異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

「O Holy Night」 「The First Noël」 / 【クリスマス昔話】クリスマスの鐘 (福娘童話集より) 

2015-12-25 00:58:29 | クリスマス 新年

「カット クリスマス」の画像検索結果

12月24日 クリスマスイブ

O Holy Night

The First Noël


 

 

クリスマス(アメリカの昔話 →国情報)http://hukumusume.com/douwa/pc/world/12/25.htmより転載

クリスマスの鐘
福娘童話集より



イラスト版   えほん版

 イラスト版

むかしむかし、アメリカのある町に、大きな教会がありました。

 

クリスマスの鐘

 

 教会には天にそびえる高い塔があって、立派な鐘(かね)がつるされています。

 

クリスマスの鐘

 

 その鐘には『クリスマスの夜にだけ鳴る』という、不思議な言い伝えがありました。
 ところがまだ一度も、この鐘が鳴る音を聞いた人はありませんでした。
 クリスマスが近づくと、町の人たちは塔を見上げて話し合います。
「今年こそは、あの鐘の鳴る音が聞けるかなあ?」

 

クリスマスの鐘

 

「わしは八十年も生きているが、まだ一度も聞いたことがない。
 なんでも、わしのじいさんが子どもの頃に聞いたそうだが、それは素晴らしい音色だったそうだ」
「どうすれば、あの鐘はなるのだろう?」
「神さまに贈り物をすれば、鳴るという話だよ」

 

クリスマスの鐘

 

 さて、この町のはずれの小さな村に、ペドロという男の子と弟がいました。
 ある日、ペドロは弟に言いました。
「クリスマスの教会って、とってもにぎやかなんだってさ」
 すると弟は、目を輝かせてせがみました。

 

クリスマスの鐘

 

「わあ、ぼく、行ってみたいなあ」
「よし、連れて行ってあげるよ」
 ペドロは、弟と約束しました。
 そして、待ちに待ったクリスマスの前の夜。

 

クリスマスの鐘

 

 ペドロと弟はしっかりと手をつなぐと、町へ向かいました。

 町の入り口まで行った時、二人は女の人が倒れているのを見つけました。

 

クリスマスの鐘

 

「どうしたのかな? この人、動かないよ。お兄ちゃん、どうしよう?」
「このままほうっておいたら、こごえ死んでしまう。困ったなあ?」
 あたりには、誰もいません。
 ペドロはポケットから銀貨を取り出すと、弟に差し出しました。

 

クリスマスの鐘

 

「この銀貨は、神さまへの贈り物だよ。ぼくはこの人を助けるから、一人で行っておいで」
「えっ、ぼく、一人で行くの? お兄ちゃんだって、あんなに行きたがっていたじゃないか」
「いいんだ。さあ、行っておいで」
 弟は仕方なく、一人で町の中へ入っていきました。

 教会の中は、たくさんの人でにぎわっていました。

 

クリスマスの鐘

 

 どの人も神さまへの立派な贈り物を、得意そうに持っています。
 キラキラと、まぶしく光る宝石。
 山のような、金貨。
 立派な、銀食器。
 誰もが素晴らしい贈り物をして、鐘を鳴らそうと考えていました。
 けれど、鐘は鳴りません。
「今年こそ、鐘を鳴らしてみせるぞ!」

 

クリスマスの鐘

 

 最後に王さまも、命の次に大切にしている金の冠(かんむり)をささげました。
(さすがに、これで鐘が鳴るだろう)
  みんなはジッと、耳をかたむけました。
 でも高い塔の上は、シーンと静まり返ったままです。

 

クリスマスの鐘

 

「ああ、なんと、王さまの金の冠でもだめなのか」
「きっとあの鐘は、永久(えいきゅう)に鳴らない鐘なんだ」
「そうだ。そうに違いない」
 人々があきらめて帰りかけた、その時です。

 

クリスマスの鐘

 

♪カローン、コローン、カローン、コローン・・・・・・。

 突然、塔から美しい鐘の音が響いてきたではありませんか。
「あっ! 鳴った。とうとう鳴ったぞ!」
「なんて、美しい音色なんだ」
「それにしても、鐘を鳴らすほどの贈り物をしたのは、いったい誰だろう?」
 王さまをはじめ、人々はいっせいに振り返りました。

 

クリスマスの鐘

 

 するとそこにはペドロの弟が、はずかしそうに立っていました。
「ぼく、お兄ちゃんから預かった銀貨を一枚、神さまにささげただけだよ」
 弟は、そう言ったあと、
(お兄ちゃんの助けてあげたあの女の人は、きっと大丈夫だろうな)
と、思いました。

 素晴らしい贈り物というのは、高価(こうか)だからよいのではありません。
 大した物ではなくても、贈る人の心がこもっていればよいのです。

 

クリスマスの鐘

 

 メリークリスマス

 

おしまい

 


