで・導入や・取り組み支援をおこなう施策を持っており、導入事例やガイドラインをhpに掲載している。
詳しくは http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/index.html まで