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日経平均、2万8000円を超えられるか

2022年07月31日 | 捕らぬ狸の経済


  7月29日
  日経平均 2万7801.64円(13.84円安)
  TOPIX 1940.31(8.54ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.175%(ー0.025)
  1ドル=132.77 - 132.79(2.80円高)


7月25日 2万7699円  8億2392万株 2兆0631億円
7月26日 2万7655円  8億6989万株 2兆1460億円
7月27日 2万7715円  9億2521万株 2兆3729億円
7月28日 2万7815円  13億7679万株 3兆2742億円
7月29日 2万7801円  12億9359万株 3兆2524億円


■株探ニュース 2022.7.30
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今週の【早わかり株式市況】4週ぶり反落、FOMCを挟み不安定な地合い

今週の相場ポイント

1.日経平均株価は4週ぶりに下落、FOMC開催週で不安定な値動きに
2.国内での新型コロナ感染者数の急増も株式市場全般の買い手控え要因
3.IMFが経済成長率見通しを下方修正、市場のセンチメントを冷やす
4.FOMC後のパウエル発言を受け、金融引き締め強化への懸念が後退
5.週末は急速に進むドル安・円高が重荷、日経平均は朝高後に値を消す


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比113円(0.40%)安の2万7801円と4週ぶりに下落した。

今週は、週央に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え神経質な地合いとなったほか、前週末まで日経平均は7連騰をみせていたこともあり、利益確定の売り圧力も意識されやすかった。
米景気後退懸念と米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め強化に対する警戒感が折り重なり、投資家心理も揺れ動く形となった。
また、週後半は円高進行が重荷となった。


週明け25日(月)は日経平均が8日ぶりに反落。
前週末の米ハイテク株安が嫌気され、輸出株中心に売りが優勢となった。
売買代金も2兆円強と低調だった。

26日(火)も日経平均は軟調。
FOMCを前に様子見ムードで、国内で新型コロナウイルス感染者数が急増していることもあって買いが手控えられた。

27日(水)は3日ぶり反発。
前日の欧米株が総じて安く、リスク回避ムードが漂うなか、国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長率見通しを下方修正したことも市場のセンチメントを冷やした。
ただ、米株先物が堅調な推移をみせ、これに追随する形で日経平均もプラス圏に転じた。

28日(木)も買い優勢の地合いが続き、日経平均は100円弱の上昇となった。
FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見で今後の利上げピッチが緩む可能性が意識され、米株市場の大幅高を受けて投資マインドが強気に傾いた。
一時2万8000円台を回復したものの、その後は上値も重く伸び悩んだ。

そして週末29日(金)も前日の米株高を受けて上昇して始まったが、その後は急速に進むドル安・円高を横目に値を消す展開となり、小幅マイナス圏で引けている。


来週のポイント

来週は4-6月期決算発表が佳境に入るなか、トヨタ自動車など主要企業の決算が市場に与える影響が大きそうだ。
好決算が相次げば日経平均は2万8000円大台乗せも期待できる。
ただ、週末に急速に進んだ円高は不安定要因として注意が必要だろう。


重要イベントとしては、
国内では8月5日に発表される6月景気動向指数が注目される。
海外では、1日発表の米国7月ISM製造業景況指数と3日発表の米国7月ISM非製造業PMI、5日に発表される米国7月雇用統計、7日発表の中国7月貿易収支に注視が必要だろう。


日々の動き(7月25日~7月29日)

7月25日(月)  8日ぶり反落、欧米景気減速を警戒し売り優勢
        日経平均 27699.25(-215.41) 売買高8億2392万株 売買代金2兆0613億円


7月26日(火)  続落、FOMCを前に買い手控えムードに終始
        日経平均 27655.21(-44.04) 売買高8億6989万株 売買代金2兆1460億円


7月27日(水)  3日ぶり反発、朝安も米株先物上昇でプラス圏浮上
        日経平均 27715.75(+60.54) 売買高9億2521万株 売買代金2兆3728億円


7月28日(木)  続伸、米株高を受け一時2万8000円台も上値は重い
        日経平均 27815.48(+99.73) 売買高13億7679万株 売買代金3兆2742億円


7月29日(金)  3日ぶり小反落、米株高を好感も円高進行で値を消す
        日経平均 27801.64(-13.84) 売買高12億9359万株 売買代金3兆2524億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、22業種が下落
(2)アイシンなど輸送用機器が値下がり率トップとなったほか、
  NECなど電機、マキタなど機械といった輸出株が全面安
(3)内需株はJR東日本など陸運、リクルートなどサービスが買われた一方、
  KDDIなど情報通信やパンパシHDなど小売が売られるなど高安まちまち
(4)金融株は三菱UFJなど銀行、オリックスなどその他金融は高いが野村など証券、第一生命HDなど保険は安い
(5)素材株は富士フイルムなど化学が下落、日本製鉄など鉄鋼、住友電など非鉄はさえない
(6)INPEXなど鉱業が値上がり率トップ、2位は出光興産など石油といった資源株の一角が大幅高


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) メタバース
2(4) 半導体  スマホやパソコンの需要停滞で逆風環境に
3(63) 量子コンピューター  超絶の次世代技術、「量子コンピューター」関連株に大化け機運
4(2) 円安メリット
5(18) PCR検査
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



モーニングスター  2022.7.30
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株式週間展望:インフレと利上げのピークアウトを意識
       日経平均予想レンジ:2万7400~2万8400円


今週の株式市場は注目イベントの7月FOMC(米連邦公開市場委員会)後も、日経平均株価が200日移動平均線を上回る水準をキープした。
インフレによる欧米景気の減速を先取りしたマーケットは、既にFRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めスタンスが緩和していく過程を視野に入れつつある。
足元で発表が相次ぐ企業決算に対してもアク抜けの株価反応が散見される。
円安の追い風はやや弱まった一方、グロース(成長)株を見直す動きが鮮明化してきたことで、来週も相場は堅調さを維持する可能性がある。


