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猫目新作「ぬくぬくの木」「ゆきだるまとチョコレート」「Lieland」☆

2011-03-09 19:13:17 | 片岡翔 映画,小説,TVドラマ関連告知

18(金)まで、下北沢トリウッドにて 片岡翔監督作品4作上映中 

詳細こちら

<片岡翔監督最新作、急遽追加上映決定!!>
3月5日(土)から、片岡監督最新作『ゆきだるまとチョコレート』が急遽プログラムに追加されています。

『ゆきだるまとチョコレート』
「ゆきだるまとチョコレート」
<アーティスト・イン・スクール ~転校生はアーティスト!~>という企画で、
監督・片岡翔が札幌の小学校に2週間滞在し、脚本から撮影、編集、そして上映まで、こどもたちと一緒に創り上げた作品です。

製作:おとどけアート実行委員会


出演:山本恵太/東優冴/稲垣怜花/佐々木裕人/折坂俊輔

プロデューサー:漆崇博 / 撮影:村橋佳伸 / 照明:北村勇人 / 録音:小林賢二郎
スタッフ:札幌市立旭小学校のみなさん / 音楽:中田真由美「くらげくん」 
脚本・編集・監督:片岡翔

<STORY>
小学4年生のユウキはクラスにとけこめない男の子。
いつも校庭の隅に雪だるまを作って、一人で遊んでいる。
ある日、ユウキはひろった赤いマフラーを、雪だるまに巻いてあげる。
すると次の日、雪だるまは飴玉を持っていた。


※既に片岡監督特集をご鑑賞の方は、日付入りの半券提示でご鑑賞頂けます。

 

先日、関係者試写が行われて行って来た ぴあで受賞と一般選出によるユニジャパン&経済産業省製制作の10作品の紹介。

 

【First Section】

『ニューキッズ・オン・ザ・ゲリラ』

阿部綾織 • 高橋那月監督


昼間はタクシードライバー、夜は娼夫の顔を持つ同性愛者のステラ。
無気力なように振る舞いながらも、心の底では怒りと悲しみ、寂しさを抱えていた。
会話を交わすのは、タクシーに乗ってきた客に釣りを渡す時か、殺伐としたネオン街の外れでいつも誰かを待つように立っている老婆、サンベアくらいのものだった。
ある日、ステラは女の死体を抱えたヤクザ風の男、我妻と出会う。
彼は自分と同じ様に寂しさにまみれた男であった。

夜のネオン街を走るタクシーで生まれたのは、それは愛なのか?たぶん、きっと、愛でいい。



独特な雰囲気を持つ作風。
前回の作品は、ぴあにて翔の「くらげくん」と同時上映だった女性監督二人の作品。
夜の街が中国かどこかのような雰囲気を醸す。
若いタクシーの運転手、インパクトあるゲイの男の子役は柄本明さんの息子さんなんだとか!





『トビラを開くのは誰?』


伊月 肇監督

10歳の少年、光は母とバスに乗っている。バス車内で光は退屈しのぎに風船で遊んでいる。
病院に到着した光が見たものは?やりきれない絶望的な少年のゆれる心を幻想的に描く。




『ふたつのウーテル』


田崎恵美監督

母親が過労のため亡くなり、一人きりになった明里は、遺品であるトラックで、
自分を捨てた父親に会うため住み慣れた工場町を後にする。
一方、その父親が築いた新しい家庭の長男である広太は、大家族の長男という自分の立場と、みすぼらしい父親の姿に嫌気がさしていた。
たまりかねて家を飛び出した広太は家の目の前で明里に出くわす。
ただならない雰囲気を感じ取った明里は、ふいに広太の後をつけ、トラックに乗せて連れまわすことを思い立った。
かくして異母姉弟である二人の、曖昧で距離感の定まらない、気まずい小旅行が始まった。




『わたしたちがうたうとき』


木村有理子監督

外見も歌声もよく似たさやかと輝夏。二人は、放課後の音楽室で、偶然に合唱することで気持ちを通じ合わせる。
さやかは、精神科医の父親の患者さんを見て、その停滞感や社会性のなさに強い印象を受ける。
しかし、その患者さんは、実は、輝夏の父親だった。
お互いの家庭のギャップを意識して気まずくなる二人だったが、さやかは、友達を失うまいと、やけくそに歌をうたいはじめる。





『閑古鳥が泣いてたら』


小林 岳監督

 
 とある喫茶店のマスターで ある小林晃。店が経営不振から閉店になるかもしれない折、
小林は店のアルバイトである中村有紀にそのことを伝えた。すると有紀は誰かと電話で話し込み、途端に店を飛び出してしまう。





【Second Section】

『ぬくぬくの木』


片岡 翔監督

人々の思い出がつまったぬいぐるみを木に結び、供養をする神社。
巫女のはりこは、そんな小さな神社の一人娘だが、両親は実の親ではない。赤ちゃんの時に境内に捨てられ、子どものいなかった二人に育てられたのがはりこだった。
ある日、はりこがぬいぐるみを木に結んでいると、若い女がボストンバッグを置いて去っていく。
バッグからはクマのぬいぐるみが覗き見えたが、その中にいたのは生後数ヶ月の赤ちゃんが。



