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グッドナイト&グッドラック/Good Night, and Good Luck.

2006-05-05 00:05:55 | 劇場&試写★5

50年代のアメリカで、ニュースキャスターの鑑と讃えられた伝説の男、
エド・マローとマッカーシーの伝説的な闘争

テレビ 政治を描いた、ジョージ・クルーニー監督としての第2作目。
製作には、またもスティーヴン・ソダーバーグ監督が参加。


先日のアカデミー賞では、この作品での監督賞は逃したものの、
「シリアナ」で助演男優賞受賞


ジョージも勿論出演。自分を押さえた控えめな演技が好印象


父親が実際、長年ニュースキャスターで
常に"ニュースを誠実に伝えること"に精力を注いできた人らしく、
初監督作品「コンフェッション」に続いて
テレビ業界を舞台にした、シリアスな社会派ドラマ


ハマリ過ぎてて、全然気づかなかったけど、主演はデヴィッド・ストラザーン


粗編集が終わったばかりの状態で、一番最初に観せたのが父親。
その時、「よくやった」とたったひとこと
最高の賛辞を送ってくれた、、、、という
ジョージクルーニー、入魂の一作

すべてがモノクロ映像で、当時のドキュメンタリー映像なども交えながら
一人のエド・マローという人物を通して
"ジャーナリズムとは、真実をもたらすものではなかったのか?"を問いかける。

その中にはマッカーシー上院議員が役者のようにそのまま実際に登場してる。
役者が演じると、似てる似てないなどという見方がでてしまうから、
本人の映像を使う必要があったらしい。
そこが真実、リアリティを生んだ一因。
全体的にドキュメンタリータッチで作られていて、'50年代のテレビが普及し始めた頃の
報道の在り方を唱えてる。


スタジオからニュースを読むのではなく、副調整室から
締めの言葉は「Good Night, and Good Luck.」 
こんな誉め方、ミーハーだけどその姿は渋くて格好いい~


下まつげの濃い三人組☆
内、一人は、麻薬所持で度々逮捕されてるロバート・ダウニーJr.


マッカーシーという名前は知っていても、実際どんな悪どいことをしてた人なのか、
とか当時の全米の恐怖とか、
全然知識もないワタシが観るのはそもそもどうかと思ったんだけど。。。。

ジョージはこの作品で監督としての力量を思う存分発揮、
十分認められるだけの作品を創り遂げたと思う☆

押し付けがましくもなく、クールにそれは完璧といってもいいんじゃないかな。
テレビは何の為にあるのか、
報道を通してやるべきことが突き付けられる。
報道陣は観るべきだと思うし、真の正義、ジャーナリズムとは?
というのをまざまざと見せつけられる映画。



"面白く感じる”ような作品では元々ないのかもだけど、
ワタシの☆評価はその作品の出来上がりを評価するものじゃなくて
自分が観て楽しめたか、お勧め度が基準なので、、、、

5/10
そういうことで、観る人が観れば素晴らしい作品とは一目瞭然☆ だと思う。
あとはそれぞれの感じ方次第。(何でもそうだけど)
政治に感心が深い人ほど楽しめる作品、かな。
マスコミ各誌が絶賛するのも頷ける。
興味のある方は是非!


ワタシにはちょっと好きではないジャンルなのです、、、、
でも観て後悔はしてない☆

お勧めしておきながら、自分はあんまり好きではないという。。。
決して嫌いとかじゃないの、退屈はしなかったし。(言い訳?)
でも引きこまれるーってこともなかったのよね、正直な話。

ラストのマローの言葉が、全てを要約している。


全編通して一人のシンガー、ダイアン・リーヴスが歌うジャズがすごくシャレてて
心地良かった~

サントラ、良さそう

こちらでダウンロード&試聴可能みたい♪

 公式サイト
5月13日より全国各大ロードショー
現在、六本木ヒルズシネマにて公開中☆



ジョージクルーニーの、熱意と勇気に拍手~

次回監督作は社会派映画ではなく、
コーエン兄弟が書いたダークコメディ作品、"Suburbicon"


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