慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

大動脈瘤と大動脈解離

2023年05月03日 | 医療
🌸大動脈瘤と大動脈解離

 ☆大動脈瘤と大動脈解離は命に係わる重大な病気です
 ☆技術の進歩により大きな手術の安全性は高まりました
 ☆患者さんの身体的負担の少ない術式も広まっている

⛳大動脈瘤とは
 ☆大動脈とは
 *心臓から送り出された血液が通る太い血管
 ☆大動脈は樹木のように細かく枝分かれしながら
 *体のすみずみまで血液を運んでいる、幹に当たる動脈
 *途中でもさまざまな重要な臓器へ枝分かれしている
 ☆大動脈瘤とは
 *大動脈に「こぶ」のように病的にふくらんだ状態を指す






「こぶ」ができる原因
 ☆その理由は完全に解明されていない
 *危険因子は、動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレス等が要因
 ☆他にも外傷や感染・炎症などによる特殊な大動脈瘤がある

大動脈瘤の症状と手術
 ☆大動脈瘤は自覚症状がないまま大きくなる場合が多い
 ☆胸部や背部の痛み、血痰や息苦しさ等の症状が現れることもある
 ☆腹部大動脈瘤は、大きくふくらむと「こぶ」が目立つようになる
 ☆腹部大動脈瘤が、他の病気で腹部の超音波検査等受けた時に
 *偶然、発見されることがほとんど
 *腹部大動脈瘤の破裂が差し迫った場合
 *腹痛や腰痛が起こることがある
 ☆破裂して緊急手術となるような事態を避け
 *適切なタイミングで手術を受ければ
 *成功率のきわめて高い治療が受けられる

⛳大動脈解離の状態
 ☆大動脈は内膜、中膜、外膜の3層に分かれている
 *中膜がなんらかの原因で裂けて
 *大動脈の壁であった部分に血液が流れ込むこと
 ☆大動脈内に二つの通り道ができる状態が大動脈解離


大動脈解離の原因
 ☆動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレス等の要因が関係する
 ☆大動脈解離の発症が多い年齢は男女とも70代とされている
 ☆大動脈解離の発症は冬場に多く、夏場に少ない傾向がある
 ☆時間的には活動時間帯である日中が多い

大動脈解離の症状と対策
 ☆大動脈解離、何の前触れもなく、突然、胸や背中の激痛が起こる
 *起こったばかりの時は、血管が裂けているため
 *血管の壁が薄くなり、破裂しやすい状態にある
 ☆上行大動脈に解離が及ぶA型
 *1時間に1%ずつ死亡率が上昇すると言われている
 ☆救急車を呼んで医療機関を受診し、治療を受ける必要がある




大動脈解離と大動脈瘤との違い
 ☆大動脈解離を起こして直ぐの時期(急性期)
 *救急疾患として取り扱われる
 ☆急性期を脱して比較的安定した状態(慢性期)
 *解離した大動脈がもろく弱くなっている
 ☆大動脈瘤に拡大していくことも珍しくない
 *定期的に専門医を受診して経過をみてもらう必要がある


⛳ 大動脈の治療は?
 ☆大動脈瘤の破裂する危険性が高くなると
 *大動脈瘤を人工血管に置き換える手術や
 *カテーテル治療、ステントグラフト内挿術を行う
 ☆上行大動脈に解離があれば(A型)
 *緊急手術を開胸して行うことがほとんど
 ☆上行大動脈に解離が無ければ(B型)
 *血圧を下げたり、痛みを和らげたりして治療する
 ☆大動脈解離は手術や内科的な治療で急性期を脱しても
 *慢性期に大動脈瘤となった場合には
 *手術が必要になることがある


大動脈瘤と診断された場合の日常生活での注意
 ☆日常生活での高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙などの
 ☆危険因子を避けることが極めて重要
 ☆大動脈瘤と診断された場合
 *「こぶ」を完全に治すことは内科治療では難しい
 ☆破裂する危険性が高くなるまで大きくならないように
 *「こぶ」とうまくつきあっていくことが肝心


⛳最後に
 ☆大動脈瘤は、破裂すると即座に命に係わる状態になる
 ☆急性大動脈解離の発症を予測することはできない
 *破裂の可能性がある大きさの大動脈瘤が見つかれば
 *破裂する前に治療を受けるのが最も大切
 ☆症状がない時に「手術を受ける」と決断するのは
 *大変困難で勇気がいることです
 *手遅れにならないうちに専門医の説明をよく聞くのも必要
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『国立循環器病センターHP』より

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浜離宮、築地市場、朝日新聞社屋 | トップ | 「三角貿易」「清へアヘン流... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療」カテゴリの最新記事