くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-11-08 06:13:19 | Weblog

やれほれ。

ここんところ毎日カメムシ地獄・・・。

もう冬だからおとなしくしててくれってんだわXXX

仕事から帰ってきてそりゃ照明のスイッチ入れるベさ。。

そしたっきゃいきなし

ブーン。。

呼んだわけじゃないのに首筋にぴとっ・・・。

あわてて払い落としても時すでに遅し。

ぷーん。。

ってあの生臭い臭いがべったり。

つらいなぁ。。

ここんところ、まだ11月も始まったばかりだってのに

正月休みが待ち遠しくて仕方がない。。

はぁ。。

今年はまたハワイで過ごすかな。

もちろん、脳内の・・・。

なんて、朝から妄想しか思いつかん。

こりゃマジで正月休み病に呪われてる。

誰か祓ってくれ??

 

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王様の扉(26)

2023-11-08 00:00:00 | 「王様の扉」

「行ったら最後、決して戻っては来られないという、危険な場所だよ」と、町長は言った。「だから当然、私もマルコも、話しにしか聞いたことがない。その場所に迷い人を落とすと、青騎士は跡形もなく消え去るそうだ」
「迷い人を、この国から追い出す、ということですね」と、ジローは言った。「望まれずに来てしまった者は、この国に危険をもたらすということで、どこからか現れる騎士に排除されてしまう。ということでしょうか……」
「なにかをする、しないにかかわらず、青騎士はよその国から迷いこんできたというだけで、襲いかかってくるんだ」

「――なら、ここにも遅かれ早かれ、青騎士が現れる」

 と、ジローが言うと、町長は深くうなずいた。
「間違いないだろうな……」
 部屋の中が、しんと静まり返った。
「この町に居続ければ、君だけじゃなく、町の人達も青騎士の大剣を受けるかもしれない」と、町長のメルクは話しずらそうに言った。
「では、どうすれば――」と、ジローは言った。「青騎士を打ち倒すことはできるんでしょうか。“死の砂漠”に送りこまれる前に、青騎士を撃退できれば、無事にやり過ごせるのでは」
「できればそうしたいが、言い伝えにはその続きがあるんだよ」と、町長はソファーから身を乗り出して言った。「青騎士は、倒されれば倒されるだけ、強くなって蘇ってくるんだ」
「蘇る?」と、ジローは言った。
「迷い人一人に、青騎士は一体しか現れないらしいが、はじめは腕に覚えがあって簡単に撃退できたとしても、蘇った青騎士は倒された時よりも強くなっているということだ。もしもまた撃退できたとして、青騎士はさらに強くなってまた蘇り、迷い人を“死の砂漠”に送るまで、何度でも襲いかかってくるんだ」

「青騎士から逃れるには、やって来た場所に戻るしかない」

 と、町長は言った。「なんとしても、忘れたことを思い出し、帰る方法を見つけなければならない」
「――王様の城に行くしかないんだ」と、マルコは言った。「王様の城には、別の世界に繋がっている扉があるそうなんだ。その扉なら、君がいた場所に帰れるかもしれない」
「王様の扉、ですか――」と、ジローは考えるように言った。「ねむり王の城には、どうやって行けばいいんでしょうか」
「王様の城に行くには、“希望の町”を目指さなければならない」と、町長は言った。「この町からは、峠を越えた先にあるんだ。迷うようなことはないと思うが、いかんせん長い道のりだよ」

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王様の扉(25)

2023-11-08 00:00:00 | 「王様の扉」


「キボウノ町?」

 と、ジローは考えるように言った。
「聞き覚えはあるかね」と、嬉しそうに言った町長に、ジローは黙って首を振った。「――そうか。覚えていないか」
「これから、どうすればいいでしょうか」と、ジローは言った。「忘れていた事を思い出すまで。いえ、少なくとも、自分自身のことを思い出すまで、預かってもらえる所はあるでしょうか」
「君には気の毒だが、ここにいては、危険なんだ」と、町長のメルクは難しい顔をして言った。「正直、私もまだ見たことはないんだが――」
「私もです」と、マルコは言った。「人から聞いたことはありますが、実際にこの目で見たことはありません」
「――」と、ジローは二人の顔を交互に見て言った。「それは、なんでしょうか?」
「外からやって来た迷い人の前に、“青騎士”が現れるという言い伝えだよ」と、町長は言った。

「よくある昔話とか、古くから伝わるおとぎ話みたいなものなんだ」

 と、町長はジローに、青騎士の話を聞かせた。
「ここ最近では――といっても、もうずいぶん前の出来事になってしまったがね。なんでも、よその国からやって来た男の子を追いかけて、青騎士が姿を現したということだ。先ほども話に出てきた、“希望の町”に現れた青騎士は、宿屋に泊まっていた男の子を追いかけて、騒ぎを起こしたらしい。その時の様子を知り合いから聞いたんだが、伝えられているとおり青い色の鎧を着て、恐ろしげな大剣を軽々と持っていたそうだよ」
「子供を、追いかけていたんですか?」と、ジローは考えるように言った。「その子供が、なにか追いかけられるようなことを、しでかしたんでしょうか。それに、鎧の騎士は、どこからやって来たんですか」
「――どこからやって来たかは、言い伝えでもぼんやりしているんだが、ねむり王様と関係があるのは、間違いないのだと思う。だとしたら、王様の悪夢の中にいる騎士なのかもしれないね」と、町長は言った。「青騎士が追いかけているのは、迷い人なんだそうだよ。君みたいな、どことも知らぬ遠いところからやって来た人を追いかけてくるらしい」
「今までの迷い人も、同じように追いかけられていたんですか?」と、ジローは言った。
「追いかけて、捕まえるんでしょうか」と、ジローは言った。「――それとも、持っている剣を振りおろすんでしょうか」
 と、町長は首を振りながら、最後はうなずいた。
「青騎士は、持っているその大剣で、迷い人を切り捨ててしまうらしい」と、町長は眉をひそめて言った。「青騎士に切られた迷い人は、私達が今いるこの場所から、遙か下にあるという“死の砂漠”に、落とされるのだという」
「地下に、また別の国があるんですか?」と、ジローは言うと、隣に座っていたマルコが、ジローを見てうなずいた。

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