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トランプ大統領は米朝会談で拉致問題を提起すると約束したのか 2018.6.9 立岩陽一郎

2018-06-09 22:53:14 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

 

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トランプ大統領は米朝会談で拉致問題を提起すると約束したのか

 
北朝鮮に対する強硬なトランプ大統領」との看板を勝手につけた形のメディア各社が、このところの米国のトランプ大統領の発言に右往左往している。しかし、そう簡単には修正はできない。そのためか、6月7日に行われた日米首脳の共同会見についても、正確さを欠く報道が散見される。


 ホワイトハウスで6月7日(日本時間の8日未明)に行わ
れたトランプ大統領と安倍総理の記者会見。これを伝える日本メディアは安倍総理の「日米の立場は一致している」との言葉を最大限に使って、日米両国が共通の目標をもって北朝鮮に向き合うとの報道を繰り返している。その中心にあるのが、拉致問題であることは間違いない。

確かにトランプ大統領は拉致問題を米朝会談で議題にすると語った。しかし、これは記者に問われて応じた発言で、積極的に本人が言葉を発したものではない。
会見でのトランプ大統領の言葉を振り返ってみたい。...

先ず、最初に安倍総理の今回の来訪に謝意を表している。ここで気になるのが、「(安倍)総理と私は様々な分野において協力できる範囲を拡大してきた」と語り、「防衛や通商など」と加え、更に、「きょう議論したのがまさにそれだ」とした点だ。つまり、今回の会談の重要な点はこの二つだと釘を刺したことになる。

その次に米朝会談について語るのだが、ここでは、韓国の文在寅大統領も挙げて、「安倍総理と文大統領がとても協力的であり、双方は何か(良いこと)が起きることを期待している」と言葉をつないでいる。


この次に、テレビ各社がトランプ大統領が拉致問題を米朝首脳会談で議題にすると語ったと報じた場面となる。これは実はそうではない。正確に訳そう。

「我々(日米)のパートナーシップはこの重要な瞬間を迎えるにあたり極めて重要であり、今後も緊密に連絡をとっていく」と語り、その連絡をとる内容として、「日本人の拉致問題も含めて」としている。

つまり、ここでは大統領は、米朝首脳会で拉致問題を議題にするとは語っていないのだ。説明するまでもなく、このぶみゃくでは、拉致問題を話し合う相手は日本政府となる。


また、この後も気になる発言が続く。拉致問題についてトランプ大統領は、「which I know is of great personal importance to Prime Minister Abe」と結んでいる。
「安倍総理にとって個人的に重要
な事柄」という表現だ。この「personal」は日本のテレビでは敢えて訳されていないケースが多かったが、言葉通りに受け取るならば、拉致問題は安倍総理にとっての個人的な懸案事項という理解ということになる。

そしてこれを最後に北朝鮮問題についての言及は止まる。

この後に、その倍の時間を使って説明されたのは冒頭でトランプ大統領が触れた「防衛と通商」だった。この中では、「安倍総理は会談の直前に、日本がジェット戦闘機、ボーイング社の旅客機や農産物などあらゆる製品について新たに巨額な買い物を行うと語った。我々は日本ともっと多くのビジネスを行う。それは皆が求めていたことだ」と語っている。勿論、この「皆」とは米国人であることは言うまでもないだろう。

この後、安倍総理の発言があり、記者との質疑応答となる。そしてその最後の質疑で出たのが拉致問題を米朝会談で提起するとトランプ大統領が確約したとされる場面だ。

「彼(安倍総理)は拉致問題について多くを語った。それは群を抜いていた。彼は(拉致問題について)長く、真剣に、そして情熱をこめて語った。そして私は彼の願いを受けて、北朝鮮と必ず議論するだろう。必ず」

そして安倍総理の発言が終わった後、北朝鮮で身柄を拘束された後に帰国したものの死亡したオットー・ワームビア氏と、先に開放された3人の米国人について触れて、過去の政権の不作為を批判し、自らの政権の業績を誇る形で会見をしめている。

つまり、日本で報道されているほど、トランプ大統領が拉致問題を日本人全体の問題として重く受け止めたかどうかは疑問が残る内容だった。安倍総理が解決を求めている問題だという認識は表明されているが、日朝関係の極めて重要な問題だという認識はどうなのだろうか。

8日付の毎日新聞は、このトランプ大統領の拉致問題への言及について、「米国内の人権団体や議会から『北朝鮮の人権問題が置き去りにされるのでは』との懸念が上がっている」ためではないかと分析しているが、トランプ大統領の演説を見る限り、それが最も納得できる解説かもしれない。



