あなたは 歳の差、30歳以上の相手と恋愛出来るか?!
『死ぬまでにしたい10のこと』『あなたになら言える秘密のこと』のイサベル・コイシェ監督の新作。
東京国際映画祭で去年秋上映されたけど行けなくてすごく楽しみにしてた映画
やっと公開。試写で観て来ました~
原作はアメリカ文学の巨匠フィリップ・ロスの短編「ダイング・アニマル」
脚本はニコラス・メイヤー。
最初に投げた質問はこの映画の、テーマのひとつでもある。
歳の差恋愛を描いたラブストーリーだと思ってたけどそれだけじゃなかった。
主演は『ガンジー』『シンドラーのリスト』などの名優ベン・キングズレー!
著名なカリスマ大学教授でこの歳で女性の肉体を求め続ける男ヴィッド・ケペシュ。
黒髪の美しい生徒、コンスエラにペネロペ・クルス
劇中でも教授が誉めまくるんだけど
まさにペネロペの芸術的な美しさが完璧でペネ以外のキャストは考えられない程!
前半の学生時代のペネは前髪作って、綺麗だけどめちゃ可愛い
演出、シーンの切り取り方、感情の描き方が繊細で女性監督らしさが随所に出てる。
切り取って写真に納めたくなるようなシーンがいくつもあって
セリフ(言葉)のひとつひとつがすごくいい。
老いていく男と、病に冒されていく女、、、、
期待してた作品だったけど期待以上に良かった
病気になってしまうという展開で同情ひくような感動系の映画は好きじゃない。
宣伝で女が病気になることは言ってるしラストではどうなってしまうかというのは大体予測はつくけど
ただの泣かせる系ラブストーリーとはひと味もふた味も違った。
男同士の友情、結婚という形を避けた男女の関係、歳の差を超えた恋愛、老いていくことへの恐怖、孤独。
そんな人間の一生でおこるあらゆる感情や出来事をシンプルだけど切なく描いてる。
恋愛映画というよりも一人の男が様々な愛を知るという物語と受け取った。
実は『死ぬまでにしたい10のこと』はどうもわざとらしさを感じちゃってあまり好みじゃなかったんだけど
こちらはもう一度観たいほどお気に入りとなりました~
8/10
冒頭、教授のあからさまに「あの子と寝たい」なんていう欲望まるだしのセリフで
「その歳でキモい~」なんて思ってたけど最後の方ではなんだかすごく切なさが伝わってきて。。。
もし自分だったら?って考えると30以上離れてたら十分なおじいちゃんだし
どんなに紳士的にかっこよくたって有名ったって、ゴメンナサイ、おじいちゃんは絶対ムリ~!
愛に歳の差なんてという古い言い回しがあるけど
ほんとうに歳関係なく恋愛出来るものなのか??って度々恋愛トーク?で話題になるテーマ。
まあ、好きになっちゃったら歳なんて関係ナイってとこにいきつくのかなやっぱり。
でも人それぞれだよね。(ってソレ言っちゃあ。)
この映画の中で二人のラブシーンはどうなってるんだろう?ってちょっと気になってた。
よくラブストーリーなのにベッドシーンでキャミ着たまま脱がずにとか
胸だけ隠したりする女優が多いけど、そこはやっぱりさすがペネロペ
『バニラスカイ』や『ハモンハモン』でも見せてたけど
今作でもバッチリ大胆なヌードも披露。 それでこそ女優 隠さないのが自然だよね、やっぱり。
その二人の愛以外のところですごく気に入ったのが
ベン・キングズレーの親友を演じてるデニス・ホッパーとの関係
これがすごく良かった!
ふつうにみたらただのおじいちゃん二人(笑)
それが20代の男の子みたいに恋愛の経過を相談する。あれこれアドバイスしたり、、、。
会話のやりとりがリアリティあって。
デニス・ホッパー、いい感じのおじいちゃんになってた~。
後半のいきなりの出来事に切なくなる....
その他、出てくる人物はかなり少ないんだけど皆 名脇役!
