百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

エネルギーの話 その2

2011-02-18 20:45:24 | Weblog
石油をはじめとする化石燃料と現代科学の原子力、風力や水力、そして太陽光など自然エネルギーを用いた発電等発電方法は多岐にわたるが、本当に永続性があり、自然界に負荷をかけない方法となるとどれも一長一短だ。
あとメタン菌を用いたメタン発酵や微生物を用いて水素を作る方法(明反応、暗反応の両方がある)等がある。
エネルギー問題も資源問題も、環境問題とどれも同様で、我々は何処にいくのか?!我々が何を求めるのかによって自ずと選択肢が変わってくるということに尽きそうだ。

きく・・・

2011-02-17 20:34:18 | Weblog
「きく」とは
「聞く」・・・聞こえる、伝わる。
「聴く」・・・耳を傾ける、積極的に聞き込む等、最近ではコーチングとかメンタリングといわれ人間関係づくり、意思伝達手法として用いられる。
「訊く」・・・本日の「キク」はこの訊く、この「訊く」為には自分の考え方を明確に持たなければならない、相手から「私は、こう思うけれど、あなたは・・・」と訊かれた場合や逆に「私は、・・・」と訊く場合、どちらにおいても自分の意志を明確にしておく必要がある。
なんともたいへんなことだが「きく」こと、「ききたいこと」を常に頭の中に入れておきたい。

エネルギーの話

2011-02-16 21:19:42 | Weblog
エネルギーの問題は資源問題と直結している。
エネルギーに限りある資源を用い続ける限り資源はいずれ枯渇する。太陽エネルギーのような再生可能エネルギーに最近注目は集まっているが実用化にはまだまだ課題が多い。
また、今日「太陽光発電で電磁波過敏症になった人がいる」という話を聞く。
それは太陽光発電装置が設置されたことによって頭痛や動悸が激しくなり、ひどくなると声が出なくなったり、吐き気、心臓が苦しい、目の奥に力が入る、顔が赤くなりむくむなどの症状が出たそうだ。
確かに太陽光発電は、環境に良いクリーンなエネルギーであり、化石燃料と違って発電時に二酸化炭素を排出しないが、太陽電池の耐用年数は20年そこそこで、今のところはリサイクルする技術はないという。
何とも何とも・・・。





味噌づくり

2011-02-15 21:47:12 | Weblog
先週から何回か“味噌づくりの会”を開催させて頂いている。
初めての味噌づくりの方もあれば、もう数年ご一緒させて頂いている方もあり、なんとも楽しい。
農には、栽培・収穫する楽しみだけでなく、それを調理・加工してみんなで食する楽しみがある。みんなの喜びが食や農にあり、それはみんなの笑顔に繋がる。

夕方の雪

2011-02-14 23:54:19 | Weblog
昼過ぎから降りはじめた雪は、やむことなく夕方以降も降り続いた。
おかげで夕方の移動は、通常なら40分で着くところに90分もかかってしまった。
丁度、山間で1台の車が動けなくなるとその車を巡って様々な事態が生じた。
ある車はその車を追い越すのに反対車線の車とトラブルを起こすし、ある車は前の車に追突しそうになる。夕方の渋滞に帰途を急いだ車はUターンを試みて反対車線の路肩に乗り上げてしまったり、坂道で発進できなくなってしまった車が更に渋滞を巻き起こす。
先日越前の国道で雪の中に閉じ込められた知人の話を思い出しながら、少し少し前に動けることに安心感を憶えつつ、雪と夕方と焦る気持ちと帰宅時間が重なり合い、なんともなんとも久し振りにいろいろなことを一人で考える90分となった。

成熟化社会と農業

2011-02-13 20:55:42 | Weblog
2020年には農業従事者が現在の260万人から150万人に減少とも、農業戸数は現在の4分の1である70万戸以下まで減少すると予測されている。このままでは、日本の農業はTPP等外圧がなくても崩壊してしまう運命にあるという。
一方、日本は2030年には人口の3分の1が65歳以上になる。
ここで、豊かで幸せな高齢者の成熟社会のあり方について少し考えてみたい。
豊かで幸せな高齢化社会とは・健康で日々の生活に困ることなく、・安心して暮らせる社会である。
豊かさを実感でき、快適な生活環境で、人間関係にも恵まれ、幸福感が持てる社会である。
仕事や社会活動に参加でき、社会貢献に充実感を得ることができる社会である。
豊かさの定義は別途必要にはなるが、・健康で、・安心でき、・生活の質が高く、・社会貢献が出来る社会を如何にこれから20年の間に創造するかが鍵となりそうだ。
この高齢化社会に農業は何かのカタチで貢献できないか。
高齢者に“健康”と“元気”と“安心”を与えることは出来ないか。
つまり、高い生活の質と社会貢献の両方を同時に提供することができる高齢者を主役にした成熟社会における農業のあり方を考察することで、現状の農業の抱える課題と“いきがい”のある高齢化社会の形成に向けての課題を共に解決するということは出来ないか。
何か解決の糸口はありそうだ。

