奈良・佛教大学通信 奈良!奈良!いつもは京都

奈良大通信卒業後佛教大通信へ。日本史を学ぶOLD大学生の記録です。

聖林寺と安倍文殊院へリュックを背負って

2019-02-18 23:00:35 | 日記

2月18日月曜日
JR奈良駅から桜井線(愛称 万葉まほろば線)ワンマンカーで桜井駅へ。駅を降りるとたまたま停車していた談山神社行きバスで聖林寺に向かう。

約2kmで聖林寺バス停に到着。「帰りのバスは本数が少ないのでご注意下さい」とアナウンス。少し歩くと聖林寺。今は大きなお寺ではない。712年に談山妙楽寺(現談山神社)の別院として建てられたとされる。



本尊の丈六石仏、お顔の大きな子安延命地蔵菩薩を拝み、目的である国宝十一面観音菩薩へ。観音堂には蔵のような分厚い鉄製の扉を開け、さらに引戸を引いて入る。観音さまはガラスケースの中におわしました。

760年代に造られたとされる木芯乾漆像。長らく秘仏であったが、フェノロサと岡倉天心により封印がとかれた。均整のとれたなんとも優美なお姿。

聖林寺を出て、徒歩で安倍文殊院に向かう。道すがら、談山神社から移された路傍の法華塔とその側の聖林寺橋を観たいと思っていたが、聖林寺橋が工事中で近づけない。仕方なし。近くの古墳を横目に見ながら歩く。位置関係はこんな風になる。


安倍文殊院は645年に創建されたと伝わる、最古に属する寺院。



本尊文殊師利菩薩像をはじめとする群像は大仏師・快慶が造立。
快慶像の美しさ、柔らかさ。威厳がありながら優しさにあふれた本尊騎獅像、可愛らしい善財童子。

抹茶もいただく。

文殊院を出て、また歩いて近鉄桜井駅へ。このような行程、誰も付き合ってくれないだろうと思いつつ、少し暖かな日差しの中、満足感に浸りながらの半日が過ぎた。

コメント (4)
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