異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

<まんがイラスト>”まさに異次元の総括” 2018.2.29 ぼうご なつこ ・・・みじめな安倍首相 

2018-03-30 05:22:24 | 外交、国際
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【関連記事】

【みじめな安倍首相】 トランプ大統領に媚びポチをやっていながら、一人だけ名指しで批判され・・一体どんな外交をやってきたんだ!!2018.3.23

◆トランプ大統領ポチをやって、トランプ大統領に好かれたいと躍起になっている安倍晋三に対して、トランプ大統領は安倍晋三を批判している。安倍晋三は馬鹿だねえ。何をやってんだか。日本の国難であり、日本の恥だよお、安倍晋三は。もうさっさと総理大臣辞めちまいな。そうすりゃ、日本は世界に恥かかなくて済むし、な。(T・ A氏FB )

 ◆米朝韓の会談でも、何も知らされずに蚊帳の外。世界に多額の金をばらまいただけか!一体どんな外交をやってきたんだ!情けない!みっともない!!Y・T氏FB)

 

 

 

 

 


【みじめな安倍首相】 トランプ大統領に媚びポチをやっていながら、一人だけ名指しで批判され・・一体どんな外交をやってきたんだ!!2018.3.23

2018-03-23 23:17:28 | 外交、国際

 日本、はしご外され… 米鉄鋼関税、説得実らず:朝日新聞デジタル 

- 時機を同じくして23日に発効した米国の新たな鉄鋼関税は、例外扱いを求めてきた日本も対象となった。カナダやメキシコ、韓国、欧州連合(EU)など当面、適用の除外となった米国の主要貿易相手とは明暗を分ける…
 
 

 

【みじめな安倍首相】 

これまでトランプに媚び諂いながら、一人だけ名指しで批判されFTAに応じるよう命令された凶人安倍の見事な外交成果だなw

◆トランプ大統領ポチをやって、トランプ大統領に好かれたいと躍起になっている安倍晋三に対して、トランプ大統領は安倍晋三を批判している。安倍晋三は馬鹿だねえ。何をやってんだか。日本の国難であり、日本の恥だよお、安倍晋三は。もうさっさと総理大臣辞めちまいな。そうすりゃ、日本は世界に恥かかなくて済むし、な。(T・ A氏FB

 ◆米朝韓の会談でも、何も知らされずに蚊帳の外。世界に多額の金をばらまいただけか!一体どんな外交をやってきたんだ!情けない!みっともない!!Y・T氏FB)

 

2018年3月23日

「『アメリカに長い間つけこんできた』とほくそ笑んでる」トランプ大統領が安倍首相を名指しで批判 | BUZZAP!(バザップ!)
http://buzzap.jp/news/20180323-trump-beats-abe/ @BUZZAP_JPさんから引用

安倍首相とトランプ大統領の蜜月の関係はどこに消え去ってしまったのでしょうか?詳細は以下から。


安倍首相を名指しで批判
「外交の安倍」を自称しつつ、国民の税金を盛大にバラマキながらも大した成果も出せず、北朝鮮問題でも北方領土問題でも蚊帳の外となっている安倍首相。ついには「ドナルド・シンゾー」コンビと胸を張っていたアメリカ合衆国のトランプ大統領からも名指しで批判されてしまいました。

トランプ大統領は3月23日から鉄鋼とアルミニウムに輸入制限を発動し、それぞれ25%、10%の追加関税を課します。主な輸入相手であるカナダ、ブラジル、メキシコ、EU、オーストラリア、アルゼンチン、韓国の7ヶ国及び地域に対しては関税の適用を一時的に猶予するものの、日本は中国と共にしっかり関税を適用されてしまいました。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は3月22日の議会証言で、日本について「(関税を猶予する対象国に)入っていない」と明言していますが、トランプ大統領の言葉はさらに辛辣なものでした。

トランプ大統領は3月22日の署名式で「安倍首相のみを名指し」にしつつ各国首脳に対して強い不満をぶつけています。

「こんなに長い間アメリカ合衆国につけ込めるなんて信じられんな」とほくそ笑んでいる日本の安倍首相を始めとした偉大な我が友人たる各国首脳たちに言っておきたいことがある。そんな日々はもうこれで終わりだ。

( I’ll talk to Prime Minister [Shinzo] Abe of Japan and others, great guy, friend of mine, and there will be a little smile on their face and the smile is: ‘I can’t believe we’ve been able to take advantage of the United States for so long.’ So those days are over.)

