友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ハロウィーンで今晩は宴会

2016年10月31日 15時34分07秒 | Weblog

 ハロウィーンはいつの間にか定着した。日本人の寛容さには驚くものがあるが、大晦日には鐘をつきお正月には初詣をして、当然と考えるのだから驚くことではないのかも知れない。アメリカはヨーロッパから移り住んだ敬虔なキリスト教徒たちの国だったが、そのアメリカでも北欧の収穫祭であるハロウィーンの行事が盛大に行われている。楽しいことなら人間は何でも受け入れるのだろう。

 ジジババには理解できないが、子どもたちはカボチャの面を作ったり、仮装までしてハロウィーンを楽しんでいる。魔除けだからなのか、血みどろの化粧や仮装が多い。あんな格好して街は歩けないと思うが、10日に行った大須では、アニメの格好をした女の子たちがいたし、驚くような格好のオジさんもいた。みんなが仮装していれば恥ずかしさなどないのだろう。そういう習慣も何か怖いものがある。

 今晩はワインパーティに誘われたので、私はサトイモの煮物を作る。子どもの頃、母の実家で食べる食事がなぜか食べられなかった。母の実家は農家で牛もいたからハエもたくさん飛んでいた。食事は野菜の煮物が主だったが、なかなか箸が進まなかった。とても不味くて食べられない。母の家はこの地方の庄屋で家には鎧があり、親戚には医者もいたくらいなのに、食べるものは本当に粗末だった。

 私は小2の時から材木屋で暮らすようになった。食事は祖母が作ってくれたが、母の実家の食事より随分と品数があり、鶏肉も豚肉もいや牛肉だって出たことがあったから、多分当時としては贅沢な食事だったと思う。母の実家でサトイモの煮物がよく出たけれど、美味しいとは思わなかったのに、結婚してカミさんの母親が煮てくれたサトイモは美味しかった。今晩はそんな懐かしいサトイモの煮物を持って行く。

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核兵器禁止条約と歓迎会のつながり

2016年10月30日 18時52分29秒 | Weblog

 何を話したのか覚えていないけれど、楽しい歓迎会になったことは事実だろう。夜6時半から始まって3時間が過ぎたので、長老の友だちに「もうすぐ10時になるけど」と告げた。友だちは「10時15分には終わりましょう」と耳打ちする。それから2時間、皆さんが席を立たれたのは11時半を過ぎていた。いいじゃーないか、こうしていつまでもおしゃべりが出来て、美味しいものが食べられて、別れがたいのだから。

 国連総会の第1委員会で、メキシコなどが提案した「核兵器禁止条約」について、「唯一の被爆国」である日本は反対した。賛成は123カ国、反対は米ロ英仏など38カ国、棄権は中国・インドなど16カ国だった。なぜ、原爆の恐ろしさを知っている「唯一の被爆国・日本」が「核兵器禁止」に反対なのか、全くばかげているとしか思えない。今年、アメリカ大統領のオバマさんが広島を訪問して被爆者の手を握った。その時、安倍首相は「核兵器のない世界を目指す」と演説したのに。

 日本政府の説明は「核軍縮を実効的に進めるのは、核保有国と非保有国の協力がなければならない」とし、「条約に賛成すれば核保有国であるアメリカと溝ができる」とある。えっ、だったらいつまでもアメリカの核の傘の下に甘んじているということ。じゃー、安倍首相が言った「核兵器のない世界」はどうやって実現するのだろう。核兵器を法的に禁止する初めての条約の制定を目指すものなのに、棄権ではなく反対とは驚く。

 日本政府は「唯一の被爆国」と唱えながら、「核兵器使用禁止条約」の時も、中国や北朝鮮が条約に賛成しているのに棄権した。今回は一歩進んで棄権ではなく反対に回った。「核兵器禁止条約」が12月の国連総会の本会議で採択されれば、来年3月からは制定に向けた具体的な交渉が行われる。日本政府が条約に賛成するように、国民としては「景気や年金」よりも強く関心を示すべきだろう。国連の各国政府も私たちのように、大いに飲んで食べておしゃべりすれば、「平和」が一番と思うはずなのに。