自分たちを捨てた父を恨んでいる息子にはピーター・サースガード(マギー・ギレンホールの夫)
ベン・キングズレーとのシーンもすごく良かった
友達である女性とは肉体関係のみの、割り切ったクールな関係。
熟女な魅力でペネに対抗?最近『ラースとその彼女』『それでも恋するバルセロナ』にも出てる
パトリシア・クラークソン。こちらもハマってる。
『死ぬまでにしたい~』の方にも出ていたデボラ・ハリーは出演シーンはわずかだけどデニス・ホッパーの妻役。
とにかくキャスティングが最高!
それと、教授が弾くピアノの曲や(有名な曲数曲)、劇中かかる曲もすごく良くてこの映画全体の雰囲気にピッタリでした~
60代のカリスマ大学教授デヴィッドが、
コンスエラという魅惑的な女子学生と深い仲になる。
しかし、自らの老いを意識したデヴィッドは妄想や嫉妬に駆られ、彼女と別れる事に。
その2年後、2人は思いがけない再会を果たす。
公式サイト
Elegy 2007年 アメリカ 112min
1月24日よりロードショー
この日の試写、歳の差カップルということで三船美佳と高橋ジョージ夫妻が登場。
お二人、この映画が大変お気に召したようで大プッシュしてた。
ジョージさんなかなかいい人そうで「皆さんこれから観るからあまり言わない様に」
って気を使ってたけど、ほんと試写の前のこういうトークゲストっていらないよ
司会の襟川クロ、「ハンカチが必要かも知れませんよ」とか余計な事まで話しちゃうし。
泣けと言わんばかりですごく余計なセリフ。
泣ける映画とはちょっと違う気がするナ。そこがまた良かったんだけど。
制作者や監督、出演者ならいいけど日本人のちなんだタレント呼んで
観る前に30分もあれこれ喋るの聞いたりフォトセッションの時間待ちしたり。ホントやめて欲しい~
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1/4 ジュネーブ空港で 恋人のハビエルと
GG賞でのレッドカーペットは載せたけどこちら1/9 クリティックスアワードにて。
『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(『それでも恋するバルセロナ』)で助演女優賞獲得
クリックして下さってる方々、いつもありがとうー
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『死ぬまでにしたい10のこと』『あなたになら言える秘密のこと』のイサベル・コイシェ監督の新作。
東京国際映画祭で去年秋上映されたけど行けなくてすごく楽しみにしてた映画
やっと公開。試写で観て来ました~
原作はアメリカ文学の巨匠フィリップ・ロスの短編「ダイング・アニマル」
脚本はニコラス・メイヤー。
最初に投げた質問はこの映画の、テーマのひとつでもある。
歳の差恋愛を描いたラブストーリーだと思ってたけどそれだけじゃなかった。
主演は『ガンジー』『シンドラーのリスト』などの名優ベン・キングズレー!
著名なカリスマ大学教授でこの歳で女性の肉体を求め続ける男ヴィッド・ケペシュ。
黒髪の美しい生徒、コンスエラにペネロペ・クルス
劇中でも教授が誉めまくるんだけど
まさにペネロペの芸術的な美しさが完璧でペネ以外のキャストは考えられない程!
前半の学生時代のペネは前髪作って、綺麗だけどめちゃ可愛い
演出、シーンの切り取り方、感情の描き方が繊細で女性監督らしさが随所に出てる。
切り取って写真に納めたくなるようなシーンがいくつもあって
セリフ(言葉)のひとつひとつがすごくいい。
老いていく男と、病に冒されていく女、、、、
期待してた作品だったけど期待以上に良かった
病気になってしまうという展開で同情ひくような感動系の映画は好きじゃない。
宣伝で女が病気になることは言ってるしラストではどうなってしまうかというのは大体予測はつくけど
ただの泣かせる系ラブストーリーとはひと味もふた味も違った。
男同士の友情、結婚という形を避けた男女の関係、歳の差を超えた恋愛、老いていくことへの恐怖、孤独。
そんな人間の一生でおこるあらゆる感情や出来事をシンプルだけど切なく描いてる。
恋愛映画というよりも一人の男が様々な愛を知るという物語と受け取った。
実は『死ぬまでにしたい10のこと』はどうもわざとらしさを感じちゃってあまり好みじゃなかったんだけど
こちらはもう一度観たいほどお気に入りとなりました~
8/10
冒頭、教授のあからさまに「あの子と寝たい」なんていう欲望まるだしのセリフで
「その歳でキモい~」なんて思ってたけど最後の方ではなんだかすごく切なさが伝わってきて。。。
もし自分だったら?って考えると30以上離れてたら十分なおじいちゃんだし
どんなに紳士的にかっこよくたって有名ったって、ゴメンナサイ、おじいちゃんは絶対ムリ~!