Trump orders $50B in tariffs on Chinese imports _ New York Postより引用、拙訳)

この発言に込められたメッセージは?
シンゾーだから日米関係はいいんだ。シンゾーだから、私は日本のためにやる。もしシンゾーじゃなければ、私はフリーエージェントになるという訪日時のリップサービスを真に受けて大喜びしていた支持者には直視したくない現実かもしれません。

ですが、考えなければならないのは鉄鋼・アルミの輸入制限は元々は対中国の貿易政策の一環として勧められていたものの、名指しされたのが習近平国家主席ではなく安倍首相だったという事実はいったい何を意味するのか・・・・

続き・・・BUZZAP_JPhttp://buzzap.jp/news/20180323-trump-beats-abe/

 

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安倍さんの片想いだったのか?哀れ…

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【関連】

世界からみれば眼中にない安倍首相 - Blogos

2018/01/08 - 自民党はもとより、野党もこぞってまともな政治家がいないので、安倍首相のようなレベルの低い政治家でも、6年もウソを繰り返しながら政権を担って来られるのだ。 悲しいかな、それが日本の現実だ。 そのことを見事に証明してくれる記事を見つけた。

 

狂ったように外交に逃げ込む安倍首相と谷内正太郎の責任 | 新党憲法9条

安倍の外交は、すべて成果の見通しがないものばかり

ラブロフ外相になめられた河野外相と安倍対ロ外交の終焉 | 新党憲法9条

 

中国にボロ負けして400年の衰退へ向かう日本。食い止める術はもう無い=大前研一 2018.3.20 MONEY VOICE

 虚をつかれた日本政府、「韓国政府に敬意」-【米朝首脳会談、発表】…安倍首相は4月訪米 2018.3.9 HANKYOREH 

 

 


朝鮮戦争を戦っている韓国ですら見直した密室の合同委員会…なのに安倍政権は! 2018.3.21 天木 直人

2018-03-21 15:43:30 | 外交、国際

 

密室の〔日米〕合同委員会

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018032102000178.html

       韓米「SOFA履行文書、機密などでなければ公開することに」 : ハンギョレ

 この委員会は、在韓米軍地位協定に基づいて定期的に開かれており、韓国内の米軍基地の運用や、軍人の待遇などを協議する。韓国側は外務省が担当している。

 確かに韓国外務省のウェブサイトには委員会の開催日時、場所、双方が握手している写真、簡単な合意内容が公表されている。

 基地の環境汚染問題が深刻化し、市民団体が委員会の協議内容を公開するよう、訴訟などを通じて運動した結果だった。

 ソウルに行った機会に、市民団体「平和・統一研究所」の劉永載(ユヨンジェ)研究員に意見を聞いてみた。「米軍側が同意しない部分の非公開は同じ。都合の悪い情報は隠されたままだ。透明性を高めるよう求めていく」と手厳しい。

 だが韓国は、まだましだ。日本にも、同じ合同委員会がある。外務省と在日米軍の幹部が出席し、日米安保に関する重要な決定を行い、時には密約も交わされてきたとされる。

 月二回開催されていると伝えられるが、内容はもちろん、日時、場所、参加者など基本的に秘密。外務省に問い合わせても「秘密保持」を理由に答えない。ここまで在日米軍に遠慮する理由は一体何なのか。(五味洋治)

 

韓米「SOFA履行文書、機密などでなければ公開することに」 : ハンギョレ

韓米両国が21日、在韓米軍地位協定(SOFA)履行合意と関連し、軍事機密や米軍の内部事情にかかわるものでない限り、
すべての文書を公開することで合意したと明らかにした。

 

 

朝鮮戦争を戦っている韓国ですら見直した密室の合同委員会
新党憲法9条http://kenpo9.com/archives/3444

2018年3月21日  天木 直人

 これも私が注目した記事だ。

...