立岩陽一郎
調査報道NPO「ニュースのタネ」(旧iAsia)編集
調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。1991年一橋大学卒業。放送大学大学院修士課程修了。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクとして主に調査報道に従事。政府が随意契約を恣意的に使っている実態を暴き随意契約原則禁止のきっかけを作ったほか、大阪の印刷会社で化学物質を原因とした胆管癌被害が発生していることをスクープ。以後、化学物質規制が強化される。「パナマ文書」取材に中心的に関わった後にNHKを退職。公益法人「政治資金センター」理事として政治の透明化に取り組む。毎日放送「ちちんぷいぷい」のレギュラー・コメンテータ。

 

 

 

 


安倍首相、トランプ大統領に日本と北朝鮮との関係を正常化したい意向を表明  / トランプ大統領「Japan is a big buyer」 2018.6.7

2018-06-08 22:28:30 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

 

ネトウヨ、喜べ!
安倍首相、トランプ大統領に日本と北朝鮮との関係を正常化したい意向を表明

Abe also expressed a willingness to normalize relations between Japan and North Korea

 

POLITICO  https://politi.co/2kV77dT

Donald Trump is pictured. | Getty Images

President Donald Trump said he’d be willing sign an agreement ending the Korean War — which halted in 1953 without a formal peace treaty — with North Korea in Singapore, but cautioned “that's really the beginning" of negotiations. | Yuri Gripas/Getty Images

Trump: ‘We certainly would like to see normalization’ with North Korea

 
 

06/07/2018 03:06 PM EDT

President Donald Trump said Thursday he hopes and expects to normalize relations with North Korea “when everything is complete,” the latest indication the U.S. may be willing to ease off its harsh economic sanctions or move toward more regular diplomatic dealings as part of its talks on denuclearization.

“Normalizing relations is something that I would expect to do, I would hope to do, when everything is complete,” Trump said of North Korea during a bilateral press conference with Japanese Prime Minister Shinzo Abe in the Rose Garden. “We would certainly hope to do that.”

 

In his own remarks, Abe also expressed a willingness to normalize relations between Japan and North Korea.

The remarks come just days out from a historic summit between North Korea leader Kim Jong Un and Trump in Singapore on June 12, when the world leaders are expected to discuss efforts to denuclearize the Korean Peninsula.

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Trump on Thursday said there was “tremendous potential” for North Korea to reap the economic benefits of striking a deal with the U.S. and its neighbors in Asia.

“There are a lot of good factors lined up for North Korea, a lot of tremendous factors that give it tremendous potential,” he said. “It has tremendous potential because the people are great. We would certainly like to see normalization.”

The president added that the U.S. would be willing sign an agreement to end the Korean War — which halted in 1953 without a formal peace treaty —with Kim in Singapore, but cautioned “that's really the beginning" of negotiations.

 

 【関連画像】

 

 

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安倍総理の大人買い!!勝手に購入を約束していいの?これって国民の大切な税金だろが!!

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トランプ大統領「Japan is a big buyer」

【速報】
トランプ氏「安倍総理は、軍用機・航機・農産物など数千億円の製品を購入すると話した

「FMS」(対外有償軍事援助)方式で、一機約147億円。それを42機を既に契約済み。
更にポンコツF-35を買い足す約束しちゃったよ、安倍晋三…
・・・

■加藤郁美 on twitter
トランプ大統領「拉致問題は、安倍首相にとって【個人的に】重要な問題だと認識している」。

玉川徹氏の解説:「首相にとって一身上の都合と言い回し」「日本国民にとって人権問題的に重要だと認識するから議題にするのではなく、安倍首相の政治的(支持率)にとってそこまで重要だと言うなら提案すると」いう意味です

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 【関連画像】

 

 

 

 

 


情けない、他人頼みとは!…<聯合ニュース> 2018/4/29 ★ 「文大統領「金委員長が日本と対話の用意」 安倍首相と電話会談」 ★「韓国高官が南北会談説明 =安倍首相 北朝鮮との対話に深い関心」

2018-04-29 18:34:19 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

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文大統領「金委員長が日本と対話の用意」 安倍首相と電話会談

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相は29日午前に電話会談し、27日の南北首脳会談で朝鮮半島の完全な非核化に合意したことで米朝首脳会談の成功に向けた環境が整ったとの認識で一致した。また、米朝会談で北朝鮮の非核化に向けた具体策に合意できるとの期待を示した。青瓦台(大統領府)が29日発表した。

  文氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「日本と対話する用意がある」と表明したことを伝え、「北と日本の橋渡しをする」と約束した。安倍氏は南北首脳が署名した板門店宣言に朝鮮半島の完全な非核化を目指すことが明記されたことを高く評価した。その上で宣言が具体的な行動につながるよう期待した。


 