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来日歓迎会

2016年10月29日 17時26分38秒 | Weblog

 今日はこれから、友だちのお姉さんの来日歓迎会で10人が集まる。一応準備は整ったが、宴会を我が家でやる時はいつもカミさんと気持ちがズレる。最近は特にズレが大きい。いや、カミさんに言わせれば、「昔からあなたが悪いのよ」ということだろうけれど、私には最近という感じがする。女性たちの意見を尊重し、家で行う宴会はずいぶん減らし、外の料理店を使ったり、旅行に切り替えてきた。

 友だちのお姉さんは20代でアメリカ在住の日本人と結婚し、ズ~とアメリカで暮らしている。すでにご主人を亡くされているが、子どもたちや孫たちは皆アメリカで暮らし、活躍している。私たちも2005年の秋、15日間アメリカに旅行した時にお姉さんと一緒だった。アメリカで暮らしているカミさんの友人もそうだが、日本人なのにアメリカ人っぽい。女優のエリザベス・ティラーによく似ている。

 さて、もう時間だ。お手伝いしないとカミナリが落ちてくる。

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朝の喫茶店

2016年10月28日 17時38分18秒 | Weblog

 車の定期点検の日。1時間くらいかかるというので、そばの喫茶店で時間をつぶす。「ボックス席に空がないので、真ん中のカウンター席でいいですか」と案内される。朝10時はこんなにも多くの人が喫茶店にいるのかと思うほど満席だ。見渡すと圧倒的に高齢者が多い。飲み物に200円プラスすればかなりボリュウームのある食事ができる。年寄りの男女や女ばかりの客は朝飯か朝昼兼用か、オーダーしている。

 私の後ろのボックス席は男の2人組だった。「元気そうじゃーないか」「元気なもんか、ゴルフもできないし、もうすぐあの世行きだ」「それはめでたい。母ちゃんが喜ぶぞ」「母ちゃんばっかり元気で、何にもしないからボケると追い立てられてるよ」「そりゃーあんたのために言っとるのさ、感謝せなあ」「近頃は小言が多くて、電気点ければ、もったいないと消されてしまうし、やることなすこと貶されてばっかりだわ」。

 私と変わらない年齢だ。喫茶店で愚痴話とは寂しいと思ったが、会話があるだけでもまだよい方なのかも知れない。男女で入ってきたのに、年老いたカップルは備え付けの週刊誌を読んでいて言葉も交わさないし、若いカップルは座ると同時にスマホを取り出して話もしない。スマホは人間から間を無くしてしまったと私が読んでいた週刊誌にあったが、スマホをつかわない私にはどうして夢中になれるのか分からない。

 「お前のところ、どうしてる保険?」と相方が聞いていた。「保険は入ってるがどうなってるのか知らん」「生命保険なんぞ、オレが死んでも300万円しかならんとカミさんが言う。死んでも何の価値も無くなってしまったわ」「宇都宮で爆破事件起こした奴がいただろう。あいつがもう恋もできんのかと遺書に書いたみたいだけど、やっぱりもう無理なのかな」「えっ、まだ恋したいんか?金もないのに無理に決まっとる」。

 私はお目当ての『週刊ポスト』を読む。「次の選挙は自民、小池新党、維新の会で400議席 野党潰れる」。そんなものかも知れない。

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学校の過失は認めたが、原因は解明されなかった

2016年10月27日 18時04分46秒 | Weblog

 地震が各地で起きている。「まだ、起きていないのは東海地方だけ。かなり大きな地震が起きる」と不安を煽る人もいる。でもきっと、そうだろうなと思ってしまう。今朝の新聞に、東日本大震災で死亡・行方不明の児童74人を出した石巻市立大川小の対応を巡って遺族が起こした訴訟の判決が出ていた。学校の過失を認めたものだが、遺族が知りたかった「なぜ子どもは死んだのか」を解明することはなかった。

