食道楽（ラーメン中心）とカロリー消費（ランニング中心）の葛藤の日々
この間
某ラジオ番組を聴いていたとき
牛・豚・鶏肉を
それぞれ意識して食べたことがない
という人がフィーチャーされていました
見分けが付かないどころか
食べ分けも付かないらしく
どの肉が好きとか
そのレベルの話ではないとのこと
どうやら
レタスとキャベツの区別も付かないらしく
どうやら
きのこ全般の区別も付かないとのこと
悪い病気
なんですかね
実は
ボクも告白しますと
板野友美ちゃんまでで
その下の区別が付きません
先生
ボクも病気でしょうか
さて
もちろん
何の肉だか
わかりますよね
美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！
この色
この柔らかさ
この臭みのないジューシー感
これが
まさかの
「羊」だと聞いて
ボクも病気だったと
知ったのでした
やっぱり
このお店は
スゲェのでした
多くを
語られない方が
まだ幸せなことも
あるのかもしれない
学芸会のとき
発表会のとき
受験の面接のとき
学会発表のとき
人前にものを出す
公園の暗がりから飛び出て
コートの前を開くときも
そのときなのかもしれないが
磨きを入れておく
まずは不安
その先にある
期待の予感
いつもより多めに磨いております
一世一代のときって
そういうときだった
思い出しかないのだけれど
オレの中の
タマラーのバークレーが
割られた玉子を一つに合わせて
胃袋に向けて
悲しみのダンクをキメる
この日の
ハレノヒは
どしゃ降りでした
今年も
そのときがやってきてしまいました
「健康診断」だそうです
こういう生活をしているもんだから
またどんな赤紙を突きつけられるかと
不安でヤられそうになっていたので
死刑宣告を受ける覚悟で
軽く7キロほど
汗を滴らせながら走っていきました
KARAの気分で
ヘイドクター
ボクは
ヘルシーでしょうか
汗だくの
まずパンツの方を
ひざまで下ろして
ムキ出した尻を
差し出しながら
夢にまでみた
直腸視診＆直腸指診に
胸を高鳴らせながら
なんと最近の医療では
触らない直腸検査が可能との事で
胸部レントゲンというそうです
それも
もののコンマ何秒かという
まるでおざなりのプレイに
ムキ出した尻をしまえないまま
安心と傷心の
入り混じったボクは
健康診断のお昼といえば
朝の9時半
ココに来るのが
あのときからの約束ごととなりました
平日のこの時間
行列も数人と
柔らかな風が吹いていて
オマエ
ウーロン茶でも持ち込んでみるか？
心にまで
ゆとりの風が吹いているようです
オマエ
豚入りいってみるか？
そのゆとりが
脂に埋もれてしまわないことを
祈りながら
ときにこの
空いた席に座る場合ってのは
食券ってのは
いつだすんだっけか
「硬め」コールってのは
いつ言うんだっけか
聞くまで待つべきか
自ら言うのがルールか
もじもじしているところに
お水どーぞ！！
は、ハイひっ！！
買ってきたウーロンに安心しながら
お水をおろすのを怠るとは
先走る失態に
震える声が
オクターブを間違えて飛び出します
やっちまってるー！！
バカ、オレー！！
でもたぶん
今しかない！！
硬めでお願いします！！
震える声が外国語にでも
聞こえたのでしょうか
ハイ、少なめでー
ちょ
ちょ (゜д゜lll) まてー！！
少なめじゃなくて
硬めでございます！！
小生
小さめですが
硬めでございますので！！
孤独のグルメでいうところの
回転寿司の端っこの席のように
ここは
「声の通りにくい席」だと
悪いのはオレじゃない
オレの話を聞け
硬めだけでもいい
意を決して
あたくしノドが悪いんです！！
スイマセン少なめじゃなくて
硬めをちょうだい！！
なによりも
目立つ行為が苦手なボクですから
そんなこと
言えるわけも
ありませんで
ハイ、少な目のお客さん どーぞ！！
や、ヤサイニンニクで！！
けっ
バーカ！！
欲張って肉入れときながら
少な目っていうのは
どこのスノッブのバカタレだオマエ！！
それで野菜盛ってもらおうってのは
どんだけおのぼりさんなんだよ！！
バカか！！
オマエ！！
一言の伝わり間違いというのが
人生を左右することが
世の中にはアルのです
ここにいる全員に
特に聞き間違いを知られているであろう
食べたいものを思う存分食べている
両側の御仁に
ケケっ バーカ！！
カウンターの下で
ツンツン蹴られながらの気分で
美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！
年に一度の本店は
またボクの腹回りに
ず太い年輪とトラウマを刻んだのでした
猫も杓子も偽二郎なこのご時勢
本店を食して改めて
世間の「二郎観」が
そもそもの軌道を
逸脱しているのではないか
と
展開したかったのに
そもそも軌道に乗れてさえいない自分は
この辺で
おひらきということで
また来年まで
さようなら
