まるぞう備忘録

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【防災備蓄】 御米の備蓄についての考察3。半年ごとのローリング。

2022-09-17 10:00:21 | 防災情報。

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 1年保存できる御米を半年ごとに半年ずつ購入するというローリングストックなら、保冷庫がない一般家庭でも安定的に備蓄を維持できそうです。



今年の10月
まず最初に1.5年分の御米を購入します。
このうちの半年分は来年の4月まで食べる分です。

来年の4月
半年経ちましたので半年分の御米を補充します。これは1年間備蓄したのち、再来年の4月から半年かけて頂く分です。

来年の10月
また半年経ちましたのでまた半年分の御米を追加で購入します。こちらも1年間備蓄したのち、再来年の10月から半年かけて頂く分です。



↑これが御米のローリングの流れとなります。
御米を1年間保存する昨日の4種類の方法(保冷庫、柿渋、自分で脱酸素、業者の真空パック)どれでも良いので、とにかく半年に1度補充して1年間備蓄する。という使い回しをする。ということです。


 ではどのくらいの御米を買えば良いのでしょうか。御米一合が150gですから計算すると算出されます。

■毎日1合食べるご家庭の例
・半年ごとの追加量:30kg
・初回に用意する1.5年分:30×3=90kg
・常備の備蓄量1年分:60kg

■毎日2合食べるご家庭の例
・半年ごとの追加量:50kg
・初回に用意する1.5年分:50×3=150kg
・常備の備蓄量1年分:100kg

■毎日3合食べるご家庭の例
・半年ごとの追加量:80kg
・初回に用意する1.5年分:80×3=240kg
・常備の備蓄量1年分:160kg

■毎日4合食べるご家庭の例
・半年ごとの追加量:100kg
・初回に用意する1.5年分:100×3=300kg
・常備の備蓄量1年分:200kg


 実際は端数はありますが、買いやすい単位で四捨五入しています。
 またご家庭によっては「こんなに大量には備蓄できないよ」というケースも多いことでしょう。
 これは「半年買い増し1年備蓄」で最大この量まで大丈夫です。という「最大値」です。
 ご家庭の保存場所やご家族の理解の中で、出来る範囲で備蓄する目安(最大値)となれば幸いです。



 今回の備蓄米に限らず、防災備蓄は「保存したものをどうやって消費するか」が実は一番むずかしい。このため、管理は少しややこしいですが、ローリングストック方式で、備蓄はしながら消費期限の前に日常生活で食べる。という方式を我が家では行っています。

 玄米備蓄も保冷庫を使わない場合、長期保存したものをいつ食べるのか。大量にある御米をどうやって食べ続けるか。場合によっては過去の私のように失敗しかけている御米もある可能性も。
ということで、管理は少しめんどくさいですが、「半年分を購入して1年備蓄たったら開封して食べる」という方式を考えました。
(それでも計算上は思った以上に備蓄出来ることに驚きです。)



では次回は「白米か玄米か」を考えます。
ご質問やご意見はコメント欄でお待ちしています。(つづく)




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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いつも興味深く拝見しています。玄米備蓄のこと、私も調べています。
二年間にネルパックで保管した玄米は今月からその都度精米しながら食べていますが、普通に美味しくいただいています。(夏は30度以上の室内でふた夏越して大丈夫でした。)
今年の新米は5年以上保管前提で備蓄したいと考えております。
都心在住で、玄米冷蔵庫設置場所もありません。
籾殻付きの状態のお米はかなりの保存が可能との情報です。
そこで、初の試みですが、以下試してみる予定です。
柿渋ハッスイ米袋は欠品中で高値ですので、匂いがしない柿渋液と米袋を購入して自作、その柿渋2度塗りの米袋に、農家さんから籾殻付きのままの玄米(昨年2021年度収穫の乾燥したもの)を入れてできるだけ空気を抜いて保管。
保管場所は夏はエアコン使用の部屋、冬はエアコン使用しない部屋に移動させる。
季節ごと移動は大変そうですが、衣替えの感覚で10キロづつの袋でヨイショしようと思います。
問題は籾殻をどうやって取るか。精米機を3回かけて白米にしている動画をYouTubeで見つけました。本来の使い方ではないので自己責任でとおっしゃっていました。
5年後、いざこのお米を食べる時までに、籾殻を取る方法は宿題にしようと思います。
5年以内に食べる備蓄は玄米でネルパック、3年以内で食べる備蓄は玄米dツヴェリングの真空バキュームで真空パックにしてみる予定ですが、他に良い情報があれば試してみようと思います。