 私は現場に居たわけではないから分からないが、2度と悲劇を繰り返さないためにはどのような経過で大勢の子どもたちを死に追いやったのか、原因を究明することは大事だと思う。なぜもっと安全な場所へ避難しなかったのかという疑問がどうしても残る。学校の裏の山へ逃げようと言った児童もいたし、ただひとり生き残った教務主任もそう提案したとあるのに、なぜ受け入れられなかったのだろう。

 日本の教育現場は個々の判断よりもトップの判断に従うことを常としてきた。個々の個性や考えを尊重していては効率よく成果を上げることができないが、組織的に取り組めば短期間に大きな成果を上げることができる。学校という組織では学校長の判断が絶対となる。異を唱えれば組織から毛嫌いされる。現場で真剣に取り組んでいるのに、場を乱す者と糾弾される。出世にも直結するから学校長の判断に逆らう教師は少ない。

 それにしても震災後、石巻市教育委員会は生き残った児童らからの貴重な証言メモをなぜ捨ててしまったのだろう。永遠の宝として保存するのが教育委員会の役目であるのに。それに裁判所はなぜ生き残った教務主任から聞き取りをしなかったのだろう。「もう済んだことをいろいろほじくり返すな」という考えの人もいるし、「どうせ金目当てで裁判をしたんだろう」と言う心無い人もいる。真相に迫ることがどうしていけないのか、暗い気持ちになる。

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塗装工事の男の子と話す

2016年10月26日 18時16分29秒 | Weblog

 ルーフバルコニーやベランダの鉄柵の塗装工事の日。全面塗装というより悪い部分だけを塗り直す工事である。前回がいつだったのか、私も委員で立ち会ったのに、もうすっかり忘れている。7・8年前だったか、その時は全面塗装だったのでまだ大丈夫だろうと思っていたが、ベランダの方は庇があり布団などを干すので手入れをするが、ルーフバルコニーの方は直接陽も当たるし雑巾かけもしないから早く塗料が剥げるようだ。

 工事に来たのは若い男の子だった。「ひとりなの?」と聞くと、「ふたりでやってるんですが、別のところで」と言う。ベランダの方は塗るところも少ないがルーフバルコニーは相当な量だ。まず、ベランダからと言うので見ていると全面ではないから、彼が目で見てチェックしながら塗り重ねていく。刷毛の使い方を見ていると慣れた感じだ。「そこが終ったらお茶にしない?コーヒーを飲もうと思っていたところだから」と誘うと、意外にあっさりと「ありがとうございます」と言う。

 ルーフバルコニーで座り込み、熱いコーヒーを飲む。「広くていいですね」と彼は言う。「自分もマンションに住んでいるが、ベランダ菜園をやっても育たない」と言い、猫を飼っていることや「小物を集めるのが好きで、ガラクタで埋まってます」と話す。「早く片付けないとイカンのです」と言うので、「集めすぎた?」と聞くと、「結婚するんです」と答える。「結婚式を海外でしたいと言うんで、どこがいいか迷ってるんです。グアムか、バリか‥、グアムは安いですけど、バリだと人数にもよりますが、300万以上かかりますから、金貯めないといけないんです」と話す。

 カミさんが「初対面の人なのによく話すわねえ」と冷やかす。我が家は材木屋で職人さんが大勢いたから、10時と3時にはお茶とつまみが出た。井戸掘りに行った時も、依頼主と一緒にお茶を飲みながら話すといっそう親密になり、仕事も丁寧になる。ひとりで黙々とペンキを塗るだけではと思いつい話し込んだが、彼ならきっといい家庭を作るだろう。

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宇都宮の連続爆破は72歳!

