「打ち出の小づちがあったら、直ちゃんはどんな願い事を
するのかな?」
するのかな?」
明子は、6歳になった息子の直人に、「一寸法師」の話を
してやった後、こう聞いてみた。
してやった後、こう聞いてみた。
「えーとね。打ち出の小づちを百本出してもらうよ」
打ち出の小づちをたくさん出して、多くの人に分け与えて
やりたい。直人は、きっとこう考えたに違いない。
やりたい。直人は、きっとこう考えたに違いない。
そのやさしさに、明子はちょっと感動したが、念のため聞
いてみた。
「百本も出してどうするの?」
「百本も出してどうするの?」
すると、こんな答えが返ってきた。
「打ち出の小づちを売って、たくさんお金をもうけるんだ」
確かめなければよかった。後悔しながらも、明子は思わず
確かめなければよかった。後悔しながらも、明子は思わず
こうツッコミを入れていた。
「それなら、最初からお金を出してもらえばいいでしょ!」
今日は、小中学校の始業式。ようやく猛暑が過ぎ去
った時期でよかったですね。
中日新聞HPの「達人に訊け!」コーナーに、「お気楽悩
み相談室」を連載しています。
相談その311「何でも引き受けようと思っているのに、何も
任せてもらえない」
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