愛に歳の差なんてという古い言い回しがあるけど
ほんとうに歳関係なく恋愛出来るものなのか??って度々恋愛トーク?で話題になるテーマ。
まあ、好きになっちゃったら歳なんて関係ナイってとこにいきつくのかなやっぱり。
でも人それぞれだよね。(ってソレ言っちゃあ。)
この映画の中で二人のラブシーンはどうなってるんだろう?ってちょっと気になってた。
よくラブストーリーなのにベッドシーンでキャミ着たまま脱がずにとか
胸だけ隠したりする女優が多いけど、そこはやっぱりさすがペネロペ
『バニラスカイ』や『ハモンハモン』でも見せてたけど
今作でもバッチリ大胆なヌードも披露。 それでこそ女優 隠さないのが自然だよね、やっぱり。
その二人の愛以外のところですごく気に入ったのが
ベン・キングズレーの親友を演じてるデニス・ホッパーとの関係
これがすごく良かった!
ふつうにみたらただのおじいちゃん二人(笑)
それが20代の男の子みたいに恋愛の経過を相談する。あれこれアドバイスしたり、、、。
会話のやりとりがリアリティあって。
デニス・ホッパー、いい感じのおじいちゃんになってた~。
後半のいきなりの出来事に切なくなる....
その他、出てくる人物はかなり少ないんだけど皆 名脇役!
自分たちを捨てた父を恨んでいる息子にはピーター・サースガード(マギー・ギレンホールの夫)
ベン・キングズレーとのシーンもすごく良かった
友達である女性とは肉体関係のみの、割り切ったクールな関係。
熟女な魅力でペネに対抗?最近『ラースとその彼女』『それでも恋するバルセロナ』にも出てる
パトリシア・クラークソン。こちらもハマってる。
『死ぬまでにしたい~』の方にも出ていたデボラ・ハリーは出演シーンはわずかだけどデニス・ホッパーの妻役。
とにかくキャスティングが最高!
それと、教授が弾くピアノの曲や(有名な曲数曲)、劇中かかる曲もすごく良くてこの映画全体の雰囲気にピッタリでした~
60代のカリスマ大学教授デヴィッドが、
コンスエラという魅惑的な女子学生と深い仲になる。
しかし、自らの老いを意識したデヴィッドは妄想や嫉妬に駆られ、彼女と別れる事に。
その2年後、2人は思いがけない再会を果たす。
公式サイト
Elegy 2007年 アメリカ 112min
1月24日よりロードショー
この日の試写、歳の差カップルということで三船美佳と高橋ジョージ夫妻が登場。
お二人、この映画が大変お気に召したようで大プッシュしてた。
ジョージさんなかなかいい人そうで「皆さんこれから観るからあまり言わない様に」
って気を使ってたけど、ほんと試写の前のこういうトークゲストっていらないよ
司会の襟川クロ、「ハンカチが必要かも知れませんよ」とか余計な事まで話しちゃうし。
泣けと言わんばかりですごく余計なセリフ。
泣ける映画とはちょっと違う気がするナ。そこがまた良かったんだけど。
制作者や監督、出演者ならいいけど日本人のちなんだタレント呼んで
観る前に30分もあれこれ喋るの聞いたりフォトセッションの時間待ちしたり。ホントやめて欲しい~
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1/4 ジュネーブ空港で 恋人のハビエルと
GG賞でのレッドカーペットは載せたけどこちら1/9 クリティックスアワードにて。
『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(『それでも恋するバルセロナ』)で助演女優賞獲得
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