 そしてやはり日米同盟がらみの記事だ。

 今度は東京新聞である。

 きょう3月21日の東京新聞「私説 論説室から」で五味洋治記者が書いていた。

 昨年11月、韓国政府と在韓米軍が発表したと。

 両者が定期的に開いている「米韓合同委員会」の合意内容について、「軍事機密や米軍の内部情報」をのぞいて、基本的に公表する事にしたと。

 驚いた。

 韓国も在韓米軍との間で合同委員会を定期的に開いていたのだ。

 いや、考えて見ればそれは当然だ。

 何しろ韓国は今でも米軍とともに朝鮮戦争を戦っている国だ。

 日本政府が在日米軍と定期的に日米合同委員会を開いているぐらいだから、米韓合同委員会がないはずがない。

 しかし、米軍と朝鮮戦争を戦っている韓国でさえ、米軍と交渉し、その開催日時、場所、合意内容の一部を公表するようになったのだ。

 市民が訴訟などを通じて合同委員会の内容を公開するよう働きかけた結果だという。

 ひるがえって日本はどうか。

 月2回開催されていると伝えられている日米合同委員会であるというのに、その内容はもちろん、日時、場所、参加者など、一切秘密のベールに包まれたままだ。

 これで対米外交で韓国に勝てないはずだ。

 文在寅韓国大統領の仲介で米朝首脳会談が実現し、安倍首相がはしごを外されるわけだ。

 五味記者は次のようにその記事を締めくくっている。

 「ここまで在日米軍に遠慮する理由は一体何なのか」と。

 外務省にいて、見て来た私が答えよう。

 明確な理由は何もない。

 ただ、そうしないと面倒だというだけのことである。

 米国の事になると、すべての省庁の官僚たちが、文句を言いながら皆外務省に従って来ただけのことだ。

 偉くなる連中が皆そうして来たのを見習って、半世紀以上たってしまった、ただそれだけの事である

(了)

 

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  密室の日米合同委員会
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虚をつかれた日本政府、「韓国政府に敬意」-【米朝首脳会談、発表】…安倍首相は4月訪米 2018.3.9 HANKYOREH 

2018-03-10 14:15:04 | 外交、国際

 日本政府、置き去り懸念=電撃発表「寝耳に水」-米朝首脳会談:時事ドットコム...
 -
トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と5月までに会談するとの電撃的な発表は、日本政府にとって「寝耳に水」だった。
 安倍晋三首相は発表直前に大統領と電話会談し、日米の結束をアピールしたが、政府内では日本だけが置き去りにされかねないとの懸念も出ている。 「グッドニュースがある」。大統領が首相に報告を始めたのは日本時間の9日午前9時前。ホワイトハウスを訪れた韓国政府高官が大統領の意向を記者団に明らかにするわずか20分前だった。

 

 

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韓国政府に敬意?評価?

北朝鮮に圧力をかけ続けろ!としか頭にない首相、外務大臣は何処の国だ!!

外交力で韓国に完敗したことを正直に認めろよ!!!

 

虚をつかれた日本政府、「韓国政府に敬意」…安倍首相は4月訪米

HANKYOREH http://japan.hani.co.kr/arti/international/29986.html
登録:2018-03-09 23:21 修正:2018-03-10 07:35
朝米首脳会談、発表直後にトランプと通話 
「米日“最大圧力”の立場に変わりない」 
日本外相「韓国政府に敬意」異例の表現
 
 安倍晋三首相//ハンギョレ新聞社

 
 9日、朝米首脳会談の発表に日本の河野太郎外相は記者会見を行い、「韓国政府の努力に敬意を表したい」と話した。安倍晋三首相も「こうした変化を評価する」として歓迎の立場を出した。

 河野外相は、北朝鮮の首脳会談提案は「日米韓が緊密に連係した最大限の圧力の成果だとして「今後、北朝鮮が完全で検証可能で復帰不能な方法で核・ミサイル放棄を実現するまで、最大限の圧力を継続して行く」と話した。

