ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

高音とケーブル vol.10

2023-06-04 | ケーブル

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以下、ムジカ公式ブログの本文です。

 

『高音とケーブル vol.9』の続きです。

ピンケーブルでの音楽信号を高品位な状態にすることができるか?の3つめです。

(3)LRが独立したピンケーブルは要注意!

テレビが地デジになる前の時代、

都市部の強電界地域(テレビの送信所の近くの電波の強い地域)にお住まいの方は

屋根の上に八木アンテナを上げるのではなく、

テレビの上に室内アンテナを置いて済ませていた方もあるのではないでしょうか。

このアンテナをよく見るとエレメントがループ状になっています。

エレメントの長さや面積によって特定の周波数の感度が上昇します。

それを放送されている周波数に合致させることで

効率よくテレビを受信していました。

金属がループ状になると電波をとらえやすくなることを利用しています。

ピンケーブルにはLchとRchのケーブルが独立したタイプのものと

くっついているものがあります。

独立したタイプのピンケーブルではLR2本のケーブルが

ループ状になってしまいますが、このとき外来ノイズの混入しやすい状態になります。

とくにループの中に他のケーブルが交差したり

LRのケーブルが1本はアンプの上側、

もう一本はアンプの下側を通っているような状態は最悪です!

2本のピンケーブルの間のループ面積をできるだけ小さくとるよう心掛けてください。

たとえば、2本のケーブルをねじるとか、セロテープでぴったりくっつけてしまうのは効果的です。

2本の線をが近づくとLRのチャンネルセパレーションが悪くなると信じている方もありますが、

ピンケーブルにはシールド線を使用しますので

くっつけたくらいでチャンネルセパレーションが悪化することはありません!

次回に続きます。

 


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≪6月のイベント≫

日時 6月10日(土)10:30~、13:30~、11日(日)10:30~(3回とも同じ内容です)

会場 大垣市上石津町一之瀬1996のムジカ試聴室(ログハウス)

入場無料、事前申込不要です。ぜひお越しください。

 


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高音とケーブル vol.9

2023-06-03 | ケーブル

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『高音とケーブル vol.8』の続きです。

ピンケーブルでの音楽信号を高品位な状態にすることができるか?の2つめです。

(2)ピンケーブルは短く!

ピンケーブルは短い方が有利です。

前回書きました静電容量はケーブルの長さに比例して増えますので

苦労して静電容量が半分の高価なケーブルを探すことと

ケーブルの長さを半分にすることは静電容量対策としては同等です。

また、ケーブルの長さが短くなることは

空間を伝わってくる外来ノイズも減ることになります。

このように書くと、1cmでも短くという方がお見えですが、

全長50cmのケーブルで1cm短くしてもそれほど変化はありません。

むしろ、短くなったケーブルの引き回しに問題が発生しないよう気をつけなければなりません。

ピンケーブルの引き回しで最も問題となるのは空間からのノイズの混入です。

電源ケーブルや電源アダプター、デジタル家電等はかなりの電磁波ノイズを発生しています。

簡易的にはAMラジオを使用してチェックする方法があります。

当社ではこのような小型のラジオを使用しています。

適当な放送局を受信し、電源ケーブルに近づけてみました。

電源ケーブルに近づくにつれてジーというノイズ音が大きくなり

2cmまで近づけるととうとう放送はノイズにかき消されてしまいました。

周波数の異なる他の放送局でも試しましたが同じような結果でした。

このような電源ケーブルとピンケーブルがラックの中で

からみあっている状態はピンケーブルにノイズが乗る可能性が大です。

次にノートパソコンでチェックしました。

ノートパソコンでは10cm離れた位置でも放送はかき消されてしまいました。

ノイズは距離の2乗で減衰していきますので

ノートパソコンは電源の25倍ものノイズを発生していることになります。

もっとも、電源ノイズは曜日や時間帯によって変化しますので

もっと多い時があるのかもしれませんが・・・

これらのことから

ピンケーブルはノイズ源である電源線やデジタル家電を回避する引き回しを考慮したうえで

できるだけ短くすべき!・・・ということになります。

次回に続きます。

 


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高音とケーブル vol.8

2023-06-02 | ケーブル

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『高音とケーブル vol.7』の続きです。

一般的な静電容量(160pF/m)のピンケーブルを2m使用した場合、

10Hzと100KHzの音楽信号の伝送ロスを比較すると

100KHzでは1.8%も落ちている計算にになりました。

しかし、この計算は良い条件で計算していますので

例えば、ピンケーブルが長くなれば条件は悪くなりますし、

真空管アンプのように出力インピーダンス高いオーディオ機器でも条件はわるくなります。

出力インピーダンスが1キロオーム程もある古い真空管のプリアンプに使用すると

20%近く落ちてしまうことになります。

何か対策はないのでしょうか?

