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【動画】 「村本さんの勇気を称えるべき。"クズ"のクレームは気にしなくていい」社会学者・宮台真司氏がウーマン村本を擁護! 2018.1.17 

2018-01-19 17:40:00 | シェアー


 

「村本さんの勇気を称えるべき。"クズ"のクレームは気にしなくていい」社会学者・宮台真司氏がウーマン村本を擁護!

2018.01.17 07:00

 「テレビは若い人からお年寄りまで見ているワケです。だから1から10まで聞く必要があるんですよ。視聴者の代弁者だから」。

 

 元日に放送された「朝まで生テレビ」に出演した際の発言が波紋を広げているウーマンラッシュアワーの村本大輔。しかし、ネット上では「無知な人間の政治的意見を聞くほど無駄な時間はない」と、批判の声が殺到した。テレビ番組で"そもそも論"を持ち出すことは問題なのだろうか。15日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、社会学者の宮台真司・首都大学東京教授を招き、村本がたびたび口にした"そもそも論"について考えた。

 

 

■「"クズ"のクレームは気にしなくていい」

 「"クズ"のクレームは気にしなくていい。はっきり申し上げると、村本さんのことを無知だと言っている人間がどれだけ知っているのか非常に疑問」、そう切り出した宮台氏は、こう続けた。

 

 「僕も1993年、まさに"そもそも論"で朝生デビューした。あの空間は人畜無害な"お座敷"で、意味のない議論をやっていた。世の中の流れも、あるいはアメリカや中国が日本をどう見ているのかも分からないヤツが、適当なことをギャーギャーしゃべっているだけ。それを論破していって名を上げた。なんせ僕は援助交際を擁護し、広めた人間だったので、それは集中放火を浴びた。そこで『お前の言う道徳とは何だ』と"そもそも論"を問うことで全て論破していく。それが僕のスタイルだった」。

 自身の立ち位置として村本が盛んに主張する「無知」という言葉についても、「プラトンの書いた『ソクラテスの弁明』に出て来る、"無知の知"という有名な言葉がある。無知であることを知っていることは価値があるということだ。村本さんのことを『無知だ』なんて言っている人間は、自分が無知であることを恥じるべきだ。だって無知を知らないんだから。村本さんは、自分が無知であるということを知っていて、そういう切り口からモノを聞いているわけだから、ソクラテスそのものだ。プラトンの著作について教養のある人間であれば、村本さんのことを無知だなんて言うことはあり得ないし、イコール、"クズ"だ」と述べた。

 その上で宮台氏は「1980年代に人々が毎日を楽しく暮らしたいと消費社会化した時、日本以外の先進国の多くはそうではなく、"正しさ"と"面白さ"をいかに合体させるかに心を砕くようになった。コメディアンやコメディ映画を作る人たちも、お笑いに政治的なメッセージをいかに入れるのかということに腐心してきた。ところが日本のテレビ界、お笑い界は易きに流れた。『政治ネタでは視聴率が取れない』『もう正しさの時代ではない。これからは面白さの時代だ』と、"正しさ"から"おかしさ"、"面白さ"にシフトしてしまった。そうじゃないだろう!正しいことを面白く伝えるのに腐心すべき。他の国々はそうしているではないか」と厳しく批判。「そう考えれば、村本さんは非常にチャレンジング。予定調和の"お座敷"に丸腰で突っ込んでいって『私は無知なので、そもそも論からいかせてください』と言うのは、非常に勇気が要ること。称えるべきだ。村本さんのことを『無知だ』と言うヤツに同じようなことができるのか、コラ!」と舌鋒鋭く指摘した。

 村本が「ありがとうございます。出ようか出るまいかすごく迷った。朝生には僕の発言を訂正してくれる専門家がたくさんいるわけで、僕を呼ぶ意味は、無知を恥じることなく、『僕はこれが分からないのでイチから教えてください』と言うことだと思った」と話すと、宮台氏は「村本さんが出ているから見る人というのは、今までの朝生の視聴者層にはいないタイプ。そこで従来の"お座敷"を繰り返していいわけがない。だから村本さんがやったことは当然のことだ」と重ねて擁護。「エネルギーはないけど方向性を知っている知識人と、方向性は知らないけどエネルギーのある大衆が合体すると、社会がより良い方法に変えられる、という図式は、60年安保闘争の中で崩れていった。それを指摘したのが吉本隆明。そして70年代以降、論壇誌もただの"お座敷"になり、読者投稿欄は『70歳、団体職員』みたいな人ばかりになっていった」と話した。

 

 朝生で村本と共演した落合陽一筑波大学准教授は番組終了後、「初学者がその場で考えた結論は大抵、先人が既に議論済みであって、時間有効化のために歴史を学ぶこと、それを起点に現代的発展を探す姿勢は小学校訓練から始まる」と感想をツイートしている。

