里の家ファーム

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憎悪の連鎖を断ち切ろう

2015年02月06日 | 社会・経済

 

この 報復行為で「憎悪の連鎖」に一歩踏み込んだヨルダンのアブドラ国王(53)は、もともと好戦的な人物として知られる。

アブドラ国王の“憎悪の連鎖”

ISISの極悪非道な殺戮行為により憎悪が憎悪を呼び、負の連鎖が巻き起こっている状況です。日本国内においてもモスクへの脅迫、嫌がらせが・・・

ISISは言う。「日本国民もこれからは攻撃の対象となるだろう」と。

 在外邦人の安全の確保は当然だが、国内に暮らすイスラム教徒やそれに関係する人々への目線が厳しくなることが危惧される。

 ヨルダン政府は、人質となったパイロットのショッキングな焼殺映像の公開を受け、直ちにISISが釈放を求めた死刑囚の死刑を執行した。
ISISの思うツボだ。

 トルコをはじめ、中立的立場にある中東諸国に飛び火すれば、ISISをさらに勢い づかせるでしょう。泥沼の戦争状態に陥る可能性もあります」(戦場ジャーナリストの志葉玲氏)

 父親で前国王のフセイン1世は、90年のクウェート侵攻の際、軍事関与に反対する世論に従って、米国主導の多国籍軍に参加しなかった。そんな父とは対照的に、アブドラ国王はISISと戦う有志連合に加わり、積極的に軍事介入を行っている。
 
安倍首相とも仲良しなわけだが、そもそも、即位前を含め11回も来日した親日家でもある。腹違いの妹ラーイヤ(28)は、学習院、立命館に留学した経験があり、合気道、剣道もたしなむ。ネット上で「可愛すぎる」と話題の国王の次女イマン(18)も、06年に来日し、安倍首相の妻・昭恵夫人の案内で着物の着付け専門学校を訪れていた。一族を挙げて日本との距離は近い。

“密接な関係”にある日本も、巻き込まれる日が来るかもしれない。

ヨルダン軍は「中尉の流した血は無駄にしない。必ず報復する」という声明を出した。
 
安倍首相も「テロリストたちを決して許さない。罪を償わせるために国際社会と連携する。日本がテロに屈することは決してない」と訴えた。
 
マスメディアもほとんど同じ論調であり、すっかり翼賛的になってしまった。東亜・太平洋戦争で掲げた「鬼畜米英」のスローガンを想起させる。

これではまさに負(憎悪)の拡大再生産である。

 後藤健二さんの母・石堂順子さんは「息子が長い旅に出てしまいました。戦争のない世界を夢見て紛争と貧困から子どもたちを守ろうという息子の信念が、世界中の人々に伝えられることを願います。この悲しみが憎しみの連鎖を作ることは望みません」というコメントを出した。

 また後藤さんの妻は「大きな喪失感を感じる一方で、イラクや、ソマリア、シリアのような紛争地域で、窮地にある人々の現状を伝えてきた夫を大変誇りに思います。戦争という惨事が、一般の人々に何をもたらすかを、特に子どもの目を通じて、伝えることに夫は情熱を注ぎました」と、後藤さんが取り組んできたジャーナリストとしての仕事を振り返った。

 これまで空爆は一般市民、幼児、子どもの犠牲の上にあった。武力による制裁は必ず武力を生むであろう。国際社会が連帯して、武力を生まない解決策を見出さなければならない。

“ISIS”=Islamic State of Iraq and Syria
    「イラクとシリアのイスラーム国」という意味。

 “ISIL”=Islamic State in Iraq and the Levant
          「イラクと“レバント”のイスラーム国」という意味。
 「レバント」トルコからシリア、エジプト、パレスチナやヨルダン、レバノンをも含む大シリアを指したり、ダマスカスを指すときに用いられることもあるなど、様々な概念を有する単語であるので、専門家からは「レバント」という訳語は不適切だろう、と指摘されている。
 オバマ大統領、国連、そして欧米の一部報道機関では、この“ISIL”を使用。日本国政府も“ISIL”を主表記として用いています。

“IS”=Islamic State
        組織側の人間は、短く“IS(イスラム国)”と表現することが多い。

「イスラム国」という表現が多く使われていることがイスラム教徒への不当な偏見を助長していることから、イスラム教の宗教法人名古屋モスクが中心となり、この名称を使わないよう求める声明がこの年の2月1日に出されている。
 ISも「イスラム」なので、別な名前の方がいいのだが・・・