我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から18年!ありがとうございます✨

16歳の合衆国 /THE UNITED STATES OF LELAND

2006-05-09 12:30:09 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞



16歳の平凡な少年が理由もなく起こした罪

劇場公開を観逃した作品。
ジャケット手前にいるくるくるパーマの少年が、
ライアン・ゴズリングだったとは思わなかった
日本でも日々起きている、10代が引き起こす少年犯罪がテーマ。

同様のテーマを扱うミヒャエルハネケ作品
(「ファニーゲーム」数年ぶりにまた観ちゃった!)に続き、
またまたこいう問題作を観てしまった。。。


16歳の青年リーランドは、ある日元ガールフレンドの弟で知的障害のライアンを殺してしまう。
矯正施設に入ったリーランドは、そこで施設の教員パールと出会う。
パールは作家志望でもあり、リーランドを題材にして本を書こうと近付いていく。



事件を起こした理由を語ろうとはしないリーランドは、手渡されたノートに
"リーランドの合衆国"とタイトルを付け思いを綴っていく。。。。


名優たちの共演!

6月3日公開の「ステイでも
その繊細で複雑な心情を見事に演じたライアン・ゴズリング
この人は本当に素晴らしい演技をする、最も注目の若手だと思う☆
きみに読む物語」や「完全犯罪クラブ」などでもそれは立証済み


この脚本に惚れ込んで、製作を務めたケビンスペイシー。
有名作家であり、リーランドの父親。
その息子への無関心さが、結局のところ悲劇の発端ではないのか??


弟を殺されてしまうドラックにすがる元彼女にジェナマローン。
そしてその姉に、「ブロークバックマウンテン」でも
夫の言動にやきもきして嫉妬心を燃やす演技が素晴らしかったミシェルウィリアムズ。


リーランドの元彼女の姉の婚約者。キーポイントとなる人物を演じるのは
"ポストキアヌ"から脱皮した? クリスクライン。
残された遺族の哀しみ、彼女の家庭の崩壊、
リーランドの無意識による罪への怒り。

そして、
「ホテルルワンダ」「クラッシュ」と、素晴らしい演技を立て続けに見せつける
ドン・チードルが、パールを演じる。
恋人への裏切り、施設の規則破り、そして作家としての本の題材の為に
リーランドの内面に触れようと利用しようとする。

リーランド少年の心の内を探りながら、
自分の中の罪にも向き合うことになる、、、


人は誰しも少なからずの"罪"を犯して生きている。。。

その日の事は憶えていない。
嘘じゃなく、本当に憶えていない。


そんな事言ってすむかー!!とも思うのだけれど、
リーランドの心の内に潜んでいるものは深くて重たい。
優等生であり、見た目も言動も普通かに見えた少年。
彼女との行き違い、離れて暮らす10年も会っていない多忙な父親、、、
心の触れ合いや愛する事、愛されることに飢えたために
無意識のうちに心の深いところに芽生えてしまった"悪”。。。。

人は悪魔を必要としてる。
悪事を悪魔のせいにする為に。

神と悪魔は戦争ごっこをしている。
僕たちは戦争ごっこの兵隊。


施設の中で、"自分の罪"に気付くけれど
あらたに起きる惨劇。

リーランドの合衆国と書かれたノート。
心のうちを綴っているけれど、結局のところリーランドが起こした罪について
その殺意にとくに"理由はない"。

日本の大きな事件でもある、少年の顔見知りによる犯罪。
憎んでいたわけでもなく、
理由もなく、何の罪もない彼女の弟を殺してしまう。
理由あって片付けられる問題ではないという、そこが恐ろしい。

公式サイト
2003年 アメリカ 104mmin


6/10
観た後は誰でも考えさせられる。
淡々としていて、ややまどろっこしい展開ではあるものの
ゆっくりとそれぞれの人物の心情が描かれてる。
ライアンゴズリングとドンチードルの演技の素晴らしさを再確認させられた


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ジェニファー・アニストン/サラ・ジェシカ・パーカーの新作

