昨夜はNHKのドラマ「大河ドラマが生れた日」を視聴している。
いわゆるTVがようやく普及しだした頃の、NHKの大型ドラマへの挑戦の物語だった。
このドラマ創りには映画界の5社協定なるものが存在し、映画スターのTVドラマの出演はご法度の中、当時のトップスターだった佐田啓二(このドラマの中のNHKの芸能部長役に扮する中井貴一の父親)の主演を承諾させる段取りが面白い。
さらに淡島千景、尾上松緑の出演を得て大河ドラマ第一作の「花の生涯」の放映が日本中の話題を得る事に。クライマックスの桜田門外の変では、東映の京都太秦映画村を借りての撮影の苦労談も披露している。このドラマには阿部サダヲ、生田斗真、中井貴一の他に、佐田啓二役に中村七之助等々が主演しており熱演である。
ちなみに本日は当時の放映の「花の生涯」をカラーで復活させたドラマの一部が公開されるらしい。まだまだTVはモノクロ時代の懐かしい時代を思い出せるのです。