2016年10月25日 17時43分17秒 | Weblog

 72歳、私と同じ歳だ。生まれた場所も育った環境も生活の場も、全く違うけれど同じ時代を生きてきたから、なぜか気になった。宇都宮市で3連続爆破事件が起きた。時限装置を使って次々と爆破した。最初に自宅を、次に駐車場で車を、そして公園のベンチに座って自らを爆破させた。元自衛官だからこんな装置が考えられたのかも知れないが、どうして周りの人まで巻き込む爆破事件を起こしたのだろう。

 遺体にくくられていた遺書に、「命を絶って償います」とあったというが、自殺するならひとりひっそりと命を絶つのに、彼は多くの人を巻き添えにするつもりだった。これは自爆テロだ。「私は社会に訴える」というが、いったい何を訴えたかったのだろう。「預金も、住む場所も、無くなった」「自暴自棄」になっていると告白している。爆破事件を起こす前には故郷の寺を訪れ、お墓の前で「ご先祖様、申し訳ありません」と謝罪し、許可をもらったと動画を流している。

 「秋葉原のような事件を起こさない限り世間は聞いてくれない」と考え、爆破を決行したようだが、余りにも自分勝手ではないのか。巻き添えになった人々がさらに多くの重い不幸な人生を歩むことになったかも知れない。不幸なのは決して自分ひとりだけではないのに、そんな風に思い込む思考が不幸の原因ではないだろうか。

 彼は55歳で退職し、悠々自適な生活を想い描いていたようだ。焼けた自宅はかなり立派な家屋で、退職後の生活は恵まれたものと想像できる。ところが「退職金のすべてを子どものために遣った」。子どもが「統合失調症」で自殺行為を繰り返す。治そうとしていろんなところへ出かけた。そして妻と離婚にまでなった。「家族も、家庭も、財産も失った」、「精神障がい者の子どもを持った夫婦の多くが悲劇を持って終わる」と綴り、命を絶った。

 世の中には不幸な人はいっぱいいる。訴える方法は自分勝手すぎる。「償い」になっていないし、犯罪者でしかない。そう批判してみる。72歳、気が重い。

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衆議院補欠選挙は無風だった?

2016年10月24日 18時00分30秒 | Weblog

 新聞はトップ記事だったが、扱いは大きくなかった。じゃー、テレビはどうなのかと思ったら、やはり大きく取り上げていなかった。昨日の衆議院補欠選挙で有権者は誰を選ぶのか、もっと注目される選挙と思ったが、マスコミにとっては番狂わせではなかったようだ。新潟知事選挙では原発再稼働に慎重な知事が出馬を断念しなければならないところに追い込まれ、そう段取りを進めてきた自民党候補の圧勝かと思われたのに、反原発を掲げた民進党の米山さんが無所属で立候補し、野党が彼を推し当選した。

 自民党の小泉元首相が「原発が争点なら、次の衆議院選挙で自民党は負ける」と断言していた。原発のおひざ元の新潟県民は、福島県の原発事故でいかに生活を破壊するかを学び、落とされる金より生活の安定を選んだ。昨日、衆議院補欠選挙で投票が行われたのは東京10区と福岡6区だったが、自民党候補の大差での当選だった。もっとも福岡6区は自民党の分裂選挙だったが、当選した候補を追加公認したから、どっちが勝っても構わなかったという訳だ。

 どんな選挙だったのか、途中の報道がなかった(?)ので、何を争点に戦ったのか分からなかったが、今朝のテレビを見る限りでは小池東京都知事のひとり舞台のようだ。小池知事が「クリーンな政治を」と演説していたのに、民進党の蓮舫代表は「地元で育った候補に力を貸してやってください」と呼びかけていた。いったい民進党はどういう政治を目指すのか、いつまでたっても見えてこない。これでは民進党の躍進はないだろう。

 今日は一日中よい天気だったから、朝から夕方まで作業を続けた。水曜日にルーフバルコニーの鉄柵の塗装工事が行われるので、作業員が困らないように鉢を移動させ、作業しやすいように整えた。防風ネットを外す時間がなかったから、明日は天気がよければその作業をしなくてはならない。長時間労働でちょっと疲れた。

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インドネシア留学生の驚き

2016年10月23日 17時38分53秒 | Weblog

 昨日に続いて、今朝もルーフバルコニーで作業する。ところが風が強くなってきて、目は痛いし、鼻水も落ちる。午後は作業を止め、読みかけだった本を読む。午後5時を過ぎ、夕日が鈴鹿の山々に沈むころ、空が真っ赤になった。