2006-05-08 01:55:08 | 月別観たい映画リスト



フレンズのレイチェルこと、
ジェニファー・アニストン


セックス・アンド・ザ・シティのキャリーこと
サラ・ジェシカ・パーカー

どっちも大好きなドラマだったので
その後の二人にはいつも注目しちゃいます


それぞれ、主演映画が続々と公開予定

まずはアニストン

「Rumor has it」
「迷い婚」!などと言う邦題で5月27日~日本公開決定
公式サイト

監督はロブライナー(「ミザリー」「スタンドバイミー」)だから、絶対観たい♪

共演はケビンコスナー、シャーリーマクレーン、ミーナスバーリ。
あの有名な「卒業」がモチーフになってるストーリーだとか☆
そしてこんなところでもジョージクルーニーとソダーバーグが製作。



4月14日から全米で公開中☆先週は10位
「Friends with money」
official site


フランシスマクドーマンド/ジョーンキューザック/キャスリンキーナー、
40代女4人組の友情の変化を描いたロマコメ☆
裕福な三人を見ていた独身のアニストンは、、、、。日本公開はまだ未定 


「The Break up」
official site
ブラピと離婚後のアニストンは、この共演からヴィンスヴォーンと急接近
シカゴに最近家を買ったばかり。

全米で6月2日公開☆ 日本では、、、、
未公開、、、とかにならなきゃいいケド、、

次の待機作は、まだ夫婦だった頃二人で企画した作品
「The sen ator's Wife」ブラピが製作するかも、、、というウワサも。






続いて、、、サラジェシカ

「Famliy stone」
「幸せのポートレート」などと言う地味な邦題でこの夏、日本公開決定
 公式サイト

共演は
ダイアンレイン/クレアデインズ/レイチェルマクアダムス
の女優陣+ルークウィルソンほか 全米では去年のクリスマスに公開。
ズバリ、結婚がテーマ。冬の映画なのに、日本では夏かぁ、、、。


「Failure to Launch」
「男を変える恋愛講座」などと言う、これまたダサい邦題でこの秋、日本公開決定
(この手の邦題、多いなぁ~。でも公開するだけ嬉しい♪)
official site
共演はペネロペの彼氏で「Sex and the City」でもサラとは共演済みの
マシューマコノヒーとキャシーベイツ☆

ダメ男をいい男に変える!というラブコメ
マコノヒーが、フェロモンたっぷりのダメ男。
そして、サラが可愛い~ 公開、待ちどおしい


「Spinning into Butter」
去年秋全米公開のはずが、、、、どうなったかな。
オフィシャルサイトもなし。。。日本公開はもうちょっと先かなー?

更に新作映画『ベイカンシー』(原題)でも主演が決まったばかり☆
隠しカメラが仕掛けられたモーテルに泊まった夫婦を中心に描くサスペンス・スリラーで、
息子の死から立ち直れないでいる妻役を演じる。撮影は秋予定。
サラのサスペンスって意外だけど楽しみ~ 

二人とも、主演映画となるといまいちヒットしないけど
ドラマのイメージを引きずらないで頑張ってほしいな




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セレブの子供☆part 2

2006-05-07 00:10:07 | セレブ&ハリウッドgossip★NEWS
以前、ブリトニーの子供公開の時にやった企画
セレブの子供の続編 (笑 

本当はケイティとトムの子供が出て来たら、、、、と思ってたけど
なかなか表に現れないので☆子供の日にちなんで。。。
あれ? もう子供の日終わっちゃったか 

ハリウッドセレブの子供 Part 1

5月4日にはL.Aチャイニーズシアターで行われた
ミッション・インポッシブル 3」のプレミアで、
ケイティホームズが出産後初めてその姿をパパラッチされた
全米では6日より公開 日本は7月8日。
ケイティとトムの結婚式は7月1日から5日間かけて行われる予定とか


