異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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7月31日、東京基督教大学教職員有志32名による「安全保障関連法案に反対する声明」

2015-07-31 22:04:47 | 報道

東京基督教大学教職員有志32名による「安全保障関連法案に反対する声明」

2015年7月31日

呼びかけ人は、廣瀬薫、伊藤天雄、小林高徳、山口陽一、大和昌平。キリスト者として、和解と平和の精神によるTCUの教育をふまえて、「憲法を尊重し擁護する義務」に反する法案に、憲法学者やさまざまな人々と共に反対を表明しています。(山口 陽一さんFBより転載)

 


勝俣恒久元東電会長らに起訴議決!強制起訴へ!/起訴議決を受けて、福島原発告訴団の団長声明

2015-07-31 21:01:14 | 福島、原発

 

                                                    テレビ画像by Yoshihito Hashimoto

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福島原発告訴団

http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

2015年7月31日金曜日

【強制起訴へ!】 議決書、団長声明

 


起訴議決を受けての団長声明
2015年7月31日
福島原発告訴団 団長 武藤類子
 
私たち福島原発告訴団が2012年に14,716人で行った告訴・告発事件について、東京第五検察審査会は本日7月31日、被疑者勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3名について起訴議決としたことを発表し、3名は強制起訴されることとなりました。
未だに11万人の避難者が自宅に戻ることができないでいるほどの甚大な被害を引き起こした原発事故。その刑事責任を問う裁判が開かれることを怒りと悲しみの中で切望してきた私たち被害者は、「ようやくここまで来た」という思いの中にいます。
この間、東電が大津波を予見していながら対策を怠ってきた事実が、次々に明らかになってきています。これらの証拠の数々をもってすれば、元幹部らの罪は明らかです。国民の代表である検察審査会の審査員の方々は、検察庁が不起訴とした処分は間違いであったと断じ、きちんと罪を問うべきだと判断したのです。今後、刑事裁判の中で事故の真実が明らかにされ、正当な裁きが下されることと信じています。
福島原発告訴団は、この事件のほかにも汚染水告発事件、2015年告訴事件によって原発事故の刑事責任を追及しています。事故を引き起こした者の刑事責任を問うことは、同じ悲劇が二度と繰り返されないよう未然に防ぐことや、私たちの命や健康が脅かされることなく当たり前に暮らす社会をつくることに繋がります。その実現のために、私たちは力を尽くしていきます。これからも変わらず暖かいご支援をどうぞ宜しくお願い致します。
 
  
 
 
 
 
本日7月31日、東京第五検察審査会から、告訴団の2012年告訴事件について、東京電力元会長勝俣恒久、元副社長武黒一郎、元副社長武藤栄に対し、「起訴議決」をしたと通知がありました。
3名は今後、裁判所が指定する検察官役の弁護士(指定弁護士)によって起訴されること(強制起訴)が決まりました!
甚大な被害を引き起こしたこの原発事故の刑事責任が、ようやく問われようとしています!

起訴議決
・勝俣 恒久  東京電力株式会社 取締役会長(肩書は告訴当時)
・武藤 栄   東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)
・武黒 一郎  東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)


福島原発告訴団は記者会見を以下の通り行います

福島 県政記者室   15:30~
東京 司法記者クラブ


申立について詳しくはこちら

2013年10月16日付記事 東京検察審査会に審査申し立て 
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_16.html

2014年8月1日付記事 東電旧経営陣「起訴すべき」の議決! 
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/08/blog-post_1.html

2015年1月27日付記事 海渡弁護士より不起訴理由への反論! 
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2015/01/blog-post_27.html
 

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東京新聞 2015年8月1日 朝刊29面

 

 

 


東電・勝俣元会長ら幹部3人「原発事故」で強制起訴 「市民の正義が勝ち取った」

2015-07-31 20:56:52 | 福島、原発

http://www.bengo4.com/c_1009/c_19/c_1092/n_3482/

2015年07月31日 16時04分

東電・勝俣元会長ら幹部3人「原発事故」で強制起訴 「市民の正義が勝ち取った」

東電・勝俣元会長ら幹部3人「原発事故」で強制起訴 「市民の正義が勝ち取った」記者会見した「福島原発告訴団」の武藤類子団長(中央)と弁護団の河合弘之弁護士(左)、海渡雄一弁護士(右)

福島第一原子力発電所の事故をめぐり、東京電力の勝俣恒久・元会長をはじめとする元幹部3人が、刑事裁判の場で責任を問われることになった。一般市民からなる検察審査会が7月31日、東電の元幹部3人を業務上過失致死傷罪で「起訴すべき」だと判断した。3人の「起訴相当」議決は2回目のため、強制起訴となる。

 

