2015~2016年の年末年始は暖冬でした。なので年末ぎりぎりになって、出雲でお正月を過ごそうと思い立ち、大晦日出発・元日帰着で行ってきました。奈良大学入学前なので、今回は番外編です。
さすがに温泉旅館は満室でしたが、松江駅近くのホテルがキャンセルでもあったのか空いていました。松江まで高速道路がつながったとはいえ3~4時間の道程で、さすがに広島・島根の県境付近では小雪が舞っていました。松江泊となると、出雲大社への初詣は車と一畑電鉄を併用しても、混雑するうえ相当な時間がかかるので、大晦日に出雲大社に行って、初詣は後で考えることにしました。出雲大社は3度目だと思います。年末でも昼間だったのですいていました。
参道は下って上ります
出雲大社では、神がかりとでもいうのか、数か月後になってから少し驚いたことがありましたが・・・どうなんでしょうか。
2016年の初日の出をご覧ください。宍道湖です。
初詣は、あれこれ調べて、島根半島東北突端近くの美保神社に行ってみることにしました。初めて行きましたが、この神社のある美保関町(現在は平成の大合併により松江市)は、古くからの海上交通の要所で、風待ちの港として栄え、朝鮮半島との交易の拠点であったらしく、たたら製鉄の鉄の輸出港としても繫栄し、また江戸時代には北前船交易に伴い多くの廻船問屋が存在したところとして知られています。
現在は漁港となっており、到着したとたん、心が晴れ晴れするおだやかな風景が広がります。来てよかった。お正月らしく、初詣の人出がありました。
美保神社のご祭神は、三穂津姫命(みほつひめのみこと)と事代主神(ことしろぬしのかみ)のダブルスタンバイ。
三穂津姫命は大国主神の御后神、高天原から稲穂を持ってお降りになり、人々に食料として配り広められた神様で、事代主神は大国主神の第一御子神、鯛を手にする福徳円満の神えびす様で、大国主神から重要な判断を委ねられた尊い神様であり、古事記、日本書紀の系譜をつなげると、義理母・息子の関係にあたります。
本殿も、ダブルスタンバイ(本殿の後ろ側から)
ご当地かにみそコロッケは外はサクサク中はひんやりの絶品
出雲大社に詣でた機会には、美保神社で追加願掛けはどうでしょうか。近くには灯台と日本海を眺望できるレストランもあります。
「灯台ビュッフェ」 中は広くきれいです。