農の可能性

2011-02-12 21:32:35 | Weblog
農は農畜産物を栽培・販売するだけではなく、その圃場という空間を使って、まさに“人と人、人と自然の出会いの場”の提供をすることが出来るのではないかと考察してみた。
人はそれぞれ、自分がここにいることの意味、自然とはどういう存在で、それは私たちにどういう影響を与え、日々仕事をすることの本当の意味合いや理想的な家族とのあり方・関係、等々それぞれに納得できる理由を見つけたいと思いながら暮らしているのではないか。
それはおそらく若者や中高年齢者だけではなく、専業主婦や高齢者の方々にも言えるかもしれない。
若者やOL、サラリーマンが仕事を通じて自分の社会的存在理由を感じることはそんなに難しくない。しかし、学生や主婦、高齢者はたとえ、地域で色んな趣味の活動やボランティア活動などに参加して頑張ってみても、自分のおこなっていることがあってもなくてもいいものと思いがちなのではないだろうか。
「自分の存在理由を見つけられない。」それを見いだすきっかけのひとつとして“農”への参加は考えられないか。
また、そういった活動を通して、「考えが違っても、知らない人でも、いろいろなことについて話し合える能力」を身に着けることが出来るのではないか。
これからの農の可能性は、社会が抱える大変大きな本質的な問題の解決に少し役に立つのではないかと少し考えてみた。

酵母ジュース

2011-02-11 22:25:34 | Weblog
酵母ジュースが流行っているらしい。
酵素ジュースは聞いたことがあったが、酵母ジュース・・・というのは初耳だ。
酵素は酵母が創り出すものであり、酵素は生命体ではなくタンパク質(アミノ酸主体)で出来ている。
ということから考えると、酵母は酵素の生産工場であり、酵母ジュースはそのまま生産工場を飲むということになるか。
酵素はデンプンやタンパク質を分解したりくっつけたりする役割を担っており、酒や味噌、醤油等など発酵食品の「醸造」には、その酵素の働きが鍵になっている。
つまり酵母がその元となっている。例えば、日本酒を例題に取り上げると、酒米に麹菌・酵母をくっつけ、これが生み出す酵素が、次に米のデンプンを糖に分解、糖はアルコールの元となる。デンプンを分解する酵素はあの有名なアミラーゼだ。
酵素は人間にとってなくてはならないものであり、様々な物質の合成や分解、栄養の輸送や排出、解毒やエネルギーの供給等に重要な役割を果たしているが、酵母はその元であると考えると“生”のまま食することはなんともなんとも身体に良さそうだ。


エレベーターピッチ

2011-02-10 21:09:56 | Weblog
いままでプレゼンをさせていただく機会は多々あったが、あまり自分自身満足できた内容のものになっていない。
何故なのか、とふと考えると、やはり話したい内容が鮮明になっていないということに尽きるような気がする。
そして、問題提起なしにその製品の品質や機能の話(自慢話?!)ばかりでは、それを聴く人は「カップも用意せずにコーヒーを勧められても・・・」と困惑してしまうのだという。
30秒で問題提起をして解決策を提示するというのが『エレベーターピッチ』(エレベーター同乗の際に説明可能)という手法だが、ポイントは ①何をするのか? ②どの問題を解決しようとしているのか? ③他とはどう違うのか? ④なぜ気にかける必要があるのか? この四つの質問をベースに短いセールストークを組み立てる。
これからは『やること⇒問題⇒相違点⇒特徴』 の手順で簡略化して明確に話す努力をしたい。

山野草

2011-02-09 23:24:51 | Weblog
山野草とは国内外の野外に自生する草本、低木をさすようだが、その栽培の歴史は100年程度とまだまだ浅いという。
一般的には野生種ということで、品種改良は認められておらず、突然変異等を探し求めて30万株を観察する方もいるという。
今日は永源寺にある『万葉香』の波多野さんを訪ねた。
自然と共に、自然を愛しむ心を持ち、自然を丹念にみつめる、“農”とはまた違うが、何か“農”に通じるものを感じた。