気ままな映画生活

yaplog!から引っ越ししました!

『大統領の執事の涙』 2014年2月5日 一ツ橋ホール

2014-02-05 23:25:56 | 映画 た
大統領の執事の涙』 を試写会で鑑賞しました。

リー・ダニエルズ監督が来日していて急遽登壇いたしました。
陽気な監督でした。(ちなみに黒人です)

【ストーリー】
 綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにしてきたセシル。その一方で、白人の従者である父親を恥じる長男との衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる。

この映画は監督が舞台挨拶でも言っていたが、メジャー系の配給会社からは
総スカンを喰らい、配給はメジャー会社では無い所で公開にこぎつけたとのこと。
アメリカでは今でも人種差別のことを描かれるのはタブーなんでしょうかね。
日本の靖国のように触られたくないということなのかな。。。

この映画は主人公の執事なる男の子供のころから壮年までを描いている。
子供のころには人種差別まっさかりで、父親が銃殺されてしまう。
そんな幼少期を経て、執事になっていき、子供を育てていく中で
時代とともに環境が変わってくる。
戦争であったり、日本でもあった学生運動のような人種差別に対する運動であったりという
世情の中で父親としての威厳と家族が丁寧に描かれる。

この映画はかなりの傑作と言って過言でないほどの内容でした。
オバマ大統領就任時の演説の一端もあるのですが、映画を見て聞くと感慨深いです。

是非、見逃さずに鑑賞してください


 ↓良かったら押してください
blogram投票ボタン