 宮台氏はこれについても「お笑いだね。子どもにしゃべると、何も知らない人間にしゃべることがいかに重要か分かる。ものすごい言語能力がいることがわかる。説明に苦労して、そこで初めて大学教員の側が気づきを得ることもある。"そもそも論"は、議論を深く、実りあるものにするためにも重要だ。大学教員で小学校4年生に教えることができる能力を持つ人間というのは日本にはまだほとんどいない」と指摘、さらに「理系のエキスパートが世界で戦えるのと同じように考えてもらっては困る。日本の文系の学問の水準の低レベルたるや、はっきり言って驚くべきもの。朝生にいる知識人は初学者以下」と切って捨てた。

 村本のm無知であることを傘にきたような物言いが"上から目線"だと批判されたのではないか、との声もある。しかし宮台氏は「居丈高でいいじゃん。村本さんが、そんなんじゃ見てるやつわかんねーよって言って良いんだよ!」と訴えていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

 

 【関連記事】

ウーマン村本よ、国民を「愚民視」しているのは誰か - iRONNA 井上達夫

 

 

 

 

 


拉致被害者家族、蓮池透さんに聞く 「最重要課題」一ミリも動かぬ安倍政権 政治家こそ「痛恨の極み」 2018.1.17 毎日新聞 

2018-01-18 13:29:33 | シェアー
特集ワイド

拉致被害者家族、蓮池透さんに聞く 「最重要課題」一ミリも動かぬ安倍政権 政治家こそ「痛恨の極み」

 
「小泉訪朝」から今年で16年。「拉致問題を考えると暗くなる。先が見通せないから。でも暗くなっても動かない」=東京都江東区で、後藤由耶撮影

 この人たちは、どれだけ辛抱を強いられるのか。北朝鮮による拉致被害者と、その家族である。「拉致問題は最重要課題」と繰り返す安倍晋三首相の再登板から5年。2002年に解放された蓮池薫さん(60)の兄で、政権批判を続ける透さん(63)に聞いた。【吉井理記】

 イヤミのつもりではないが、調べてしまった。

 安倍首相はこの5年間、「拉致問題は、安倍内閣の最重要課題であります」といったたぐいのセリフを、国会で何回繰り返してきたか、を。その数、実に40の本会議・委員会で計54回である。1年に10回以上、こんな発言を量産してきた計算だ。

 「安倍さんの好きな言い回しで言えば、決まり文句のように『最重要課題』と繰り返しながら、一ミリも動いていない。昨年9月には拉致問題の解決を訴える集会(「今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会」)で『拉致問題に最優先で取り組む』と言っておきながら、1週間後には衆院解散を表明したのが安倍さんです。動くはずもない」

 待ち合わせたのは、東京都内の高層ホテルのバー。遠く、窓越しに東京スカイツリーのまばゆいイルミネーションが望めるが、蓮池さんの声は沈んでいた。

 昨年12月には拉致被害者の増元るみ子さん(64)=拉致当時24歳=の母、信子さんが愛娘の帰還を見ずして90歳で亡くなり、薫さんとともに解放された曽我ひとみさん(58)の夫チャールズ・ジェンキンスさんも77歳で世を去った。

 「お二人が亡くなった時、菅義偉官房長官は『痛恨の極み』と述べた。何を言っているんだ。5年もたって、いや、北朝鮮が拉致を認めてから15年が過ぎている。時間を空費して、風化させて『痛恨の極み』と言う政治家こそ『痛恨の極み』です」

 昨年は、小泉純一郎首相(当時)が訪朝して北朝鮮が拉致を認めてから15年の「節目」ということで、報道の量は多少増えた、とみる。そして年が明け、16年の今年である。核・ミサイル開発を巡り、米国との緊張が続き、拉致問題は日々のニュースに埋もれがちだ。

 薫さんや曽我さんら5人は帰還したが、今も帰らない政府認定の拉致被害者は12人。「家族に節目なんてない。毎日、待ち続けている。次の『節目』は20年とでもいうつもりですか? いいかげんにしてください」

圧力で北朝鮮は折れない

 「最重要課題」と繰り返しながら、なぜ「一ミリも」解決に向かわないのか。「言うまでもなく、拉致問題の責任は北朝鮮にある。彼らの姿勢が最大の障害なのは当然だが、日本側のやり方も稚拙で、間違っています」

 例えば、昨年のトランプ米大統領来日である。安倍首相ら日本側の働きかけで、トランプ氏と拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんらの面会が実現した。「一部メディアは『米国が問題解決に動き出した』といったトーンで騒ぎましたが、考えてみてください。移民・難民ら少数者への排斥的・差別的発言を繰り返しているトランプ氏が、人権問題でもある拉致問題に、真剣に関わる気があるでしょうか。そもそも米国が関心を寄せる核・ミサイル問題はグローバルなテーマですが、拉致問題は日朝間のテーマです」

