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婚活サイトで知り合い「麻薬の運び屋」にされた、27歳OLの悲劇

2021年06月05日 23時30分52秒 | 事件と事故
婚活サイトで知り合い「麻薬の運び屋」にされた、27歳OLの悲劇
ネットやSNSに潜む魔の手
 
 私は、約40年間、麻薬取締部(通称「マトリ」)で、薬物犯罪の捜査を続け、違法薬物の撲滅を目指してきた。約300人の「マトリ」や関係捜査機関が全国で摘発や捜査を展開しているが、それでも薬物犯罪は後を絶たない。

芸能人が「クスリとセックス」に溺れるまでの全真相

 日本国内で、大麻事犯の検挙者数は年間3,700人を超え、覚醒剤事犯のそれは1万人を超えている(2018年度統計)。潜在的にはさらに広がっているだろう。こうした違法薬物の拡散には、今や、ネットやSNSが頻繁に使われている。

 今や、サイトやSNSなどを通じた結婚は、3人に1人と増えているというアメリカでの調査統計もある。

 しかも、ITの上では相手を一方的に信じ込み、自分の情報を与えやすいという事情がある。そこにつけ入ってくるのである。

 薬物犯罪は、「時代を映す鏡」という特性があるのだ。

 密輸組織や密売人たちは、特に、女性の恋心を利用することが多い。ネットやSNSを通じて日本人女性と知り合い、言葉巧みに「恋人気分」に浸らせ、薬物を隠匿した国際荷物(郵便・宅配便)を受け取らせて、女性を知らぬ間に「運び屋」を仕立てるのである。

 マトリでは、この手法を「ラブコネクション」と呼び、捜査を展開している。ネットやSNSにはこの魔の手がはびこっているのだ。

  次に、私が実際に捜査した「ラブコネクション」を挙げてみよう。
     
Image by iStock        
 
 
 
海外婚活サイトでの出会い
 
 2016年夏、27歳だったアキ(仮名)という日本人女性は、インターネットの海外婚活サイトでアメリカ人を自称するジョンと知り合った。

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〈12月には日本に行く。君とクリスマス・イブを過ごしたいんだ。君に会いたい〉
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 などと、ジョンは甘い言葉を繰り返しメールで送ってきた。アキは未だ見ぬジョンに淡い恋心を抱くようになった。

 ある日、ジョンから、

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〈アジアを旅行中のマイクという親友が、来週、東京へ行くんだ。彼に荷物を送りたいんだけど、バックパッカーで安宿を転々としているから受け取れない。悪いけど代わりに受け取って、渡してくれないか。彼が最寄りの駅まで取りに行くから〉
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 この時、すでにジョンを信じ切っていたアキは、〈ええ、いいわ〉と、二つ返事で引き受けてしまった。

 まもなく、マトリに情報が寄せられた。関係機関から通報が入ったのは11月初旬。タイ国からの国際スピード郵便(EMS)の中に、菓子箱などに分散して覚醒剤が隠匿されていたのだ。総量は1キロと大量で、末端価格は6,000万円を下らない。個人が使用する量の手配ではなく、明らかに大規模な密輸組織が関与していることが推測できた。

 私たちは「泳がせ捜査」、なかでも中身を無害物にすり替えて追跡する「CCD(クリーン・コントロールド・デリバリー)捜査」に踏み切ることにした。

  捜査員はまず名宛人である「アキ」の周辺捜査を進めた。判明したのは、アキがごく普通のOLということだった。前科の類はなく、住居はさいたま市内の小ぎれいなワンルームマンション。地域の環境も良く、暴力団や半グレ集団のような連中との付き合いもない。
 
 
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【前橋地裁】「人を殺してもいいのか!」 女子高生ひき逃げ死亡事故 無罪判決に傍聴席から怒号