何だか産後の方が太ってるカンジ。
ふっくら顔が以前より可愛らしい☆

トムの子、早くみたい~♪

           
元祖、ハリウッドの暴れん坊ラッセルクロウ
チャールズくんは2歳

妻は女優のダニエルスペンサー。7月に生まれる二人目を妊娠中。


子供抱えて海の中キャサリンゼタジョーンズ
長女、ケリースちゃん。
ほんとはもう一人います。マイケルダグラスとどっち似だろ。 

未婚の母エリザベスハーレー

ヒューグラント後に付き合ったカレとの子、ダミアンくん。
「オーメン」のダミアンに雰囲気もピッタリ


遊び人だけど実はパパコリンファレル
ジェームスくん。

こってり濃い顔が似ませんように。


3度目の結婚で。ニコラス刑事、じゃなかった、ケイジ

どうやらニコちゃん、コッポラ一族の濃~い血は受け継がれていない模様。
とりあえず見た目には。

まだわからんよ。


今回は最新画像でリースウィザースプーン×ライアンフィリップ
息子はディーコンくん。

前回のはよく見えなかったけど長女、アヴァちゃん、リースそっくり 


こちらも最近の、、、。
サラジェシカパーカー×マシュープロデリック
ジェームスくん。
かわいい~


おしどり夫婦ウィルスミス×ジェーダピンケット
ウィローちゃん。
幸せを絵に描いたような?家族。


まだ出産から3週間グィネスパルトロウ

パパラッチされ率の高い、長女アップルちゃん

オイラ寝てんのにー。
うぅ、ママの指くちゃいよ


X-MEN 3」がいよいよ全米で5/26公開!
ヒュージャックマン
息子は養子のオスカーくん。
見るからに優しそーなパパです
NBA レイカーズVSフェニックスサンズのプレイオフ戦を観戦。
隣にいるのは、デヴィッドアークエット。

そのデヴィッドアークエットの妻で、
「フレンズ」のモニカことコートニーコックス
もうすぐ2歳のココちゃん。


デミに頼まれ3人娘のお守アシュトンカッチャー
デミとブルースウィリスとの間の子を3人も背負う継父(ままパパ)
この日は、上の人たちと同じでNBA観戦。

アシュトン、まだデミと別れないのか~。
左のちっちゃい子が3女のタラーベル、アシュトン左が次女、スカウト。
そして右の顔の長い子がブルースウィリスと共演した長女、ルーマー。

ねぇねぇ、アタシらいつも思ってたんだけどさー

このヒゲ!いい加減剃ったら??


「だめ!アタシは気にいってんだからぁーー!」
ーーーーーええと、デミはどこ行ったかな。

アシュトンも大変だなぁ。。。。まだ若いのに



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グッドナイト&グッドラック/Good Night, and Good Luck.

2006-05-05 00:05:55 | 劇場&試写★5

50年代のアメリカで、ニュースキャスターの鑑と讃えられた伝説の男、
エド・マローとマッカーシーの伝説的な闘争

テレビ 政治を描いた、ジョージ・クルーニー監督としての第2作目。
製作には、またもスティーヴン・ソダーバーグ監督が参加。


先日のアカデミー賞では、この作品での監督賞は逃したものの、
「シリアナ」で助演男優賞受賞


ジョージも勿論出演。自分を押さえた控えめな演技が好印象


父親が実際、長年ニュースキャスターで
常に"ニュースを誠実に伝えること"に精力を注いできた人らしく、
初監督作品「コンフェッション」に続いて
テレビ業界を舞台にした、シリアスな社会派ドラマ


ハマリ過ぎてて、全然気づかなかったけど、主演はデヴィッド・ストラザーン


粗編集が終わったばかりの状態で、一番最初に観せたのが父親。
その時、「よくやった」とたったひとこと
最高の賛辞を送ってくれた、、、、という
ジョージクルーニー、入魂の一作

すべてがモノクロ映像で、当時のドキュメンタリー映像なども交えながら
一人のエド・マローという人物を通して
"ジャーナリズムとは、真実をもたらすものではなかったのか?"を問いかける。