 それなのに、日本政府は核・ミサイル問題と拉致問題をヒモ付けし、「包括的解決を目指す」立場を崩さない。安倍首相も「対話のための対話に意味はない」「必要なのは対話ではなく、圧力だ」(昨年9月20日、国連総会)と強調し、圧力一辺倒の路線を見直す兆しはない。

 「実は、私は、河野洋平さんに謝りたいんですよ」

 輝くスカイツリーを見やりながら、蓮池さんがぽつりと漏らした。蓮池さんら拉致被害者の家族が家族会を結成したのが1997年。99年に外相に就任した河野氏は00年、北朝鮮に50万トンのコメ支援を決定した。蓮池さんらは「北朝鮮を困窮させなければ問題は動かない」と猛反発し、一部の保守メディアや言論人も河野氏批判を繰り広げた。

 「河野さんは『コメを与え、北朝鮮を対話のテーブルにつかせることが大事だ』という方針でした。今になって考えると、その通りだな、と」

 コメ支援と並行して外務省が水面下で北朝鮮のキーパーソンと交渉を続け、小泉訪朝が実現したのは2年後だ。「日本が北朝鮮への経済制裁を始めたのは12年前です。何か動いたでしょうか。圧力で北朝鮮が折れる? 希望的観測もいいとこです」

 拉致被害者を取り戻すためには、国のメンツや手段、まして希望的観測にとらわれている時間はもうない。

 「例えば、繰り返し訪朝している参院議員のアントニオ猪木さんの『スポーツ外交』で対話のチャンネルを開く。北朝鮮も参加表明した平昌五輪は良い機会かもしれない。北朝鮮にパイプを持つ民間団体のネットワークを活用する。金正恩朝鮮労働党委員長と交流のある料理人・藤本健二さんの情報や人脈を生かす。小泉元首相ら訪朝経験のある政治家OBもいる。『一ミリ』でも動かすため、いろんな手があるはずです」

 政府も外務省も、こうした動きを「二元外交」と批判するだけ、らしい。

 読者は、首相が著書「新しい国へ」(13年)で、横田めぐみさんらを救えなかったのは、9条を持つ「現憲法のせい」という趣旨のことを記しているのをご存じだろうか。憲法で軍隊保持や徴兵制を定めてきた韓国では、いまだに数百人の拉致被害者が帰らないままであるにもかかわらず、である。蓮池さんの目には、首相が憲法改正といった政治目標を達成するため、北朝鮮の脅威をあおり、拉致問題を「政治利用」しているのではないか、と映っている。

弟の精神、今も自由じゃない

 蓮池さんはインターネットなどで「売国奴」などとバッシングを浴びている。「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(15年、講談社)というタイトルの著書で、首相らを厳しく批判した際、国会で「北朝鮮の工作活動の一端」(中山恭子氏、16年1月19日、参院予算委での発言)と名指しされた。「『お前のところは弟が解放されたからいいじゃないか』と言う人もいます。弟は、確かに身体は自由になりました。でもいまだに帰れない被害者の存在を背負って生きている。精神的には決して自由じゃないんだ

 穏やかだった蓮池さんの語気が、荒くなった。「本当に弟を自由にするには、拉致問題を解決する以外にない。そして北朝鮮にきちんと補償させたい。そうでなければ、弟の人生は、一体何なのか。圧力だけでは解決しない。だからこそ、私は発言し、行動するんです」

 安倍首相はこう言い続けてきた。「家族が自身の手で肉親を抱き締める日まで、私の使命は終わりません」(昨年12月5日の衆院本会議など第2次政権以降で21回発言)。こんな決まり文句は、もういらない。




 ■人物略歴

はすいけ・とおる

 1955年、新潟県生まれ。東京理科大卒。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)事務局長などを歴任。家族会とは対北圧力などを巡って意見が相違し、2010年に退会。著書に「奪還 引き裂かれた二十四年」「拉致と日本人」(共著)など。

 

 

 

 


イ・ランの『イムジン河』――ボーダーを、言葉を越えて、幾重にも折り重なった意味に思いを馳せる 2017.1.3 韓東賢 ヤフーニュース

2018-01-03 18:55:44 | シェアー

 

イ・ランの『イムジン河』――ボーダーを、言葉を越えて、幾重にも折り重なった意味に思いを馳せる

臨津江のほとりでMV撮影中のイ・ラン(本人Twitter @2lang2 より)

 韓国のシンガーソングライター、イ・ランが1日、新曲MV『イムジン河』を発表した。MVのクレジットには『イムジン河』(1968年) 作詞:朴世永、作曲:高宗漢、日本語作詞:松山猛と明記されており、ザ・フォーク・クルセダーズ版の日本詞を、手話とともに歌っている。