3人を告訴・告発していた「福島原発告訴団」のメンバーらが東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、「市民の正義が強制起訴を勝ち取った」「刑事裁判で事故の真実が明らかにされ、正当な裁きが下されることと信じている」と話した。

事故当時の東電幹部らの刑事責任については、検察が「不起訴」と判断したため、検察審査会で審査されていた。強制起訴が決まったのは、勝俣恒久・元会長と武藤栄・元副社長、武黒一郎・元副社長の3人。

●「ようやくここまで来た

福島原発告訴団の武藤類子団長(61)は「私たち被害者はようやくここまで来たという思い」「東電が大津波を予見しながら対策を怠ってきたことは、次々に明らかになっている。元幹部らの罪は明らかだ」と力を込めた。

弁護団の海渡雄一弁護士は検察審査会の議決について、「1回目の議決よりも、内容が格段に具体的で、証拠も分厚い。有罪判決に近いような議決になっていると思う」と指摘した。

弁護団の河合弘之弁護士は次のように述べ、刑事裁判の場で、事故の原因究明が進むことを期待していた。

「もし、この事件が不起訴に終わってしまったら、この福島第一原発事故の真の原因は、永久に闇に葬られたと思う。

政府事故調も、国会事故調も、その後まったく活動をしておらず、別の調査を始めようという動きもない。

 

福島原発事故の原因の90%は、事故前の津波対策・地震対策の不備にある。そこをきちんと究明しないと、福島原発事故の原因究明はできない。

今回、からくも市民の正義感で、(事故原因究明の)ドアを開いた。この意味はすごく大きい。私たちは刑事法廷において、真の原因がもっともっと明らかにされていくだろうと思う」

(弁護士ドットコムニュース)

 

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東京新聞 2015年8圧1日


「安保法案」の白紙撤回の署名にご協力を・・・白紙撤回を求める ひとりの創価学会員

2015-07-31 17:10:21 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

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https://hakushi.amebaownd.com/

「安保法案」の白紙撤回を求めます。

署名にご協力をお願い致します。

 

私は、創価学会員です。私の父母は若いころ入信をし、私は生まれて間もなく入信した、いわゆる「学会2世」です。信心根本に、男子部・壮年部の活動をしてきました。熱心に頑張った時期も、そうでなかった時期もありましたが、これまで信心を続け、人生の山谷を越えてこられたのも、学会の同志の皆さんの励ましがあったおかげと感謝しています。

私は、公明党の支援活動にも積極的に参加していました。公明党は、池田大作創価学会名誉会長がつくられた、仏法の生命尊厳の思想に根差した、平和主義・人間主義の政党です。全国で3千人もの議員(内、約3割が女性議員)が、生活者の側に立って、日夜奮闘しています。皆さん真面目で、熱心で、謙虚な方々です。私は、この社会を「誰もが安心して暮すことができる平和な社会」にしてほしいがために、公明党を応援してきました。

しかし、今回の「安保法案」に関しては、承服できません。

この法案は、「武力による抑止力を高める」ことを目指しています。それは同時に、相手国との間に緊張感を高めます。国家間の思惑により、お互い人間同士の生命を危険にさらそうとするものです。池田先生は、武力による抑止力も集団的自衛権も否定されており、法案は、仏法の「生命尊厳」の思想に反します。

この法案は、「憲法違反の疑い」が持たれており、多くの憲法学者や識者、文化人らが声をあげています。「国民の理解がすすんでいない」のではありません。政府の説明を聞けば聞くほど、この法案の不安定性、危険性を知り、まさに「戦争法案」であるとの理解を深めているのです。国会前や全国各地でのデモが行われ、多くの国民が「法案は廃案に」と叫んでいます。議員が、その声に耳を傾けないのは慢心であり、「大衆とともに」歩む公明党の党是に反します。

この法案は、政府与党の主導で作られています。憲法には、主権者たる国民のあらゆる権利をまもり、国家権力の暴走をとめる「立憲主義」の精神があります。先の大戦で、創価学会初代会長・牧口常三郎先生は、時の軍部権力に抗い獄死されました。生きて牢獄を出られた戸田城聖第二代会長は、「青年よ、心して政治を監視せよ」と獅子吼されました。常に民衆の側に立ち、権力と対峙する創価学会の誇り高き歴史です。この法案を成立させることは「民衆を押さえつける権力を監視し、縛り付ける」という立憲主義の精神に反します。

 

 

以上の理由から、私は、ひとりの学会員として、「安保法案」の白紙撤回を求めます。

私たちの師匠である池田先生は、「私たちは、公明党を支援するために信仰しているのではない」と明確に言われています(2001.9.25 毎日新聞インタビューより)。また、「相手がどんな立場であろうと、その行為が間違っていれば、何をやっているんだ!先生の指導と違うではないか!と、はっきり言い切っていくべきである」とも指導されています。

