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【朴槿恵大統領弾劾審判宣告全文】朴槿恵を厳しく断罪、『司法のプライド』、分裂を防ぐ苦心。& 自由と民主主義のキャンドル革命

2017-03-11 17:04:53 | 安保法制

薄っぺら~い朝日新聞の記事内容2017.3.11     広場は近隣の路地までろうそくの光で輝いていた。かけ声はまさに地鳴り。     

 
 画像に含まれている可能性があるもの:1人 午後8時前の世宗路十字路の様子。東の鐘路、西の西大門、南の市庁・南大門、北の光化門広場は近隣の路地までろうそくの光で輝いていた。かけ声はまさに地鳴りであった。

姜 聖律  2017.3.11

 今朝の朝日新聞。毎度おなじみの牧野愛博記者の新聞紙以上に薄っぺら~い内容の記事。弾劾の背景には経済の低迷による政権への不信があり、これによって韓国の社会はますます亀裂が深まる…と。「他人の不幸は蜜の味」かよ(一一”)

 弾劾宣告の全文をよく読めば、憲法裁判所が国民のこれ以上の分裂を防ぐためにどれほど苦心してこの文章を書いたかがよくわかる。

 [全文]憲法裁判所パク・クネ大統領弾劾審判宣告文 3/10 朝鮮日報

 どこからも反論できないように「全員一致」を優先させ、事実認定については必要最小限(崔順実の財団設立に伴う職権濫用)にとどめている。検察による捜査が進行中のサムソンの贈収賄については触れず、青瓦台の人事介入やセウォル号の7時間など、証拠が十分でなかったり法解釈が恣意的になる恐れがある部分に関しては不認定にしたり弾劾事由から外している。「政治裁判」という弾劾反対派の攻撃を封じるためだろう。

 その一方で、「軍事上の機密」を理由に青瓦台の家宅捜査を拒否し、真相究明にまったく協力しなかった朴槿恵を厳しく断罪したことは、たとえ大統領といえども司法の前には聖域ではないという当然の事実を確認したものだ。僕はそこに「司法のプラ...イド」を感じた。


 弾劾の背景に「ヘル朝鮮」と呼ばれる格差社会への不満が存在することは事実だが、それだけで毎週100万人の市民が集まり、暴発もなく平和的な集会を3カ月間にわたって続けるような奇跡的な事態が続くわけがない単純な「怒り」の吐出が無秩序な暴力へと転化することは、弾劾決定直後に保守派の一部が暴徒化したことを見ても明らかだ。

 キャンドルを掲げた市民たちは、政権への不満をぶつけるためではなく、人間が社会的な存在として生きるにあたって欠かせない自由と民主主義を守るために広場に集ったのだ。

 今回のキャンドル革命(弾劾が成立したのでこう呼んでもいいと思う)は、行政府の独裁に対して、市民、マスコミ、立法府、司法府がそれぞれの立場でけん制機能を果たしてブレーキをかけたというところに大きな意味がある。これこそ生きた民主主義ではないか。そこを読み取れないような記者は、ソウルでいったいどんな仕事をしているのか。


 ところで、「日韓関係 見つめ直す機会」という牧野記者の解説の中に、「戦後、韓国にとって日本は、歴史をめぐって対立する一方、互いに配慮する特別なパートナーだった」という一文がある。僕はこれを読んで何とも言えない気持ち悪さを感じた。まるでパートナーに暴力をふるいながら「俺はアイツを愛してるし、アイツも俺のことを受け入れてくれている」と言い放つDV加害者のようだと思った。確かにそういう関係は見つめ直した方がいいとは思うが。

 

<関連

韓国の朴大統領の弾劾は妥当 憲法裁が判断下す - BBCニュース

 

憲法裁の判事らは弾劾要求の審理を数カ月にわたって行った
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【韓国キャンドル革命】 普通の市民が圧倒的な力を見せつけた - Blogos

 

blogos.com/article/201473/
2016/12/09 - ベビーカーを押すイクメンも最前線で「朴クネ退陣」を叫んだ。=11月12日、ソウル 撮影:筆者= ソウル・ヨイドの国会前広場では大統領下野を叫ぶ市民が旗を振っていた。

 

ベビーカーを押すイクメンも最前線で「朴クネ退陣」を叫んだ。=11月12日、ソウル 撮影:筆者=

ベビーカーを押すイクメンも最前線で「朴クネ退陣」を叫んだ。=11月12日、ソウル 撮影:筆者=

 

 

 


「共謀罪創設に反対する百人委員会」声明(3月7日)案 /集会の呼びかけ

2017-03-08 00:11:45 | 安保法制

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

本日の「共謀罪創設反対百人委員会結成記念集会」と、5日の国会前集会参加しました。
下記のHPが、百人委員会です。(3月7日 S・Sさん-憲法九条の会FBより)


http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~ada…/committee/committee.htm

「共謀罪創設に反対する百人委員会」声明(3月7日)案

 2017年のいま、私たちが直面する危険は〈東京五輪を標的としたテロ攻撃〉か、それとも〈テロを理由に創設されようとしている共謀罪、それによる監視社会と戦争〉か――。

 安倍政権は過去3度廃案になった共謀罪を「テロ等準備罪」と看板を掛け替え、今国会で成立させようとしています。名称を変えても中身は同じです。共謀罪は、実行行為・結果がなくても、「犯罪について話し合った」と捜査機関がみなせば、話し合い自体を「共謀=犯罪」として立件し、処罰することができるものです。「犯罪の実行=既遂」を処罰するのが原則である刑法の体系を根元から覆してしまう、たいへん危険な法律なのです。

