やれほれ。
休日寒かったぁXXX
なんだかんだうたた寝しちゃって、
気がついたら喉が痛いでやんの。
気のせいだって思いたかったけど、
気のせいじゃないし、
かぜ薬慌てて探し出して
ごくり・・・。
眠くなると困るから、
漢方なんだけど、
効いてるなって実感できるまで、
結構回数飲まなきゃならんから、
薬代やけに高止まりしてるような気がするんだよなぁ??
って、
あれもこれも気持ちの問題かも??
やれほれ。
休日寒かったぁXXX
なんだかんだうたた寝しちゃって、
気がついたら喉が痛いでやんの。
気のせいだって思いたかったけど、
気のせいじゃないし、
かぜ薬慌てて探し出して
ごくり・・・。
眠くなると困るから、
漢方なんだけど、
効いてるなって実感できるまで、
結構回数飲まなきゃならんから、
薬代やけに高止まりしてるような気がするんだよなぁ??
って、
あれもこれも気持ちの問題かも??
青騎士の首を落としたアオは、木刀を咥えたまま、グレイの肩に止まって、正面に見える青騎士を見据えていた。
――首を落とされた青騎士は、振りおろした剣を片手に持ったまま、地面に落ちた頭を手探りで探し始めた。
首を探している青騎士が身をかがめると、目が覚めたようにサオリが意志を取り戻し、心配して覗きこむジローの首に抱きついた。
「こわい。あの騎士がこっちを見てる」
と、ジローの胸に顔を埋めたままサオリが言うと、ジローは優しく抱きしめ、「心配しなくて大丈夫だ」と、元気づけさせるように言った。
自分の首を拾った青騎士は、なにをしようとしているのか、自分の頭を首に戻そうとしつつも、考え直したように胸の前で抱えるように持つと、片手で持っていた大剣の柄を離し、兜の前に下ろされた格子状の面繋を持ち上げていった。
「気をつけろ。なにか飛び出してくるかもしれないぞ――」
ジローは、マコトとサオリを守りつつ、青騎士の動きを見守っていた。
カシャリ――。と、乾いた鉄の音をさせ、兜の面繋が開けられた。
思わず腰を低く構えたグレイは、兜の奥に、ただ暗い空間が広がっているだけなのを、はっきりと確認していた。
青騎士がなにをしようとしたのか、中身が空っぽな兜を、ただこちらに向けた青騎士は、目が覚めたように兜を足元に放り出し、大剣を拾って構え直した。
と、赤色と青色が混じったような鎧の色が、みるみるうちに青色に変わっていった。
アオがグレイの肩を離れ、サオリの肩の上に木刀を構えたまま飛び移った。
アオが飛び上がったとたん、グレイも高く飛び上がった。
サオリを守るように背中を見せていたジローは、ゆっくりと立ちあがり、大剣を構えて近づこうとした青騎士と、まっすぐに向かい合った。
青騎士の後ろに音もなく降り立ったグレイが、青騎士の鎧に手を掛けようとした時だった。
青騎士が、サッと身を翻して大剣を振るった。
グレイは頭を低く落とし、間一髪で大剣の一撃を避けたものの、返す大剣で切られないよう、素早く後ろに下がって、遠い間合いを取るしかなかった。
ドンッ――。
青騎士がサオリに向き直ろうとした所で、ジローが首のない青騎士の胸を狙い、拳を打ちこんだ。
鉄の板がボコッとひしゃげる音を立て、大きく鎧をへこませた青騎士が、尻もちをつくようにひっくり返った。倒れた青騎士は、立ちあがることなく、そのまま地面に溶けるように消え去った。
「大丈夫か?」と、ジローはやって来たグレイに言った。「急に強くなったな」
「鎧の色のことを言ってるんなら、ぼくもそう思うよ」と、グレイはマコトを守るように足を進めながら、つぶやくように言った。「木の上から見た時は、青い鎧に梢の影がちらちら映ってるんだと思ったんだ」
「鎧の色がほかと違うからって、同じ青騎士であることに違いはないはずだ」と、ジローは青騎士を見ながら言った。
「――そうだといいんだけど」と、グレイは不安そうに言った。「ほかの青騎士なら、狙った者以外の人が目の前に立って邪魔すれば、すぐに大剣を振りおろすのに、最後の一人は、大剣を胸の前で構えたまま、黙ってこっちの様子をうかがっているみたいだ」
「確かに妙だな」と、両手の拳を固く握って構えたジローは、言った。「こっちが動きだすのを待っているように、身動きしないぞ」
と、マコトが、サオリの様子が変なことに気がついて言った。
「――どうしたの、サオリ」
ジローがわずかに振り向くと、青騎士を見上げたサオリが、パッチリと目を見開いたまま、心ここにあらずといった放心状態で、身じろぎもせず立ちつくしていた。
「どうした、沙織」と、ジローは一歩下がると、サオリの前に膝を突いて様子をうかがった。
なにかを感じたのか、サオリの肩に止まっていたアオが、木刀を嘴に咥えながら、青騎士に向かって行った。
グレイは、青騎士に背中を向けたジローの後ろに移動しつつ、アオの行く手を見守っていた。
さくっ――。
と、金属が鋭利な刃物で切られたような、低い音が聞こえた。
グレイは、目を見張っていた。
青騎士に向かって飛んでいったアオが、大剣を構える青騎士の腕を巧みに避けながら、その首元を狙って、目にも止まらぬ早さで、木刀の一撃を加えていた。
木刀に撃たれた青騎士は、なんの抵抗もできないまま、固い鎧の首を断たれていた。
どうして、鎧が木に切られてしまうのか? グレイは、アオの体術と、振るわれた木刀の一撃に、奇妙な違和感を感じていた。
「みんな下がって、なんかおかしい」
グレイが言うと、ジローはサオリとマコトを抱え持ち、軽々と高く飛び上がって、青騎士との距離を大きく広げて地面に下りた。
そのすぐ後ろから、グレイが青騎士の方を向いたまま、ジローのすぐ後ろの地面に降り立った。