くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-11-16 06:13:25 | Weblog

やれほれ。

最近なんか目を覆いたくなるような

事件やら事故やらが多いよね??

地震もなんか多いような気がするけど

気がするだけで済めばいいんだけどさ・・・。

寒いのに心まで寒くなったら

生きた心地がしないわなXXX

って、今さらながら聞け、じゃない

見る方の命令口調に似たインスタント飲み物あるでしょ??

あれ買おうと思って、

一番近い2km以上しか離れてない数字のコンビニで

探したんだけど

ココアしかなくって。

袋入りだとついつい大人飲みしちゃうんで

スティック入りのにしたんだけど

愛用のでかいマグカップの3分の1しか作れない

ココアがおいしくって、

今週末はきっと大人買いしてくると思うわ・・・。

今度こそ聞けじゃない見る方の命令口調のインスタント買ってこようと思う。。

だってさ、なんかいろいろ体にいいらしいでしょ??

・・・・。

って、それを口実に甘いモン飲みたいだけってのは

自分以外には内緒だけどさ、

あらためて思うけど、ココアおいしいわ。。

カップに注ぐタイプの自販機のココアが大好きなんだけど、

高速の店舗が併設してるところにしかないからなぁ・・・。

今度買ってくるわ。今度買ってくる。。

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王様の扉(42)

2023-11-16 00:00:00 | 「王様の扉」

 ジローとマコトは、はっとして息を飲んだ。ジローはしかし、サオリを見た時に覚えた感覚を思い出し、やはりそうだったのか――と、うなずいた。場所も、いつだったかも覚えていないが、確かにおれは、この子とどこかで会っているはずだ。と、ジローは確信めいたものを感じていた。
「沙織も、青騎士に狙われるということでしょうか」と、ジローは訊いた。
「ああ。そのとおりだ」と、おじいさんは、無邪気に一人で遊んでいるサオリを見ながら、小さな声で言った。「この町に残れば、時間が入り乱れているせいで、青騎士が襲ってくることはない。けどそれは、この町から生涯出られないということと同じだ。一歩外へ出れば、間違いなく青騎士が狙っているからね。そもそも。この町も国も、君達が生まれた場所じゃないだろ。長居しないで、帰る道があるなら、戻って自分の時間を生きたほうがいい」
 と、ジローとマコトはこくりとうなずいた。
「“王様の城”に行けば、もしかすれば君達が来た場所に帰れるかもしれない」と、おじいさんは励ますように言った。「聞けば、君達を追いかけて来る青騎士は、まだ現れていないらしい。サオリちゃんを連れて、一刻も早く“希望の町”に向かった方がいい。君達の未来は、この町を覆う時間じゃなく、道の先にあるはずだ」
「ありがとうございます」と言って、ジローは立ちあがった。ジローを見て、マコトもあわてて立ちあがった。
「それって、電話ですか」と、マコトは、テーブルの上に置かれた電話を指さして言った。「なんか、携帯電話にも似てるけど? ただの箱を重ねたみたいだ」
「――」と、マコトがなんのことを言っているのか、ジローはわからないまま、難しそうな顔をしていた。
「おや、機械に興味があるのかね」と、おじいさんは立ちあがってテーブルに置かれた電話を手に取ると、簡単に動かしてマコトに見せた。「君が持ってるラジオと似てるけど、この町で取れる磁石が入ってるんだ。この町で取れる磁石はほかとはずいぶん違っていて、磁石を持っている人の意志を、別の磁石に伝えることができるんだよ」
「へぇ……」と、マコトはおじいさんの手元をのぞきこんで言った。「どうやれば電話ができるの?」
「ほら、振るとカサカサ音がするだろ。この中に入っている磁石が、磁石を持っている人の思いをキャッチして、別の磁石に飛ばすことができるんだ。時間を越えて繋がるとは思いもしなかったけど、今はこれがない生活なんて考えられないほど、使っているよ」
 と、おじいさんは、ジロー達を町の外まで送ってくれることになった。
「町に入ってくるのは簡単だが、出る時は時間の流れを捉えないと、町にやって来た時とはまるで違う時に外に出てしまうからね。ちょっと足は遅いが、町の出入り口まで送っていってあげるよ」
 ジロー達は、来た道をおじいさんのペースに合わせてゆっくりと、町に入ってきた場所に向かっていった。
「マコト君。そろそろ君のラジオを出して、放送を聞きながら進んだ方がいい」と、おじいさんは言った。
「――わかった」と、マコトは言うと、ポケットからラジオを取りだし、スイッチを入れた。

