原宿は人だらけ

小田純平の歌声に感動したといううちの親が
「コンサートやらないのかなぁ」「みに行きたいなぁ」
と常々言っていたのですが、

私の知らない人だし、コンサートって…別に、歌がいいって
だけならＣＤでいいじゃん？

と思っていましたが、どうしても生歌が聴きたいようで。

６月にコンサートがあるにはあるけど残念ながら一番近い
場所で「原宿」だよと伝えると

「原宿行きたい！」と即答。

交通費は出すから、連れてってと言われ、

それなら一丁連れてってやるかーということになったものの

日曜日の原宿、混雑嫌いの私が日曜日に・・・・はらじゅく？

いまいち気が進みませんでしたが
独身で孫もみせられず親不孝をしている肩身の狭い私は、
こんな願いくらい叶えてやらなくてはと、
それをいつも一番に思ってしまいます。

しかも、タダで東京行けるんだから、そりゃ、行くでしょ。


そしてやってきた原宿。

コンサートの前に７０になる親を人生初の竹下通りに
連れて行きました。

それにしてもなぜこんなに人がいっぱいなのでしょう。



おのぼりさんの親は仮装かと思えるような恰好をした人に
くぎ付けになったり
なんであの人スカートにポックリ（下駄）はいてるのー！？
と謎に思ったり、
南無阿弥陀仏の文字が入ったタイツの子をみてああいうのも
ファッションなのねぇと納得したり、
あまりスッキリもしていないお腹やへそを出している女の子を
心配したり、

刺激的なある意味ときめく時間を過ごせたようです。

そしているうちに開場の２時半となりました。

コンサートはひとりで観てもらいます。

会場まで送り届けたあと、私もひとりで原宿を楽しみますよ。


がしかし、表参道の通りも竹下通りほどではないものの
表参道ヒルズあたりまでずっと歩道いっぱいに人で混雑
していました。
今まで何度か原宿駅で降りて歩いたことはありますが、
ここまでの混雑にあたったのは初めてです。

なんか地元でもこういう風景みたことあるなぁと思ったら、

一年で一番人が集まるであろう地元のマラソン大会のスタート

田園地帯に人人人


ビルの間に人人人


あの景色に似ています。
原宿は大会でもないのに、本当にすごい人ですね。

親がコンサートを鑑賞している間ウロウロしていたけれど、
人波に酔ったのか吐き気がしてきました。

どこかおしゃれなお店でお茶しようなどとも考えていたのに
そんな気分になれず…

会場の前の日陰に座り胃の辺りをムカムカさせながら
道行く変わったファッションの女の子たちをながめ、
コンサートが終わる時間をただ待っていました。



５時２０分頃、歌を満喫した親が会場から出てきました。
混雑した駅前から逃げるように電車に乗り込み、
東京駅へ。

無事、電車を降りるも日曜夕方の東京駅は予定通りの人ごみ。
ＪＲ大人の休日倶楽部パスの利用期間ということもあって
いつもより混雑しているのだと思います。

到着して午前中のうちに買っておいたお弁当とお土産を
ロッカーから取り出し、
賑やかすぎる都会にうんざりな気持ちで新幹線に乗って
帰ってきました・・・・・・

とはいうものの・・・・帰って来てみれば、
東京、原宿、短い時間だったけど楽しかったなぁ～と。

東京駅の黒塀横丁のお店で食べた天津飯


これが卵３個は使ってるよねってくらいボリュームあり
すぎて、このあとは旅恒例の満腹地獄で…
スィーツタイムも無しの旅だったけれど、

親は小田純平のコンサートに満足して戻って来たし、
私はなんだかんだで結局あの人ごみ体験も非日常で楽しかっ
たって、
もっと楽しめばよかった、って後悔なんかもあり、

来年同じ原宿の会場でコンサートがあったなら
また行きたいの？と聞くと、行きたい、と言っていることだし…

それならば！

日曜日の開催だとしてもまた喜んで付き添ってやりましょう！

そのときはもっと有意義に過ごそう！

・・・そう思っています。