→ 情報ありがとうございます。
一般家庭の方は、家計とご家族の理解の範囲内で無理せず。静かに備蓄できるといいなと思います。

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ようつべで、「桜さくらこ」さんの動画がおすすめです。

→ 情報ありがとうございます。

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柿渋袋はアマゾンで価格が爆上がりになってました。転売ヤーが跋扈しています。
酷いですね。マスクの時と同じです。

→ まさに。

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以前、仕事帰りに本屋の前を自転車で通りかかったら、2.3歳くらいの女の子が歩道の方へとっとこ出て来たのです。親は見かけないし、前は大通り。とっさに、「どこ行くの?お母さんは?」と声をかけたら、お店の方に戻って行き、お姉ちゃんらしい子に捕まったので、そこまで見て、安心して帰って来ました。駐車場からの車の出入りも多いところですから、危なかったです。

→ ありがとうございます。

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私は東日本大震災の後から、柿渋米袋を使っています。脱酸素の袋も使ってみましたが、私の力では口をしめられなかったので、扱いやすい柿渋米袋を使うようになりました。
私はいざという時は米と塩、味噌、醤油、梅干しがあれば何とかなるという考えのもと、米農家から玄米を数10キロまとめて購入して柿渋米袋に入れて保管し、残った米は翌年に繰越しますが、毎年同じ量を購入しています。そして米はどんどん残り、今年の夏にはついに120キロ残っていました。さすがに残りすぎなので昨年の米60キロは息子に持っていってもらいました。息子にも米農家から送ってもらっているので、備蓄米にすると言っていました。
今、私が食べているのは2年前の米です。カビ臭くもなく虫も湧いていません。袋に入れる前の米と2年たった米とは食べ比べることが出来ませんが、味が落ちているにしても何の問題もなくおいしく食べることが出来ています。今年ももうすぐ新米がきますので、在庫が100キロは楽に超えてしまいますが、災害の時は古米でもないよりはましなので、近所の人に分けようと思っていますが、こんな事で役に立つことがないように願っています。
米は北側の寝室に保管しています。押し入れはカビが生えることがあるので、壁に立てかけています。今までカビが生えたり虫がわいたことは1度もありませんでした。柿渋米袋は日に干せば再利用もできますし、他の穀類も保管出来ます。私は大豆も保管しています。大豆は3年過ぎてしまいましたが、5目豆にしたら普通に食べられましたので、捨てずにとっておこうと思います。何か参考になればと思い投稿させて頂きました。

→ 柿渋袋でも2年は大丈夫な実例を教えてくださってありがとうございます。ただやはり(湿気の多い)押入れなどには入れないことが重要なのですね。

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私は、お米の保管3原則をきちんとしてなく、ただのジプロックで冷蔵庫に保管し、10年以上虫もカビもないですと、昨日朔日投稿しました。冷蔵庫が3台あります。

→ やはり冷蔵庫は最強ですね。三原則の「温度」「湿度」「酸素」のうち「温度」を管理されていたということだと思います。
情報ありがとうございます。

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2010年に、30キロ3袋の玄米を買い、ネルパックで保存。
リビングのテーブルの下が死角で、さらに直射日光に当たらない場所があり、そこに安置して12年。
子育てに忙しかったこと、普段目につかないので、すっかりそのままになっていました。

もう絶対に食べられる代物ではないと思い、処分しなくては行けないとずっと思っていました。

まるぞうさんの記事を読み、10年大丈夫だった方のコメントを読み、もしやと思って、昨日開封して、食べてみました。
玄米の香ばしい香りがそのまま、少し水分が足りなくパサパサしているように思いましたが、とりあえず私は美味しく頂きました。

こんなこともあります、というご報告でした。

今まで忘れていたことが逆に奇跡のようだし、これから本当にこの玄米たちのお世話にならざるを得ない時間がやってくるのだなあとあまり手放しで喜ばないような複雑な気持ちです。

→ ネルパックでも10年大丈夫だった例もお知らせくださりありがとうございます。

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