見事な晴天に恵まれ、
大海原と灯台に向けてセッティング。
200名もの方に聴きに来て戴き、
桜もいきなりの満開!(潮風に根付く桜は非常に珍しいとお聞きする。)
贅沢にも、同時開催の地元の方がたてられた野点の一番茶を戴く光栄。
そしてなんと・果てしなく広がる海岸線に、
突然鯨が現れる!
地元の手伝って戴いた方にお聞きしたところ、いくら太古より鯨が出た時にのろしを上げる岬と言えど、肉眼でもはっきり観えるこんな近くで現れた事は未だかつて記憶にないらしく、
はるばる東京より駆けつけて戴いたのんちゃんのお話では、
鯨言葉?は、「無条件の愛」!
地元の方の話では、確実に3匹程の鯨で、
きっと私の音を聴きに駆けつけてくれたんだ・
鯨は演奏中もずっと見える所に、私の音楽をBGMにホエールウォッチング。
うまい具合に演奏が始まると直射の日差しをさえぎる様に雲が陽を覆い、
トビが音に合わせて舞い、演奏終了後には再び暑い青空と太陽が広がる。
梶取崎(かんどりざき)の奇跡。
那智勝浦「ギャラリー遊空間」での、
【熊野桜音詣】前夜祭。
新鮮なまぐろの刺身がテーブルに並ぶ打ち上げを終え、一歩外に出てみると、
そこにはDNAの片隅に残る懐かしい記憶を甦らせる様な、国籍不明の港風景が・
現代では失われつつある日本がアジアである事を感じさせる海の風景。
ゆっくりと「万清楼(まんせいろう)」さんの上質の温泉に浸かり、明日に備える。
3月31日
ホテル浦島を望む妖艶な朝日!
海岸域ならではの、トビの群れが舞い立つ。
朝早くにかかわらず港にはくじらのフェリーが待機し、
多くの観光客が行きかい、朝市では干物が並び心なしか今までになく活気を感じる。これも・世界遺産効果?
でも・この素晴らしい熊野のエリアが再び賑やかになる事は、
これからの日本にとっては非常に重要な事なのです。
熊野本宮大社旧社地:大斎原の彩雲
3月30日。
【熊野桜音詣】の初日・那智勝浦に向かう途中で、本宮大斎原(おおゆのはら)に今回の一連の安全祈願と報告をする為に立ち寄りました。
さくらの咲く、本来正面玄関となる音無川を渡り入場。
やはりここにはまだ神さんがおられる感覚。
枝垂桜をメインに咲き乱れる桜・桜・桜。
河原に出ると・
遥か彼方に2日後に奉納演奏の場所「七越峯」を望む。
なんとも言えない特別な感情が湧き上がってくる!
そうこうしていると、おもしろい雲が姿を現し、
これは・もしや・・
帰りがけ、本社殿跡の前より西の森の上空に・
じわじわと現れ始めた彩雲!
少しの時間でしたが、現れては消えを繰り返し
それはその度に場所と姿を変え、
そして・あっと言う間に消えていきました。
こんな素敵な自然現象の出迎えに、
今回のツアーが意味のある事を、再確認させられる。
天は私達の味方!
スサノオノミコト様、今回もまたまたありがとうございます!
どうぞ・よろしくお願い致します。