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「報道されなくなった熊本地震、どこまで復興が進んでいるのか確かめてきた。」 田野幸伸 2016.12.8

2016-12-09 15:45:47 | 震災、津波

意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOShttp://blogos.com/article/200921/より転載

記事 田野幸伸

    2016年12月08日 07:40

熊本地震の報道をすっかり見なくなったので、どこまで復興が進んでいるのか自腹で確かめてきた

トランプ氏に小池都知事、電通にカジノに韓国大統領…。日々めまぐるしくニュースが駆け巡っているわけですが、すっかり目にしなくなった報道がありませんか?

そう、熊本地震です。



2016年4月14日、熊本県熊本地方を震源とする、M6.5の地震が起きました。しかしこれは前震にすぎず、4月16日にはM7.3の本震が発生。九州地方に大きな損害をもたらしました。

熊本県西原村と益城町では震度7を記録。熊本県・大分県で18万棟を超える家屋が被害を受け、熊本県では18万人を超える避難者が出ましたが、復興はどこまで進んだのでしょうか。

自分の目で確かめるべく、ジェットスターのセールで1990円の成田ー熊本のチケットを確保。有給休暇を使って熊本県益城町へ行ってきました。(2016年11月9日・10日取材)
 

熊本空港も復旧工事中


成田空港から朝イチの便で熊本に到着。熊本空港も震災の被害を受けており、復旧工事のため空港の一部が通れなくなっています。

空港でレンタカーを借りて車を走らせること10分。熊本県益城町の中心部に到着しました。
 

益城町内はまだまだ瓦礫の山


 

震災から7ヶ月…。まだまだ瓦礫だらけじゃないですか…。

街道沿いは片付いているものの、路地を一歩入れば解体待ちの家がズラリ。

東日本大震災の取材で東北へは何度も行きましたが、まさか熊本が半年以上経ってこの景色とは…。

地盤沈下も激しく、川の周辺には土のうを積んで水害に備えています。

こちらの建物をよく見ると、崩れた2階部分をキャンピングカーが支えています。

車がなければビルはどうなっていたことやら…。

あちこちで鉄骨が崩れています。

地面の揺れがそのままアスファルトに残っている益城町総合体育館前。

運転中に震災に遭った方によると、道路がまさに「波打って」いたそうです。

こちらは益城町内の木山神宮。

鳥居は崩れ、狛犬もこの通り。


何より衝撃的だったのが、完全にぺしゃんこになってしまった本殿。

立派な屋根の重みに、柱が耐えきれなかったのでしょうか。

神社だけではなく、多くのお寺も被害に遭いました。

心無い落書きでは逮捕者も出ました。お寺ですよここ。
 

仮設商店街の応援メッセージ


近隣の商店が集まってできた仮設の商店街「益城復興市場・屋台村」にやってきました。こちらは6月25日からオープンしています。

飲み屋さんから床屋さんまで、15のテナントがあるようです。

中はプレハブとテントづくり。


美容室のウィンドウにはEXILEの「HERO」の歌詞が。

飲食スペースには復興メッセージボードが用意されていました。

身につまされるメッセージも…。

仮設住宅で年越し


こちらは熊本県内最大の仮設住宅「テクノ仮設団地」。熊本空港からすぐのところにあり、2016年12月5日現在で、503世帯1329人の方が暮らしています。


バスも通っているんですね!


益城町全体では、仮設住宅の入居数は1496戸。家屋の解体と瓦礫の処理に2年はかかる、という話もあり、仮設住宅での生活は長期化してしまいそうです。


9月には仮設商店街もオープン。イオンも出店していました。

報道されなくなったので、復興は進んでいると思ってた


毎日ニュースに触れる仕事をしていますが、ここ数ヶ月「熊本地震」の記事を目にすることがめっきりなくなったので、だいぶ片付いていろいろと進んでいるんだろうな、と勝手に思っていました。

でも、現実は違いました。正直ここまで瓦礫の山を目にするとは考えてもいませんでしたし、仮設に暮らす人の数も想像以上です。2日間行っただけで偉そうなことは言えませんが、これだけは言いたい。