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韓国高官が南北会談説明 =安倍首相 北朝鮮との対話に深い関心

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2018/04/29/0900000000AJP20180429001400882.HTML

【東京、ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長は29日午前、東京の首相官邸で安倍晋三首相と会談し、27日の南北首脳会談について説明した。徐院長は南北会談に同席した。両氏は会談を高く評価し、北朝鮮の非核化を平和的な手段で解決すべきとの認識で一致した。

安倍首相(右)と会談する徐院長=29日、東京(聯合ニュース)
安倍首相(右)と会談する徐院長=29日、東京(聯合ニュース)

 

 安倍首相は冒頭、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の多大な努力により南北首脳会談が成功したとして祝意を表した。また、文大統領が安倍首相とこの日行った電話会談で、北朝鮮による日本人拉致問題や日朝関係に関する安倍氏の考えを金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に伝えたと説明したことに触れ、謝意を示した。その上で、北東アジアの平和のため韓日両国が協力していくことを期待した。

 また、北朝鮮の非核化の意思を評価し、今後の履行計画や展望、南北首脳会談の準備や具体的な推進計画、北朝鮮との対話の必要性、金委員長の対話のスタイルなどに深い関心を示した。

 これに対し徐氏は、南北首脳会談の成果が米朝首脳会談の成功、北朝鮮と周辺国との対話と関係改善につながり、ひいては朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着、北東アジアの平和と繁栄につながるよう日本政府と緊密に協力していくとの文大統領の意向を伝えた。また、韓米日の協力がいつにもまして重要だと強調した。

 会談は1時間半行われた。徐氏は会談後、記者団に対し、「金委員長が朝鮮半島の完全な非核化を約束しただけに、今後は国際社会が協力して非核化を実践段階に移すことが大きな宿題だとの認識で一致した」と説明。また、「安倍首相が北との対話に深い関心を表明した」と述べた。


関連記事

 

 

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世界的に蚊帳の外…

Paul@WallsCome
 
 

欧州が驚かなかった北朝鮮の核実験中止: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29868430W8A420C1000000/ 

スエーデン、ポーランド、ドイツなどが朝鮮半島の緊張緩和のために水面下で動いていたと。安倍外交のトンデモっぷりがますます明らかに。完全なる外交的敗北。この政権が続けば国際社会で日本の信頼は地に堕ちるだろう。

 

 

 

 

 


北朝鮮、日本の圧力非難「平和の流れ感知できず」 ~対話ムードを壊そうとする行為を決して許されない 2018.4.28 産経ニュース

2018-04-29 13:37:49 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

  

北朝鮮、日本の圧力非難「平和の流れ感知できず」

産経ニュースhttps://www.sankei.com/world/news/180428/wor1804280043-n1.html

2018.4.28 20:06更新

 板門店宣言に署名後、共同発表に臨む韓国の文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=27日、板門店の韓国側施設「平和の家」(韓国共同写真記者団・共同) 
板門店宣言に署名後、共同発表に臨む韓国の文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
=27日、板門店の韓国側施設「平和の家」(韓国共同写真記者団・共同)

 

 朝鮮中央通信は28日、北朝鮮が核実験中止などを発表したのに対し、日本は最大限の圧力維持を表明したと指摘し「朝鮮半島と地域に流れる平和の流れをきちんと感知できない」と非難する論評を配信した。

 論評は、不祥事で窮地に立たされた安倍政権が危機回避などのため、北朝鮮への圧迫に固執していると主張。「急変する情勢下で朝鮮民族や国際社会の願いは眼中になく、自分たちの利害ばかり計算している」と批判した。

 また「南北の同胞はもちろん国際社会も、対話ムードを壊そうとする行為を決して許さないだろう」と強調した。(共同)

 

 

【関連記事】

「安倍政権には一切取り合うな」と北朝鮮当局が指示——北朝鮮問題で日本孤立浮き彫り 2018.4.28 ビジネスインサイダー

南北会談“蚊帳の外”安倍首相がイタすぎる! 会談実現を妨害したのに「私が司令塔」、トランプにも無視され…2018.4.27 リテラ

 

 

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        -ニューヨーク・タイムズから。"Hightailing It to Harmony" By Heng-

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外交ってもっと可能性があるものだと思いたい。

永田 浩三   :元NHKディレクター

2018.4.28

歴史に対して無知であることを恥じることもなく、ただ隣国を罵倒し冷笑し、恐怖をあおることで、宰相の座におさまり、
毎日毎日嘘をつきまくり、官僚たちをスポイルし、メディアを弾圧し、ただただ保身に走る。

そんなチープで情けないおじさんから、一刻も早く決別したい。

外交ってもっと可能性があるものだと思いたい。

...