その中にはマッカーシー上院議員が役者のようにそのまま実際に登場してる。
役者が演じると、似てる似てないなどという見方がでてしまうから、
本人の映像を使う必要があったらしい。
そこが真実、リアリティを生んだ一因。
全体的にドキュメンタリータッチで作られていて、'50年代のテレビが普及し始めた頃の
報道の在り方を唱えてる。


スタジオからニュースを読むのではなく、副調整室から
締めの言葉は「Good Night, and Good Luck.」 
こんな誉め方、ミーハーだけどその姿は渋くて格好いい~


下まつげの濃い三人組☆
内、一人は、麻薬所持で度々逮捕されてるロバート・ダウニーJr.


マッカーシーという名前は知っていても、実際どんな悪どいことをしてた人なのか、
とか当時の全米の恐怖とか、
全然知識もないワタシが観るのはそもそもどうかと思ったんだけど。。。。

ジョージはこの作品で監督としての力量を思う存分発揮、
十分認められるだけの作品を創り遂げたと思う☆

押し付けがましくもなく、クールにそれは完璧といってもいいんじゃないかな。
テレビは何の為にあるのか、
報道を通してやるべきことが突き付けられる。
報道陣は観るべきだと思うし、真の正義、ジャーナリズムとは?
というのをまざまざと見せつけられる映画。



"面白く感じる”ような作品では元々ないのかもだけど、
ワタシの☆評価はその作品の出来上がりを評価するものじゃなくて
自分が観て楽しめたか、お勧め度が基準なので、、、、

5/10
そういうことで、観る人が観れば素晴らしい作品とは一目瞭然☆ だと思う。
あとはそれぞれの感じ方次第。(何でもそうだけど)
政治に感心が深い人ほど楽しめる作品、かな。
マスコミ各誌が絶賛するのも頷ける。
興味のある方は是非!


ワタシにはちょっと好きではないジャンルなのです、、、、
でも観て後悔はしてない☆

お勧めしておきながら、自分はあんまり好きではないという。。。
決して嫌いとかじゃないの、退屈はしなかったし。(言い訳?)
でも引きこまれるーってこともなかったのよね、正直な話。

ラストのマローの言葉が、全てを要約している。


全編通して一人のシンガー、ダイアン・リーヴスが歌うジャズがすごくシャレてて
心地良かった~

サントラ、良さそう

こちらでダウンロード&試聴可能みたい♪

 公式サイト
5月13日より全国各大ロードショー
現在、六本木ヒルズシネマにて公開中☆



ジョージクルーニーの、熱意と勇気に拍手~

次回監督作は社会派映画ではなく、
コーエン兄弟が書いたダークコメディ作品、"Suburbicon"


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週刊☆パリスヒルトン観察日記

2006-05-04 00:54:05 | Paris Hilton
4月17日、スタブロスの21歳(!)バースディパーティを
パリス御殿でシークレット開催


昼間はロス市内をブラブラ、ラブラブデート
めっちゃ嬉しそー。

最近ブームのカチューシャでキメ
お揃いのイエローカーディガンが可愛い
クラブパリスにて☆
NINA RICCIのドレス、可愛い~

ニッキーもヘンな踊りで盛り上げる。


同日夜、場所を変えてスタブロス21歳パーティまだまだ続行!
LAのFIXレストランにて。100名のゲストを呼んで盛大にパーティ
さすがに今日はサングラス無し。
スタちゃんのカオ、久々にちゃんと見たわ。