<メリークリスマス!> クリスマスイブはお近くの教会で 2015.12.24

2015-12-24 15:36:53 | クリスマス 新年

 

クリスマス・イブはお近くの教会で

2015.12.24

今宵はぜひお近くの教会のキャンドルサービス・礼拝へお出かけください。
どの教会のドアも大きく開かれ、みなさまをお待ちしております。明日への希望を握り締め、みなさまの心に癒しと平安がありますように。(事務局)

【明日への希望・みことばを糧に】
「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。」ヨハネ1:9

...
 今日はクリスマス・イブです。
この季節はラジオをつけると必ずと言って良いほど山○達郎さんの「♪クリスマス・イブ」が流れます。
すっかり定番となったこの曲を聴いていると、日本のクリスマスのテーマはやっぱり愛なんだなあと思わされます。

 こっぱずかしい世代や居心地の悪ささえ感じる人もいるかもしれません。
でも、クリスマスに表された本当の愛の姿は、全ての人間の罪と悲しみを背負うために神である方が人としてお生まれになったことにあります。
全然ロマンチックではないし、直視するのが難しい自らの罪深さや心の闇の存在さえ意識させます。
しかしお生まれくださったイエス様は、闇に輝くキャンドルの光のように、私たちの心を愛をもって静かに、やさしく照らし、赦しと回復を与えてくださいます。
今晩、そんなことを覚えながらクリスマスイブ礼拝をご一緒に捧げましょう。

(当会よびかけ人・佐々木真輝師のブログより)  http://daily.ichurch.jp/?p=2497

 


                                                             
  キャンドル礼拝by 日本キリスト改革派板宿教会 2015.12.23

 
 
 
 
 
 

クリスマスの季節にあったかい話題:ご近所を満腹に「こども食堂」 貧困家庭支援 無料で夕飯

2015-12-19 16:46:26 | クリスマス 新年

クリスマスの季節に、あったかい話題ですね。
みんなで一緒に食事ができるのは楽しいね。
 (゜∇゜○)*:゜・☆

スタッフが見守る中、食事をする子どもたち=東京都世田谷区で

スタッフが見守る中、食事をする子どもたち=東京都世田谷区で

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015121990135441.htmlより転載

ご近所を満腹に「こども食堂」 貧困家庭支援 無料で夕飯

2015年12月19日 13時54分

 日本では今、子どもの六人に一人が貧困状態にあるとされる。ひとり親家庭では、親が夜遅くまで働いても収入が少なく、満足な食事を与えられない子どもも多い。そんな子どもたちが一人で来て、無料で夕飯が食べられる「せたがやこども食堂・みっと」が、東京都世田谷区にオープンした。地元の女性グループが月二回運営し、子どもたちは大家族のような温かな雰囲気の中、食事を楽しんでいる。 (小形佳奈、写真も)

 「ご飯炊けるまで待っててね。待って食べるご飯はおいしいよ」「次のおでんの具はロールキャベツにして」。十一月下旬、食卓を囲んでメンバーと子どもたちの会話が弾んだ。

 この日のメニューはハンバーグ、サラダ、コーンスープ。漬物やパウンドケーキは近隣住民からの差し入れだ。小突き合いを始めた低学年の男の子二人には、メンバーが「はい、座って食べようね」と促した。

 こども食堂は毎月第二・第四木曜日の午後三時から八時まで、東急世田谷線松原駅近くで開く。運営メンバーは、料理サークルや屋上緑化など地域活動を通じて知り合った五十~六十代の女性六人。「子どもの貧困を報道で知り、目の前の子どもたちを助けようと集まった」と代表の村上由美さんは言う。

 食事前には、区内の日大文理学部の学生が、子どもたちの遊び相手をし、勉強を教える。高校生までの子どもや保護者らの利用を想定しており、夕食は高校生まで無料、大人三百円。食堂名の「みっと」は「みんなで、一緒に、楽しく、食べよう」の頭文字「mitt」から名付けた。

 開設に先立ち、近くの小学校二校、中学校一校、高校一校を通じチラシを配布して来場を呼び掛けたところ、十一月十二日の初回は子ども二十四人、大人十六人が訪れた。親子連れ、中学生の友達同士、保育園児の妹を連れて二人で来た小学低学年の男子もいたという。

 世田谷区は比較的裕福な地域とされる。「でも、給食以外はなかなか口にできない、ひとり親の帰宅が遅く居場所がない、という子どもはいる」と、地区の主任児童委員蒲生恵美子さん(63)。チラシを託した学校の校長からも「学校は家庭の状況まで踏み込めない。地域で支えてくれるのはありがたい」と期待されているという。

 食材は寄付や差し入れなどでまかなっている。「地域の大人や近隣の商店を巻き込みながら、子どもたちが安心して楽しめる場所を目指したい」と村上さんは話す。

 せたがやこども食堂みっとへの問い合わせは、メール=setamitt@gmail.com=へ。

(東京新聞)