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王様の扉(41)

2023-11-16 00:00:00 | 「王様の扉」

「いやいや」と、おじいさんは首を振った。「似てるけどね、これは電話だよ。この町は時間がごちゃ混ぜになってるもんだから、用事があっても直接出かけることはほとんどなくって、電話でやり取りするんだ。特にこの町の住人なら、大半のことは電話で済ませるんじゃないのかな。今連絡したのは、この町の通りに近い場所に住んでるやつでね。町を出入りする人なら必ず前を通るもんだから、見たことがないか聞いてみたんだよ」
「――時間がばらばらなのに、どうして電話が繋がるの」と、食べ終わったマコトが不思議そうに訊いた。
「それはね。ちょっと難しいんだけれども」と、おじいさんは電話を手にしながら言った。「時間がばらばらで当てにならないのに、電話だけは奇妙に相手と同じ時間を共有できるんだよ」と、おじいさんは顔を上げ、遠くを見るように言った。「どういうわけか一人一人違う時間の中で生活するようになって、そのうち町に流れる時間もごちゃごちゃに混じり合うようになると、人と合うのが難しくなってしまった。同じ年のはずなのに、昨日会った時は子供で、今日会った時は老人だなんて、どうにもやりきれないんだ。だけど、電話でだけは、いつも自分と同じ時間を共有している人と話をすることができるんだよ」
「くわしくはわかりませんが、このラジオも、聞く人の気持ちが通じるみたいなんです」
「ほっほっ……」と、おじいさんは嬉しそうな笑顔を見せた。「風博士のラジオだろ。放送を捕らえる風車を作るのが難しくて、この町じゃあまり持っている人はいないなぁ。十七号君の言うとおり、たしかに電話と似ているかもしれないな」と、おじいさんは言った。
「ただ、銀河放送は多くの人に向けて語りかけているから、じっくりと話し合うことはできないんだ」
「じゃあ、この放送は信用してもいいんでしょうか?」と、ジローは訊いた。
「――大丈夫だってば」と、ポケットを守るように押さえながら、マコトは怒ったように言った。「このラジオは嘘なんか言わないよ」
「ほっほっ……」と、おじいさんは笑いながら肩をすくめて見せた。「放送の多くは情報だからね。いい物も悪い物もそりゃあるさ。聞く人の思いが正しければ、ラジオはきっと君達を助けてくれるよ。ラジオを聞いていたこの町の人達も、時間がばらばらでつかみ所のない中での生活をあきらめて、次第に町から出て行くようになったんだから」
 と、おじいさんはなにかを思い出したのか、手にした電話を耳に当てると、また誰かと話し始めた。

「――ふむふむ。そうかい。ふむふむ。ほほう。そうだったのか。じゃあ、このまま町に向かえばいいんだね。わかった。――気が向けば聞くさ。それじゃ、放送でな……」

 ジロー達は、おじいさんが電話で話をしているあいだ、邪魔をしないようにじっと口を閉じて聞いていた。
「残念だがな」と、おじいさんは電話を置くと、ジロー達を見て、気の毒そうに言った。「残念だが、サオリちゃんの父親は見あたらないそうだ」
 と、おじいさんは言葉を途切り、すぐにまた話し始めた。
「サオリちゃんを探しに父親が来るようなら、わしがここでサオリちゃんを預かってもよかったんだが、どうやらこの子も、君達と同じ“迷い人”らしい」

 

 

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