人間は信頼に足る存在だし、未来の世代に希望を提供するためにも、さまざまな過去の負債はきちんと返していく。

そのためにわれわれも覚悟する。そんな世の中をつくっていきたいものだ

 

 

 

 


【全文】南北首脳会談で合意された「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」 2018.4.27 TBSNEWS

2018-04-28 11:42:58 | 北朝鮮 韓国 中国 アジア

「写真 南北首脳が合意した「板門店宣言」」の画像検索結果

TBS NEWS  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3353556.html

南北首脳が合意した「板門店宣言」全訳

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が合意し、署名した「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」の全文です。

「朝鮮半島の平和と繁栄、統一の為の板門店宣言」

 

 大韓民国文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国金正恩国務委員会委員長は平和と繁栄、統一を願うすべての同胞の一様な志向を込めて朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期に2018年4月27日板門店・平和の家で南北首脳会談を行った。

 

 両首脳は朝鮮半島でこれ以上戦争はないであろうし、新しい平和の時代が開かれたことを8千万の我が同胞と全世界に厳粛に明らかにした。

 

 両首脳は冷戦の産物である長い分断と対決を1日も早く終息させて民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に起していき、南北関係を一層積極的に改善して発展させていくべきだとの確固たる意志を込めて歴史の地・板門店で次のように宣言した。

 

1.南と北は南北関係の全面的で画期的な改善と発展を築くことで、途切れた民族の血脈を繋ぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくことである。南北関係を改善して発展させることはすべての同胞の一様な願いであり、これ以上延ばすことのできない時代の切迫した要求である。

 

(1)南と北は我が民族の運命は我々自らが決定するという民族自主の原則を確認して、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで関係改善と発展の転換的局面を開くことにした。

 

(2)南と北は高位級会談をはじめ各分野の対話と交渉を近いうちに開催して、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を立てていくことにした。

 

(3)南と北は当局間協議を緊密にして、民間交流と協力を円満に保障する為に双方当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置することにした。

 

(4)南と北は民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために各層の多方面的な協力と交流、往来と接触を活性化することにした。

 

内からは6.15をはじめ南と北にすべて意味がある日を契機に当局と国会、政党、地方自治団体、民間団体など各層が参加する民族共同行事を積極的に推進して、和解と協力の雰囲気を高めて、外からは2018年アジア競技大会をはじめ国際競技に共同で出場して民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。

 

(5)南と北は民族分断で発生した人道的問題を至急解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚再会をはじめ諸般の問題を協議・解決していくことにした。

 

当面、来る8.15を契機に離散家族・親戚再会を行うことにした。

 

(6)南と北は民族経済の均衡的発展と共同繁栄を築くために10.4宣言で合意された事業を積極推進していき、一次的に東海線および京義線鉄道と道路を連結し近代化して活用するための実践的対策を講じることにした。

 

 

 

2.南と北は朝鮮半島で尖鋭な軍事的緊張状態を緩和して戦争危険を実質的に解消するために共同で努力していく。

 

(1)南と北は地上と海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手側に対する一切の敵対行為を全面中止することにした。

 

当面、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器放送とビラまきをはじめすべての敵対行為を中止してその手段を撤廃して今後非武装地帯を実質的な平和地帯につくることにした。

 

(2)南と北は西海北方限界線一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止して安全な漁労活動を保障するための実質的な対策を立てていくことにした。

 

(3)南と北は相互協力と交流、往来と接触が活性化されていくことに従い、様々な軍事的保障対策を取ることにした。

 

南と北は双方の間で提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するために国防部長官会談をはじめ軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

 

 

 

3.南と北は朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力していく。朝鮮半島で非正常的な現在の停戦状態を終息させて確固たる平和体制を樹立することは、これ以上延ばすことのできない歴史的課題である。

 

(1)南と北はいかなる形態の武力も互いに使用しないという不可侵合意を再確認して厳格に遵守することにした。

 

(2)南と北は軍事的緊張が解消されて、互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに沿って段階的に軍縮を実現していくことにした。

 

(3)南と北は停戦協定締結65周年になる今年に終戦を宣言して、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者もしくは南北米中4者会談開催を積極的に推進することにした。

 

(4)南と北は完全な非核化を通じて核なき朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

 

北と南は北側が取っている主導的な措置が朝鮮半島非核化のための大変意義があり、重大な措置だということについて認識を共にして、今後それぞれ自らの責任と役割を果たすことにした。

 

南と北は非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした。

 

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて民族の重大事を随時、真摯に論議して、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れを一層拡大していくため共に努力していくことにした。

 

当面、文在寅大統領は今秋平壌を訪問することにした。

 

2018年4月27日

 

板門店

 

大韓民国大統領 文在寅 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長 金正恩