里の家ファーム

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もうすぐ白樺樹液

2017年03月01日 | 健康・病気

 とうとう3月になったかぁ、と 待ちわびた3月だ。
雪をこわし、融雪剤をまき、樹液の採取が始まり、種をまく。
冬眠から覚めて活動を始めるがごとし。
それでも、雪がなくなるのは4月20日過ぎ。
今年は雪も少ないし、雪解けも早いかもしれない。

 北海道檜山振興局は28日、ニシンの産卵活動で沿岸部の海が白く濁る「群来(くき)」が、江差町では104年ぶりに発生したと発表した。26日に濁りが見つかり、海藻についた卵も確認された。
漁業関係者らは8年前からニシンの稚魚を放流し、資源回復を目指していた。(毎日新聞)

 もうすぐ白樺樹液

  今年は雪が少ない。例年の半分もないだろう。いつもなら4月1日から始める白樺樹液の採取だが、昨年は20日も早く始まった。今年もそれくらいになるのではないだろうか。とにかく、周りに雪がなくなると品質が悪くなるので、雪解け水が大地に沁み込む間だけの作業だ。。

 さて、白樺樹液の効用についてはこれまで何回も書いてきた。でも、薬のような効用を期待してもらっては困る。少し栄養分のある水を飲んでいると思っていただきたい。市販されている「天然水」よりはましだと思う。

 使い方であるが、多種類のアミノ酸をふくんでいるのでそのまま飲んでもおいしいし、多くの料理に水の代わりに使うと料理の味が良くなる。保存が難しく、1㍑ペットボトルで冷凍状態でお送りします。流水で解凍してください。解凍したものは、冷蔵保管で1週間くらいです。白い固形物が浮遊している場合がありますが、これは樹液の成分であり、強く振るとまた融けて見えなくなります。

新しい読者もいるのでもう一度掲載しておきましょう。

『スキンケア大学』より

オーガニックコスメ研究家 八幡 一範

  白樺樹液はストレスや疲労を和らげエイジングケアに作用し、保湿作用やお肌力アップに機能することが分かっています。では、どんな成分が関わっているのでしょうか。
 白樺樹液は99%が根細胞で天然濾過されたクラスターの小さい水分と、残りがブドウ糖、果糖、各種アミノ酸、ミネラル類、ポリフェノールなどで構成されています。水分98%以下では飲用に適さないため、白樺樹液は飲み心地の良い飲料と言えます。
 生物はアミノ酸がなければ生存できませんが、なかでも重要な必須アミノ酸20種中、17種のアミノ酸を含有しています。ミネラルは1日の必要摂取量が100mg以上の主要ミネラルと100mg以下の微量ミネラルとがあり、これらが不足すると身体機能が上手く働かず、身体の不調が現れたり病気を引き起こしやすくなります。白樺樹液はカルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム、マンガン、鉄など多くのミネラルを含んでいます。

 アミノ酸
 
アミノ酸はタンパク質の素となり、筋肉や血液、皮ふや髪、消化管や内蔵を細胞やホルモン、酵素などを形成します。体内で合成できる非必須アミノ酸は11種類、食物で補わなくてはならない必須アミノ酸が9種類ありますが、白樺樹液は17種類のアミノ酸を含んでいます。アミノ酸は複合的に働く性質から単体で摂取してもあまり意味がないとされ、好ましい組成と言えます。
 このうち皮ふを構成しハリを与える美容成分であるコラーゲンは、17種類のアミノ酸からできています。なかでもその主原料となるプロリンは、天然保湿成分の産生にも重要な働きを担っています。シスチンは、紫外線でシミの原因となるメラニン色素の生成を抑える役割をもっています。白樺樹液は、これらプロリンをはじめグルタミン酸、アスパラギン酸、バリン、イソロイシン、シスチンなど重要なアミノ酸を含んでいます。

 ミネラル
 
白樺樹液はカルシウムや亜鉛などの他、カリウムのような生物の細胞に共通する成分をバランス良く含んでいます。ミネラルはビタミンに似た働きをもち必須とされるものが16種類ありますが、白樺樹液はカルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム、マンガン、鉄など7種類ほどを含んでいます。これらのミネラルを食物から摂取するには相当の食事量が必要で、カロリーオーバーの肥満になってしまいますが白樺樹液はほとんどカロリーがなく、バランスの良いミネラル補給ができます。
 
カルシウムは歯や骨の形成に必要なミネラルですが、単体では吸収されにくい性質のためマグネシウムが必要とされます。白樺樹液にはマグネシウムが多く、カルシウムの吸収を効率よく助けます。微量ミネラルは必要量こそわずかですが、セリンが不足すると皮ふに障害が表れたり、身体に異常をきたすので欠かすことのできない成分です。

 美容に関わる成分
 
白樺樹液のアミノ酸は肌が最も理想とする弱酸性のため、みずみずしい美肌作りに理想的なものです。角質細胞の中には十分な天然保湿因子のNMFが必要なのですが、NMFの主原料となるグルタミン酸は白樺樹液に含まれる主要なアミノ酸の1つです。また成分である亜鉛は皮ふや粘膜の健康維持を助け、免疫力を向上させ肌に透明感を与えるなど美容にとっても重要なものです。乾燥などで角層の分化が不完全になると肌荒れやかさつきが起きやすくなりますが、白樺樹液は表皮細胞の正常な分化を促進させ表皮細胞のターンオーバーに働きかけ、潤いのある角層を形成します。皮膚の外側から白樺樹液の化粧品でスキンケアし、さらに白樺樹液を飲用して体内から潤すことで、より効果的な美肌づくりを目指すことができます。
 白樺樹液は、美容にかかわる有用な成分を多く含んでいます。また便通をよくしたり、腸内環境を整えたりする作用をもっています。
 便秘は美容の大敵ですが、腸内に宿便が滞ると、有害な細菌の繁殖やガスを発生させて、健康に害をもたらすだけでなく、余分な体重を増やし、肌荒れや、ニキビ、吹き出物の原因にもなります。
 樹液の飲用で腸内環境が改善すれば、まず肌がきれいになり、お化粧の乗りをよくします。
 また、白樺樹液は、肌がもっとも必要とする弱酸性のアミノ酸の保湿成分を有しており、“飲む化粧水”ともいえます。長期飲用すればシミやくすみを消したり、美肌づくりに寄与します。その保湿成分や美肌効果に着目して、白樺樹液入りの高級美容クリームも売りだされています。