「熊本地震からの復興はまだまだですよ」と。

 

 

 


地震のたびに原発の心配、もう嫌だ!/ 福島県沖でM7.4の地震 1週間程度は同規模の地震に注意  2016.11.23 

2016-11-23 00:57:50 | 震災、津波

福島第一原発と福島第二原発 地震の影響確認中 | NHKニュース

東京電力では、福島第一原子力発電所福島第二原子力発電所で先ほどの地震 による影響がないかどうか現在、確認作業を進めているということです。

 

<ドキュメント>福島沖M7・4…津波、原発影響 :社会:中日新聞 ...

 

 東京電力は22日午後、津波注意報の解除を受け、福島第1原発の原子炉建屋などがある敷地海側の巡回を始めた。 .... 気象庁の中村浩二地震情報企画官は、東日本大震災の影響で「地震活動が活発な状況が続いている」との見解を示し、「 ...

 

 

地震のたびに原発の心配、もう嫌だ!

Junko HondaさんFBより

今朝の地震、
福島の実家に電話したらみんな無事で
安心したけど、
地震の度に原発の心配して
嫌だと言ってた。...
原発のせいでいつも不安と隣り合わせ。

 

 ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20161122/k10010780221000.html

 

福島県沖でM7.4の地震 1週間程度は同規模の地震に注意

22日朝、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があり、福島県などで震度5弱の揺れを観測したほか、宮城県の仙台港では1メートル40センチの津波を観測しました。
東北や関東などの沿岸に出されていた津波警報や注意報はすべて解除されましたが、気象庁は、今後、1週間程度は同じ規模の地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。22日午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があり、気象庁は一時、宮城県と福島県の沿岸に津波警報を、青森県から千葉県にかけての太平洋沿岸と千葉県内房、それに伊豆諸島に津波注意報を発表しました。

その後、東北から関東の太平洋沿岸を中心に各地で津波を観測し、仙台港では午前8時3分に1メートル40センチの津波を観測したほか、福島県相馬港で90センチ、岩手県久慈港で80センチ、茨城県大洗港で50センチ、千葉県館山市で30センチ、東京・伊豆諸島の八丈島八重根で30センチの津波をそれぞれ観測しました。

その後、気象庁は午後0時50分までに、各地に出していた津波警報や津波注意報をすべて解除しました。22日いっぱいは多少の潮位の変化はあるものの、津波の被害の心配はないということです。

また、この地震で震度5弱の強い揺れを、福島県のいわき市と白河市、須賀川市、南相馬市、広野町、楢葉町、双葉町、浪江町、それに茨城県高萩市、栃木県大田原市などで観測しました。
このほか、北海道から中国地方にかけての広い範囲で震度4から1の揺れを観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で、震源の深さは25キロ、マグニチュードは7.4と推定されています。気象庁は、今回の地震は5年前の巨大地震のあと地震活動が活発になっている地域で発生していて、一連の活動と見られるとしたうえで、「今後、1週間程度は同じ規模の地震が起きるおそれがあり、その場合は最大で震度5弱程度の揺れを伴う地震が起きて、再び津波が発生する可能性もある」として引き続き注意を呼びかけています。

専門家 内陸部でも注意を

今回の地震について活断層のメカニズムに詳しい東北大学の遠田晋次教授は「東日本大震災が起きたあと、その周辺の断層が不安定になって、動きやすくなっていて、今回の地震もこうした要因で起きたと考えられる。今回は、海底の断層が横ずれではなく、上下に動いたため海面も大きく動き、比較的高い津波となって到達した」と分析しています。

そのうえで、特に仙台市で高い津波が観測された理由について「津波は断層が走る方向に大きくなる性質があり、今回は、その方向に仙台湾があったため、津波が大きくなった。また、湾内で津波が反射を繰り返したため、さらに大きくなったと考えられる」と話しました。
さらに「今回の地震は震源が浅く、周囲には活断層も多いため、今後、震源の周辺で地震活動が活発化するおそれがある。また、断層が動いたことによる地盤のひずみは、福島県の浜通りの周辺にも及んでいるので、内陸部でも地震活動に注意が必要だ」と指摘しています。

 



<関連>

津波は普通の波と違う!<実験動画>高さ50cmでも…成人男性80%が流される。水の塊が長時間、車のスピードで押し寄せる!

