私の「喝っ!」がよほど効いたのか、
支所担当は、動き出した。
そして、私の決心からも、状況は変わり始めた。
昨日、出勤前にグループLINEに、
「どなたか支所に寄っていただけませんか?」
と支所担当が書いてきた。
気づいたが、支所の近くの人が寄るだろうと放置した。
自分が学童に行くヒマがなく、
学童に届けたい物があると、この連絡はたまに入る。
近くに住む人が「私が寄ります」と返事した。
それから15分ほどして、電話が来た。
あ、やっぱり私が一番早く反応して、
支所担当は私が来ると思ったんだな。とわかった。
私も通り道だからたまに寄るけど、反応したくなかった。
10月3日、通級の先生にお話を伺いに行きませんか?
という連絡だった。
それは、向こうが言ってきたんではないよね?
と聞くと、「私がお願いしました。」という。
通級は学校内の「通うクラス」のことだ。
あの子は、7月頃から、週1時間、通っている。
ウィスクのテストもそこで受けた。
そこの先生にあの子の様子を聞きに行こう、
と言ってきたのだ。
例の県立大学の教授は、
今日土曜日に、先日来た大学生の1人、
2年の男子学生をボランティアで10時から3時まで入れて来た。
土曜日担当の支援員達(午前と午後で交代)は、
あの子が他の子をいじめたり騒ぎ出すことに悲鳴をあげている。
午前に暴れると、午後は大人しい。その逆もある。
だから、毎回戦々恐々として土曜日に当たる。
それを知って、男子学生を両方の時間に入れたのだ。
教授(他3人)はその次の土曜日にも行くと連絡してきた。
あの子が確実に来るのは、土曜日だからだ。
しかし、次の土曜日は運動会で、
学童はそれでも開けというのか知らないが、
子どもは来ない。そう連絡した。
夕方、また私宛てに支所担当から電話が数回入ったらしい。
学童用スマホに他の人が何度か受けたが、私は不在。
戻ってから聞いた。
外部相談員が、今日土曜、学童に入る、との知らせだった。
彼女も動いてくれた。
一昨日、別件で家相からも聞いたのだろう。
今まで市からはストップがかかっていて、
彼女はまだ一度もあの子を見ていない。
皆、私が言ったことが真実か確かめに来るのだ。
木曜日は学童に来るはずだったが、あの子は来ず、
金曜の昨日やって来た。
来た時からすでに「良い子」は姿を消していた。
目がキョロキョロと動いては、私を見て、目を逸らす。
順番に並んでもらうオヤツを、
鷲づかみにしてたくさん取って逃げたり、
注意して取り上げると、それをばらまいたり、
1つ口に入れて、包み紙のゴミをオヤツの箱に入れたり。
それも注意すると、部屋の大型ゴミ箱3つを蹴る。
散乱したゴミを蹴って広げる。
支援員は皆、ああ今日も始まるなあ、と溜息を漏らした。
私はずっとあの子の行く所に付いて歩く。
私が他の子に話しかけかれ目を逸らせば、
他の支援員がすかさず2人あの子につく。
監視体制はほとんど完全のつもりだ。
いつ、突然、他の子に危害を加えないかと、
近くでずっと兆候を見逃すまいと見ている。
・・それでも間に合わず、
隣に立っていても、一瞬、制止が届かず、
誰かを殴りに行く、引っ掻きにいく、蹴りに行く。
あの子が来た日は、治療が必要なケガまではいかなくても、
そういうことの繰り返しだ。
他の子が遊んでいる中をグチャグチャに蹴散らすや、
ビリビリと破る、グシャッと丸めて捨てる、
ついでに誰かの髪を掻き回す、後ろ首を殴る、
片付けに入った支援員の首を、力一杯空手チョップする、
床に座った支援員の背中を、蹴る。
全て、何の理由もなく、急に突然やるから、
子ども達も支援員達も、やられて唖然とする。
それでも、前の、元の学童の建物にいた時よりはマシだ。
今は小学校の3階の仮設にいて、
多少はあの子自身の中でも制御されている。
下に職員室があるし、教室は狭いから、
あの建物にいた時のような豪快な暴れ方はできない。
来年3月に建物の修繕が済めば・・
こんな騒ぎでは収まらなくなる可能性は高い。
私は昨日、様子を見ていて、
職員室に、あの子の担任を呼びに行った。
支所担当とは、
「一度、暴れている姿を担任に見せよう」と決めていた。
・・そうすることが学校と学童の立場から的確でなくても。
教頭に簡単にその旨を伝えて、担任が渋々出てきた。
今日はゆーちゃんと海ドライブや、
友人とランチしたり、美容院に行くから、
続きは、夜、その気になれたら書く。
まあたぶん、
夜も、土曜担当支援員達から電話が来るだろうけどね。