 日本ハムの大谷投手は勝てなかった。打者では2塁打を放った。ピッチングもバッティングもさすがだったのに勝ちに恵まれなかった。日本シリーズの第1戦ということもあり、両軍の選手は緊張していた。いつもなら出さないだろう走者を出してしまい、なんとなくチグハグナ出だしだった。2回のウラ広島は113塁、大谷投手が投げると1塁走者が2塁へと走る。キャッチャーは2塁へ送球、3塁走者が本塁へ滑り込み、1点を先取した。

 今朝のサンデーモーニングで張本さんも山田さんも「大谷のサインの見落とし」と言う。重盗に備えたいくつかのサインプレイがあるそうで、大谷投手が見落としたために先取点を取られたと解説していた。スポーツは心のちょっとした変化が結果になって現れる。絶対に抑えなくてはという気負いが投球を単純にしたのか、4回に大谷投手は連続でホームランを打たれた。勝負あった。日本ハムは10安打、広島は7安打、なのに1対5で負けた。

 日本ハムの栗山監督が「うちが先に点をとっていたら、また違う形になっていた。これも勝負のあや」と話していたが、まあそんなものだろう。スポーツはわずかな心の動きが勝敗につながるが、次のようなことならいくらでも改めることができると思った。

 今朝の中日新聞に、インドネシアからの留学生が「日本人に驚いた」ことが載っていた。1つ目は深夜に60代以上の女性が仕事をしている、「歳を取っても自分で稼いで生活している」。2つ目は子どもが親に大声で怒っている、「親のおかげでいい生活ができているのに、感謝する気持ちがない」。3つ目は電車の中で、みんなケイタイ見ていて周りに無頓着、「みんな孤独で寂しそう」。

 なるほど、どこでも見られる現実だから気になっても、「まあそんなものか」と思っていたが、言われてみればおかしな日本だ。気付いた者から改めるしかないか。

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深入りしない生き方は出来ないが

2016年10月22日 18時21分16秒 | Weblog

 一日中曇り空だから絶好の作業日和。朝からずーと、ルーフバルコニーで鉢の土を入れ替える作業をしていた。長く同じ姿勢を続けていたので、ひざや腰が痛い。黙ってひたすら土を見つめているといろんなことが頭を過る。ノーベル文学賞に決まったボブ・ディランさんの公式サイトから、「ノーベル文学賞受賞者」の表記が削除されたらしい。ノーベル賞を辞退するのではないかと言う人までいるが、授与式に出席しなくても賞と賞金は受け取り貧困で苦しむ人たちに役立てればいいのにと思う。

 新任で一緒だった7人の中に、今も貧困や不平等をなくすために取り組んでいる女性がいる。昔から正義感が強く、行動的だった。もし、ボブ・ディランさんが受賞を拒否しても、あるいは反対にタキシードを着て授与式に参列しても、それは彼の選択だからどうこう言うことはないが、賞金まで無駄にすることはないと考えるのは「下司の極み」だろうか。続いて、新任の7人が再会した時、「深入りしないと決めて生きてきた」と言った男のことを思い出した。

 とてもいいヤツで優しく、明るく素直で頭も切れる。けれど、私が物足りなく思ったのは「深入りしない」生き方にあったことが分かった。例えば、高校の生徒会で反戦ビラを撒くか否かと議論していて、彼はきっとビラ撒きに賛成するだろうが決して首謀者にはならないし、校則違反で咎められるなら、「本当は反対だった」そこまで言わなくても、「ごめんなさい」と言いそうな気がする。体制にベッタリではないが、そうかといって自分の生活までも犠牲にしたくない。それを非難する気持ちはない。やはり、人はそれぞれ、結局は自分が納得できる生き方しかできないのだから。

 さて、今晩はプロ野球日本シリーズ第1戦が始まる。野球が好きでたまらない私ではないが、大谷投手がどんなピッチングをするのか見てみたい。

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