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ゴーン・ベイビー・ゴーン/Gone Baby Gone

2009-01-11 22:52:12 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞




名作なのに日本公開ならず
最近は俳優業よりも監督やプロデュースで忙しいベン・アフレック、初監督作品



第80回アカデミー賞助演女優賞を始めとする多数の映画賞に受賞・ノミネートされて
気になってたんだけどいつの間にか(9月)DVD化されてた~
気づくの遅っ!

そのシリアスな演技力が兄のベンより評価されつつある?実弟のケイシーを主演にして、
クリイント・イーストウッド監督が撮った名作『ミスティック・リバー』の原作者、
デニス・ルヘインのハードボイルド作品『私立探偵パトリック&アンジー』シリーズの「愛しき者はすべて去りゆく」の映画化。
どうせなら邦題もそれでいいのにー。




ケイシー演じるパトリックは、主に行方不明になった子ども探すという私立探偵を、
パートナーで恋人(『イーグル・アイ』『キスキス・バンバン』のミシェル・モナハン)と生業にしている。


(ベンは監督のみの出演なし)
どこにでも出てくるモーガン・フリーマン、警官役。



モーガンの部下の警察官に、ヒゲを蓄えたエド・ハリスが!
渋い演技で存在感を放つ やっぱりいいな~。



ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生し、
その3日後、警察の捜査に限界を感じたアマンダの叔母夫婦が街の裏側に精通するパトリックたちのもとに捜索依頼に現われる。
誘拐事件では自分たちの出る幕はないと、あまり気の進まないままアマンダの行方を調べ始めるパトリックとアンジーだったが…。



8/10



もう~ なんでこういうのこそ、ちゃんと劇場公開しないの

お話は確かに地味だしとことん暗い。
面白い!って言うような感じではないんだけど観終えた後に考えさせられるような作品だった。
いや、映画としてそこが面白いんだけど☆

考え方の相違。

どちらが正しくて、どちらが間違いなのか。


親の監督不行き届きで子供が行方不明に。
どんなにヒドい親だとしても、子供は実の親のもとで育つのがいいのか、
それとも子供の将来のためにも、子育てをする資格のない(と思われる)親の元で育つより
たとえ他人でも幸せにしてくれる人に託すのが最善なのか、、、、、?





ケイシーが演じている若き探偵パトリックは、正義感にあふれる勇敢な男。
話が進むにつれて明らかになっていく真実。
そして段々とそれが予測もしていなかった展開に、、、!
まさかと思うような結末(まあ、ちょっと前で想像つくようにはなってるのでやられた感はないけど)

子供は親のもとで育つのが何より一番だと考えているパトリックが、
意見が全く別の恋人の意見を押し切って出た行動。

わたしも そうだ、子供はちゃんと本当の親のもとに返すべきだよ
なんて思いながら観てたんだけど 最後の結末まで観たらその考えもゆらいだ。


果たしてどちらが、子供にとっては幸せなんだろう。



育児放棄していたり、
ハタから見て親失格だと思えるような人間というのは確かにいて、
日本でもテレビのニュースで、炎天下の中 子供を車内にほったらかしにしたままパチンコ行っててその間に死んじゃったりという悲しいニュースがあとを絶たない。
そういうのを聞くと本当に残念と同時に怒りを覚える。

この作品は、子育てについて問題定義になってるわけではないけれど
そういう普段あまり考えないようなことを色々考えさせられるお話でした。。。

キャストも最高だし、ベン初監督だし、なんで日本で公開しなかったのかほんとに謎。
DVDスルーで話題にもならずに埋もれちゃうのはもったいない
たまたま観たら隠れた名作だった、的な映画。
『ミスティック・リバー』とか重い作品が好きな人にはぜひ観てもらいたいなー

今後のベン・アフレック、監督としても要注目です


DVD公式サイト
Gone Baby Gone   2007年   アメリカ  114min
劇場未公開 9月17日よりDVDセル&レンタル中~


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'08 8月 ロンドンでのプロモーション。兄弟揃って

弟ケイシーといえば、B級作品か『オーシャンズ』のメンバーってイメージも強いけど
ジェシージェームスの暗殺』での演技も良かった


でもやっぱりmigはベン派です



マットとはもちろん今でも大親友


ベン&ジェニファー・ガーナー夫妻、1月6日、L.Aで無事二人目出産
今度もまた女の子。
二人には3歳のヴァイオレットちゃんがいる。
こちらは年末のお二人さん。  おめでとー



赤ちゃんのお顔は、そのうちまたゴシップコーナーにて




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