    <米7月雇用統計、試金石に>

FOMCは27日(日本時間28日未明)に前回と同様の0.75%の利上げを決定した。
通常の3回分の引き上げが2会合続く異例の事態。
歴史的な物価高の抑制に躍起になるFRBは、次回9月のFOMCにおいても追加利上げに打って出る公算だ。

しかし、米国株はFOMCを受けて騰勢を増した。
パウエルFRB議長は会見で利上げペースを緩める可能性に言及。
タカ派姿勢の後退ともとれる発言に、9月の利上げ幅は0.5%に縮小する期待が強まった。
こうした見方は直近のガソリン価格の下落とも符合する。

市場では悪材料に買い向かう傾向が鮮明化している。
28日に発表された米4~6月期GDP(国内総生産)速報値は2期連続でマイナスとなったものの、同日のNYダウは大幅に上昇。
個別銘柄をめぐっても、減益や市場予想の下ブレといった低調な内容に反して株価が上昇するケースが、日米ともに少なくない。

8月5日に出る米7月雇用統計は、インフレと金融引き締めのピークアウトを織り込みにかかる市場の動きにとって、重要な試金石になりそうだ。
新規雇用者数の下ブレや賃金上昇の鈍化といった、景気悪化を示唆する結果となった場合に、これまで通り株価が好反応を示すかが注目される。


    <日本株、円高逆風も底堅さ見せるか>

日本株にとって米株の復調は支えとなる半面、日米の金利差拡大観測で進んできた円安の巻き戻しが始まったことは逆風だ。
このため、全体相場にとっては円高方向への修正の動きに歯止めが掛かるかが目先の焦点と言える。


一方で、直接的な為替影響が薄いグロース株に関しては、米国の利上げペース鈍化が地合いの改善につながるだろう。
円高によって日経平均が後場にマイナス圏に転落した29日も、東証マザーズ指数は相対的に強かった。


日経平均は29日まで、終値ベースで200日線より上の水準に8営業日とどまっている。
3、5月に同線を回復した際にはいずれもほどなく下落に転じたが、今回はそれとは異質の底堅さを示している。
来週の日経平均の想定レンジは、1ドル=130円台が維持される前提で2万7400~2万8400円とする。


来週は米国で8月1日に米7月ISM製造業景況指数、3日に7月ISM非製造業景況指数が発表される。
中国では1日に7月財新製造業PMIが出る。
3日のOPECプラスの会合や、日米各社の決算からも目が離せない。

  提供:モーニングスター社




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なすと豚バラのポン酢炒め/林享平

2022年07月29日 | お昼のおひとり様ご飯
なすと豚バラのポン酢炒め 2022.7.29


               なすと豚バラのポン酢炒め

  ポン酢しょうゆの酸味がうれしい、シンプルな炒め物を。
  なすに塩をまぶしておけば、最小限の油で美味しく仕上がりますよ。


今、なすとみょうが旬、たいへん美味しいですね。
「きょうの料理」の番組で、簡単にできて大変美味しいと紹介されていたので、早速、挑戦してみました。
簡単にできて、しかも、美味しい素敵な一品でした。
味付けは、ポン酢しょうゆだけですから、失敗の心配もありません。



    きょうの料理 2022年7月号
    なすと豚バラのポン酢炒め : 林享平


    自家製ポン酢しょうゆの割合は、
   「しょうゆ:みりん:かんきつの果汁=1:1:1」。
    好みで砂糖を加えても。
    冷蔵庫で1か月間保存できますよ。


  材料(2人分)
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    なす 3~4(300g)
    豚バラ肉(薄切り) 160g

     =ポン酢しょうゆ=
    しょうゆ・みりん・レモン汁 各大さじ1と1/3
    にんにく(みじん切り) 1かけ分
    みょうが(小口切り) 1コ分
    七味とうがらし 適宜

    塩
    レモン汁は、好みのかんきつの果汁でもよい。
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  作り方

1.[下ごしらえをする]
  なすはヘタを除き、大きめの乱切りにする。
  ボウルに入れ、塩小さじ1/3をふってなじませ、5分間おく。
  豚肉は6cm長さに切る。
  ポン酢しょうゆの材料は混ぜ合わせる。
  なすは塩をふっておくと水けが出て、少ない油でも火が通りやすくなる。

2.[豚肉、なすを炒める]
  フライパンに豚肉を広げ入れ、中火にかける。
  脂が出てきたらにんにくを加えてサッと炒め、のなすを加える。
  豚肉の脂がしっかり出てから、なすを加える。

3.[味つけをする]
  全体に脂が回ったらポン酢しょうゆを加え、汁けが少なくなるまで炒める。
  器に盛り、みょうがをのせ、好みで七味とうがらしをふる。
  ポン酢しょうゆを加えたら、全体にからめながらよく炒める。

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P分署捜査班誘拐/マウリツィオ・デ・ジョバンニ

2022年07月28日 | もう一冊読んでみた
P分署捜査班誘拐 2022.7.28

マウリツィオ・デ・ジョバンニの 『 P分署捜査班誘拐 』 を読みました。

ピッツォファルコーネ署の7人の警官の人生が手に取るよう見事に描かれています。
彼らが抱えている悩みや生きる姿勢が、詩情豊かに語られる素敵なミステリです。
次作が、待ち遠しい。早く、読みた。



 バットマンには超能力がない。だから一番すごいヒーローだ。
 バットマンは、ふつうの人間だ。だけど、勇敢でものすごく頭がいい。空を飛べない? 代わりに、ユーティリティベルトを発明したし、ワイヤーを発射して壁をよじ登る。超高速で走ることができない? 代わりに、もっと速いスピードが出るバットモービルを持っている。バットマンは、ヒーローのなかのヒーローだ。なぜなら、超能力のなかで一番すごい超能力、勇気を持っているからだ。パパみたいにね。


 きみはパパがまだ家に住んでいたときから、パパとママが喧嘩をするようになる前から、ぼくと一緒だ。ぼくは絶対に、きみと離れない。ほんとうだ。あの小さなランプがあるといいのにね、バットマン。この広い場所に、ほんの少し光があればいいのい。
 それに枕もあれば、気持ちがいいのに。
 でも、きっと眠れないだろう。とても、眠れない。真っ暗では、眠れない。
 真っ暗だと、怖い夢を追い払うことができないから。


