ジョン・レノンが他界して、今年で27年、、、、。
1980年12月8日、
彼は、マーク・デイヴィッド・チャップマンによって射殺された。
とくにビートルズファンってわけではないけど、
最初に洋楽を聴きだしたのはやっぱりビートルズとかビーチボーイズだったんじゃないかなぁ、今思えば、、、。
この映画、以前ゴシップでジャレッド・レトがめちゃ太ってジョン・レノンを
殺害した男に扮すると紹介してからというもの、ずーっと気になってた作品
アスミックエースさんの試写で、来月日本公開を前に一足先に観せてもらった。
タイトルの『チャプター27』とは没後27年を指すのではなく、
事件当時チャップマンが手に持っていたサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が全26章であるあとに第27章を書き加えるような思いで繋げた意味を持つ。
チャップマンは『ライ麦畑でつかまえて』に深い影響を受けていて、主人公ホールデンと自らを重ね合わせていた。
この映画は
そのジョン・レノン殺害事件の真相に迫った衝撃作
殺害犯マーク・デイヴィッド・チャップマン本人に取材した「ジョン・レノンを殺した男」を基に、
チャップマンが凶行に及ぶまでの3日間をそこに集中して絞って描く。
主演のジャレッド・レトは本人になりきる為に体重を30キロも増やし、
インタビュー映像などで徹底的に仕草や話し方を研究した役作りで挑んだ。
左、チャップマン。右、ジャレッド。
そっくりでしょ?
ジャレッドといえば、その昔キャメロン・ディアスとも交際してたそこそこのイケメン。
それがこんな風に。 役者魂すごい
しつこいけど、これだよ~!
左、太ったあと。 右、普段のジャレッド。
すごく興味深い1作。
有名なジョン・レノンを殺害したのは一体どんな人物で、なにが目的で犯行に至ったのか、
周知の事実だけど、
この犯人は、ジョンレノンのファンだったということ。
そこで尚更、何故?という疑問がわく...。
同じジョン・レノンファンで、ダコタハウス前で知り合った女の子、ジュードにリンジー・ローハン。
リンジーは、ロバート・F・ケネディ暗殺を描いた『ボビー』にも出演してたけど
子役からやっているだけあって、演技は確か。
今回はそんなに出番もないけど、違和感なく観れた。
初監督作ながら、緊迫感あふれるドラマに仕上げたのは、自身もジョンレノンのファンで、殺害された当時はまだ1歳だったという
弱冠まだ28歳のJ・P・シェーファー。雑誌編集者で、脚本家でもある。
8/10
好みに分かれそうな映画ではあるけど、
チャプマンという犯人の横で、自分もみてるような不思議な感覚。
まるで本当にそこにいるように、チャップマン自身の存在感が際立っている。
3日間に絞ってはあるけど、逆にそこが無駄がなくて良いと思う。
いかにして、犯行に及んだのか犯人の気持を理解するつもりはないけど、
過去経験した孤独や堪え難い状況などから、こういう"思い込み"の人間が形成されてゆくのだなぁ、とか納得してしまったり、、、、。
でも彼は愛されていなかったんじゃなく、ちゃんと自分を気遣ってくれる妻もいた。
そこは意外だった。
映画はシンプルに、そしてわかりやすい。この犯人が時折り語る形式で
進行していく。
とにかく、事実としてもかなり興味深い1本でした
公式サイト
CHAPTER 27 2006年 カナダ 85min
12月中旬、ロードショー決定!
全米公開2008年3月
ジョン・レノンが住んでいたダコタハウスは当時色々な著名人が住んでいた。
映画では過去に『ローズマリーの赤ちゃん』でもここが使われていて、
外観だけじゃなく中もそのままだったようなので、んー、もう一度じっくり観直してみようかな。
(この映画の中の会話でも『ローズマリー~』について触れてて、とても興味深い)
他に、『バニラ・スカイ』で金持ちのトム・クルーズが住んでるのがココという設定でちらっと映る。
1980年12月6日、ニューヨークを訪れたマーク・デイヴィッド・チャップマン(ジャレッド・レトー)は、
ジョン・レノンが住むダコタハウスに向かう。
レノンのファンであり、「ライ麦畑でつかまえて」を愛読する彼の目的はレノンを殺害すること。
ニューヨークに来てから3日目の朝、チャップマンは「今日が実行の日だ」と確信する。
ジョン・レノンを偲んで1曲載せておきます
Woman
「Double Fantasy」(ダブル・ファンタジー)は1980年11月にリリースされた
ジョン・レノンとオノヨーコによるアルバム。
チャップマンは犯行直前にこのアルバムにサインをもらっている。
映画でも出て来たけど、その場に居合わせたカメラマン(パパラッチ)のポールは
この瞬間を撮っていて、事件の翌日すぐに全世界に配信された。
ちなみに、チャップマンは2000年、2002年、2004年と仮釈放が考慮されたが、
オノヨーコらの反発で拒絶。現在もNYのアッティカ州刑務所に収監されている。
現在52歳。
この男が出所したら殺してやりたいと思っている人は世界に多くいて、
あのキース・リチャーズも「アイツが出て来たら俺が殺す!」と昔から言ってるらしい...。
(それもまたこわい話。。。。)
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