 

 

 

 

 

 


津波は普通の波と違う!<実験動画>高さ50cmでも…成人男性80%が流される。海面が盛り上がったまま長時間、車のスピードで押し寄せる!

2016-11-22 12:54:41 | 震災、津波

2016.11.23
津波警報 NHKアナ強い口調で訴え - goo ニュース

いつもは冷静な阿部渉アナウンサーが、津波警報について、かなり力を込めて叫んだ。このことを冷笑する向きもあるが、わたしはまったくそうは思わない。5年前、津波到着の第一報は、たいした高さではなかった。そのことが、沿岸住民に油断を与え、自宅に引き返す悲劇などを生んだ・・・(永田 浩三

 

「普通の波と津波の違い」「高さ50cmの津波の威力」  

 <実験動画>津波は普通の波と違います。高さ50cmでも…成人男性80%が流される。海面が盛り上がったまま長時間、車のスピードで押し寄せる!

http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/03/tsunami_n_5081771.html?utm_content=buffer0f496&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

津波を侮るなかれ 50cmなら成人男性8割が流される【動画】

チリ沿岸で起きた地震の影響で、4月3日の早朝から日本各地では津波を観測しており、気象庁は海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけている。
 3日午後2時49分時点では、岩手県久慈市で観測された60cmの津波が最も高い。「津波が数十センチと聞くとたいしたことがないように思われがちだが、実は命に関わる危険性が高い」と港湾空港技術研究所の有川太郎・上席研究官は指摘している。実験で調べたところ、浸水の高さが約30cmでも、女性の6割が転倒したりよろけたりするというのだ。

港湾空港技術研究所は、成人男女20人に大型水槽に入ってもらい、津波と同じように水を流して立っていられるかなどを調べた。すると、約30センチで女性の6割が転倒したりよろけたりした。40センチでは女性の9割、70センチになると全員が普通に立っていられなかった。
(朝日新聞デジタル津波の教訓-災害大国あすへの備えより) 

有川氏は2010年の日本地震学会の広報紙で、50cmの津波で成人男性の80%が流される実験結果を紹介。港湾空港技術研究­所で実施された同様の実験結果が、2010年9月公開の映画『TSUNAMI』の番宣動画に収められている。

 

2010/09/24 にアップロード

9/25公開の映画『TSUNAMI」。高さ100m、時速800km、アジア最大の"メガ津波"が人々を襲う本作。津波の怖さを身をもって知るため、『TSUNAMI』女性宣伝スタッフが人工的に津波を作り出す施設を持つ独立行政法人・港湾空港技術研究所を訪問し、津波の恐怖を体験、映像に収めました。たった50cmの津波でも大の大人が体ごと流されてしまいます・・・!人体で実験できるレベルとは比較にならない"メガ津波"が襲う絶体絶命の状況は、ぜひ劇場でお確かめ下さい。

 

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 東日本大震災 国道の監視カメラは見た

2013/04/21 に公開

道路上には多くの監視カメラが設置されている。
これは国土交通省東北地方整備局が岩手県の国道に設置している3箇所の監視カメラが撮影した映像をタイムスキップして編集したもの。市街地へ流れ込む津波の様子が克明に記録されている。※監視カメラのなかには、津波でなぎ倒されたものなどみ多くあった。

 

 

 


【大川小津波訴訟】「7分前に危険性予見」学校の過失を認定~仙台地裁〔毎日新聞2016.10.26〕

2016-10-26 22:34:54 | 震災、津波

毎日新聞http://mainichi.jp/articles/20161027/k00/00m/040/087000cより転載

大川小津波訴訟

「7分前に危険性予見」学校の過失を認定

 