 イムジン河(臨津江)は朝鮮半島中部にある川で、朝鮮民主主義人民共和国の南部から軍事境界線を越え大韓民国・京畿道を経て西の黄海に流れ込む。南北朝鮮を隔てる軍事境界線をまたいでいることから、南北分断の象徴となっている川だ。今回のMV撮影は、韓国側の臨津江のほとりで行われた。映像作家でもあるイ・ラン本人が監督している。

■故郷と平和を思う歌

 もともとは、現在の韓国・京畿道出身で解放後は北朝鮮で活躍した詩人、朴世永が南の故郷を思ってつくった詩が1957年に歌として作曲されたもので、その多くが現在の韓国エリアにルーツを持つ朝鮮総連系を中心とした在日コリアンの間で今も広く歌われている。そして、日本語詞によるもので一番有名なのが今回、イ・ランがカバーした、ザ・フォーク・クルセダーズが1968年に発表したバージョンだ。

 松山猛の『少年Mのイムジン河』(2002年、木楽舎)によれば、京都の在日コリアンの多い地域で育った松山は、植民地支配の歴史や朝鮮戦争、身近で行われていた朝鮮人差別に胸を痛め、日米安保を憂慮し平和を願う多感な中学生だった。そのような思いから、いさかいが絶えない近隣の朝鮮学校と自らが通っていた中学校の間で、サッカーの交流試合を行おうと提案する。

 その申し込みに訪れたときに、偶然耳にしたのがこの『イムジン河』だった。松山はその後、トランペットの練習をしていた九条大橋でやはりサックスの練習をしていたことから仲よくなった朝鮮学校の生徒に頼み、1番の歌詞とその日本語訳を教えてもらう。

■「禁止」された幻の名曲

 その後、美術学校を出てデザイナーを志していた松山は、アメリカ公民権運動を経たベトナム反戦のうねりのなかでフォークと出会う。さらに、ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーと知り合い、ポスターのデザインなどの裏方を務めるようになるうち、中学生の頃に心動かされた『イムジン河』をフォークルが歌ってくれないかと加藤和彦に相談する。加藤ほかメンバーは快諾し、手もとにあった朝鮮語の1番と日本語の1番だけでは足りなかったことから、松山が2番と3番の歌詞を書いた。1966年の初演時には、大きな拍手がわいたという。

 こうしてアマチュア時代からのレパートリーだった『イムジン河』は1968年、大ヒットとなったデビュー曲『帰って来たヨッパライ』に続く第2弾シングルとして発売されることになった。しかし発売前に突然、レコード会社が「政治的配慮」から発売中止を決定する。

 これは、作詞作曲者不明の朝鮮民謡とされたことについて朝鮮総連が朝鮮民主主義人民共和国という国名と作詞作曲者名のクレジットを入れるよう抗議し、トラブルを恐れたレコード会社が一方的に発売中止を決めたもの。韓国側の圧力や親会社への配慮も存在したと言われている。

■なぜ今この歌なのか

 その後、事実上の「放送禁止歌」となって長くタブー視されていたが、このフォークルバージョンは2002年に34年の歳月を経て初めてシングルCDとして発売され話題となった。また松山のエピソードを原案にした2005年の映画『パッチギ!』(井筒和幸監督)では、テーマ曲となった(音楽監督は加藤和彦)。数奇な運命をたどった幻の名曲として、今も歌い継がれている。

 なぜ今、韓国の若いシンガーソングライター、イ・ランがこの歌を歌うのか。無粋だと思い、直接聞いてはいないが(とはいえ機会があったら聞いてみたい)、近年の、北朝鮮を取り巻く軍事、外交情勢の緊張状態が念頭にないはずはないだろう。しかも、歌われているのはフォークルによる日本語詞だ。日韓関係の現状への思いも読み取りたくなる。

 韓国で、公の場で日本語の歌が歌えるようになったのはそう昔のことではない。過去の植民地支配という歴史的経緯から日本の大衆文化の流入を規制してきた韓国では1998年、当時の金大中大統領がその解禁の方針を表明して以来、段階的に開放してきた。現在ではほぼ全面開放とされる一方で、とくに地上波での放送にはいまだ「自主規制」による事実上のしばりがないとは言えないという。

■「自由」に近づく音楽

 南を思い北で作られた歌を、日本で歌おうとして禁じられたその歌を、南で生きる人が日本語で手話をまじえて歌う、その題材となったまさにその川辺で。しかも今。東アジア、さらに言葉を越えた広がりを射程に、幾重にも折り重なった意味が込められたその選択と批評的センスには敬服するしかない。

 あらゆるボーダー、いや私にとっては私自身の人生の近くにある様々なボーダーを乗り越え自由に近づく試みのようなものが、音楽と映像というかたちで、しかも美しく昇華されたかたちで目の前に提示されたことに年初から心が震えた。

