我想一個人映画美的blog

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デス・プルーフ / DEATH PROOF

2007-08-03 12:01:13 | 劇場&試写★6以上

 

 

タランティーノが来日して舞台挨拶、ジャパンプレミアに行って参りました~

タランティーノが(の映画が)大好きなので、今年1番くらいに楽しみにしてた、久しぶりの新作
あ、リンチの新作のときも言ったかにゃ


生タラちゃんは、前作『KILL BILL』の時ユマ・サーマンと来た時にみたので二度目だったけど
今回はかなりびっくり偶然を体験してしまった
場所は六本木ヒルズの映画館。予め指定席との座席交換が必要で午前中に行ったら、ちょうど真ん中☆
同行者はタランティーノ好きの父。
始まる直前になにやら隣のカップルがスタッフの人に言われて、少し前の関係者席に移動させられてた。
しばらくするとわたしたちのところにも来て、「タランティーノが観客と一緒に観たい」というので
3人分の席が必要で移動してもらえないでしょうか?と。
結局、父だけが少し前の関係者席に移動して、、、、、
タランティーノ、登場
かなりご機嫌で舞台挨拶を終えた後、なんとその空けた座席に、、、
ええ~
タランティーノ、わたしの隣に座って観た
タラの同行者には恰幅のいい男性と、『KIll BILL』にも出演して腕をユマに斬られた
ジュリー・ドレフュス。もしかしてつき合ってるのかも?

そんなワケで、タラちゃんの隣で鑑賞してきたの~!!ありえね~!(笑)

席つくと握手をして、あなたの映画の大ファンですって告げました
父は席交換の謝礼としてプレスシートをもらい、、、それ結局わたしがもらっちゃった♪

ペン持ってたらサイン入れてもらえたのにな~。ザンネン!!
肝心の映画は、、、、、

今回も、タランティーノのあそび心たっぷり、面白かった~!

この新作は、盟友ロバート・ロドリゲス監督の『プラネットテラー』と同時公開にした
"グラインドハウス"というもの。
それは1970年代にアメリカにあった、低予算のB級ばかりを2、3本上映してる劇場の総称。
タラはそれを今に蘇らせるために、わざとフィルムにキズやノイズつけたり、コマ送りになったり途中でフィルム切れで場面飛んだり(笑)



生足(と脚)フェチのタラ、最初のショットからもう足のショット!!
今回、撮影監督をも務めたタラ。
腰から下のショットがやけに多い。なめるように撮る。

主演のカート・ラッセルに足いじらせるシーンまで(笑)

前半と後半に分かれてて、出てくる女の子たちががらりと変わるんだけど
これも相変わらずタランティーノ映画特有の、ダラダラと無駄話が続く。延々と。
古いマニアックな映画の話とか。タラが得意な分野を女の子たちが話す。
後半は1970年代カークラッシュ映画の話題。車オタクの女の子たち。
前半はとくにじーっと、虎視眈々と獲物を観察してるかのようなカートラッセルの目線を脇に
ガールズトークが続く。いつまでたっても何もおこらないのでじれったい。
このあたりはちょっと長いな~と感じる。


はじめは もしかしたらこれ☆4くらいかも
って内心ちょっとがっかりしてたんだけど、

そこはタランティーノ、繋がる後半のエピソードではモノクロからはじまったかと
思えばいきなり画面がカラーに!
とたんに目覚めたような色の世界
これももしかしたら当時のグラインドハウス映画の特徴なのかもだけど、
タラの遊びとして面白かった


内容話すと30秒で終わっちゃうくらいの単純な話。
映画にしても、これって短編映画にちょうどいいよ、って感じ。
それをタラ特有のダラダラトークを盛り込み、じっくり撮って
後半で一気に加速!!というスタイル。
ラストにはスッキリすること間違いなし!!
何も知らない方が楽しめる。
でもタランティーノ映画をこれまで観てきた人ならより楽しめる1本


今回もキャスティングが絶妙で、、、、

カート・ラッセル、、、、、一見普通のダンディーなおっさんに見えて
実は変態  どういう変態(というかサイコ)なのかはあえていいません
ドクロのついた不気味なシボレーを乗り回す!



