中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

紬の会(工房展)の着姿より――紬縞帯とショール

2018年03月14日 | 着姿・作品
紬塾を受講してくださった方々も先日の紬の会にたくさんお越しいただきました。
ほとんど着物を着ていなかった方が、お手持ちのお召に私の紬帯を合わせて訪ねてくださいました。
着付け教室に通ったものの上手く着れなかった方ですが、塾受講後も一度ポイントレッスンもさせていただきました。まだ不慣れな感じなのですが、、。
それでも自分で着付けてでかけてくださるようになったかと思うと感慨無量です!


オフホワイトにグレー系の濃淡のある細縞に、よこ糸で太さの全く違うものを切り替えるように使った帯です。シンプルながら味わい深い帯です。フラットな生地に合わせると互いを引き立て合えるように思います。
取合せの柿の葉で染めたグレーの帯揚げ、帯締めも櫻工房セレクトです。


太鼓中心の少し下で糸質が変わります。


もう一方も塾受講者の方ですが、桜染の赤味のベージュのショールをカジュアルなコートに合わせて来てくださいました。
来る途中、電車の中で本を読んでいたのにいつの間にか肩に掛けたショールの中に織り込まれている微妙な色の違いや糸味の違いに目がいって引き込まれてしまったとおっしゃられていました。
使い込むと艶が出ますので着物のときだけでなく使っていただきたいと思います。




ショールはwebshopでご覧いただけますが、銀座のアンティークモールにある花邑さんでも現在手にとってご覧いただけます。

桜の開花がもうすぐですが、花冷えの候にも、コートを着なくなる頃にも紬のショールはご活用頂けます。






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