 いや、音楽とはもともとそういうものだったのかもしれない。そして、イ・ランはそういうアーティストだ。3月には来日ライブが予定されているという。

 

 

韓東賢 日本映画大学准教授(社会学)

はん・とんひょん 1968年東京生まれ。大学まで16年間、朝鮮学校に通う。卒業後、朝鮮新報記者を経て立教大学大学院、東京大学大学院で学び、現職。専攻は社会学。専門はナショナリズムとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティの問題など。主なフィールドは在日外国人問題とその周辺、とくに朝鮮学校とそのコミュニティの在日朝鮮人。最近は韓国エンタメにも関心。著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌』(双風舎,2006 *現在は電子版発売中)『平成史【増補新版】』(共著,河出書房新社,2014)『社会の芸術/芸術という社会』(共著,フィルムアート社,2016)など。

 

 

 

 


12/15英BBC #伊藤詩織さん インタビュー記事【和訳】~ 升永弁護士が大拡散希望2017.12.23〔伊達直人のブログ〕

2017-12-25 11:48:33 | シェアー

警察幹部の準強姦もみ消し疑惑は事実であれば、日本は、法治国家ではありません。
元容疑者は、「総理」タイトルの本(安倍氏支持本)を著作した山口敬之元TBS記者です。

 

升永弁護士が大拡散希望を出した記事【和訳】12/15英BBC #伊藤詩織さん インタビュー   

のブログ http://ameblo.jp/tiger-mask-fighter/entry-12338597484.html 

2017.12.23  18:30
升永弁護士、重要なことは、
一人一人が、「伊藤詩織氏準強姦の揉み消し疑惑事件が起きた。日本は法治国家ではない。」との情報を発信し続けることです。
(升永弁護士のコメントは最下段です)
 
【和訳】12/15英BBC #伊藤詩織さん インタビュー 

2017年12月15日、英BBCが 『日本の #MeToo モーメント』と題して昏睡レイプの被害を訴え現在東京地裁で係争中のジャーナリスト 

#伊藤詩織さん にラジオインタビューを行った。

刑事事件としては不起訴が確定したデートレイプ事件に直面した詩織さんが6分間のインタビューの中で語ったのは次の内容だった。

参照動画:http://www.bbc.co.uk/programmes/p05r58zm

ほとんどの状況において、性暴力やレイプについて公に語ることは難しいとされている。しかし一部の国では、正義を訴えようとする女性が乗り越え難い障害に直面する。日本はそうした国の一つだ。日本では、『レイプ』という言葉を発することすら憚れるような根深い文化的規範を背景に、ほとんどの女性が沈黙を強いられている。そんな中で沈黙を拒む一人の女性がいる。ジャーナリストの伊藤詩織さんだ。問題の男は公然と容疑を否認している。


ジャーナリスト・伊藤詩織さん
二年前の2015年、私はレイプされました。私を襲った男は日本の大手テレビニュース局の支局長だったので、ワシントンDCで働ける仕事を私に紹介してくれるという話でした。労働ビザについて話し合う必要があっため、互いに都合をつけて会う約束をしたのです。

自分が尊敬する人、信頼する人がそういうことをしたのだと気付くのは辛いことでした。彼は大物政治家に近い人物だったので、怖くなりました。だからこれ[訴えること]が正しいことなのか、信じて貰うことができるのか、考えるのに時間がかかりました。

「警察に行こう」と決めましたが、そのような著名なジャーナリストを日本で訴えたら仕事をするのが…ジャーナリストとして仕事をするのが難しくなることは覚悟の上でした。そして、然るべき人物に伝えると、彼はこう言いました。

「こういうことはよくあるんです。捜査はできません。訴追はされないし、立件もされないでしょう。時間の無駄でしかありません」

でも私はこう言いました。「どのホテルから出てきたかは覚えています。防犯カメラがありますよね。せめてそれを確認していただけませんか?」

数日後、彼はそうしてくれました。そして私をタクシーから引きずり出している男の姿を見て、その捜査官が「これならいけるかもしれない」と言ったんです。

私はこれで彼が事件を認め、捜査を開始してくれるだろうと思ったんです。でも彼は私にこう言いました。
「あなたは著名なジャーナリストを訴えようとしています。日本でジャーナリストとして活動できなくなりますよ」

―それは、捜査官が言ったのですか?それとも刑事が?

捜査官です。

―そう言われて、どのように感じましたか?

