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フローズン・リバー /FROZEN RIVER

2010-01-31 09:03:30 | 劇場&試写★5
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去年のサンダンス映画祭でグランプリ、
同じく去年のアカデミー賞で脚本賞と主演女優賞にノミネート。


この時の審査員の一人に、映画オタクで数多く観てるタランティーノ。
その際は、「今年観た中で最高にエキサイティングで息をのむほど素晴らしい。」
とコメント。劇場の予告篇でもこの映像が起用されてる。

でもちょっと待って、タラちゃん!あんた先日発表した、
オレ的2009年面白かった映画ベスト11本!にこれ入れてないじゃん!

同様のツッコミ、KLYさんからもコメントに頂きました~
調子いいからなー、タラちゃん。(←知り合いか)
まあ、この作品は08年のだからかな?ということで。

ちなみにこのサンダンス映画祭でのタラの他の審査員には、
マーシャ・ゲイハーデン、サンドラ・オー、ディエゴ・ルナ、マリー・ハロン監督。

サンダンス以外にも多くの映画祭で話題を集めた女性監督コートニー・ハントの長編デビュー作。

本作、当初短編として作りあとで長編としてリメイクしたもので、
短編がニューヨーク映画祭に出品・上映されたことで長編の製作を決意したと監督は言う。
また、ドキュメンタリー風ではなく、意図的にフィクションとして作ったらしい。

これ、日本ではどの配給会社も買い取らずお蔵入り(DVDスルー)になるところだったのをシネマライズさんが買い付け公開に至ったという作品。

質の良い作品が、必ずしも観客ウケし楽しめる映画とは限らない。
儲けを考えると採算とれない単館ムービーは興行的にも難しいせいで
ある程度の日本での知名度もないと、上映にまで至らないケースも多い。

今回はそんなことで、「シネマライズさん、ありがとう~」という感謝も込めて
作品的にも超期待だったので、初日に劇場まで足を運んだ


ニューヨーク州北部に暮らす白人女性が、貧しさからネイティブ・アメリカンの女性と組んで
不法入国斡旋ビジネスに手を染めていく姿を丁寧に描いた社会派ドラマ。


夫に新居購入費用を持ち逃げされた妻のレイは、支払期日までに金を工面しなければならなくなる。
ひょんなことから知り合ったモホーク族の女性ライラから持ちかけられたのは、移民をカナダ側で車のトランクに積み、
セントローレンス川を越えアメリカ側に不法入国させる闇の仕事だった。
儲けを山分けにすることを条件に手を組んだ二人は、首尾よく移民の国境越えを成功させるが…。




大切なものを守るために犯す罪は赦されるものか否か!?

なんて題材はこれまでも多く映画としてあったけど、これはそれを問う作品というわけではない。

サスペンス、という風にも宣伝されているけど、タラちゃんが言ってるほど
エキサイティングなわけでも、サスペンスフルでもなかったな。


じっくりと 家族を守るために必至に生きようとする二人の母親の姿が描かれる。

力強い、母親の愛

5/10


家族のため、やむなくして犯罪に手を染めるって母の話
なんか別の映画で観たような、、、、?

いくつか見た映画ブログではなく新作紹介のサイトでは殆どが賞賛!
個人的に思ったまま正直にいつものように書くと、、。

始まってすぐから、どこからともなくおっさんのイビキが聞こえ
もう寝ちゃって勿体ないなぁって思ってたら、途中わたしも少しウトウトなりかけちゃった

重く、暗く寒々しい、地味~な作品だけど
最初からずーっと淡々としていて、盛り上がることもない映画だった。
わたし、暗いのも重いのもいいんだけど ゆっくり心情を描いているのもいいんだけどこういうのは苦手で、、、、
(重いのは好きだけど)
テーマや作品としての出来は認めるべきなんだろうけど
残念ながらストーリー的にあまり引込まれなかったので普通評価。





いつもサンダンス映画祭というと、小粒でも面白い映画が上映されて注目だけど
今回ばかりはちょっと期待しすぎちゃったみたい。
共感せずにいられない感動作ということだけど
わたしは母性足りないのかも、それとも、寝てたのか


日本では馴染み薄いけど女優賞にノミネートされた母親
メリッサ・レオは「21グラム」や「メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬」などに出演。

どれも暗い作品だけど、個性もアクも強くないせいでリアルな母親を演じきった。


先住民族モホーク族のライラのシングルマザー二人は、初めは人種の壁や意見の違いでいがみ合う雰囲気ながら、
母親という共通の立場から、その二人の間の氷は解けていく。
「白人だから、大丈夫よ」と促すセリフが2回くらいあって印象的。


シネマライズらしい作品だなって思った。単館系ムービーがお好きな方にはオススメ。
わたしみたいに淡々としたのがニガテな人にはオススメしないかな。
むしろDVDで家でじっくり観るのがいいかも。


ハリウッドが大作映画ばかりになっても困る。
好みはおいといても、小さくてもこういう脚本が心理描写がしっかりした作品が
今後も埋もれることなくきちんと上映してくれることを願います~。


 公式サイト
FROZEN RIVER   2008年  アメリカ   97min
1月30日(土)より、渋谷ライズにて公開中~

いつの間にか、日曜最終回どなたも千円に加え、毎週火曜日も千円です★

※東京・渋谷のシネマライズで1月30日の公開から1週間後の
2月6日~6週間の期間限定で1200円にてオンデマンド配信するとのことですので
行けない方も、気になる方は是非みてね。



なぜに劇場未公開って残念だった秀作2本
しつこいけどまた挙げておきます

でも東京から地方に順次って作品以外はそのままDVDが当たり前って地域もあるんだよね、、、
その場合はDVDスルーで出しちゃった方が早かったりして。。。?
いやいやそれでもこの2本は劇場でやって欲しかった~。


ゴーン・ベイビー・ゴーン
はベン・アフレックの初監督作品。


一つ前の記事で書いたばかり、イーストウッドの「娘」の監督作
レールズ&タイズ」主演、ケヴィン・ベーコン





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