 安倍首相は、「テロ等準備罪」を「国際組織犯罪条約の批准に必要」とし、「これを締結できなければ東京五輪を開けないと言っても過言ではない」と言いました。しかし、この条約はもともとマフィアなどの国境を超えた組織犯罪・経済犯罪を対象としたもので、テロ対策の条約ではありません。また、共謀罪がなくても条約を批准することも可能です。

 しかも、日本はすでにテロ対策の国際条約を13も批准し、テロ資金提供処罰法など関連する国内法も整備しています。政府は国会審議で「現行法で対処できないテロ」として3事例を挙げましたが、そのうちの2例は「ハイジャック防止法」など現行法で十分対応できると野党に指摘され、金田勝年法相は答弁に窮して立ち往生してしまいました。

 では、政府はなぜ・いま、人権を大きく侵害する共謀罪を創ろうとしているのでしょうか。理由は、安倍政権が強行成立させてきた秘密保護法、戦争法制、盗聴法大改悪などと結びつけて考えてみるとわかります。すべて「戦争する国作り」につながっているのです。

 共謀罪のほんとうの狙いは、「戦争する国作り」を進める「アベ政治」に反対する市民運動や労働組合を警察が常時監視し、スパイし、密告を奨励し、市民を萎縮させ、沈黙を強い、運動をつぶすことです。「テロ等準備罪」の「等」に、あらゆる動きが含まれるのです。
 たとえば、核兵器につながる原発再稼働を阻止しようと、現地座り込みを相談・計画する。 警察はこれを「威力業務妨害罪の共謀」と見なし、「組織的犯罪集団」と断定して事前にメンバーを逮捕する。沖縄の辺野古・高江の新基地建設反対の闘いでも同じです。

この「話し合い=共謀」の証拠収集に絶大な威力を発揮するのが、改悪盗聴法と密告奨励の司法取引です。政府は共謀罪を盗聴法の対象にすることも検討すると言っています。


 政府は当初、「一般人や民間団体が対象となることはあり得ない」と言っていましたが、「犯罪を行なう団体に一変した場合は処罰対象になる」と言い始めました。警察が「組織的犯罪集団」と見なせば、いつでも、だれでも共謀罪適用の対象にできるのです。

 いま、警察による監視社会化が進行しています。大分県では野党の事務所に隠しカメラを設置し、岐阜県では風力発電計画に反対する住民を監視して電力会社に情報提供していました。車にGPS発信機を付けて居場所を把握する秘密捜査も日常化しています。政府と共謀し、市民の監視を強める警察にとって、新たな強力な武器となるのが共謀罪です。
 戦前、侵略戦争に反対するあらゆる動きを弾圧し、人々を萎縮させた治安維持法の亡霊が、安倍政権下でいま、共謀罪=現代の治安維持法として復活しようとしているのです。

 この危機感を共有する私たちは、「共謀罪の創設に反対する百人委員会」を設置して闘います。私たちは法律家、研究者、ジャーナリストなど、さまざまな立場から共謀罪の危険性を広く市民に訴え、反対する世論を大きく広げて、その成立阻止に全力を挙げます

 

百人委員会のメンバー http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~adachi/committee/menbers.htm

 

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集会の案内

 

行動提起

 

 今日ここに、共謀罪創設反対百人委員会が立ち上がりました。百人委員会は、参加者一人一人の自覚に支えられています。
 百人委員会で結ばれた心に手錠はかけられません。この百人委員会をもとにした全国一万人委員会を立ち上げようではありませんか。
  そのためには、自分たちの周りの人たちに、共謀罪反対を大いに働きかけましょう。
 ひとりが人に声をかければ、100人が1000人になり、一万人になります。
 廃案に追い込むまで、力を合わせて頑張りましょう。
 具体的な行動の提起です。これらの一部は、すでにHPで発表してあります。
 HPのURLは http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~adachi/committee/committee.htm です。

(1) 3月11日18時から 法案検討会を行います。 会場は、新橋にある「ばるーん304号」です。問題提起は、足立です。

(2) 3月21日13時から、参議院議員会館講堂で、院内集会「テロ等準備罪の制定を阻止しよう!」を開催します。参議院予算委員会での闘いが最高潮に達するときだと思われます。法案を廃案に追い込むため、たくさんの人たちの結集をお願いします。

(3) 法案を逆手にとって、私たちも楽しい共謀をしませんか。 4月23日を「一億三千万人共謀の日」とし、全国各地で様々な取り組みをしませんか。創意・工夫に満ちた取り組みが期待されます。

(4) 百人委員会を呼びかけ母体として、全国一万人委員会の結成を呼びかけましょう。 呼びかけ文ができ次第、メーリングリストに流すとともに、HPにアップします。

(5) 全国各地に百人委員会を結成しましょう。皆さん一人一人が、各地での呼びかけ人代表です。47都道府県に百人委員会を設置しましょう。
(6) 法案反対の全国キャンペーンを展開しましょう。 沖縄から北海道まで、47都道府県で集会を開き、この法案の危険性を訴えようではありませんか。

現在の集会予定は下記の通りです

〇院内集会
日時:3月7日(火)13時~15時(12時30分開場)
場所:衆議院第一議員会館一階「多目的ホール」

〇法案検討会
日時:3月11日(土)18時から
場所:港区立生涯学習センター(ばるーん)
〒105-0004 東京都港区新橋3-16-3
 TEL:03(3431)1606 FAX:03(3431)1619

〇院内集会
日時:3月21日(火)13時~15時(12時30分開場)
場所:参議院議員会館一階「講堂」

〇「共謀の日」に参加を(行動の呼びかけ)
日時:4月23日(日)好きな時間
場所:好きな場所
催し物: 全国各地で数人以上で共謀し、楽しいイベントを行いましょう。