海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

今年の秋彼岸で想うこと

2021-09-24 | 日記・雑感
ご先祖と向き合う機会は年に何回かある

秋彼岸がきて墓参り、塔婆を立ててその後ご聖人の回向をお迎えする。
ご先祖と現代に生きる者の繋がりは、目に見えないから分かりにくいこともある。

少子化の時代に世代が交代していくと、年ごとに見えにくくなると思うときがある。

大家族が同居していた時代は、両親・親戚がご先祖に関わる会話を自然に耳にして、会ったことのない遺影も身近な人たちだった。

小生の生家の菩提寺もこれから様変わりするような、檀家が少なくなっているような、これからの宗教法人の営み方はどうなるのだろうか、などと余計な心配をしたりする。

今は亡き両親・家族との思い出は楽しいことも多かったが、叱咤激励の日々や家業が忙しい毎日の営みが想い浮かぶ。

大家族での同居を過ごしたご先祖は、墓地の管理や生家の継続は当たり前に、自然に引き継がれると思っていたかも知れない。
そして引き継ぐ世代はその流れを自然と受け入れて、そうすることが長男の責務だった。

ウオーキングコースの途中に架かる門前橋


数十メートル置きに連続するように、寺院が三か所ある住宅街だからか数か所の橋には、そんな風情に相応しい名称を付けている。
歩いて菩提寺に行けるのは幸せなことである。東京や横浜からの墓参りは年々大変な行事になるだろう。

コロナ禍の境内は二年ほど混み合う気配はない


一人っ子同士が結婚すると、どちらかの生家や墓地は無くなる可能性が大きい。
自然の摂理というか自然淘汰というか、現実を直視するとその事実を受け入れなければならない。

その時代の責任はその時代の人が果たすことができれば十分であり、その先は子供たちに期待はしても押し付けることはできない。
その時代の責任を、そのときの人間が果たすと未来も何らかの形で繋がるかも知れない。

年齢を重ねるたびにそんなことを思います。
今年もお墓参りして、宗教的な理屈を捏ねても修行不足の人間には整理できないような気持ちになりました。


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