「歌舞伎十八番」の1つで二代目市川団十郎の作と言われている「外郎売り」を
前進座女優の黒河内雅子さんが披露してくれました。
「ういろう」と言えば名古屋のお菓子「ういろう」を思い浮かべますが、それはまったく違っていて江戸時代の小田原で薬として売られていた「ういろう」のことだそうです。またまた勉強になりました。
>拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、御存じのお方もござりましょうが、
お江戸を立って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへお出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪いたして、
円斉と名乗りまする。
>元朝より大晦まで、お手に入れまする此の薬は、昔ちんの国の唐人、外郎という人わが朝へ来たり、
帝へ参内の折から、此の薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒づつ冠の隙間より取出す。
世って其名を、帝より「頂透香」とたまわる。
即ち文字には、「いただき、すく、におい」と書いて「とうちんこう」と申す。
この口上は、このあと5~6分続くのですが、なかなか聴かせてくれました。
この部分のテープ録音が取れておらず、実に残念ですが、もう一度くらい
聴く機会を持ちたいですね。
黒河内雅子さんは、12月、浅草公会堂で開かれた前進座「夢千代日記」公演で
芸者「雀」役で出演され、その中では民謡「貝殻節」をうたわれていたので
期待はしていたのですが、期待に違わず、なかなか良い口上でした。
今、思い起こしてみれば黒河内さんは、10数年前、まだ駆け出しの頃でしょうか
区労協事務所を一度訪ねてこられたことがあります。
そのことを言ったところ、覚えておられました。
文京区労協は、誰であっても「来る人拒まず、去る人追わず」の方針で
運動していますので、お互いにとってプラスになるのであれば、
文化団体、争議団は、大いに歓迎します。
前進座女優の黒河内雅子さんが披露してくれました。
「ういろう」と言えば名古屋のお菓子「ういろう」を思い浮かべますが、それはまったく違っていて江戸時代の小田原で薬として売られていた「ういろう」のことだそうです。またまた勉強になりました。
>拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、御存じのお方もござりましょうが、
お江戸を立って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへお出でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪いたして、
円斉と名乗りまする。
>元朝より大晦まで、お手に入れまする此の薬は、昔ちんの国の唐人、外郎という人わが朝へ来たり、
帝へ参内の折から、此の薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒づつ冠の隙間より取出す。
世って其名を、帝より「頂透香」とたまわる。
即ち文字には、「いただき、すく、におい」と書いて「とうちんこう」と申す。
この口上は、このあと5~6分続くのですが、なかなか聴かせてくれました。
この部分のテープ録音が取れておらず、実に残念ですが、もう一度くらい
聴く機会を持ちたいですね。
黒河内雅子さんは、12月、浅草公会堂で開かれた前進座「夢千代日記」公演で
芸者「雀」役で出演され、その中では民謡「貝殻節」をうたわれていたので
期待はしていたのですが、期待に違わず、なかなか良い口上でした。
今、思い起こしてみれば黒河内さんは、10数年前、まだ駆け出しの頃でしょうか
区労協事務所を一度訪ねてこられたことがあります。
そのことを言ったところ、覚えておられました。
文京区労協は、誰であっても「来る人拒まず、去る人追わず」の方針で
運動していますので、お互いにとってプラスになるのであれば、
文化団体、争議団は、大いに歓迎します。