難しい決断でした。でも、私がやるしかありませんでした。私の知る真実に蓋をしてしまえば、私はジャーナリストではいられなくなるからです。それから、次々に疑問が芽生え始めていました。なぜ捜査できないのかと。

そして遂にある日、電話がかかってきました。捜査を開始することを決めたと。
裁判所はその二か月後に逮捕状の発行を認めました。

捜査の過程では、大変な思いをしました。捜査官が変わるたびに、私が処女かどうかを確認されました。なぜこのような質問を何度もされなければならないのか。私は仕事に行くのをやめました。あの男と同じ…似た背格好の男性をみると、パニックを起こしていました。そこで私は、「よし、日本の外に出てみよう」と決めました。

―ちょっと話を戻しますが、つまり彼はまだ米国にいて、彼が米国にいる間に逮捕状が発行されたということですね?これで正しいですか?

そうです。

ーそれからどうなったのでしょうか。何が起きたのでしょうか。

捜査官は、成田に彼が到着したらすぐに彼を逮捕する予定でいました。でも、その捜査官は彼を逮捕する予定のその当日に電話をかけてきてこう言ったんです。

「上からの指示」があって、逮捕を取りやめたと。

とてもショックを受けました。裁判所が逮捕状を発行したのに、捜査官がこれを変えられる?でも、それが実際に起きたのです。だから私は彼になぜ、どのようにしてこうなったのかを訪ねましたが、彼は答えられませんでした。

ただ、「これはひじょうに奇妙で希なことです」と言うだけでした。

―あなたはこの国で初めて、公然と、自分の名前を出して、「私はレイプされた。これが私が経験したことです」と語った人であると考えていいのでしょうか?

顔なじみの人にレイプされたことを訴えた初めての人ではあります。

ーこの経験からあなたが自分の国について学んだことは何でしょうか。声を上げてから他の人からはどんなことを言われましたか?

ひじょうに落胆しました。誰もが私のことを知っているような気がして、外に出ることができなくなりました。だから私は常に…どこかに行くときは変装して出かけていました。そしたら、私の個人的なことや家族について語り合うサイトが現れて、そこには家族の写真もあったんです。ですから家族や友人とどこに行くのも怖くなりました。彼らに何が起こるかを考えると恐ろしかったからです。家をまったく出れなくなりました。働いていたメディアの仕事を辞め、フリーランスとなってイギリスのメディアに協力するようになりました。この夏にはイギリスに引っ越すことができ、また普通の、いち個人に戻れた気がしました。自由に出歩けるようになったと。

―いま私たちはこうして東京にいるわけですが、日本についてどう思っていますか?そしていま東京にいることについても。何か変化を感じていますか?

小さな、とても小さな変化が起きているという気はしています。政治家は国会―議会―で議論するようになったし、110年間も変わることのなかったレイプに関する法律が遂に改正されました。ジャーナリストとして、メディアを介したさまざまな手段で訴えようとしましたが、どれもうまくいきませんでした。なので結局、最終的には、私自身が声を上げるしかないと思うようになりました。性暴力はいつどこでも起こり得ることなのですから。

 

でも私がもっと衝撃を受けたのは、その後に起きたことでした。絶望の淵に立たされました。自分がどんな社会に住んでいるのかを私はわかっていなかったのです。司法のシステムは、時間がかかっても仕方がないのかもしれません。でも社会のシステムは、支え合い、手を差し伸べる方向に変えることができます。それは性暴力を生き延びたサバイバーたちにとって、次のステップを踏むための大きな変化をもたらすはずです。いまは、目に見えるポジティブな動きも起きているので、私はひじょうに楽観的にみています。

Release date:

Dura

 

升永弁護士 12月21日facebook

【大拡散希望】

①伊藤詩織氏準強姦被害のもみ消し疑惑事件は重大です。

その重大さは、2の都知事辞任事件と比べれば、一目両瞭然です。

②舛添元知事が辞任した理由は、都所有のミニバンを箱根の私有の別荘への往復に使った等というて程度の行為でした。

猪瀬元都知事が辞任した理由は、病院から政治資金(5000万円(?)を融資してもらいながら、政治資金として、届けなかったミス(猪瀬氏は後に返金済み)でした。

このもみ消し疑惑事件は、安倍違憲状態内閣のスタッフたる警視庁幹部が、もみ消した疑惑のある事件です。

③この警察幹部の準強姦もみ消し疑惑は事実であれば、日本は、法治国家ではありません。元容疑者は、「総理」タイトルの本(安倍氏支持本)を著作した山口敬之元TBS記者です。

【日本が法治国家でないこと】は、重大です。

1億2000万人は、【日本は法治国家】と信じています(私見)。

【日本は法治国家ではなかった】という重大情報を一億2000万人のうち100万人が知れば、テレビ、新聞、雑誌が取り上げます。

そうすれば、舛添事件、猪瀬事件と同じことが起きます。

④重要なことは、

【一人一人が、「伊藤詩織氏準強姦の揉み消し疑惑事件が起きた。日本は法治国家ではない。」との情報を発信し続けること】です。

 
 

 【関連記事】

よーし❗英BBCについで、スウェーデン発行部数最大日刊紙伊藤詩織さんを『日本#MeToo の口火切った人として紹介❗.
 