仙台地裁 石巻市と宮城県に総額14億2658万円賠償命令

 東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に総額14億2658万円の支払いを命じた。高宮健二裁判長は「教員らは津波襲来の7分前には危険性を具体的に予見したのに、安全な裏山ではなく不適当な場所へ避難しようとした」と指摘し、学校の過失を認定した。

 

 大震災による最悪の学校災害に対する司法判断は、教育現場に重い課題を突きつける内容となった。

 裁判の大きな争点は(1)大川小への津波襲来を予見できたか(2)安全な場所への避難は可能だったか--の2点。判決はまず、校舎付近が震災までに大津波に襲われた経験がなく、ハザードマップの浸水予測区域外だったことから、震災前や地震直後の段階では襲来は予見できなかったとした。

 一方で当時の市職員の法廷証言から、北上川河口への津波襲来や高台避難を呼びかける広報車が校舎前を午後3時半ごろに通り、7分後に実際に津波が襲ったと認定。「教員らは広報を聞いた段階で、大規模な津波が襲来し、児童に危険が生じることを予見したと認められる」と指摘した。

 教職員や児童らはその後、北上川の橋のたもとにある標高約7メートルの「三角地帯」と呼ばれる高台に向かう途中に津波にのまれた。市側は、遺族側が主張する裏山への避難について「山崩れや倒木の危険があった」と反論したが、判決は「児童らはシイタケの栽培学習で登っており、裏山への避難を決断すべきだった」として、学校側に過失があったと結論付けた。賠償額は慰謝料、逸失利益など児童1人について約5300万~6000万円とした。

 大川小の被災を巡っては、市が2013年2月に第三者検証委員会を設置。14年2月、被災の直接原因を「避難決定が遅れたこと」とする報告をまとめたが、その背景事情には踏み込まず、遺族が同年3月に市と、国家賠償法に基づき教職員の給与を負担する県の責任を問うため提訴した。【百武信幸、鈴木一也】

 亀山紘・石巻市長の話 大変重く受け止めている。控訴するかどうかは検討し、早い段階で結論を出したい。

大川小津波訴訟判決の骨子

 ・宮城県と石巻市は、児童23人の遺族に対し約14億円を支払え

 ・教職員は市の広報車の避難呼びかけを聞いた段階で、津波襲来を予見していた

 ・北上川の橋のたもと(三角地帯)への避難は不適当で、裏山に避難させるべきだった

大川小学校

 石巻市中心部から北東約15キロ、北上川河口から約4キロの川沿いにあった小学校。東日本大震災による津波襲来時は児童数108人のうち78人が学校近くにおり、70人が死亡、4人が現在も行方不明。生存者は4人だけだった。教職員も学校にいた11人中10人が死亡した。現在は約10キロ離れた市立二俣小敷地内の仮設校舎で授業を続けており、児童数は29人。2018年4月に二俣小と統合する。被災した旧校舎は多くの教育関係者や見学者が訪れる防災学習の場になっており、市は今年3月、震災遺構として保存することを決めた。

 

 

 

 


9/1 関東大震災・朝鮮人虐殺の歴史を忘れぬために/ 加害の歴史 認めぬ政府 〔東京新聞2016.9.1〕

2016-09-01 12:13:27 | 震災、津波

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016090102000124.htmlより転載

 

関東大震災・朝鮮人虐殺の歴史を忘れぬために

 

 今日は「防災の日」。九十三年前に起きた関東大震災では、流言飛語に踊らされた「自警団」などの手により、多数の朝鮮人、中国人らが虐殺された。排外主義の風潮が再び強まっている現在、事件の教訓化は重要さを増している。だが、政府は今日まで事件への関与を認めず、真相究明にも取り組んでいない。こうした中、民間の研究者は虐殺にかかわる膨大な証言をまとめた書籍を出版した。 (安藤恭子、沢田千秋)

 

                                                          記事画像byMasato MizutaniFB憲法九条の会