前々回のように架空の10倍の太さのケーブルを使用した場合を考えてみましょう。

ケーブルのアウターシース(外装)の径が10倍になると

シールドや芯線も10倍になりそうですが、

もし、芯線の径は同じでシールドだけが10倍の太さになった場合を考えてみます。

ケーブルの静電容量は芯線の表面積に比例し、

芯線とシールドの距離に反比例しますので、

この場合は静電容量は1/10の16pFになるはずです。

前回と同様に10Hzと100KHzの差を計算してみると・・・0.2%となりました。

1.8%が0.2%に減ったわけですから

静電容量が小さいほど高域のロスは減っていくと考えてよいでしょう。

太いケーブルは良いこともあるのです。

しかし、伝送ロスを減らすため(直流抵抗を減らすため)に太くすることは無意味で

静電容量を抑えるための太いケーブルと考えるべきでしょう。

とくに、ケーブルを長く使う場合や真空管アンプ、

パッシブアッテネーターに使用するピンケーブルにはこの考え方は有効です。

次回に続きます。

 


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高音とケーブル vol.7

2023-06-01 | ケーブル

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『高音とケーブル vol.5』の続きです。

極太ケーブルが無意味なのかというと、そうではありません。

もう一度ケーブルの規格表を見てみましょう。

静電容量が160pF/mとあります。

コンデンサーという電子部品がありますが、

これは2枚の金属板を並行に配置し、それぞれの金属板を電極とするもので

高い周波数ほどインピーダンスが下がるという特徴があります。

上記のケーブルでは芯線とシールドが2枚の金属板に相当し

この間がコンデンサーになってしまいます。

このときの容量が1mあたり160ピコファラッドということです。

前回と同じ

送り出しインピーダンス100オームのプリアンプと、

入力インピーダンス47キロオームのパワーアンプ間に

2mのケーブルを使用した場合を考えます。

10Hzの静電容量によるインピーダンスzは

Z=1/2πfc=1/(2✕3.14✕10✕2✕160✕10^(-12))=49,735,920オームです。

これがパワーアンプの入力インピーダンス47キロオームと並列になりますので

この2つの合成抵抗は   =46,956オームです。

ケーブルの直流抵抗は前回0.1オームと計算しましたので

プリアンプから1vの音楽信号を出力した場合

パワーアンプに伝送される電圧は

1x46956/(100+0.1+46956)=0.99787vとなります。

最近はハイレゾ、ハイレゾといわれますので

100KHzの静電容量によるインピーダンスzを計算すると

Z=1/2πfc=1/(2✕3.14✕100000✕2✕160✕10^(-12))=4974オームとなります。

パワーアンプに伝送される電圧は

1x4974/(100+0.1+4974)=0.98027vとなります。

10Hzの音楽信号と100KHzの音楽信号との伝送ロスの差は

0.98027÷0.99787=0.98236

なんと1.8%も高域が落ちていることになります。

前回計算した10倍の太いケーブルに変更したときに伝送ロスの差は0.00021%でしたので

比較にならないほど・・・次回に続きます。

 


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高音とケーブル vol.6

2023-05-31 | ケーブル

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『高音とケーブル vol.5』の続きです。

それでは 高音とケーブル vol.1~5 で書いてきた内容を踏まえて

どうすれば、ピンケーブルでの音楽信号を高品位な状態にすることができるか・・・ということですが、

(1)直流抵抗の低さよりも静電容量の少なさを重視

ケーブルは太いほど良いと思われている方は多いかと思います。

多くの方は

銅線が太い ー> 抵抗値が下がる -> 伝送ロスが減る -> 高音質になる

と思われているかもしれません。

それでは、伝送ロスを計算してみましょう。

例としてカナレのアウターシースの直径が5.8mmのもので計算します。

こちらで販売していますが(当社では販売していません)、

1mあたり230円とかなりコスパの良いケーブルです。

これを送り出しインピーダンス100オームのプリアンプと、

入力インピーダンス47キロオームのパワーアンプ間に使用します。

ケーブルの長さは2mとします。

ピンプラグの抵抗や接触抵抗は考えないものとします。

このケーブルの芯線の抵抗は100mあたり 1.8オーム

シールドの抵抗は 100mあたり 2.5オームですので

ケーブル1mあたりの抵抗は (1.8+2.5)/100=0.043オーム

2mで0.086オームとなります。

計算が簡単になるように0.1オームとしましょう。

プリアンプから1vの音楽信号を出力した場合

パワーアンプに伝送される電圧は

1x47000/(100+0.1+47000)=0.9978747vとなります。

つまり1vの音楽信号が 0.9978747vに減ってしまうということを表しています。

次に、太いケーブルが大好きな方のために

その10倍の太さの架空のケーブルを使用した場合を計算してみます。

太さが10倍になるということは

銅線の断面積は2乗の100倍になります。

抵抗値は1/100になりますので0.0001オームです。

同様に

プリアンプから1vの音楽信号を出力した場合の

パワーアンプに伝送される電圧を計算してみましょう。

1x47000/(100+0.0001+47000)=0.9978768vとなります。

カナレのケーブルとその10倍の太さの架空のケーブルとの伝送ロスの差は

0.9978747÷0.9978768=0.9999979

10倍の太いケーブルにもかかわらす、伝送ロスは僅か0.00021%の差しかありません。

オーディオ機器ではある程度のケーブルを使用すれば

極太ケーブルなど使用しても伝送ロスは変化しないような設計が

最初からされているのです。

それでは、極太ケーブルが無意味なのかというと

そうではあり・・・次回に続きます。

 


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本日5月31日で終了です。お申込みはこちらから。

 


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