2021年06月05日 23時00分07秒 | 事件と事故
【前橋地裁】「人を殺してもいいのか!」 女子高生ひき逃げ死亡事故 無罪判決に傍聴席から怒号

3・20・2020

高齢ドライバーによる事故が社会問題化するなかで、前橋地裁で下された無罪判決が物議を醸している。裁判長が発した“異例の言葉”は、高齢ドライバー問題をいっそう複雑にするものだった。

「人を殺してもいいのか!」

 その判決が告げられた後、傍聴席から怒号が飛んだ。

 事件は2018年1月、当時85歳の男性が運転中に意識障害に陥り、対向車線の路側帯を自転車で走っていた女子高生2人をはねた。高校1年の女性が死亡、高校3年の女性は一時重体となった。

 公判では、被告の長男が父親に罪を受け止めてほしいと「無罪ではなく、実刑にしてほしい」とまで陳述していた。

 しかし、前橋地裁は3月5日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた被告(87)に無罪判決を下した。

「争点は被告に『運転を控える義務』があったのかという点でした。物損事故を複数回起こしていた被告は、低血圧によるめまいや意識障害の症状が出たことがあり、家族から運転しないよう何度も注意されていた。検察側は運転を控える義務があり、過失責任があるとした。しかし判決では『正常な運転が困難になることは予見できず、運転を控える義務を負わせることはできない』と結論づけた。事故の4か月前に運転免許証が更新されたことも、予見可能性を否定する一因とされました」(全国紙司法担当記者)

◆「刑法理論に基づけば」

 判決後、傍聴席から上がった怒号に、国井恒志裁判長は、「事案の真相を見誤ると同じような悲劇を繰り返すことになる。被告個人に事故の責任を課すことはできない。これは悲劇を繰り返さないための無罪判決です」と声を詰まらせながら異例の“説明”をした。

「車椅子で出廷した被告は補聴器をつけていても耳が遠いようで、判決には“無罪……わかりました”とだけ語った。その様子からも、2年前とはいえ、高齢者講習をよく通ったなという疑問の声もありました。裁判長が最後にわざわざ付け加えた発言は涙声で、予想される感情的な批判に、先回りして反論しているようにも聞こえました」(同前)

 悲劇を繰り返さないための無罪──この発言が報じられると、ネット上では〈意味がわからない〉〈この判例のせいで悲劇が繰り返される〉など多くの批判が上がっている。

 女子高生の遺族も「運転すべきでない状態の人が運転を思いとどまるきっかけになるような判決を期待しておりましたので、大変残念です」とコメントを発表した。

 高齢ドライバーの事故が相次ぐ中での無罪判決には、法曹関係者でも受け止め方が分かれている。

「無罪判決を世間の人はとんでもないと批判しますが、刑法理論に基づけば、まともな判決です」

 そう語るのは、交通事故弁護士全国ネットワークの加藤克朗弁護士だ。報道を見た限りでの意見としてこう続ける。

「意識がない中での行為は犯罪行為には当たりません。だから、突発性の脳梗塞や心筋梗塞で事故を起こした場合、罪には問えません。

 今回は、意識がない状態を招いたことについて争点となっていますが、裁判長が『事故の予見可能性は認められない』としたのは、薬の副作用によって意識を失うとは考えられなかったという主旨です。医師から明確に『薬を飲んで車に乗ったら意識を失うかもしれないから、運転してはいけない』と注意されていれば犯罪に問える可能性はあったが、本人がそれをわからなかったとされた。

 今回の無罪判決はあくまで刑法理論に基づくもの。世論に裁判所が乗るのは社会にとってもよくないことです」

◆「裁判官の資質の問題」

 一方、高齢ドライバー問題が大きく議論されるきっかけとなった池袋暴走事故(2019年4月)で亡くなった母子の遺族の代理人を務める高橋正人弁護士(「関東交通犯罪遺族の会」顧問)はこう語る。

「事案の真相を見誤っているのは裁判長自身で、悲劇を繰り返さないためには『有罪』にするべきでした」

 そうしてこの判決を厳しく批判した。

「被告は家族からも運転を止められており、それまでにめまいの自覚もあったそうなので、運転中に意識が朦朧とすることは自分で予測できるはずです。『予見可能性が認められず、運転を控える義務を負わせることはできない』とした裁判官の判断は、一般の経験則からずれていると言うしかない。