 ヒーローとは、こうしたものだ。
 ヒーローの正体を知る人はいない。だが、時機が来れば必ず姿を現し、本来の姿になって悪と闘う。ヒーローはすぐそこに、いつもいる。
 絶対に。


 分署の閉鎖も取り沙汰されたが、ピッツォファルコーネ署のろくでなし刑事たちと世間で呼ばれた腐敗警官に代わって、新たに四人が着任した。しかし、汚名は残った。決着がついたあとも、人々は分署や後任の刑事たちに対して蔑称を使い続けている。オッタヴィアはそれに納得がいかなかった。
 新しい捜査班のメンバーはいずれも各人各様の欠点を持ち、市内の分署から放逐された鼻つまみ者だったが、卑屈に蔑称を受け入れるか、反発するかに際して、逆手に取ってプライドの証にすることを選んだ。さらには、各人にあだ名がつけられた。「だってさ、有名人は理由がなんであれ、みんなあだ名があるだろ」とは、アラゴーナの弁である。それを聞いたオッタヴィアは思わず吹き出した。なかなかの名案だ。“おふくろさん”というあだ名は少しくすぐったい気がするが、決して嫌いではない。最初は文句を言おうと思ったが、捜査班の母親役であることは間違いない。オッタヴィアの目を逃れるものはなく、愛すべきコンピューターの奥深くに隠れていても必ず見つけ出すので、捜査班の面々はなにかが必要なときはいつも頼ってくる。母親を頼るのと同じだ。それに、実生活でも母親だ。捜査班の女性で子どもを持っているのは、オッタヴィアしかいない。


 子どもが欲しかったが、医者である妻は仕事に専念することを望んで反対した。こうして妻とのあいだに亀裂が生じ、望んだわけではないが年を経るごとに溝が深まったため、別居を経て離婚が決まったときは互いにせいせいしたくらいだった。
 このときパルマは、客観的に自己を観察した。柔和で感性豊か、情が深い。親兄弟も妻も子もいない。これが運命なのだろう。
 生まれつきリーダーシップがあったので、次第に仕事が家庭の代わりになった。これが周知され、やがて閑静な住宅街にある分署の副署長に任命され、署長が大病を患うと、市警で最年少の事実上の管理職となる栄誉を得た。
 その署長が闘病を理由に職を辞職した際、後釜にはパルマが座るものと本人も周囲も期待してた。部下の大多数はパルマよりも年長であったが、彼の真摯な姿勢と人間性を高く評価していた。だが、浮世とはままならないもので、パルマに勝る肩書と政界の後ろ盾を持った女性がかの街から署長として転任してきたのだった。
 分署を去ろうと決めたのは、怒りや嫉妬が原因ではない。管内を知り尽くした自分がいれば刑事たちはどんなことについても、見ず知らずの新署長ではなく、自分を頼ってくる。それではうまく機能しない。道を譲る必要があった。
 ちょうどそのころ、ピッツォファルコーネ署のろくでなし刑事の件が起き、市警察の評判を地に落とした。朝から晩まで骨身を削って、街路や小路に潜む腐敗や犯罪に立ち向かっている多くの警官と同様に、パルマも心底仰天し、激しい怒りを覚えた。だからこそ、県警本部長が事実上の敗北を認めて、分署の閉鎖を考えていることを知ると、断固反対した。
 そして、分署の指揮を執ることを願い出た。
 衝動的で大きな賭けだった。だが、キャリア----すなわち人生が足踏みしている現状から脱出する機会でもあった。新しい職場、新しい状況。新しいグループ。新しい疑似家族。
 与えられた人材は、書類を見た限りではお先真っ暗だった。違法薬物密売の中心人物として排除された四人のろくでなし刑事の後任は、いずれもほかの分署が嬉々としてお払い箱にしたろくでなし刑事だった。コネで入庁したアラゴーナは無能なうえに傍若無人で騒々しい。つかみどころのないディ・ナルドは前任署内で発砲騒ぎを起こしている。無口なロマーノは怒ると自制を失い、容疑者や同僚の首を絞めた前歴を持つ。では、ロヤコーノは? アーモンド形の目を持ち、中国人と呼ばれるシチリア人警部は? 自らの手で選んだロヤコーノがろくでなしであるはずがない。ロヤコーノの元上司、ディ・ヴィンチェンツォは目の上の瘤がなくなって大喜びしでいる。ロヤコーノが故郷からこの地に転任させられたのは、警察に寝返ったマフィアの一員が彼を内通者と名指ししたためだ。疑惑は立証されなかったものの、警察組織内では断じて許されない汚点がついた。だが、数ヶ月前に市中を恐怖に陥れた連続殺人犯、“クロコダイル”を追うロヤコーノを見たとき、ぜひとも一緒に仕事をしたいと思った。ロヤコーノには優秀な警官に不可欠な才能と怒り、情熱がある。
 厳しい内部監査による粛清を生き延びた残留組のふたりは、重荷どころか大きな財産になった。
 定年間近のピザネッリ副署長はこの管区で生まれ育ち、長年にわたって勤務しているので、管区内のことはなんでも知っている。感情が細やかで正義感が強い。地域に密着した無尽蔵の情報源でもあって、着任して日の浅い身にはありかたかった。自殺を他殺と信じ込んで、連続殺人犯がいると言い張りさえしなければ、完璧だった。
 オッタヴィアについては、初めは捜査班からはずすことを考えたが、やがてなくてはならない存在であることが明らかになった。コンピューターを駆使する聡明な彼女の貢献度は、足を使って捜査をする同僚たちのそれに勝るとも劣らない。オッタヴィアが必要な情報をネットから瞬時に拾いあげてくれなければ、捜査員が苦労して何時間もかけて調べまわらなければならないところだ。
 それに正直なところ、刑事部屋でアラゴーナのたわごとを笑う彼女の声が聞こえてくるとつい胸がときめいた。
 その危うさがわからないほどの青二才ではない。