ぬくぬくの木がメインのお話かと思ってたら違った。
最初に大事なぬいぐるみを持って神社を訪れた男(映画「ゲゲゲの女房」の監督、
鈴木卓爾さん)のアップから

木に移るカメラワークと色とりどりの木にぶら下がったぬいぐるみの色彩風景にうっとり。
話自体はもうちょっと観ていたい、(物足りないくらい)で終わるけど
会話の節々に、大事なものへの愛情を感じとり じんわり涙。
決して感動系とか泣かせる系ではないんだけれど。

鈴木卓爾さんも良かったし、
「キルビル」にもちょこと出演の麿赤児さん、セリフ少なくてもさすがの存在感!

ぬいぐるみ募集にご協力して下さった皆さま、ありがとうございました!



『遠く離れて』


廣原 暁監督

——人間らしさから遠く離れて いつか死ぬことから遠く離れて 見知らぬ街から遠く離れて———
大学の友達である藤川君は、突然ペルーからやってきた。
大学卒業後は、「俺、沖縄にいくけぇ」と言って沖縄にサトウキビを刈りに行った。
東京に帰ってきたと思ったら、「またぎ(猟師)になるけぇ」と言って罠猟の免許を取り、東北へ向かうための準備をしている。
でも最近は東京で暮らすために仕事を探している。この先どうなるかは分からない。





『路上』


山川公平監督

ママと日本に観光にやって来たトミーと妹はママとはぐれて迷子になる。
やっとの思いで繋がった電話で母に、目の前で街頭販売されている雑誌『ビッグ・ビルド』が目印だとママに伝えてしまい、連絡が途絶えてしまう。
そして、雑誌を街頭販売していた何も知らない戸部は、移動しても移動しても着いてくるトミーの母親探しに巻き込まれ──。



これ、去年ぴあで猫目作品が準グランプリ、この監督のがグランプリだそうで。
それを知らずに観てもなかなか面白いと思えた作品。
モノクロ、外国人親子、でもちょっと狙った感ありすぎかな。
コメディタッチのテンポが楽しい。




『日曜大工のすすめ』

吉野耕平監督

週末ごとに、小さな屋上で黙々と「日曜大工」に励む男。切る。叩く。削る。塗りつぶす。
それぞれの「大工仕事」を、儀式のように真摯に、そして淡々とこなしながら、心の中で現実に復讐を果たし、ストレスを洗い流していく。
そんな一人きりの世界に、ある日、女が現れる。
「日曜大工をはじめたい」と無邪気に話す女に、男は嬉々としてその技術と精神を教えるが、女の本当の目的は別にあった...。


幻想と現実を織り交ぜた映像技法でビジュアル面での遊びもうまい。
タイトルからは思いもよらなかったうまいオチが待っていた。
これ好きだな☆


『バーニング ハーツ』

ジェームス・マクフェイ監督

カズは生き甲斐をなくし、今では東京でタクシーの運転手をしている。
エルは日本で働くモデルだが自信をなくし、孤独のせいか神経が衰弱しきっている。
ある日エルが街を歩いていると不審者に尾行されていることに気付き、彼女はそこから逃げるようにカズの運転するタクシーに乗り込む。
そこから激しい愛とアクションのストーリーへと展開する。


唯一の外国人監督作品。

 

《追記》このプログラムは、5/29 ドイツ ハンブルグ日本映画祭での上映が決まりました

 上映詳細

 



 
『コ・フェスタPAO』若手監督6人による新作映画上映会

 詳細

短編映画上映 要申込
2011年3月22日(火)18:00~20:30
※監督トークイベント有
中編映画上映
2011年3月23日(水)18:30~21:00
※監督トークイベント有
短編・中編映画上映
2011年3月24日(木)11:30~14:30
2011年3月27日(日)3:00~6:30(午前)
2011年3月27日(日)11:30~14:30
会場 東京都 六本木 東京ミッドタウン内 ホールB

短編映画

 

『Lieland』
監督:片岡翔
キャスト:原菜乃華、脇知弘、坂本真、三輪ひとみ、マメ山田

『100番目の依頼』
監督:蓑輪俊介
キャスト:江田由紀浩、齋藤雅彰、石黒佳奈

『ライフライン』
監督:渡辺裕子
キャスト:石橋蓮司、安藤サクラ

中編映画

『ファの豆腐』
監督:久万真路
キャスト:菊池亜希子、塩見三省、三浦誠己

『NINIFUNI』
監督:真利子哲也
キャスト:宮崎将、ももいろクローバー、山中崇

『冬の日』
監督:黒崎博
キャスト:長澤まさみ、風吹ジュン

料金:無料(一部上映は要予約)

 

ご興味ある方、ぜひご覧下さい♪

 

 

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