 

 

 

 


「人を殺さずに国を守りたい」 ウーマンラッシュアワー・村本大輔、西部邁と語る「政治の理想と現実」  2017.12.15 AERAdot. 

2017-12-23 21:47:12 | シェアー

 村本大輔「人を殺さずに国を守りたい」 西部邁と語る「政治の理想と現実」

 
2017.12.15 16:00
村本大輔(むらもと・だいすけ、右):1980年、福井県生まれ。お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーを結成。毒舌の炎上芸人として人気/西部邁(にしべ・すすむ):1939年、北海道生まれ。東京大学教養学部教授を経て評論家に。最近まで雑誌「表現者」顧問(撮影/高井正彦) 村本大輔(むらもと・だいすけ、右):1980年、福井県生まれ。お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーを結成。毒舌の炎上芸人として人気/西部邁(にしべ・すすむ):1939年、北海道生まれ。東京大学教養学部教授を経て評論家に。最近まで雑誌「表現者」顧問(撮影/高井正彦)

 

 

 ウーマンラッシュアワーの村本大輔と保守派の論客である西部邁。一見して相容れないように見えるが、実は「投票をしたことがない」という共通点を持つ。そんな2人が民主主義のあり方や日米関係などを語り合った。

*  *  *
村本大輔(以下村本):
僕、怖いのが、安倍政治がこれから進める憲法改正なんです。イギリスは国民投票でEU離脱を決めましたが、イメージしていたのと全然違うと騒ぎになった。なぜ離脱票を入れたかというと、離脱のメリットを伝えるフェイク(虚偽)ニュースを信じてしまったからなんです。日本でもネット、携帯を開けばいろんなニュースが出てくる。中には偏ったものもあり、それを信じて国民投票で憲法改正への賛成票を入れてしまったら、イギリスと同じことにならないのか。

西部邁(以下西部):
立派な憲法」をつくろうというのが本当の立憲なんですがね。デモクラシーなんぞは代表者を選ぶための手続きに過ぎないのですが、民衆の多数派がアホなら代表者もアホで、選ばれたアホな代表者はアホな決定をすることが多い。かつて庶民は候補者の演説を聞いて、少なくとも人格面でフェイクかどうかを判断できる知恵を持っていた。

村本:なるほど、そうなんですね。ところで民主主義ってなんですかね。

西部:ソクラテスやプラトンは、デモクラシーは最悪の政治になると言っていた。まず少数者の政権ができて、いずれ金権政治を始める。そして不満を持った民衆をあおり立てるデマゴギーが起きる。デマとは「民衆的」ということですから、まさにフェイクニュースのことで、現状が最悪の政治の段階に来たことを物語っています。最終的にはそこから専制君主が生まれる。ヒトラーも選挙で選ばれた。

村本:おっしゃる通りです。どうすればいいですか?

西部:まず人類の多数はアホと考えること。しかし王制や貴族制の少数決では、多数派が反発するのでどうしようもない。アホが選挙しても仕方ないけど、選挙しないとすべて白紙だからするしかない。もしそこに希望があるとしたら、デモクラシーはとんでもないけど、それしかないとわかっている人たちのデモクラシーだな。

村本:僕が選挙に行かないと言ったとき、何も考えずに批判だけをしてくる人たちを見て、なぜそんなに人の話をうのみにするのかと感じました。

 ある番組でスタッフに頼んで、「村本さんを投票所で見た!」というウソの内容のメールを番組宛てに送ってもらったのです。それが番組の最後に紹介され、僕はわざと顔を真っ赤にして番組を終えました。僕のツイッターのコメント欄には案の定、「投票に行ってたんじゃないか」という書き込みが殺到しました。(ウソの情報に)だまされてどれだけ右や左に行くのかを証明したかったんですが、その通りになりました。

西部:村本君は、世が世ならヒトラーになれるね(笑)。

村本:オオカミ少年が僕で良かったんですが、もしトランプ大統領ならどうなるか。今回も安倍(晋三)さんに対して、(北朝鮮という)オオカミが来たから頑丈なれんがの家を買ってくれないかと言った。ところで安倍さんは、選ばれるべくして選ばれたのでしょうか。

西部:安倍さんとは彼が最初に総理を辞めた後、1年間研究会を開いて正しい保守についてレクチャーをしていました。そのうえで気に入らないことを言わせてもらえば、日米同盟の下で安保法制をつくったことです。僕は安保法制自体には何の問題もないとの立場で、自衛隊が行く必要のある特殊事情があるなら、地球の裏側でも行け、鉄砲も撃てと思う。だけど、それを米国のような国とやるな。米国は北朝鮮の核武装はけしからんと言っておいて、自分たちの友好国のイスラエルなどには、どんどんやれと言っているような国です。

