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モンガに散る/艋舺/MONGA

2010-12-27 09:01:01 | 劇場&試写★6以上

 

 

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アカデミー賞、台湾代表作品。2010年、台湾映画最高動員記録樹立。
台北で最も古くから栄えていた下町。商業の中心地としても繁栄を極めていた歓楽街モンガを舞台に、
黒社会に足を踏み入れながらも固い絆で結ばれていく5人の若者たち


18日から公開してて気になってたものの、2時間20分という長さなので
ちょっと躊躇してた台湾映画。
東京国際映画祭上映作品。

監督は、子役出身のニウ・チェンザー。「ビバ!監督人生!!」に続く監督2作目。
もとは台湾のスーパースター、ジェイ・チョウがニウ・チェンザー監督とともに自らの製作・主演作として企画していたものだったらしい。


イーサン・ルアン、マーク・チャオ、マー・ルーロン、リディアン・ヴォーン




1986年のモンガに高校生“モスキート”が転校してくるところからはじまる。
校内でつけられた言いがかりをきっかけに、彼はモンガ一体を仕切る組織・廟口(ヨウカウ)組のひとり息子“ドラゴン”と、
ドラゴンの幼なじみで切れ者の“モンク”に気に入られ、グループの5人目として迎えられる。
極道の世界に戸惑いながらも、ケンカに明け暮れ、娼婦シャオニンと純粋な恋を育み、やがてドラゴンたちの義兄弟として固い絆で結ばれていくモスキート。




どっかでみた顔だなーと思ったらこんなところに、伊藤英明。(違
モンチッチみたいな下の方長いスタイルが変。(笑)
短髪でも断然カッコいいのがボス ドラゴンの片腕、寡黙なモンク=イーサン・ルアン。
台湾版アカデミー賞「金馬奨」で主演男優賞。
なんと、この人 チャウ・シンチーの次回監督作の主演オファーを断ったばかり
なにーーー! 生意気な!
41作品のオファーを蹴ってるとか。
どういう理由かは知らないけど次回作にも注目したい俳優です☆




8/10(80点)



長さも感じさせず、後半にかけてのめり込んじゃった。
面白かった!
でもこれ、口であれこれ言うより観て感じる映画。
考えるな、感じろ、って ブルース・リーじゃないけど(笑)




何でそんなに殴り合わなきゃいけないの?
極道、ってなんぞや? チンピラとの違いは?
最初の問いかけについては、劇中でも主人公のモスキートが言い放ってたけど
何の為に殴るんだろう、戦うんだろう。力で何でも解決するのが裏社会なの?
そんな疑問がわいてくる。

全ては仲間のためーーー?

映画としてのエンタメ性と、ドラマが見事な配分で あとは俳優達に惹き込まれていく。

韓国映画なんかでも、こういう青春時代を謳歌した仲間と成長して、、、、っていうのがあったけど、
特に意外な展開とかではなく、まぁ考えて観てれば想像つくような流れだし
スゴいシーンがあるってほどじゃなし、
裏社会とか極道について深く掘り下げられてるほどじゃないんだけど、自然に入り込んじゃう感じ。
これはもう観てもらわないとわかりませんー!

単に組織としてではない仲間意識、絶対に裏切らないと誓った友情、絆。
こういうのに弱い~。
ラストはちょっとウルっときちゃったな

血飛沫と、桜とのかけあわせた映像も美しくてラスト近くは監督のセンスを感じた。

耳もげたり、指切り落としたりの惨忍シーンもチラっとあるから、心臓弱い人にはドッキリしちゃうかも。
この監督、タランティーノ好きなんじゃないかなとさえ思ってしまった。
というか、タラちゃんきっとこの映画好みだろうな。

女のわたしからみても女の子(娼婦)との絡みシーンをもっと見せて欲しかったかも。


娼婦なのに脱ぎそうで脱がないというのはもったいぶりすぎじゃ?(笑)
まぁそんなシーンは特に必要性はないといえばないのだけど。
その売春宿で、sexせずにウォークマン聴くところみると、やっぱりビジュアルの美しさ重視だったのかな。
アン・リー監督だったらばっちりやっちゃうところ、かな?




イーサン・ルアン、マーク・チャオの演技が自然でリアルな演技が素晴らしい   ーーージョン・ウー監督  演技絶賛!

イーサン・ルアンの演技にスター誕生を感じた ーーーピーター・チャン監督  他の人は?

ニウ・チェンザー監督は今後10年の台湾映画を担う監督になるだろう。  ーーーホウ・シャオシェン監督



というわけで、この監督の次回作にも期待したい



 公式サイト (見せ過ぎなので要注意☆)
艋舺   2010年    台湾   141min
12月18日より、公開中~ 






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