くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2023-11-17 06:16:59 | Weblog

やれほれ。

あんま政治系の話しはしたくないんだけどさ、

ニュース見てたら

国が集まって作ってる国際機関のエライ人が

人道だとか人名だとかって訴えてる映像見るけど

なんの説得力も影響力もない

応援団がリモートで絵面だけ声援を送ってるように見えて

なんか世も末だなって気がするのは

オイラだけ??

社会人のくせにニュースも新聞も

たいして見ない人間が言うのも恐縮すんだけど、

今の日本首相って支持率低いとか??

ネットで見たとき、正直えっ、と思ったんだけど

まぁ確かに、なにやってるかわかんないし、

いろいろやってはくれてるんだろうけど

首相達ががんばってくれてるからだって、

実感がぜんぜんないもんね・・・。

めんぼくないんだけどさ、

物の値段が安くなったって、店の人ががんばってるからだと思ってたし・・・。

支持率低くたって、商売やってたりする人達には逆に支持高いんだべさ??

がんばって欲しいよなぁ。。

だってほかによさげな人って誰もいないし・・・。

 

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王様の扉(44)【4章】

2023-11-17 00:00:00 | 「王様の扉」

         4 待ち伏せ
 ジロー達は、サオリと出会った橋を渡った。
 途中、橋の一番高い所を歩いていると、ジローと手を繋いでいたサオリが、ふと立ち止まった。やって来た橋のたもとを振り返ったサオリは、指をくわえたまま、寂しそうに言った。

「青が、行っちゃった……」

 ジローが見ると、サオリの肩に器用に止まっていたカワセミの姿が、なくなっていた。
「ほんとだ、鳥がいなくなっちゃった」と、マコトはどこか嬉しそうに言った。
「どこに行ったか、見ていたかい?」と、ジローはサオリに訊いた。
「――」と、サオリは黙って首を振った。
「きっと、自分の家に帰ったんだよ」と、ジローはサオリに言った。「沙織も、早くお父さんに会いたいだろ。アオだって、早く家に帰りたかったんだよ」
 ジローの顔を見上げたサオリは、指をくわえていた手を離し、わかったというように「うん」と、名残惜しそうに返事をした。
「沙織だって、頑張っておれ達と旅をすれば、早くお父さんに会えるんだぞ」と、ジローは言った。「だから元気を出して、歩いて行こうな」
 サオリはまた、歩き始めた。しかし、真っ直ぐな道は単調で、川を渡る前は面白いほど景色が変わっていたのが、急に退屈になり、行けども行けども、まるで足踏みをしているように感じられた。
 ジローに手を引かれながらも、なんとか歩き続けていたサオリだったが、ジローが危うく手を離してしまいそうなほど、崩折れるように眠り落ちてしまった。
「――仕方ないな。けど、ここまでよく歩いてきたよ」と、ジローは言いながら、がっくりと力なく寝入ってしまったサオリを抱き上げ、背中に担いだ。
「なんかずるいなぁ」と、マコトはため息をつくように言った。「まだ後ろに橋が見えてるよ」
 ジローが振り返って見ると、マコトが言うように、渡ってきた橋の形がまだ小さく見えていた。
「かなり歩いたと思ったが、意外と遠くまで来ていないのか――」と、ジローは考えるように言った。
「ずっと歩きっぱなしで、けっこう遠くまで来たと思ったんだけどね。橋が見えるってことは、まだぜんぜん進んでいないんだよ」と、マコトはラジオを耳に当てながら言った。
「――どうだ、なにか放送していないか」と、ジローが言うと、マコトはうなずくように「うん、うん」と、すぐに言った。

「この先に、森があるんだって」

 ジローが目を凝らすと、道の先が、確かに暗くなって見通せなくなっていた。

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王様の扉(43)

2023-11-17 00:00:00 | 「王様の扉」

 キュルルル……と耳障りな音を立てたラジオは、風を受けるとすぐに調子を取り戻し、エスという女性の声がはっきりと聞こえてきた。

“町は楽しかった? コールさんも久しぶりに人と話ができて、とっても楽しい時間を過ごせたそうよ――”

 と、おじいさんが笑顔を浮かべ、「わしのことだよ。コールって言うんだ――」

「このまま進んでも、大丈夫かな?」

 コールさんが言うと、気持ちが通じるのか、ラジオから聞こえてくるエスの声が、“私にまかせて”と、返事をするように言った。
 名残を惜しむようにゆっくりと、ジロー達はやがて、見覚えのある町並みが見える場所にやって来た
「――さて、そろそろ出入り口だな」と、コールさんが言った。
 透きとおった時間の壁を抜けつつ、ジローは気になっていたことを訊いた。
「コールさんの家で話していたのは、誰だったんですか」
 と、コールさんは「ああ、あの電話か」と、思い出したように言った。「あれはラジオのエスと話しをしていたんだよ。放送は情報だからね。情報を伝える本人に直接聞いた方が、間違いないだろうさ。信用してもいいよ。彼女の放送は、嘘がないから」
 ジローは首を傾げながらも、コールを見て「はい」と返事をした。
 手を振るわずかの間で、目の前の景色が、荒れ野にすっかり変わってしまった。
 コールさんの姿はどこにもなく、振り返れば、サオリを見つけた橋が、遠く川に掛かっているのが見えた。

 

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