続きはソースで


3/21/2020


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【立川ホテル死傷事件】<逮捕された少年(19)>「無理心中を撮影しようと思ったが、女性に断られけんかになった

2021年06月05日 22時30分53秒 | 事件と事故
【立川ホテル死傷事件】<逮捕された少年(19)>「無理心中を撮影しようと思ったが、女性に断られけんかになった」 



東京都立川市のホテルで男女が刺され死傷した事件で、男性への殺人未遂容疑で逮捕されたあきる野市の少年(19)が「人を殺す動画を見て刺激を受け、無理心中を撮影しようと思ったが、女性に断られけんかになった」と供述し、女性殺害もほのめかしていることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 女性は相模原市の風俗店店員(31)。司法解剖の結果、死因は失血死で刺し傷は約70カ所に上った。胸の傷は深さ約18センチで心臓を貫通していた。

 逮捕容疑は1日午後、立川市のホテルで風俗店店員の男性(25)の腹部を包丁で刺し殺害しようとした疑い。男性は意識不明の重体。

 共同通信 6/2(水) 18:29 


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夕闇の境内

2021年06月05日 22時00分19秒 | 日々の出来事
手洗場ですね


11/22/2020
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東京五輪児童・生徒81万人観戦計画に変更ナシ「誰が責任をとるのか」

2021年06月05日 21時00分13秒 | 教育のこと

>東京五輪観戦「陰性証明」ならば生徒引率の教師はブラック労働に 「陽性者でたら混乱」と医師



コロナ禍が収束の兆しを見せない中、東京五輪・パラリンピックが間近に迫っている。現時点では有観客を見込んでおり、入場時に「陰性証明書」の提示を求める案が政府内で検討されているという。

都内の学校の児童・生徒らも観戦を予定。児童・生徒らにPCR検査が求められることになった場合、学校現場の負担は相当なもの。教員からは「考えられない」といった声が挙がっている。 


*       *  * 

「今でさえ、目の前の対応でいっぱいいっぱい。とても夏の五輪のことまで考えられる状況ではありません」 

 こう話すのは、都内の公立小学校に勤める30代男性教師だ。緊急事態宣言が6月20日まで延長されたため、宣言の延長に伴い、急きょ水泳の授業など授業スタイルの変更を余儀なくされ、時間割調整など日々対応に追われているという。五輪観戦で生徒らにも陰性証明書が求められれば、さらなる負担が増えると懸念する。  


学校行事として教師が引率して児童・生徒が東京五輪・パラリンピックを観戦する計画があることについては、AERAdot.で「東京五輪児童・生徒81万人観戦計画に変更ナシ『誰が責任をとるのか』 保護者や教員の不安」(5月22日)と報じた。

この時点で、組織委が大会の開催中止か無観客開催を決めない限りは、観戦計画を実施する見込みだと東京都教育委員会は明言していた。その後、出てきたのが政府の陰性証明案だ。 

 報道によると、観客に求めるのは、PCR検査の結果など「陰性証明書」の提示。1週間以内に取得したものを想定しているという。ワクチンを接種した人については、証明書は求めず、接種の証明書を求めるそうだ。 

 五輪観戦で児童・生徒らにも陰性証明書が求められれば、さらなる負担が増えると現場の教員らは懸念する。 


「うちの学校では、7月25日に5、6年生が五輪、8月28日に3、4年生がパラリンピック観戦を控えています。ただでさえ土日の休日出勤を強いられるひどい日程なのに、8月下旬の前の週に子どもたちを集めて検査をすることになれば、『一体誰がやるの?』という話になります。お便りを出すといった事務作業も必要ですね……」(前出の男性教諭)

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【関連記事】東京五輪児童・生徒81万人観戦計画に変更ナシ「誰が責任をとるのか」 保護者や教員の不安〈dot.〉
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