と思ったら写真の時はサングラスかっ。 パリスはつけまつげ。
毎度ながら胸危うし
もちろん確信犯です

2次会?ではクラブTAOに移動してまだまだパーティ
ニッキーも一緒☆

誰の誕生日だって主役はア・タ・シ!
彼氏の誕生日だってパリスには関係ない

踊って
kissしてー
また踊ってー
バナナかじってー
kissしてー
kissしてー一晩中キスしてましたとさ☆

4月18日、迷彩服(アーミー)着てフレッドシーガルへ

サマンサタバサのいつものbagに、ゴールドのスニーカー
また黄色のハチマキカチューシャで。

4月19日、この春流行の白着てフレッドシーガルへ
2日連続でフレッドシーガルへショッピング♪相変わらずお気に入りスポット。

全身ホワイトが逆にシンプルゴージャス

4月21日、デニムブランドREPLYのイベントへ

この日はもドレスもFENDIで
友人のブランドンと。

4月22日、おやつには、美容と健康にフレッシュジュース♪

フェンディーの新作☆B-FENDIだ~
コレ、可愛いんだよね~ ただ今、入手困難。ほしい~☆
トップスは、TRUNK LTD トランクリミテッドのヴィンテージT(ビートルズ)

お会計中~。
お食事中~
絞りたて生ジュースとオレンジひとカケラ。


4月23日、ハリウッドにショッピング

途中、フェンディからシャネルにバッグを替えて給油したり、、、

お菓子買ったリ。。。

4月24日、日焼サロンで全身黒こげに。。。

いくら何でも焦しすぎ!

4月26日、Us weekly ハリウッドホットパーティにゲスト出演

メイク、濃っ!  寄せて上げるブラ効果?

あちらでは見せブラが流行ってるけど、日本でやるのはかなり勇気いるよねぇ、、、、


4月29日、缶入りスパークリングワインのPRでオーストリアへ

缶隠してどないすんの
どんな時でも"アタシ"を売り込まなきゃ
みんなー 
今日はアタシの為に集まってくれてアリガト~!
もうすぐリリースされるアタシの歌聴きたい人~

「.......」
勝手に歌っちゃうから

アタシの歌声にあやかりなさい~

ーーーー後の仮面の人が気にナル。。。

こないだまでアツアツだったのに、
スタブロスとパリス、ついに破局~


Us weeklyとPeople誌が伝えた。
こちら(英文)
5月1日、オーストリアから戻ったパリスのデート姿がパパラッチされた


そのお相手とは、、、

NFLフットボールのクォーターバック、超有名(らしい、)
マットライナート。
微妙、、、、な気もするケド、ただの金持ちお坊ちゃんより、
有名な金持ちスポーツマンを取るのか、パリス。
(そりゃそうか)


その、パパラッチされた写真がコレ。
パリスはダークブラウンのウィッグで変装するも、こんなんじゃバレバレですからー。

スタブロスの方も負けずに、リンジーローハンとデートしていたとか。。。

次回、どーなる?! パリスの恋 


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ぼくを葬る/Le temps qui reste/ TIME TO LEAVE

2006-05-03 02:00:03 | 劇場&試写★6以上

フランソワ・オゾン作品、実はこれが初めて。
ワタシと正反対、アメリカ映画よりもヨーロッパ系映画好きの父に
オゾン監督の「まぼろし」を勧められてたのに観ていないまま、、、、
昨日、たまたま銀座で試写の前に時間がぴったりだったのでふらっと観る事にした☆

ーーーーーーぼくを葬る(ほうむる、)と書いて(おくる、)と読む。

年に1作、コンスタントに監督/脚本作品を送り出しているオゾン監督
「まぼろし」では"最愛の人の死"、今回は"自分の死"

余命わずかと突然宣告された、
その彼の心情が、痛い程伝わってくる。。。


パリ在住の人気カメラマン、ロマン。
余命わずかと宣告されながらも病院での治療を拒絶する。
彼は、愛する恋人に別れを告げ、一人で死を受け入れる決意を固めていく....。


この祖母が、何とジャンヌ・モロー
"自分と似てるから"という理由で、たった一人にだけ真実を打ち明ける。
お上品な雰囲気は健在だけど、どこか貫禄が出て...。
おばあちゃんと、心の深いところで繋がった信頼関係が素敵



1928年生まれ、現在78歳。
98年のドリューバリモア主演「エバー・アフター」以来で見たなぁ。
映画出演はこれが4年振り。  ああ、美しかった~



死を前に、大事な人をカメラに納めるその姿は本当に見ていて切ない。。。
特に、ちょっとした気持ちの行き違いからうまくいかない姉を
遠くからこっそりと見つめるシーンには胸が詰まってしまった。