 カルメンが苦痛に立ち向かおうとしないことが、ジョルジョには意外だった。
 いまや親友となったレオナルド神父は、そうした例は珍しくないと言う。救いようのない苦悩を前にしたときに、人は強さか弱さかのどちらかを示し、早く世を去ることを選ぶ人もいる。己の内側を蝕む悪魔を出し抜いて、定められたときが来る前に光に満ちたあの世へ行くことを選ぶのだ。...........
ふたりは病床のカルメンを通して知り合い、そのときに培われた強い友情はいまだに続いている。カルメンが大量の鎮痛剤を飲んで永遠の眠りにつく前にくれた、最後のプレゼントだった。


 仕事上の関係しかない。パパはそう説明した。でも、ラウラという名前のあの感じの悪い女とちょっと目が合っただけで、心の裡が全部わかった。あたしが出ていけば、あの女は大喜びする。おあいにくさま。出ていくつもりは、さらさらない。
 あの女は以前に訪れたことはないようで、下着や歯ブラシ、生理用品など、存在を物語る痕跡はなかった。女というものは、必ずなにかを残して自分の縄張りをマーキングするけど、なにもない。間に合ってよかった。


 だが、玄関ロビーで、ロヤコーノを待っている人物がいた。
 ロヤコーノの娘マリネッラだ。ほんの小娘だが、目を合わせた瞬間に互いにピンと来た。女というものは、ある種の事柄についてはただちに悟る。


  『 P分署捜査班誘拐/マウリツィオ・デ・ジョバンニ/直良和美訳/創元推理文庫 』

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日経平均、今週も大幅上昇か 

2022年07月24日 | 捕らぬ狸の経済


  7月22日
  日経平均 2万7914.66円(111.66円高)
  TOPIX 1955.97(5.38ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.215%(ー0.020)
  1ドル=137.58 - 137.60(1.00円高)


7月19日 2万6961円  9億7242万株 2兆4278億円
7月20日 2万7680円  11億1429万株 2兆8749億円
7月21日 2万7803円  9億7053万株 2兆5079億円
7月22日 2万7914円  9億9386万株 2兆6252億円


■株探ニュース 2022.7.23
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今週の【早わかり株式市況】大幅に3週続伸、ハイテク株中心に買い戻し加速

今週の相場ポイント

1.日経平均は3週連続上昇、前週比1000円超の大幅高
2.急激な米利上げ観測が後退、終始買い意欲の強い展開に
3.半導体関連などハイテク株中心に買い戻しの動き加速
4.日銀決定会合は緩和策維持、市場に買い安心感広がる
5.日経平均は7日続伸で2万8000円台目前、約1ヵ月半ぶり水準


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1126円(4.2%)高の2万7914円となり、大幅高で3週連続の上昇となった。

今週は終始買い優勢の展開だった。
急激な米利上げ観測への警戒が和らぎ、ハイテク株を中心に買い戻す動きが加速した。
日銀の金融政策決定会合が現状維持だったことも安心材料となり、日経平均は7日続伸し2万7900円台まで上昇した。


3連休明け19日(火)の日経平均株価は、前週からの上値追い態勢を継続した。
米国株市場でNYダウは前日の月曜日こそ下落したものの、前週金曜日に600ドル超の大幅高となっていたこともあり、連休明けでこの大幅高を織り込んでいなかった東京市場は買いが優勢の地合いとなった。

20日(水)は物色人気が加速した。
全面高の様相を呈し、日経平均は700円超の上昇で2万7000円を一気に突破した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げの可能性が薄れたとの見方が強まり、前日の米株市場でNYダウなど主要3指数が急反発した流れを引き継いだ。
東京エレクトロンなど半導体関連をはじめ、ハイテク株中心に大きく買われた。

21日(木)の東京市場は、前場は日経平均がマイナス圏で推移していたものの、後場に入り切り返した。
注目された日銀の決定会合で大規模緩和策が維持され、これを受けて市場に買い安心感が広がった。

22日(金)も買い意欲の強い展開で日経平均は7日続伸。
朝方は安い場面もあったが、売り一巡後プラス圏に浮上し結局2万7900円台まで買われ、終値ベースで約1ヵ月半ぶりの水準を回復した。
ハイテク株のほか、業績増額修正を発表した日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社を筆頭に海運株が買われた。


来週のポイント

来週は米FOMCが開催される。
イベント通過でアク抜けとなるか、利益確定売りを誘発するかによって展開が大きく変わるため市場の視線が集中している。
日経平均は2万8000円台乗せを果たせるか、更にその水準を維持できるかが注目される。


重要イベントとしては、国内では29日朝に発表される6月の完全失業率、有効求人倍率、鉱工業生産が注目される。

海外では26~27日に開催されるFOMC、26日発表の米国7月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数と6月新築住宅販売件数、28日に発表される米国4-6月期GDP、31日発表の中国7月製造業PMIに注視が必要だろう。


日々の動き(7月19日~7月22日)

7月19日(火)  4日続伸、リスク選好の買いで一時2万7000円台を回復
        日経平均 26961.68( +173.21)  売買高9億7242万株 売買代金2兆4278億円


7月20日(水)  5日続伸、米株高を受けハイテク株などを中心に全面高
        日経平均 27680.26( +718.58)  売買高11億1429万株 売買代金2兆8749億円


7月21日(木)  6日続伸、日銀決定会合受け後場プラス圏に切り返す
        日経平均 27803.00( +122.74)  売買高9億7053万株 売買代金2兆5079億円


7月22日(金)  7日続伸、海運株や半導体株が買われ1ヵ月半ぶりの水準
        日経平均 27914.66( +111.66)  売買高9億9386万株 売買代金2兆6252億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、31業種が上昇
(2)値上がり率トップは郵船など海運
(3)ソニーGなど電機、ダイキンなど機械、オリンパスなど精密機器といったハイテク・輸出株が大幅高
(4)内需株はリクルートなどサービスをはじめ、三井不など不動産、積水ハウスなど建設も全面高
(5)金融株も堅調、オリックスなどその他金融、三菱UFJなど銀行が大きく買われた
(6)値下がりは2業種のみ、東電HDなど電気・ガスは大幅安


