世の中は、高齢化社会になるのではなく
もう高齢化社会になったことは間違いありません。
以前にも書きましたが、高齢化社会の関心は
死生観と健康とお金です。
いつ生まれるかは、だいたい解りますが
いつ死ぬかは解らないと考えられています。
だったらいつ死んでもいいように
エンディングノートや遺言が広まっているのでしょうが
本当に大切なことは、死生観だと思います。
いかに死ぬかとは、いかに生きるかです。
逃げずに前向きに愉しく、いかに死ぬか、死とは何かと
人生観を持つことが、前向きに愉しく生きる、支えとなるでしょう。
団塊の世代 第一次ベビーブームの方々が最大勢力になります。
戦争中に疎開していた世代と名曲「戦争を知らない子供たち」の世代です。
私の祖母は昨年95歳で初めてデイサービスというものを利用したのですが、
周りの老人たちが自分の息子や娘の世代だったことにギャップを感じていた
ようでした。
老人福祉の今後はあと数年間は入所希望者のピークになりますが、それ以降は徐々に
待機者問題も解消し2~30年後になれば定員割れの施設が続出すると思います。
入所定員を埋める為に価格競争や「今ご契約の御家族には
新車か海外旅行プレゼント」なんて時代が来るかも知れません。 そして今の少子化の
世代が老人になるころには施設の閉鎖や統廃合が進むと思います。
ここ数年の小中学校の統廃合のように。
それだけに今から生まれる子供たちが3~40歳代になるころには今よりも老人問題で
悩むこともないので出生率がもっと増えてもよいと思います。 これはあくまで今のままの
状態での30年後の話です。大災害が再び起こったり 憲法が改正されて戦争に参戦
する国になれば事情は変わってきます。