村本:日米の運命を共にするのか、それともビジネスライクにお互い利用しあうのかをはっきりしてほしいですね。

西部:米国もめちゃくちゃになっているから日本を守る気なんてない。それに、北朝鮮のような侵略性むき出しの国が核武装すると世界の迷惑だからつぶせと言うけど、最も侵略的なのは米国に決まっている。僕は日本人だけど、その圧倒的大多数はアメリカンデモクラシーの名の下にアメリカの属国民、つまりJAP.COMの社員になっている。

村本:確かにおかしいと感じることは多いです。「朝まで生テレビ!」に出てからずっと引っ掛かっていることがあります。僕の田舎の福井県で働く友達らと共謀罪なんかのことを話そうとしても、彼らは何も分からない。それはそうです。自分の仕事を一生懸命やっているから、なかなかそういったことに関心が向かない。でもそのとき番組に出演していた政治学者の人は、分からないのは意識が低いからで、その人たちが悪いと言うのです。それを聞いて悲しかった。専門家じゃないから興味ないのは当たり前。でも、そいつらを置いてきぼりにして国のルールが決まっていく。本当なら、高校の体育館裏でたばこを吸っている連中にわかるように教えるのが教育だと思うんです。

西部:あなたの言っているのはわかる。僕も高校のときからたばこ吸って文学を読んでいた。

村本:ギリシャ時代から戦争を起こし続けてきたのはインテリたち。僕は戦争を始めたことがないから僕のほうが賢いわけです。田舎で一生懸命に生きている、政治のことが分からない漁師でも堂々と自分の意見を子どもに伝えられる国にしたいんです。先生、僕の弟は自衛隊にいますが、戦争で人殺しをしてほしくないし、ましてや殺されたくない。友達が原発で働いていますが、彼の職も失わせたくない。人を殺さずに国を守り、リスクのあるものを作らずに人間が繁栄する国にしたいです。

西部:残念ながら、歴史や科学は後戻りできません。たとえ原発を宇宙の果てまで飛ばしてなくしてしまっても、原子力の知識は取り消せない。それに人口が増えれば、みんなに食わすために戦争も起こる。厄介なんです。

村本:うーん、そうなんですね。

西部:人は誰であれ、一人で生まれて一人で死んでいく。だからこそみんな素朴な精神が根底にあるはずと思うけど、村本君のような芸人の世界はどうですか?

村本:芸人はもともとオオカミ。でも、途中から犬になるんです。最初は絶滅したオオカミのように魅力的なところがあったのに、テレビに出だすと首輪をした犬になってしまう。

西部:インテリも同じ。自分の昔の原稿を読むとオオカミとして書いている。それがわずかと思うけど少しずつおとなしくなっている。ワンワンに読んでもらうためにね。

村本:いまテレビに残っている芸人の九割九分九厘はスタジオに思想を持ち込んではいけないと思っている。テレビの中には思想なんて1ミリもないんです。正直、政治を滑稽にして笑いたいときはあるけど、タレントはそれを求められていない。

 この前、安倍さんがトランプ大統領とゴルフをしたときバンカーですっ転んだ。ところがトランプ氏は無視してそのまま歩いて行ってしまったんですよ。あれを見たときに僕は「日米安保はどうなっているんだ!」と思った。バンカーが北朝鮮で安倍さんがそこで転んだけど、米国は助けなかった。これがまさに今の日米関係。だけどテレビでそれを言おうとすると、抗議やクレームが来るからという理由で止められてしまう。

西部:なるほど。僕とあなたの共通点があるとしたら、ワンちゃんにならざるを得ないけど、少しは犬になってしまったとの自覚を忘れないことかな。いままで結構な数の芸人と会ってきたけど、あなたは根源的な意味で頭がいい。人間は他の動物や植物を食いまくっている以上、頭が良くなる義務があるんです。

村本:西部先生とお会いできてよかった。僕、高校時代に不良に脅された時、ストレスがたまって白髪がいっぱい生えたんです。人間は悩めば白髪が増える。だから、白髪まみれの西部先生は信用できます。

西部:ストレスがあって白髪が増えてハゲになっても女房や子どもには何も知らせず、さも楽しげに老いたオオカミとして暮らしているように見せないといけない。寅さんじゃないけど、男はつらいんだよ。

(構成/ジャーナリスト・桐島瞬、編集協力/吉田愛一郎氏)

AERA 2017年12月18日号より抜粋

 

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安倍総理、おれは思いつきました。
国を守るため、人殺しの兵器を何億円と買うよりその金、全部いまの子供達の教育につぎ込んでミサイルで国を守る政治家じゃなく、頭と心を使って国を守れる賢い政治家を作るために、未来に投資しませんか?
それなら僕は消費税あげてくれて良し。1人の納税者より。