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) メタバース
2(4) 円安メリット
3(8) 原子力発電
4(2) 半導体
5(5) ディフェンシブ
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



モーニングスター  2022.7.23
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株式週間展望:市場心理改善で意外高継続も

日経平均予想レンジ:2万7050~2万8750円

今週の東京株式市場では日経平均株価が22日まで7連騰し、6月10日以来の2万8000円台に迫った。
世界的なリスクオンのタームは思いのほか息が長く、日本株は折からの円安に伴う企業収益の拡大期待が相まって強調展開を維持している。
悪材料に対するマーケットの耐性の強さを踏まえると、来週も意外高が継続する可能性がある。


    <悪材料にアク抜け傾向、円安追い風>

日経平均は22日は2万7914円(前日比111円高)で取引を終え、ほぼ1カ月前に形成した直近安値(6月20日の2万5520円)からの上昇率がおよそ1割に達した。
200日移動平均線を明確に上抜き、6週間ぶりの水準まで戻してきた背景にはまず、海外市場も含めたリスク許容度の回復がある。

インフレ高進を示した欧米の6月CPI(消費者物価指数)を受けて、金融当局は強いタカ派姿勢を維持している。
ECB(欧州中央銀行)は21日に11年ぶりの利上げを決定し、上げ幅は通常の2回分の0.5%としてマイナス金利を解除した。
ただ、それでも従来のような株価の波乱は招かなかった。

「恐怖指数」として知られるVIX指数は足元で、3カ月ぶりの低水準にある。
米国ではネットフリックスの決算後の株価高騰に象徴されるように、業績面の不安要素は先行して織り込まれ、事実が顕在化することでアク抜けする傾向が強い。

さらに、日本株は一時1ドル=139円台に乗せた円安にも支えられている。
今3月期の企業の前提レート平均(およそ120円)とはカイ離が大きい。
1円の円安・ドル高が450億円程度の増益要因となるトヨタ自動車は115円を想定し、仮に通期で135円で推移した場合はそれだけで9000億円ものインパクトが生じる計算だ(連結営業利益予想は2兆4000億円)。


    <FOMCリスクは?>

日経平均は騰落レシオや25日線とのプラスカイ離率など、テクニカル面での過熱感も指摘される。
だが、こうした動きはもみ合いから上放れする際のエネルギーの高まりととらえることもできそうだ。


来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)が26、27日に行われるほか、翌週には米8月雇用統計も控え、市場の雰囲気が再び張り詰めないとも限らない。
ただ、それでも相場の腰が強ければ、日米とも本格的な反騰局面に入ったと判断できるだろう。

FOMCはいったん1.0%(4回分)の追加利上げが視野に入ったが、その後やや観測が緩み現在では0.75%(3回分)の上げ幅がコンセンサスになっているもよう。
このため、予想外の1.0%に決まれば、少なくとも直後は資金逃避の動きが加速するだろう。
ただ、むしろそうした場合は早期のリカバリーの成否が焦点となる。

日本株の追い風である為替に関しては、日銀の黒田東彦総裁が緩和姿勢を変えない方針を改めて強調した。
このため、欧米との金利差拡大による円安の地合いは維持されたと考えられる。
4-6月のドル・円は約130円となり、今後開示が本格化する企業決算への好影響も確認できそうだ。


来週の日経平均の予想レンジは2万7050~2万8750円とやや広めに取る。
ダウンサイドはFOMCリスクを加味した。


スケジュールはほかに、国内で6月16、17日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨の公表(26日)、7月20、21日開催の日銀会合の主な意見公表(29日)、海外ではドイツ7月Ifo景況感指数(25日)、IMF(国際通貨基金)世界経済見通し発表(26日)、米4-6月GDP(国内総生産)速報値など。

  提供:モーニングスター社



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薄やわポークステーキ  鳥羽周作

2022年07月23日 | お昼のおひとり様ご飯
ポークステーキ 2022.7.23

  憧れの「ステーキ」、おうちでつくってみたい!
  おうちでステーキをつくるなら、ポークステーキが断然おすすめ!
  おいしくつくるコツはたった2つだけ。


              薄やわポークステーキ

  コツ2か条
   豚肩ロース肉を 「 たたいて薄くのばす!
   こんがりと香ばしく焼く!



ふたつのコツを忠実に守って、「 薄やわポークステーキ 」を焼きました。
美味しく焼けたのですが、飛び散った油の量が半端でなかつた。もの凄い量。びっくり仰天。
後片付けが、大変。
これまで色々試してみて、2回目があるかの基準は、「 エバラの焼き肉のタレ 」を使用した料理を超えられるか。
鳥羽さんの焼き方は、味良しだが、もう一度、あの後片付けを思うと二の足尾踏む。




    きょうの料理 2022年6月号
    薄やわポークステーキ : 鳥羽周作


  材料(1人分)
 ----------------------------------------------------------
    豚肩ロース肉 1枚(100~150g)

     =A=
    しょうゆ 大さじ1と1/2
    みりん・酒・砂糖・りんごジュース(果汁100%) 各大さじ1
    おろししょうが(市販/チューブタイプ) 小さじ2
    水・はちみつ 各小さじ1

    塩・サラダ油・バター
 ----------------------------------------------------------

  作り方

1.豚肉は包丁の背でたたいて元の大きさの1.3~1.5倍に薄くのばし、
  両面に塩少々をふる。
  =A=は混ぜ合わせる。

2.フライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、豚肉の片面を1~
  2分間ずつ、両面をこんがりと焼く。

