ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

外郎(ういろう)売り

2011年01月13日 13時43分25秒 | 有り難う
「歌舞伎十八番」の1つで二代目市川団十郎の作と言われている「外郎売り」を
前進座女優の黒河内雅子さんが披露してくれました。

「ういろう」と言えば名古屋のお菓子「ういろう」を思い浮かべますが、それはまったく違っていて江戸時代の小田原で薬として売られていた「ういろう」のことだそうです。またまた勉強になりました。


>拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、御存じのお方もござりましょうが、
お江戸を立って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへお出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪いたして、
円斉と名乗りまする。

>元朝より大晦まで、お手に入れまする此の薬は、昔ちんの国の唐人、外郎という人わが朝へ来たり、
帝へ参内の折から、此の薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒づつ冠の隙間より取出す。
世って其名を、帝より「頂透香」とたまわる。
即ち文字には、「いただき、すく、におい」と書いて「とうちんこう」と申す。

 この口上は、このあと5~6分続くのですが、なかなか聴かせてくれました。
この部分のテープ録音が取れておらず、実に残念ですが、もう一度くらい
聴く機会を持ちたいですね。

 黒河内雅子さんは、12月、浅草公会堂で開かれた前進座「夢千代日記」公演で
芸者「雀」役で出演され、その中では民謡「貝殻節」をうたわれていたので
期待はしていたのですが、期待に違わず、なかなか良い口上でした。

 今、思い起こしてみれば黒河内さんは、10数年前、まだ駆け出しの頃でしょうか
区労協事務所を一度訪ねてこられたことがあります。
 そのことを言ったところ、覚えておられました。

 文京区労協は、誰であっても「来る人拒まず、去る人追わず」の方針で
運動していますので、お互いにとってプラスになるのであれば、
文化団体、争議団は、大いに歓迎します。



幕開き

2011年01月13日 11時40分08秒 | レポート
 1月7日(金)夜、文京区民センターで文京区労協の2011年新春旗開きが開かれ、110 名が参加しました。
 第一部は藤井副議長の司会で開会し、主催者を代表して遠藤区労協議長が「厳しい情勢にあるが、この春闘で生活できる賃金をめざし地域から共同できる運動を広げていこう!」と挨拶。
 来賓あいさつでは東京地評菊池組織局長が「中小業者も含めて国民春闘的春闘を」と呼びかけ
文京区の成澤区長は、区労協の様々な活動を評価し「区内で働く人や住民にとって、いい街づくりを」と
武澤区議会議長は「不景気を克服しよう」と挨拶をいただきました。
 川内前区労協議長のご発声で乾杯し、第二部は倉橋常任幹事の司会で進行しました。
 米谷元区労協議長がOB 紹介を行った後、引き続き、来賓挨拶をいただきました。
組合関係では出版労連の大塚副委員長、全印総連北部地区協の河原井議長、コミュニティーユニオン東京の平山副委員長から春闘や労働争議での産別・地域の共闘や非正規労働者の組織化の強化などが呼びかけられました。
 政党関係では民主党からは増子都議会議員、区議会山本幹事長。自民党から白石幹事長、公明党から松丸幹事長、日本共産党からは小竹前都議、島元区議団長、国府田・板倉・高畑・万立議員と金子区議候補、文京区議会市民フォーラムからは村越幹事長、社会民主党は浅田区議からご挨拶を頂きました。
 一斉地方選挙の年にふさわしく、各先生方の挨拶は簡潔で力強く、連帯感あふれる挨拶となりました。
 テープを再生し聴きなおしてみましたが、それはそれは、いずれも甲乙つけがたいすばらしい挨拶でした。紹介する機会があるといいのですが…。
 その後も、多数のご来賓を紹介しました。中央労金本郷支店山下支店長・小倉次長、全労済北部支所宮澤課長・坂井係長、文京民商小林副会長、年金者組合文京支部、国民救援会都本部、新協印刷、新中央設計東京、きょういくネット、東京法律事務所井上・小部弁護士、豊島区労協長谷川事務局長、大気あおぞら文京連絡会・村崎弁護士・公害患者会からも多数参加されました。恒例となった地元の大工さんで作っている文京住宅センターからもそろいのユニホームでアピールしました。
 文化行事では、友情出演の前進座女優黒河内雅子さんが「ういろう売り」の口上を述べました。劇団「青年劇場」からは湯本弘美・秋山亜紀子さん、「わらび座」からは三上梓穂さんがアピール。国鉄東京合唱団の力強い歌声に会場が湧きました。
 最後は、争議団・争議組合のほか、全都印刷一般の役員さん方も壇上に上がり紹介され、大谷副議長の「団結ガンバロー!」で今年も地域運動の幕開きとなりました。