そして、最愛の人に別れを告げる、、、、

同性だった。のにはビックリ
逆に、そこが良かったのかもしれない、何となくそう思う。
相手もまたキュートで素敵な彼
「ブロークバックマウンテン」とは真逆で、泥臭さのないカップルだなぁ。
美しすぎる。

愛してるのに、愛を素直に伝えずに、突き放すのがやるせなくなる、、、、
突然、別れを告げられて去って行く相手の後ろ姿に、、、
 「ゆるしてくれ....」と。
心では泣いてるのに、、、、。

原題の「le temps qui reste」は、「残された時間」

残された時間の中で、何ができるんだろう。
この作品の中では、自分の人生、家族、幼年期と和解して全てクリアにする。
少年時代の自分の幻影が時折現れて、過去の自分と向き会うシーンが切ない。

そして、最終的に "何かを残す"という決断をする。

ちょっと、本気???とツッコミたくなるような大胆行動に驚きもするけど、
その決断もアリなのかもしれない。

人は、この世の最後と言う時、自分の生きた証として本能的に
やっぱり何かを残そうと考えるものなのかな、

余命三か月。。。
相手の反応、同情が嫌だから言わないとロマンは言ったけど
ワタシだったら言ってしまう気がする、
でも実際は直面しないとわからないかも。



7/10
同性愛ということもあり、好みに分かれるかもしれないけど
そのリアリティさ、には拍手☆
フランソワ・オゾン監督が熱狂的なファンに熱烈な支持を受けるのも何となくわかった。
あらゆるシーンが胸を打つ
ほぼ出づっぱり、主演のメルヴィル・プポーの演技がとにかく最高に素晴らしい
予期もしなかったのに、目にじんわりと涙が

エンドロールの波の音と沈みゆく夕日が、ただただ美しい余韻を残した。。。。


公式サイト
2005年 フランス 81min
監督/脚本  フランソワ・オゾン
メルヴィル・プポー/ジャンヌ・モロー/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

メルヴィル・プポー 来日インタビュー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2年くらい前にサラポーリー主演でヒットした、同じく死を宣告された主人公のストーリで言えば、
死ぬまでにしたい10のこと」よりも、断然こちらの方が良かった

ジャンヌ・モロー出演作では、「死刑台のエレベーター」がやっぱり



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ナイロビの蜂/The Constant Gardener

2006-05-02 02:02:52 | 劇場&試写★5

公開前からこんなに煽られたら、嫌でもちょっとは楽しみになってしまう、、、、


世界130以上のマスコミから絶賛の嵐!とか
海外映画評No1サイト Rotten Tomatoes
でも82%がフレッシュ(絶賛)とか言ってるのを日本でもウリにしてるし。。。。

そして気になっていたのが、先日のアカデミー賞で
助演女優賞を受賞したレイチェルワイズの演技

演技の感想から言ってしまえば、
今までのレイチェルワイズの演技とどこが違うんだ?!って感じ。
出てくるのは殆ど、レイフファインズ演じる夫による幻想か、回想シーン。
やっぱり、重い妊婦の身体のまま演じた
という事によるものなんだろうな。妊婦のまま裸体も晒していたし。



冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名ベストセラーを、
シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督が映画化



アフリカ・ケニアのナイロビ。政治に無関心なガーデニング好きの英国外交官。
慈善活動に熱心だった妻テッサの謎の死をきっかけに、
それまで踏み込むこともなかった彼女の活動に目を向け、
危険を顧みずに事件の裏に隠された真相に迫っていく様を描く。
ドキュメンタリー風のカメラワークで、、、、。



一見、不釣り合いに見える、冷めた英国人外交官ジャスティンと
アフリカの地に例えられるような情熱を持ったテッサ。
お互いにないものに魅かれあったのか、一目惚れかは知らないけど
随分一瞬で恋に落ち過ぎじゃないの?
2時間ちょいもあるストーリーの中で、そこだけはあっと言う間に
さっさと結ばれていたのには違和感が、、、、。