3.2のフライパンの油を軽く拭き、=A=を加えて豚肉にからめる。
  豚肉を取り出して器に盛る。

4.3のフライパンを弱火にし、フライパンに残ったソースにバター5gを
  加えて溶かし、豚肉にかける。

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翡翠なすのえびあんかけ 林亮平

2022年07月21日 | お昼のおひとり様ご飯
翡翠なす 2022.7.21

  美しい色合いを出すのが難しい「翡翠なす」を、
  電子レンジで手軽に!
  上品な味わいとつや感が見事な、
  旬のなすを楽しむ最高のごちそうです。



                翡翠なすのえびあんかけ

「きょうの料理」で、「 翡翠なすのえびあんかけ 」をみました。その美しさに感動。
しかも、電子レンジで簡単出来るんですって。
作りたい。ぼくも作ってみたい。早速、挑戦してみました。
やってみると、ピーラーで皮を薄くむくのが、これが、なかなか難しい。
それでも、初めての挑戦にしては、まずまずの出来でしょう。
見映えで感動、味でにんまり。素敵な料理でした。



    きょうの料理 2022年7月号
    翡翠なすのえびあんかけ : 林亮平


  材料(2人分)
 ----------------------------------------------------------
    なす 2コ(150g)

    =えびあん=
    むきえび(あればブラックタイガー) 4匹(80g)
    だし カップ1/2
    みりん 大さじ1
    塩 小さじ1/2
    水溶きかたくり粉 大さじ1
    (かたくり粉を同量の水で溶いたもの。)

    しょうが(すりおろし) 適量
    塩・酒・オリーブ油
 ----------------------------------------------------------

  作り方

1.[えびの下処理をする]
  えびは包丁で背に切り目を入れ、背ワタを除く。
  熱湯でサッとゆで、冷水につけて取り出し、水けを拭く。
  5等分に切り、塩1つまみをふって酒小さじ2をまぶす。
  えびは湯通しして酒をまぶし、くさみを取る。

2.[なすを電子レンジにかける]
  なすはヘタを除き、ピーラーで薄く皮をむいて四つ割りにする。
  耐熱ボウルに入れ、塩小さじ1/3をふり、オリーブ油大さじ1を回しかける。
  ボウルを揺すって全体をなじませ、2~3分間おく。
  ラップをして電子レンジ(600W)に3分間かけ、器に盛る。
  なすに油をからめて電子レンジにかけると、きれいな翡翠色に。

3.[えびあんをつくる]
  鍋にだし、みりん、塩を入れて中火にかける。
  沸騰したらえびを加え、再び沸騰したら火を止める。
  水溶きかたくり粉を混ぜながら加え、全体を混ぜる。
  再び中火にかけ、とろみがついたらにかける。
  しょうがをのせる。
  透き通ったえびあんだからこそ、なすの彩りが生きる。


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うな重 土用の丑の日を前に

2022年07月20日 | 食は文化だ
なまずや県庁前店  岐阜市藪田南 2022.7.20

今年の土用の丑の日は、7月23日(土)です。
土用の丑の日には、少し早いですが、うちのKさんと鰻を食べに行ってきました。



うな重 』 を、いただきました。
飛騨山椒をたっぷりかけて。









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死刑にいたる病/櫛木理宇

2022年07月18日 | もう一冊読んでみた
死刑にいたる病 2022.7.18

櫛木理宇の 『 死刑にいたる病 』 を読みました。

いたいけない少年、少女8人を凄惨な拷問によって命を奪った連続殺人鬼、榛村大和と普通の人は接触を持つだろうかとの思いが、このミステリを読んでいる間いつも頭をかすめた。
榛村大和は、悪魔なのだが好人物に映る。少年、少女、拷問が頭をよぎる。
しかし、面白い。
最近読んだ中では、最高に面白かった。



悪魔は、天使の笑顔で忍び寄る。

 あの日のこの場所から、やり直せたらいいのに。そう何度も願った。だが詮ない祈りだった。
 だって時間を巻きもどすことはできない。いったん口に出した言葉は、誰にも打ち消せはしないのだ。


 榛村はまめに常連からアンケートをつのり、要望どおりにフルーツを使った甘いデニッシュを増やし、かと思えば糖尿病に悩む客のため低糖質のパンを開発し、商品札のアレルギー表示をわかりやすく改訂した。誰の目にも、彼は真摯に商売に励んでいると見えた。
 だから、誰一人あやしまなかった。
 彼の家から時おり、鶏と鳩とも違うけものの臭がただよってきても。燻製小屋の煙突がやけに長時間、真っ黒な煙を吐いている日があっても。彼がしょっちゅう庭を掘り、庭木を植え替えてばかりいたとしても。
 周囲の人間はみな、彼に好意的だった。
 榛村がたまにステレオを大音量で鳴らしても、「若い人は口ックやら、やかましい音楽が好きだからしょうかない」と思い、若者を家に連れこむところを目撃しても「さすが、イケメンはもてるわ」と笑い話で済ませてしまった。
 彼の燻製小屋でなにが燃やされているのか。大きな冷凍貯蔵庫になにが切り分けられて突っこまれているのか。なにが鶏の餌に混ぜられているのか。
 疑う者はいなかった。榛村が逮捕されてはじめて、住民たちは天地がひっくり返ったかのごとく仰天した。
 彼の家の庭から大量の人骨か掘り起こされたあとでさえ。
まさか、あの人に限って
「なにかの間違いです」
 と、彼らはマスコミのマイクに向かって答えた。
 あまつさえ冤罪を訴える署名運動まで起こり、村民だけでなく店のまわりの町民、市民の三百人余が喜んで署名した。
 そんな世俗の動きをよそに、取調室で榛村は淡々と供述した。
 「逮捕されたのは、ぼくの思いあがりのせいです」
 担当の捜査官に、そう彼は言ったそうだ。
 『油断しました。犯行が長い間うまくいきすぎたので、くだらない万能感が生まれてしまった。もしかしたらこのまま一生捕まらないのではかと、ありえないことまで考えました。調子にのりすぎたんです。欲望のまま犯行を進めた結果、行動がルーティンになり警戒心が薄れた。すべてはぼくの、よけいな自惚れがゆえです」
 さらに彼はこうも言ったという。
もう一度やりなおせるなら、今度こそ慢心しないでしょう