 「最大の圧力」を言いながらも韓国政府に敬意を表わすと言ったことは、それ以前まで安倍首相らが「北朝鮮の微笑み外交に惑わされるな」として横やりを入れていたことから大きく変化したものだ。
 日本は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機にした南北関係の雪溶けと金与正(キム・ヨジョン)北朝鮮労働党副部長らの訪韓に露骨に警戒心を示してきた。河野外相は、態度が急変したのではないかという記者の質問に「今まではそうしたそぶりさえ見られなかった北朝鮮が、制裁の影響でそのように言い出したということは、非核化に向けた具体的行動につながりうると評価した」と説明した。

 こうした変化は、南北首脳会談に続き朝米首脳会談にまで合意して、もはやその流れを無視できなくなったためと見える。日本国内では、会談局面に組み込まれず「ジャパン・パッシング」が起きれば、日本人拉致被害者や北朝鮮の核・ミサイルの射程距離問題から疎外される可能性があるという憂慮が出ている。
 米国が自国に到達できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄だけに集中し、日本を射程圏内に置くミサイルの問題はないがしろにしかねないということだ.

 安倍首相は、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長のホワイトハウス発表直後に「北朝鮮が非核化を前提に対話の意志を表明した。こうした変化を評価する」と話した。彼は、この発表の直後にドナルド・トランプ米大統領と通話したとして、4月に米国を訪問すると話した。トランプ大統領に会って「北朝鮮の核・ミサイル問題、(日本人)拉致問題解決のために、いっそう緊密に協力していく」と述べた。
 安倍首相は、訪米時に対北朝鮮制裁と圧迫を簡単に解かないことを要求するものと見られる。彼は「核・ミサイルの完全で検証可能で復元不能な廃棄のために、北朝鮮が具体的な行動を取る時まで最大限の圧力を加えていくという日米の立場には変わりがない」と述べた。また「日米は今まで、そして今後も、100%共にするという点についてもトランプ大統領と意見が一致した」と明らかにした。

 

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/835349.html韓国語原文入力:2018-03-09 20:57
訳J.S
 

関連記事

文大統領の支持率急上昇 約2カ月ぶり70%台=韓国ギャラップ

- 世論調査会社の韓国ギャラップが9日発表した調査結果によると、
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より7ポイント急上昇し71%となった。
ここしばらくは60%を推移していたが、約2カ月ぶり70を回復した。
支持率は4ポイント下落の22%。調査は6~8日に全国の成人1005人を対象に実施された。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハンギョレ新聞 2018.3.10
パッシング~朝米首脳会談

自動代替テキストはありません。

 

 

 

 

 

 

 


安倍首相が横田早紀江さんの直訴の手紙を2年間、無視し続けていた! 政治利用の裏で拉致被害者家族への冷淡 2017.12.11 リテラ

2017-12-11 21:28:51 | 外交、国際

安倍首相が横田早紀江さんの直訴の手紙を2年間、無視し続けていた! 政治利用の裏で拉致被害者家族への冷淡

リテラ http://lite-ra.com/2017/12/post-3645.html

abe_01_171021.jpg 首相官邸ホームページより               

2017.12.11


 北朝鮮の脅威論がますます叫ばれる一方、なんの進展もなく膠着するばかりなのが拉致問題だ。安倍首相はこれまでも、ことあるごとに「拉致問題は最優先事項」と声高に唱えてきが、本サイトで何度も指摘してきたように、それらは政治利用とパフォーマンスでしかない。

 そんななか、驚きの事実が発覚した。拉致被害者・横田めぐみさんの母で、拉致被害者救出運動のシンボル的存在でもあった横田早紀江さんのことを、安倍首相が2年にわたって無視し続けているというのだ。

 この事実を明かしたのは有田芳生参議院議員。12月2日のツイッターにこんな投稿が掲載された。

〈横田早紀江「政府は一生懸命、知恵を練って下さっていると思いましたが、40年たっても何も分からない状況に、一体何だろうか、信じてよかったのかとの思いが家族にはあります」(めぐみさんが拉致された11月15日の記者会見)。早紀江さんが思いを綴った手紙を安倍首相に書いても梨のつぶてです。〉

