遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

一粒のダイヤモンド

2019-11-19 10:54:44 | 風の音
お天気は荒れ模様。
こんな日は自分で気合いを入れないと憂鬱気分が支配する。
そうはいっても気合なんか入らない。


4年ぶりかな、あれは3年前ではないよなあ?・・・
どこかで時間軸が狂ったままなので、よく分からない。
たぶん4年経つのだろう。
イズハラと会ったのが4年前だから。


と書き始めて、長くなりそうなので、
長く書くのはやめとこ。

書けば果てしなく長い物語だ。






帰りの会の最中、
5時に子どもを迎えに来た顔が・・!

これまで一度も来たことのない顔だから、
私しかその人を知らず、私が出て行った。

小2の女の子の父親。
その子が彼の娘だということを私は去年から知っていた。



アイコさん、お久しぶりです! ここに来てるんですか?
お久しぶりです! ハハハ、そうなんですよ。


ヒロシ君の笑顔はとろけそうに甘い。
誰にでも好かれるホントに羨ましい笑顔だ。



4年前、すでに販売先の決まった分から、
目先出荷予定した20トンの米を強引にかき集めて待機してもらい、
商談決着までの横揺れ縦揺れの数か月を耐えに耐えてもらった相手だ。
中国人二世社長の会社とコメ輸出の話だった。
結局は二世の緩さに翻弄されまくって幕を閉じた。

私とイズハラは打ちのめされ、
結局、ヒロシ君に正式な謝罪をせずに終わった。


台湾輸出の話の時も非常にお世話になった。
細かい事では数えきれないくらいお世話になった。


彼と関連しない案件、イズハラも関連しない案件も含め、
10件以上、すべて上手くいかなかった。

2年前、この夢は捨てた。
ついには闇ルートと思われる組織に遭遇した時に。




あんなに迷惑をかけたのに、彼はにっこにこの笑顔で、
私もなつかしい旧友に会ったような気持ちで、
ほんの短く立ち話をして笑った。



一粒のダイヤモンドがぽろりと心に転がって光った。





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