辺野古埋め立て 米大統領に直接「工事停止」請願の動き
日刊ゲンダイ 2018/12/15
安倍政権は14日、沖縄の民意を無視し辺野古埋め立て土砂の投入を強行したが、トランプ大統領に直接「埋め立て停止」の請願をする動きが出ている。
来年1月7日までに10万筆以上の署名が集まれば、米政府は請願を受け付けるという。署名は請願サイト「We The People」で集めているが、昨夜の時点で2万筆を超えた。署名者の居住地や国籍は問わない。
署名を始めたハワイ在住のロブ・カジワラさんは「作業を許せば沖縄県民の反米感情は高まり、米国と沖縄の関係は永久に損なわれるだろう」としている。
安倍政権が聞く耳を持たない中、トランプに直接、沖縄の声を届ける意義は大きい。
米トランプに「辺野古工事中止を」 嘆願署名が10万筆超え
日刊ゲンダイ 2018/12/19
沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設をめぐり、建設の是非を問う来年2月の県民投票まで工事を中止するようトランプ米大統領に求める嘆願書への電子署名が18日、規定の10万筆を超えた。嘆願署名はホワイトハウスが市民の声を聞くために開設した「WE the PEOPLE」に寄せられたもの。「規定数を超えた請願には、最善を尽くして対応する」とされており、米政府は60日以内に公式に回答することになる。
請願活動はハワイの日系4世の作曲家ロブ・カジワラさん(32)が今月8日に始めた。カジワラさんの「沖縄県民は決してあきらめないことを世界に示す必要がある」との呼びかけに、タレントや著名人もSNSなどで応じた。
タレントのローラは18日、自身のインスタグラムで「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれない」「ホワイトハウスにこの声を届けよう」とつづった。沖縄出身のタレントりゅうちぇるや芥川賞作家の平野啓一郎氏らも加わった。
署名活動は来年1月7日まで続けられる。