この科目、単位取得できたものの、教科書を読み始めてから1年以上要したので思い入れが深い。
試験での問いは令の注釈についてでした。教科書では請事、起請に関するものだけだったので、日本史辞典で律令法令の体系を調べて答案冒頭に入れ、結論として、律令制下では迅速な裁下施行体制があったとしました。他にも正倉院文書に関する問題では、『正倉院文書の世界』(中公新書)から引用して答案作成しましたが、この問題が当たっていたらどうだったかは不明。文献史学の基礎的問題が並んでいたのでしょうが、初めて触る分野で慣れるだけでもかなりの時間を要しました。
卒論を進めなければならないのですが、また基本資料に戻ったりしており、ペースが落ちまくっています。やる気スイッチを早めに入れねばなぁ。
史料学概論の振り返りを記事にされるとは、すばらしい。
私はこの分野が前の大学では一番なじみのあるものだったかもしれません。
普通検索観音さんが参考に読まれた『正倉院文書の世界』の著者は、私の大学の先輩で、卒論を書き直して雑誌に載せたりするときなどにたいへんお世話になった方です。また、その論文をご自分の著書で引用してくださったりもしました。そういえば。
我々の恩師の青木和夫先生の学問的な魂を一番よく受け継いでいらっしゃる先輩だと思います。この本を読んでいただき、ありがとうございます。私もこの本でブログ記事を一つ書きたいと思ったりしていました。
暑いし、夏は思考停止しても、涼しくなってからでも追い込みはきくと思います。少し寝かせるといい案が浮かぶかもしれません。
暑い夏がまたやってきました。
そのような系譜があったのですね。
史料学概論は、文献史学が初めてだったので時間をかけざるを得ず、かえって深く入り込んだのでした。
先日スクで後泊してわざわざ法華寺に行ってみようと思ったのも、史料学で読み込んだ橘三千代、光明皇后、聖武天皇、藤原不比等の時代や信仰に触れることができたからで、法華寺には聖徳太子像も2体あり、信仰のつながりを思わせました。圧倒的な勉強不足ですが、法華寺歩きは楽しい時間でした。
この時代の本を続けて読みたいところですが、草稿を書いたり、寝かしつけたりで、おまけにスクにも行きたいし、暑いし、怠けたいしで微速前進状態です。
そちらのブログにもお邪魔して、気になるところから拝観させていただいています。今後ともよろしく!