ALWAYS （ ３丁目の夕日） 見ました

評判になっていた「ALWAYS」を見てきました。

東京タワーが建設された昭和33年の東京の下街の必死に生きている人達の話である。

自動車修理の町工場と駄菓子屋を兼業とする小説家を中心に、もはや戦後では無いと新しい時代に必死に生きようとする個性豊かな人達を笑いと涙で描いていた。

よくぞあの時代を詳細に再現したと思うセットと、丹念に集められた生活必需品。そして２家族の人達と街の人達の交流。初めてTVを見た人達の驚喜する様。
そして貧しさに翻弄される人達。
人情味溢れる情景の中にやがて訪れる豊かな生活を力ずよく築いて行こうする人達の、そして日本国民の力強さを感じたのは私だけではないと思いました。

集団就職の中卒の子供達が上野駅に降り立つ場面は、その一年前に郷里山形を旅立ち、映画の子供達と同様にここに降立ち、そして就職の為、大阪へと旅立った小生にとっても懐かしい同時にほろ苦い思いを強くした映画の一場面でした。

笑っている内に何時しか涙ぐんでいるそんな素晴らしい映画でした。