 列挙していったらきりかないほど、シリアルキラーたちの生育環境は一様にひどいものだ。
 ----不幸な生まれなら、人殺しになってもいいんでか。違うでしょ。
 ----孤児だろうと施設育ちだろうと、犯罪とは無縁に立派に生きている子たちか世の中にはたくさんいるんですよ。生まれ育ちがよくないから犯罪に走ったなんていいわけは、そういった子たちに対する冒とくですよ。そうじゃありませんか。



  『 死刑にいたる病/櫛木理宇/ハヤカワ文庫JA 』

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来週の東京株式市場は一進一退か

2022年07月17日 | 捕らぬ狸の経済


  7月15日
  日経平均 2万6788.47円(145.08円高)
  TOPIX 1892.50(10.63ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.230%(変わらず)
  1ドル=138.91 - 138.93円(0.84円高)


7月11日 2万6812円  11億5248万株 2兆6522億円
7月12日 2万6336円  10億6110万株 2兆4593億円
7月13日 2万6478円  8億9356万株 2兆0665億円
7月14日 2万6643円  9億7278万株 2兆2407億円
7月15日 2万6788円  10億7831万株 2兆5444億円


■株探ニュース 2022.7.16
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今週の【早わかり株式市況】2週続伸、方向感乏しくも底堅く推移

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週連続で上昇、欧米株市場の影響受けるも底堅く推移
2.週明けは参院選の結果を好感し買い優勢、一時2万7000円台乗せる
3.世界景気の減速懸念強まる、中国での新型コロナ感染拡大にも懸念
4.米CPIで過度なリスク回避姿勢にならず、東京市場は押し目買いで上昇
5.1ドル=139円の円安が追い風に、上方修正出したファストリが相場上昇に寄与


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比271円(1.0%)高の2万6788円と、2週連続で上昇した。

今週は、参院選の結果を受けて週明け月曜日は買い優勢で始まり、日経平均は一時2万7000円台に乗せた。
ただ、世界の株式市場が景気減速懸念で揺れるなか、東京市場もその影響からは逃れられず、積極的に上値を買い進む動きとはならなかった。
一方で下値では買いが入り、やや方向感に乏しい展開ながらも底堅く推移した。


週明け11日(月)は、日経平均が一時500円を超える上昇をみせた。
10日投開票の参院選で自民党が大勝したことを受け、リスクを取る動きが拡大。
伸び悩む場面もあったが、急速に進む円安も追い風に結局300円近い上げで取引を終えた。

12日(火)の日経平均は一転大幅安となり、下げ幅は一時500円を超えた。
ロシアとドイツをつなぐ天然ガスのパイプライン停止が欧州景気を冷やすとの見方が強まり、前日の欧州株市場が総じて売られたほか、米国株市場も下落。
東京市場もリスク回避ムードの強い地合いを余儀なくされた。
ゼロコロナ政策を続ける中国で新型コロナウイルスの感染が広がっていることも売り材料視された。

13日(水)は自律反発を狙った買いが流入し、日経平均は上昇。
ただ、この日夜の米6月消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢が強く、方向感には乏しかった。

14日(木)は朝方売りが先行したものの、その後押し目買いが入り日経平均は切り返した。
注目されていた6月の米CPIは市場コンセンサスを上回る高い伸び率を示したが、大幅下落で始まった米株市場が取引終盤にかけて戻り足をみせたことで、東京市場も過度なリスク回避に傾くことはなく頑強な展開となった。

15日(金)の日経平均は、前日の米株市場が高安まちまちとなるなか、1ドル=139円前後の円安進行が追い風材料として意識され値を上げてスタート。
通期業績の上方修正を発表したファーストリテイリングが大幅高に買われ、全体相場の上昇に寄与した。


来週のポイント

来週は、決算発表が本格化するため個別材料株の物色が盛んになりそうだ。
日経平均は2万7000円の節目を上抜けるかが焦点となるだろう。


重要イベントとしては、国内では20~21日に開催される日銀の金融政策決定会合、22日朝に発表される6月全国消費者物価指数が注目される。

海外では19日に発表される米国6月住宅着工件数、21日のECB政策金利の発表、米国6月コンファレンス・ボード景気先行指数に注視が必要だろう。


日々の動き(7月11日~7月15日)

7月11日(月)  3日続伸、参院選での自民大勝でリスク選好の買い優勢
        日経平均 26812.30( +295.11)  売買高11億5248万株 売買代金2兆6522億円


7月12日(火)  4日ぶり反落、景気減速懸念でリスク回避の売り優勢
        日経平均 26336.66( -475.64)  売買高10億6110万株 売買代金2兆4593億円


7月13日(水)  反発、前日の大幅安を受け値頃感からの買い優勢
        日経平均 26478.77( +142.11)  売買高8億9356万株 売買代金2兆0665億円


7月14日(木)  続伸、朝安も円安進行で輸出株中心に買い優勢
        日経平均 26643.39( +164.62)  売買高9億7278万株 売買代金2兆2407億円


7月15日(金)  3日続伸、一部の値がさ株が買われて底堅く推移
        日経平均 26788.47( +145.08)  売買高10億7831万株 売買代金2兆5444億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、17業種が値下がり
(2)値下がり率トップとなったINPEXなど鉱業のほか、出光興産など石油、住友鉱など非鉄金属といった資源株が総じて安い
(3)三菱UFJなど銀行、T&Dなど保険、オリックスなどその他金融といった金融株が売られた
(4)内需株はファストリなど小売り、リクルートなどサービスが買われた一方、菱地所など不動産、大成建など建設は軟調とまちまち
(5)輸出株はトヨタなど自動車、HOYAなど精密機器が堅調も、コマツなど機械は下落
(6)値上がり率トップは任天堂などその他製品


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) メタバース  株式市場もバーチャル革命に活路
2(2) 半導体
3(10) 防衛
4(9) 円安メリット
5(4) ディフェンシブ
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


フィスコ 2022.7.17
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:
ECB定例理事会、「ノルドストリーム」定期保守点検後の行方、ネットフリックス決算