 たしかに、かつては対北朝鮮強硬路線で安倍首相や救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)と完全に同一歩調をとっていたようにみえた横田早紀江さんだが、最近はその姿勢に変化が見られていた。めぐみさんが拉致された日から40年にあたる11月15日の会見では、有田氏のツイッターにあるように、「信じてよかったのか」と、後悔の念をただよわせていた。

 しかし、その早紀江さんが安倍首相に手紙を送ったのに、「梨のつぶて」とは一体どういうことか。そもそも早紀江さんと安倍首相は最近も、直接何度も会っている。たとえば今年だけでも2月22日に首相官邸で早紀江さんを含む拉致被害者家族と面会、また解散総選挙直前の9月17日には「国民大集会」に出席し、“拉致解決が最優先課題”だといつものように強調したが、その前に被害者家族と面会をしていた。さらに、9月28日の解散当日にも被害者家族を官邸に呼びつけ、トランプ大統領と被害者家族の面会の約束を取り付けたことを手柄のように披露し、露骨な総選挙向けアピールをした。そして11月6日には来日中のトランプ大統領と被害者家族が面会したが、その席には安倍首相が早紀江さんら家族とともに同席している。

 だが、表面的にはいまも緊密な交流があると思われていた安倍首相と早紀江さんだが、実際はまったく違ったということらしい。

有田芳生議員が「2年間、安倍首相から早紀江さんに電話も手紙もない」

 

 ツイッターについて有田氏本人に聞くと、こんな答えが帰ってきた。

「今から2年ほど前だったと思います。早紀江さんは思いを綴った長文の手紙を安倍首相に送ったのです。内容の詳細は知らないのですが、娘のめぐみさんの救出をお願いし、また自らの心情を記したようです。しかし現在に至るまで、安倍首相からの返事や電話などはありません。完全無視です。拉致問題を最重要課題と言いながら、この態度には不信感以上のものがあります」

 さらに、拉致問題を取材している大手紙記者も、安倍首相と早紀江さんの関係をこう証言する。

「家族会の面会や集会などでも、安倍首相は早紀江さんと握手するだけで、突っ込んだ話をしようとはしません。早紀江さんも“お願いする”立場ということで、本音を言えないのでしょう。手紙のことについて、安倍首相に直接きくこともしていないようです」

 しかも、こうした冷淡な態度は、早紀江さん個人に対してだけではない。安倍政権は第二次政権発足時に「拉致問題対策本部」のもと拉致関連の会議体を6つも発足させているが、それから5年あまり「日刊ゲンダイ」(12月4日付)が会議の開催状況を調べたところ、いずれの会議体もほとんど開かれることなく開店休業状態になっていたという。

 ようするに、拉致問題を前面に出して国民の人気を獲得し、首相にまでのしあがり、いまもことあるごとに拉致問題の解決を強調している安倍首相だが、実際は北朝鮮への強硬姿勢じたいが目的であり、拉致問題の解決や被害者家族の思いなんてまったく本気で考えていなかったというだろう。

 そしておそらく、早紀江さんは安倍首相のこうした態度をそばでみているうちに、その本質を見抜いてしまったのではないか。

 実際、早紀江さんは前述した11月15日の「信じてよかったのか」以前から、少しずつその“本音”を語るようになっていた。

 トランプとの面会を前に10月17日に行った会見でこう訴えている。「戦争などやらないように。平和にやるように期待している」(「サンデー毎日」11月12日号より)。また11月4日に時事通信の取材に応じた際にも、北朝鮮への対応について「制裁も必要だが、対話も必要だ。侮られてはいけないが、追い詰めるだけでもいけないのでは」「戦争だけはやめてほしい。人を殺りくして街も壊滅するのでは意味がない」と戦争反対の思いを語り、11月18日に行われた新潟市の「忘れるな拉致 県民集会」でも、トランプ面会について触れた後、「今がチャンスです。安倍総理が平壌に行って、金正恩氏とちゃんとした話し合いをしてきていただければ、どんなにありがたいだろう」と、圧力ではなく、安倍首相の訪朝と対話を望む訴えをしている(朝日新聞11月19日付地方版)。