ところで、タイトルの「デス・プルーフ」っていうのは
デス=死  プルーフ=防水とかの意で
"耐死仕様"という意味。 いくらぶつけても中の人は死なないこの車で、、、、、。



お約束で自分も登場。


ロドリゲス監督の方では主演を演じるローズ・マッゴーワンはこっちにも。
色白美女


後半のガールズ4人組(映画スタッフと女優組)にはロザリオ・ドーソン&トレイシー・トムズの『レント』組や
『ダイハード4.0』でブルース・ウィリスのムスメ役を演じたばかりの
メアリー・エリザベス・ウィンステッド

たぶんタラ、『ファイナル・デッドコースター』で目をつけたと思われる。
今後も注目の若手女優

皆よかったけど、いちばん頑張ってたのが
『KIll BILL』でユマのスタントをしてた、ゾーイ・ベル!!

一人だけオバさんに見えなくもないけど29歳。
この人のおかげでこの映画が成功したとも言えるほんと身体張った演技
スタントなし(自分がスタントマン)
女優として表舞台にたつのはこれが初めて。

撮影も全くCG使わないカーチェイスシーンは必見の面白さ




ちょい役のこの子、あのシドニー・ポワチェの娘。
こんなかわいい娘っ子いるんだ~。




9/10
タランティーノ流、ガールズムーズム−ビー×カーチェイス映画!
前半がとにかくダラダラとどうでもいい会話が続くので退屈する人もいるかも、、、
でも途中からスピードは加速。ちゃんと展開していき、カークラッシュシーン最高
ラストに近づくに連れて面白くなる
『KIll BILL』にも出てた、親子のカウボーイ刑事がでてきて重要な推理をしたり、
女の子の携帯の着メロが、『KIll BILL』でエルドライバーが口笛してる「TWISTED NERVE」だったり。。。
タランティーノ好きにはぜったいたまらない1本になってます♪
タランティーノがとくに好きじゃないって人でもラストにはスッキリ。
基本的にはおバカなB級ギャグ映画なので、笑って観られる懐の広さも必要。
時間の経過とともに、ああ、面白かったなーって思える不思議な映画。
あ~、クセになりそう!





サントラの方も、買ったばかりの数回聴いただけじゃあまり良いって思わなかったけど
だんだんクセになる曲ばかり♪
今回もタラのこだわりの選曲が生きてます



 公式サイト
Quentin Tarantino's  DEATH PROOF   2007年   アメリカ   113min

超カッコいい予告編は こちら

9月1日よりロードショー。  R-15
第60回 カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品




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カンヌ映画祭にて。




カート・ラッセルは妻のゴールディ・ホーンを同伴。
娘はケイト・ハドソン☆(カートは義父)





ーーー観る前は「タラが隣にいるし、ようし、大袈裟に笑ってやろう!」なんて思ってたのに
あれれ?いつまでたってもぜんぜん笑えないよ~。
タラ本人はちょこちょこ、ひとりで声あげて笑ってる。(そっちの方が笑えた)
ところが 前半のダラダラトークが長いなぁって思ってたあたりから
視界に入ってたタラの長いあごが、、、いえタランティーノが
いきなり寝ちゃった
自分の映画で寝るなッ!!

はかってないけど6.7分は寝てたかな。
お疲れだったのね。

そして一度目覚めてからはまた一人で爆笑したりしてて、だんだん後半の面白さが加速するあたりで急に客席を気にしだして、
客がどこでウケるのか体前のめりになって見だした。
だからなんかちょっと落ち着かなかったけど   なかなか面白い経験でした♪
わたしも結構ちょこっちょこ後半は笑えたし
観賞後は、もちろん拍手喝采。盛り上がって終了となりました~。

あ、タラちゃん、もうすぐ公開の三池崇監督の『スキヤキ・ウェスタンジャンゴ』に
スキヤキと銃の達人、ピリンゴ役として出演してるらしく夫婦役を演じた桃井かおりも花束贈呈で登場。
そちらもちょっと気にナルなー。


本来、ロドリゲスのと二本立てて観るのが趣旨のこの映画、
米国外では上映期間を変えて別々の上映となっている。が

この度、東京/大阪で8月24日~31日の8日間限定で二本立て上映決定!!


また観たいな♪  





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