アンカケ肉味噌に
餃子が隠れているなんて
もちろん驚いたけれど
肉味噌が
あまりに
ウマスギることにも
余りスギることにも
残せない空気であることにも
驚いているのは
ホルモンズも同じだった
水餃子を
この味噌に付けても
イケてるしヤバくて
春を巻くよりは
肉を巻いて生きていきたいって
オレだけじゃなかったんだ！！
むしろ
春を売って
服を買いに行きたい女子高生が
当然の権利に思える！！ とさえ！！
オレたちの心根を
具現化するような
隠れ絶品
「春巻き」に肉味噌だって
モチロン美味スギた
と思ったら
裸の餃子には酢とコショーという
ボクらの不文律が
あえてお店の
超激ルールになっていたりして
店側も
オレら側も
たぶんお互い
どこぞすわりの悪くも感じる
赤坂での出来事
酔っ払いの素数が
過疎地の素数と
いま初めて
出会っていたりする
公倍数が
いつまでも見つからない
って感じか
全力で
掛け合わせていくしか
ないのか
値札が付いていなかったけど
もし天麩羅屋で食べていたら
もっと値札の付いていないであろう
牡蠣天の山とか
「お酢をかけるとイイのよ！！」
店のババアに
死んでも完食！！
あおられる
レバニラとか
赤坂に
ミンミンと輝ける
星があるとすれば
そうだ
思い出していた
中高のとき
お昼休みに
学校の外に出るのは
許されていない監獄で
朝のうちに
お昼を買いためておくのが
マストなルール
ある意味
学園と癒着していた
校門脇の米屋において
ゆで卵とキュウリだけが
多めのマヨに埋もれてのコッペパン
「タマゴサンド 90万円」
暴利をむさぼられているのに
満面の笑顔で
超激 井の中の蛙
オレたち喜んで
買いあさってたなー
そんな米屋パンを買いそびれて
ギリセーフ登校とかすると
残った道はただ一つ
ただ一つの極道メシ
デロデロと砂糖で甘すぎる
売れ残りの菓子パン
以外を求めるべく
みんながお昼になると
殺到に激闘
犬以下だったね
オレたち
ただ一つのオアシス
「購買部」の昼パンを
フラッシュバックさせるような
青山
赤坂
乃木坂砂漠の
爆心地にオアシス
の輝きがある
ドラゴン (゜д゜lll) チャーハン！！ なんて
そうだな
今となっては
コレよりドラゴンを謳える
バカパクニンニク炒飯は
星の数以上にカウンタブルだけど
一周して
戻ってきて
ただいまー！！
アリ
だな
「ラーメンと半炒飯」じゃ
座りが悪いぐらいの
ラーメンの弱さを補うべく
「ラーメンとドラゴン炒飯」
いやいや
もうひと声
もうひと考察
ドラゴン炒飯とわんこラーメン！！
そういうのもあるのか！！
アリ！！
だな
二周して
ようやく帰ってきた
私がいました
いろいろ
思い出を温める
そういう場所なのかも
しれないね