 これらは、明らかにトランプの強硬路線に盲従し、北朝鮮との戦争すらやりかねない安倍政権への反対意見表明と言っていいだろう。こうした早紀江さんの変化について長年、拉致問題を取材するジャーナリストはこう話す。

「2004年の日朝実務者協議で、めぐみさんの遺骨が提出され、それが偽物だと判明して以降、早紀江さんの不信感は高まっていったのですが、しかし“お願いする立場”や、先鋭化する家族会や、安倍首相を礼賛し北朝鮮への先制攻撃を叫んでいる極右団体である救う会に説得、いや、ある意味洗脳されて、本音が言えなかったのです。しかし、そうしているうちに時はどんどん流れる。現在早紀江さんは81歳ですから年齢を考えても時間がない。11月19日にNNNドキュメントで「“ただいま”をあきらめない 横田夫妻の40年 残された時間」が放送され、滋さんの体調の悪化が公にされましたが、いまや政府や救う会に遠慮している時間などないということでしょう」

トランプ大統領との面会前に横田早紀江さんに加えられた圧力

 

 しかし、そうした早紀江さんの“願い”や“思い”をふみにじるような事態がいまだに進行している。3年前の14年、横田夫妻がめぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとモンゴル・ウランバートルで初めて面会、その後「週刊文春」(文藝春秋)で面会時の写真と、有田氏による面会の様子などの記事が掲載されたが、これに対し救う会のHP には、横田夫妻による“不可解な声明”が掲載されたのだ。

 そこには写真は横田夫妻が提供したものではなく、有田氏が勝手に持参したもので、記事も有田氏が勝手に書いたという旨が書かれていた。当時、本サイトで報じたが、これは「救う会」会長の西岡力氏が横田夫妻を非難、圧力を加えたことで、横田夫妻が声明を出さざるを得ない状況に追い込まれたものだった。

 また、このとき、横田夫妻への圧力は西岡会長だけではなく、安倍首相応援団の櫻井よしこ氏や、かつて拉致問題担当相だった中山恭子参議院議員からもあったという。

 さらにトランプ大統領との面会でも、同様の “圧力”が存在した。トランプ大統領に戦争反対を伝えたいと考えていた早紀江さんに対して、安倍応援団が介入し、制止していたのだ。これを報じた「女性自身」(光文社)11月14日号よれば、10月19日クリスチャンの早紀江さんを囲む後援会的集会「祈りの会」が開かれたが、そこで早紀江さんが参加者に「トランプさんに会ったら、“戦争はしないでください”と言おうかな、それとも政治的発言は控えたほうがいいのかな」と話したところ、同会に出席していた「救う会」関係者が、早紀江さんのこの言葉をさえぎるようにこう発言したという。

〈「政治的発言はしないほうがいい。大統領に会えるのも安倍さんのおかげなんですから」〉

 この発言もまた、早紀江さんと同じクリスチャンとして、毎回のように同会に出席している西岡会長のものだったようだが、自らの排外的な政治心情を被害者家族に押し付けるグロテスクな圧力以外の何ものでもない発言だろう。
 
 そして実際、トランプ大統領と面会した早紀江さんは“戦争反対”を伝えることなく、「風邪をひいて声が出ず、あまり話せませんでした」と苦渋の選択とも思えるコメントを残している。

 これまで本サイトでは安倍首相の拉致問題の政治利用の実態を暴き、徹底的に批判してきた。しかし、その本サイトですら、早紀江さんの心情を綴った手紙を無視するほど、安倍首相が裏で冷淡な態度を示しているとは想像していなかった。

 安倍首相はこのさきも拉致被害者のことなど一顧だにせず、ひたすら米国に追随し、対北朝鮮戦争の危機をさらに高めていくだろう。 

 何度でも言う。これ以上、拉致問題と被害者家族を安倍首相の政治の道具にさせていてはいけない。