公明党には、原点に立ち返り、信義に基づく勇気ある行動と決断をして頂きたいと思います。その思いを込めて、参議院での審議期間中に「安全保障法制関連法案の白紙撤回を求める請願書」の署名簿を、山口那津男公明党代表に手渡して参ります。

こちらの趣旨にご賛同いただきましたら、是非とも、ご署名のご協力をお願いいたします。

(請願書の署名用紙は、セブンイレブン・ネットプリントからプリントアウトできます。)

ファイル名:IMG_0004  予約番号:31271048  A4サイズ 一枚20円

 

 


 

「安全保障法制関連法案」の

白紙撤回を求める請願書

公明党代表

山口那津男 様

2015年7月16日、衆院本会議において「安全保障法制関連法案」が、自民公明ほか賛成多数で可決されました。公明党は、党綱領に謳われている通り「人間主義」であり、「生命の尊厳性」を柱にしています。そして「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との誓いのもと、常に民衆の側に立つことを信条としてきました。それは、党創立者である池田大作創価学会名誉会長の指針であります。

しかし今回の法案は、多くの憲法学者が「違憲の疑い」を指摘しており、戦後70年「誰も殺さず、誰も殺されない」日本の不戦の歴史を大きく転換し、「人間との対話と文化交流」で築き上げてきたこれまでの平和外交を踏みにじるものです。「抑止力」による外交は、国家間の緊張を高め、人間の生命を脅かす、まさに「戦争法案」です。この法案を成立させることは、公明党の立党性精神に反するものです。

いまこそ、民衆の声に謙虚に耳を傾け、「平和の党=公明党」の原点に立ち返り、「安全保障法制関連法案」を白紙撤回して頂きますよう請願いたします。

白紙撤回を求める

ひとりの学会員

 


 

◎お問合せ・連絡先          

 ご署名をこちらまでご郵送下さい。

「白紙撤回を求めるひとりの学会員」

 


映画『永遠の0』のプロパガンダの仕掛け/ 素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき(想田 和弘)

2015-07-31 16:14:55 | 歴史  歴史歪曲

 『永遠の0』がテレビ放映されるそうなので、免疫ない方ワクチンどうぞ。

→映画『永遠の0』のプロパガンダの仕掛け想田 和弘さんFBより)

 

http://documentary-campaign.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html?spref=tw

Friday, July 17, 2015

映画『永遠の0』のプロパガンダの仕掛け

 
映画『永遠の0』が地上波でノーカットで放送されるとのこと。拙著『熱狂なきファシズム』で論じたことだが、この作品は戦争で死ぬことを嫌がる宮部を主人公に据えることで一見反戦映画に見せかけているが、彼を最後に特攻させることで結局はその死を美化する。巧妙なプロパガンダである。

『永遠の0』が巧妙なのは、軍国青年を主人公にするのではなく、死ぬのを嫌がる宮部を主人公にしたことだ。現代の観客は軍国青年には感情移入できないが、宮部にならできる。宮部にどっぷり感情移入させた上で、特攻させる。だからその死に思わず号泣してしまう。誰が彼を殺したのかは不問に付される。

宮部に感情移入させられた観客は、彼の死を「国や家族のための自己犠牲」と感じて思わず感動してしまう。だが特攻隊員たちは、無能な戦争指導者たちによって無理やり殺されたのであり、英雄というよりも犠牲者。『永遠の0』は、宮部を英雄として描くことで、あの戦争の本当の構図を隠蔽する。

宮部がラストで米国の戦艦に突っ込む際に、米兵に「なんだ、この凄腕のパイロットは!」的なことを言わせて宮部の操縦技術に対し感嘆させるのには思わず失笑した。原作ではこの辺りが特に強調されている。米兵に褒めさせることで日本人のプライドをくすぐるという、劣等感丸出しの卑屈なヒロイズム。

あと『永遠の0』が巧妙なのは、「だらけきった戦後民主主義の日本人」のメタファーである健太郎や慶子が、「誤解され忘れ去られた戦中・戦前の日本人」のメタファーである宮部の「本当の姿」を発見し驚嘆し、生き方を変えるという物語構造を採用したことだ。これで現代人は更に感情移入しやすくなる。

ちなみに、健太郎の友人たちが「特攻なんて自爆テロだろ」と発言した際、祖父である宮部の「本当の姿」を知り始めていた健太郎が猛烈に反発する場面があるのだが、百田尚樹の原作では友人たちではなく朝日新聞の記者がヒール役を務めている。映画には朝日新聞が協賛しているので書き換えたのだろう。実に姑息である。

この作品についてはいろいろ言いたいことがあるのだが、詳しくは拙著『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)の「あとがきのような『永遠の0』論」をお読みください。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246703/