株式相場見通し

予想レンジ:上限27400円-下限26200円

来週の東京株式市場は一進一退か。
国内は月曜が祝日で立会いは4日となる。
翌週に控えるFOMCや徐々に本格化し始める日米主要企業の決算発表を控え、動きづらい展開が想定される。
どちらかに触れても一方向に傾くことはなく、レンジ推移が意識されやすいだろう。

米6月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はともに予想を大幅に上回った。
一方、世界のコンテナ運賃やエネルギー・食料品の価格が下落傾向にあることから、今回の6月分がインフレのピークだとする期待は根強い。
7月ミシガン大学消費者マインド指数の長期期待インフレ率も1年ぶりの水準に低下した。
一方、翌週に開催される米連邦準備制度理事会(FOMC)では、0.75ptの利上げが有力とされる一方、1.00ptの利上げへの思惑も依然くすぶっている。
このため、月末までは様子見ムードが広がりやすいだろう。

また、日米で徐々に4-6月期の企業決算が発表される。
内容を見極めたいとの思惑も、株価の一方的な動きを生み出しにくくすると考えられ、マクロ要因によるボラティリティー(変動率)はいったん縮小する可能性がある。

国内では20日に日本電産の決算が控える。
電気自動車(EV)関連株への波及効果も大きく、内容が注目される。
製造業決算として先んじて第1四半期(3-5月)決算を発表している安川電機は、受注の好調は引き続き確認されたものの、収益実績の市場予想下振れが素直に嫌気され、その後の株価は大きく下落。
景気後退懸念が強まるなか、製造業に対する投資家の目線は厳しいとみられ、ハードルは高いだろう。

米国では週前半にゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカの金融大手の決算がある。
先に発表されたJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーの決算はともに低調なものとなり、貸倒引当金の積み増しなどが重荷となった。
JPモルガンの最高経営責任者(CEO)ジェイミー・ダイモン氏は企業や個人の堅調さを強調した一方、世界経済の先行きに対する警戒感も引き続き示した。
金融大手の決算が引き続き冴えないものとなれば、相場の重荷になるだろう。

週半ばにかけては動画配信のネットフリックス、EVメーカーのテスラも決算を発表する。
景気後退懸念に伴い、米10年債利回りは3%を下回った推移を続けており、足元では景気敏感株に対してのグロース(成長)株の株価パフォーマンスが良好だ。
ただ、ネットフリックスは前回決算の際に会員数の減少を発表。
成長期待のはく落により株価が急落し、投資家心理を大いに冷やした。
今回も同様に低調な決算となれば、足元で台頭しているグロース株の復調に冷や水を浴びせることになる。

21日には欧州中央銀行(ECB)の定例理事会が開催予定で、金融引き締めの強化についての方針が注目される。
利上げペースの加速などが示唆されると相場は神経質に反応する恐れがある。
また、欧州ではロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプライン「ノルドストリーム」が定期検査で供給を止められているが、この定期検査の期限が同日21日とされている。
デッドラインを迎えるこの日以降も供給停止が続けられるとなると、欧州のエネルギー価格を更に高騰させ、世界的なインフレ懸念の再燃や一層の景気後退懸念に繋がりかねないため、注意が必要だ。

ほか、21日に発表予定の米7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も注目。
5月、6月と2カ月連続で大きく悪化し、市場予想も下回っており、6月にはマイナスに転じている。
7月もマイナスとなると、景気後退懸念が一段と強まりかねないため、警戒しておきたい。


為替市場見通し

来週のドル・円は底堅い値動きか。
欧州のエネルギー供給不安や中国の新型コロナウイルス再拡大による行動制限強化で世界経済の先行きは不透明だが、日米金利差に着目した為替取引がただちに縮小する可能性は低いとみられており、ドル買い・円売りは継続しそうだ。
7月26-27日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ptの利上げを決定する可能性が高いこと、日本銀行黒田総裁は現行の大規模な金融緩和策を継続する方針を示しており、円売り安心感がドルをはじめ主要通貨を押し上げる展開となりそうだ。

先日来日したイエレン米財務長官と鈴木財務相との会談で、鈴木氏は日本政府として最近の円安を憂慮しているとの考えを述べた。
ただ、イエレン氏はそれには回答せず、為替介入は「例外的な状況でしか正当化されない」と日本側をけん制。
ドル・円は次の節目140円を目指す展開が続くとみられる。



来週の注目スケジュール


7月18日(月):日・株式市場は祝日のため休場(海の日)、米・NAHB住宅市場指数(7月)、米・決算発表→BofA、ゴールドマン、IBMなど

7月19日(火):欧・ユーロ圏CPI(6月)、米・住宅着工件数(6月)、米・決算発表→J&J、ネットフリックス、ノバルティス、ボルボなど

7月20日(水):日・日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)、日・決算発表→日電産、中・1年物/5年物ローンプライムレート(LPR)、英・消費者物価コア指数(6月)、米・中古住宅販売件数(6月)、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(7月)、米・決算発表→アルコア、バイオジェン、テスラ、ASMLなど

7月21日(木):日・貿易収支(6月)、日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)、黒田日銀総裁が会見、日・決算発表→オービック、中外薬、ディスコ、欧・欧州中央銀行(ECB)定例理事会、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月)、ロシアとドイツ結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の定期保守点検の終了日、など

7月22日(金):日・全国消費者物価指数(6月)、日・欧・米・製造業/サービス業PMI(7月)など

  フィスコ



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荷札酒 純米大吟醸 亀の尾 

2022年07月16日 | さらにもう一杯の日本酒に酔う
加茂錦酒造  新潟県加茂市 2022.7.16

久しぶりの 『荷札酒』 。
昔の荷札が特徴の加茂錦さん。



         荷札酒 亀の尾
         純米大吟醸
         瓶火入れ


         原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
         原料米 秋田県産 亀の尾 80%使用
         精米歩合 50%
         アルコール分 15度
         加茂錦酒造(新潟県加茂市仲町)



甘口で、後味がフルーティ。のどごし爽やか。
芳醇なワインを彷彿とさせる日本酒です。
文句なしに美味しい。
15度と飲みやすい。
今度は、一升瓶で用意したい。

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