だからなのかワタシにはこの二人の愛に、
殆ど感情移入することが出来なかった 

実はアフリカで実際に横行しているという、薬物実験。
官僚・政府と大手製薬会社との癒着問題。
それを告発するNGOを、妻の死を巡るミステリーに絡めて見せるのだけど、
見せ方のせいなのか、感情移入が足りなかったのか、
特にドキドキもハラハラもしなかったのが本音。
サスペンスとしても別段面白くもない。
現実に大企業が利益優先でやっている罪。それは恐ろしい事。
それを暴く為に正義と勇気をもってテッサは立ち向かったのに、
志も半ばで終わってしまうところが何とも無念です、、、、

それでもそれをキッカケに、未知の謎に踏み込んだことで
妻への想いを再確認する、、、、

ラストの決断も何だか哀しく虚しい。。。。
もっと方法はなかったのか、、、、と思えてしまう。


5/10
エンターテイメント性や、
宣伝文句で言ってるような涙の溢れるような感動のラブストーリーを期待してはいけません。。。。
ラブストーリーを謳いながらも、アフリカの現状を晒す、少し重たい社会的問題を含むストーリー。
でも何だか、長く感じた2時間ちょっとだった~


最後に辿り着いた地で、やっと君に帰る。
 公式サイト
2005年 イギリス 128min
【staff】
監督  フェルナンド・メイレレス
脚本  ジェフリー・ケイン
原作  ジョン・ル・カレ
音楽  アルベルト・イグレシアス
【cast】 レイフ・ファインズ/ レイチェル・ワイズ
/ビル・ナイ/ピート・ポスルスウェイト/ダニー・ヒューストン

本年度アカデミー賞 助演女優賞受賞/脚色賞・編集賞・作曲賞ノミネート
5月13日 ロードショー


本当にやられた、胸がえぐられうような思いにさせられる見事に語られたストーリーに!
愛する人を一緒に誘って元気づけてあげてほしい.....
Ain't it Cool News

--------この映画を観たからって元気づける事になるかなぁ、、、、?

ミステリー構成にサスペンスを備え、
そして忘れられない壮大な愛のフィナーレへと導いてくれる。
観る者の心を奪い、責任を問いかける本年度最高傑作!
ELLE誌

--------壮大な愛のフィナーレ。。。。 そうかなぁ??



その、Rotten tomatoesサイトで絶賛の作品一部

その中にミヒャエルハネケの「隠された記憶/CACHE」が87%だったのがちょっと嬉しい、、、、。
ちなみに「Vフォー・ヴェンデッタ」は75% 

今日はこの試写の前に銀座でお買い物してから、試写まで時間があるからとたまたま観た
1本、そっちの方が楽しみにしてた「ナイロビの蜂」よりも良かったなぁ~




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レント/RENT

2006-05-01 01:51:15 | 劇場&試写★6以上

1998年に日本人キャストで公演した「レント」を実は観てたのでした。
8年も経ったんだ、、、、内容も忘れるわけだ 

元々はご存じ、1996年に初演上演されたブロードウェイミュージカルで
トニー賞4部門、ピューリッツァー賞ドラマ部門賞などを受賞した

知ってる人も多い話だけどこの脚本/作詞/作曲を手掛けているジョナサン・ラーソンは
35歳という若さでプレビュー公演前日に他界してしまった。
「レント」では、生前彼のエイズで亡くなった友人たちへの思想などが込められている。

この映画化は、そんな彼にきちんと敬意も払っていて
1人を除いては全員が舞台のオリジナルキャスト!
+監督には、エンターテイメント性のある作品を得意とする
クリス・コロンバス
(監督としては「ハリーポッター」(1,2)、「ホームアローン」シリーズ、「ミセスダウト」など。
脚本では「グーニーズ」や「グレムリン」など)
新しく仲間の一人に加わったのが、「シンシティ」でも大抜擢された
ロザリオ・ドーソン


あんまり口にすることはなかったけど、ミュージカル、好き
オープニング、キャストが横一列になって あの曲を歌うところからワクワク♪

恥かしくなるくらいストレートな詩の、ちょっと古くさい '80年代のロックが全編流れる。 
プッチーニのオペラ"ラ・ボエーム"をベースに舞台は1989から1990年のNY。

テーマははっきり明確、性別を超えた、愛、そして友情。
明日に向かって今を精一杯生きる


イーストヴィレッジに暮らす、夢はあるけどカネはなく、
毎月の家賃(レント)すら払えない若者たち。
犯罪、ドラッグ、同性愛、そして、エイズ。。。。
これらと問題に日々直面しながらも懸命に"今を生きる"姿を描く。



過去にいくつも"エイズ"を扱った映画はあるし、感動もしたものだけど、
泣ける~!とまではいかなかったまでも、ジーンとさせる。。。
舞台を観た時は面白い、と思ったのを覚えてるけど、
今回の映画化では笑ったリもなかったし、楽しい~という感覚はなくって
どこが、というわけではなく全編通して何か良かった★
派手な演出もなく、突出した出来事というよりは若者たちの、ギリギリの日常。


7/10
同性愛に否定的な人、ミュージカルがニガテな人はやっぱりダメでしょうね、、、、
ワタシの場合、歌と踊りにノレた部分が大きかったので♪



やっぱり、あのテーマソングが最高
あの詩にこの映画の全てが集約されている。




面白かったのはこの、女弁護士ジョアンヌとセクシーパフォーマー、モーリーン
の求婚シーンと言い争いのシーン。
タイプというわけではないけど、ドキュメンタリー映像監督のマークが
個人的には一番好印象でした♪


過去の恋愛のトラウマから臆病になり、なかなか恋が出来ない
ロックミュージシャン、ロジャーも良かった。

さすが本場のキャスト、これを映像で観られるのはこの上ない贅沢なのかも、、、、、。
当たり前だけど、皆揃いも揃って歌も芝居も素晴らしい名役者


RENT 2005年 アメリカ  135min
監督:クリス・コロンバス
製作:ロバート・デ・ニーロ
出演:アダム・パスカル/アンソニー・ラップ/ロザリオ・ドーソン
/トレーシー・トムズ/テイ・ディグス/ジェシー・L・マーティン
/ウィルソン・ジェレマイン・へレディア/イディナ・メンゼル
音楽/台本 : ジョナサン・ラーソン
脚本 : スティーヴン・チョボスキー
公式サイト
今年、日本での上演も決定!
ブロードウェイミュージカル版はこちら RENT

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ちなみに、日本公演の時のキャスト、
ミュージシャンロジャー役にはTMN(懐かし~)の宇都宮隆(←ワタシが観たのは)
渡辺忠士(1998年のみダブルキャスト)
* マーク   山本耕史   
*ミミ     浜口司(TSUKASA) KIX-S 
*コリンズ   石原慎一
* ベニー   バービーボーイズ KONTA
* エンジェル  KOHJIRO
* ジョエンナ  坪倉唯子  
* モーリーン  元はアイドル?森川美穂  


ロザリオドーソン、
プッシーキャッツ
でも披露した歌は更に上手くなってて
今回のナイトクラブのダンサーも頑張ってた
この「プッシーキャッツ」(くだらないけど)では、
メインの友人にかろうじてあやかってる役柄だったけど
今となってはレイチェルリークックやタラリード(現在いろんな意味でヤバイ
なんかより一番出世しちゃいましたなぁ。。。
※ココに出てるセスグリーン率いる「バックストリートボーイズ」のパクリのバンドがイイ♪


クリスコロンバス監督作品でお勧めは、、、、

グッドナイト・ムーン

DVD持ってるので、2年に一度くらいの割合で観る度に泣けてきちゃうのダ
変な邦題付いちゃってるけど、原題は「ステップマム(継母)」
こんなタイトルじゃ、わかりにくいから仕方ないか、、、



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